科学×魔法で世界最強! 〜高校生科学者は異世界魔法を科学で進化させるようです〜

難波一

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第113話 “聖煌遺跡《ゾディアック・ルインズ》”

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首のないカーディスの身体が沈黙する。
静寂が、遺跡の空間に広がった。

その沈黙を破るように、“重力核グラビティ・セル“を通して響く低く落ち着いた声が言葉を紡ぐ。


「……さて、勇者殿。まずは、話をしませんか?」


エリナは即座に反応した。驚きと警戒心に満ちた目で、剣に手をかける。

「話?何を……ッ!」

抜刀しようとした瞬間、迅が手を横にかざして制した。

「待て。今こいつと事を構えるのは得策じゃねぇ」

迅の紫紺の瞳が周囲を素早く走査する。
意識を失っている冒険者たち、ノーザリアの兵士たちが無防備に横たわっている。

「ここで戦いを始めたら、気を失ってる連中が巻き添えになりかねないだろ?」

淡々とした言葉だったが、その言葉がエリナを躊躇させる。彼女は歯を噛み締めながら剣を鞘へと戻した。

「……それは、そうですが……!」

それでも、彼女の目にはアークへの怒りが宿っている。

「何より、今のコイツは本体じゃねぇ。戦ってもハイリスク・ノーリターンすぎだろ。」

「………。」

アークは、どこか愉快そうな声で言う。

「ご理解いただけて何よりです。私は戦うためにここにいるのではありません。ただ、貴方と少し話がしたいだけです」

迅は腕を組みながらアークをじっと見つめた。

「……俺に情報を流すメリットは何だ?」

戦場で敵に情報を渡すなど、普通ならあり得ない行動だ。
迅がそう問いかけるのは当然だった。


「その質問に答える前に、まずは、この遺跡…
──“聖煌遺跡ゾディアック・ルインズ”についてお話ししましょう」


アークの声には抑揚がない。
それでいて、確実に迅の興味を引きつける響きを持っていた。

迅は一瞬だけ考え、そして、肩をすくめた。


「……話を聞くだけならタダだしな。聞かせてもらうか」


「……この世界には、十二の“神代の遺跡”が存在しています」


アークの口から語られる言葉に、迅は静かに耳を傾けた。


「それらは“聖煌遺跡《ゾディアック・ルインズ》”と呼ばれ、それぞれに“神代の遺産”が封じられています」


「……聞いたことがねぇな」

迅は呟いた。王宮の書物をほぼ全て読破した迅ですら、その名称は初耳だった。

「当然です。人間たちの歴史の中で、それを知る者はごく一部の王族や特定の学者のみ。そして、魔王軍の高位幹部に限られています」

迅の表情がわずかに引き締まる。

ここまで機密度の高い情報を、あえて敵である自分に話す理由は何なのか。


「“聖煌遺跡”には、二種類の遺産が封じられています」


アークの声が、ゆっくりと続く。

「一つは—— “大陽六宮《たいようりっきゅう》” 。創造を司る六つの遺産」

「もう一つは—— “大陰六宮《たいいんりっきゅう》” 。破壊を司る六つの遺産」

エリナが息を呑んだ。


「創造と……破壊……?」


迅は腕を組みながら、アークの言葉を咀嚼する。


「お前が言う“遺産”ってのは、具体的に何なんだ?」


「……それは、まだ私にも全容は分かっていません。しかし、一つだけ確かなことがあります」


アークの声は冷静で、しかし確信に満ちていた。


「“聖煌遺跡”に眠る遺産は、世界の在り方そのものを変える力を持っています」


遺跡に眠る“神代の遺産”。

それは単なる歴史的遺物ではなく、 世界を左右する力 を秘めたもの——。

迅はじっとアークを見つめながら、わずかに唇の端を持ち上げた。

「……興味深い話だな」

一方、エリナはまだ完全には納得できていない様子だった。

「それほどの遺産があるなら……何故、今まで誰も手出ししなかったのですか?」

彼女の問いに、アークの声はすぐに答えた。

「まず一つは、その存在を知る者自体が少ないという事……。」

首の無い カーディスの身体から、無機質な声が続ける。

「そしてもう一つは、強い封印が施され、誰も触れることができなかったという事です。」

「誰も……?」

「しかし、最近になって急激に封印が弱まり始めました」

その言葉に、迅の目が鋭くなる。

「……つまり、お前も遺跡にアプローチ出来るようになったのは最近の話、ってことか?」

「その通りです。そして奇妙なことに……」

アークは、そこで一拍置いて続けた。

「封印が弱まり始めたのは—— 貴方が召喚されたのと、ほぼ同じ時期なのです 」

遺跡の封印が解けた時期と、迅が召喚された時期が重なる。

それは単なる偶然か?
それとも、迅が異世界に来たことと何か関係があるのか?

沈黙が落ちる。

迅は考え込むように眉間に指を当て、静かに呟いた。

「……なるほどな」

アークの言葉が真実なら、自分がこの世界に呼ばれたことは単なる偶然ではないかもしれない。

そして、魔王軍もまた、“聖煌遺跡”の封印を解こうと動いている——。

迅の脳裏に、一つの選択が突きつけられようとしていた。


聖煌遺跡ゾディアック・ルインズ”——
その封印が、 自分が召喚された時期と重なるように解かれ始めた。


単なる偶然なのか、それとも何か必然があるのか——。

そんな迅の沈黙を、アークの淡々とした声が破った。

「そして今、魔王軍はこの封印が緩んだ遺跡を狙っています」

迅の視線が鋭くなる。

「……つまり、魔王軍の目的は、“聖煌遺跡”に眠る遺産ってことか?」

「その通りです。魔王軍の上層部は“聖煌遺跡”の遺産を 魔王陛下の覇業の礎とする ことを目論んでいます」

エリナが息を呑む。

「そんなもの……悪用されたら、一体どうなるというのです……!?」

アークはわずかに沈黙を挟み、静かに言った。

「“大陰六宮”の遺産を全て手に入れば、 世界を滅ぼす事も容易いでしょう」

「……っ!」

エリナの顔が強張る。

彼女は戦士だ。
数多の戦場を渡り歩き、数多の強敵と刃を交えてきた。

しかし、そんな彼女ですら “世界を滅ぼす”という言葉の重み には、寒気を覚えずにはいられなかった。

迅はアークの言葉を咀嚼しながら、腕を組む。

「……それが本当なら、お前は何で俺にそれを教える?」

アークは、静かに言葉を継ぐ。


「私の目的は、“魔王軍の勝利”ではありません」


「……!?……そんな事、言っちまっていいのかよ?」


「私は “聖煌遺跡”に関する真実を知りたい のです」


アークの声音は淡々としていた。
しかし、その奥底には、確かに 探究心 のようなものが感じられた。

「そのためには、貴方が動いてくれるのが最も合理的です」

迅は鼻を鳴らす。

「要するに、俺を利用する気満々ってわけか」

アークはわずかに口元を歪める。

「お互い様ではありませんか?」

「……なるほどな」

迅は口元に手を当て、しばし思案する。

“聖煌遺跡”の封印が解かれつつあり、魔王軍がそれを狙っている——。
もし、その遺産が魔王軍の手に渡れば、取り返しのつかないことになる可能性が高い。

「……俺がどう動くかはまだ決めてねぇが」

迅は紫紺の瞳でアークを射抜くように見据えた。

「お前の情報は、確かに興味深い」

アークは静かに頷いた。

「ならば、次にお話しするのは “聖煌遺跡”の封印の仕組み についてです」


 ◇◆◇



アークの言葉に、迅は眉をひそめた。

「……封印を解く方法が二種類?」

「ええ」

首の無い身体で、アークは静かに頷いた。

「“聖煌遺跡”の封印は、 『魔力適合者の魔力』 か 『魔力不適合者の記憶』 のどちらかを代償にして解除されます」

エリナは訝しげに眉をひそめる。

「記憶を……代償に?」

「その通りです」

アークは淡々と続ける。

「この遺跡の封印は、 蓄積された魔力か、対象の記憶を“代謝”することで解除される仕組み になっています。
 魔力の強い者が膨大な魔力を注ぎ込めば、それだけで封印が解ける。
 しかし、もう一つの方法として…… 魔力のない者の“記憶”を封じ込め、エネルギーへと変換する ことで、封印の解除を進めることが可能なのです」

迅は静かにアークの言葉を咀嚼する。

「……つまり、魔力がない奴でも、その“記憶”がエネルギー源になるってことか」

「ええ」

アークは頷き、淡々とした口調で告げた。

「そこで、 デルヴァ村の村人たちを実験に使わせてもらいました。あの村は魔力不適合者が寄り合い作った村だったので、対照実験のサンプルとしてもってこいでした。 」

「——っ!!」

エリナが息を呑む。

他者を平気で"実験に使った"と言ってのける。
話している相手が"魔王軍"であると、改めて思い知らされた。

迅はその言葉を聞いても、表情を変えずにアークをじっと見つめていた。

「……で、その実験の結果は?」

「 第一層の封印が解除されました 」

アークは静かに答えた。

「……しかし、その時点で この遺跡が“大陰六宮”に属するもの であることが判明しました。
 私が求めるものは“大陽六宮”にあるため、この遺跡の探索は切り捨てたのです」

「……つまり、使い捨てにしたってわけか」

迅の言葉に、アークは 何の悪気も感じさせない 口調で頷く。

「合理的な判断でした」

エリナの拳が震える。

「貴方……人の記憶を奪って、実験に使うだなんて……!!」

「しかし、彼らは死んでいませんよ」

アークはあっさりとした口調で言った。

「魔力を全て抜き取れば死亡しますが、記憶を抜き取る場合、生命の維持には直接関係しません。
 彼らは 短期的な記憶を失っただけ です」

「……それが許されると?」

エリナの目が怒りに燃える。

アークは、それに対して 微かに肩をすくめるだけ だった。

「許されるかどうかは、私の関心の範囲外です」

迅はそのやり取りを黙って見つめていた。

魔力適合者の魔力か、魔力不適合者の記憶か——。
それが封印解除の鍵になるのなら…… 他の遺跡でも同じことが起こる可能性がある。

アークは再び、静かな声で言った。

「さて、話の続きをしましょうか」


 ◇◆◇


「単刀直入に言いましょう。」


アークの声が、遺跡の静寂を切り裂くように響く。


「——貴方が元の世界に戻る手がかりも、“聖煌遺跡ゾディアック・ルインズ”にあります」


その言葉が放たれた瞬間、エリナは驚いたように迅を見た。
迅自身も、一瞬だけ目を細めたが、すぐに無表情へと戻る。


「……随分と大盤振る舞いじゃねぇか」


アークは静かに微笑む。


「私は事実を述べているだけです。
この世界には “世界を渡る手段”が存在する 。
その可能性が高いのが“大陽六宮”に眠る遺産の一つ
—— “世界を渡る天秤” です」


「“世界を渡る天秤”……?」


迅はその名を頭の中で反芻する。

「貴方がこの世界に召喚された時、 何か異変を感じませんでしたか? 」

アークの問いかけに、迅は無意識に拳を握る。

——異変。

あの時、突如として起きた召喚。
世界が歪み、意識が引き裂かれるような感覚——。

「貴方が召喚された直後に、この遺跡の封印が緩んだのです」


アークは続ける。


「これは単なる偶然でしょうか? それとも…… “勇者”の存在そのものが、封印に影響を及ぼしていると考えるべきでしょうか? 」

迅は目を伏せ、短く息を吐いた。


「……言いたいことは分かった。
 つまり、俺がこの世界に来たのと、この遺跡——いや、“聖煌遺跡《ゾディアック・ルインズ》”そのものに何かしらの繋がりがある可能性が高い 、と」


「その通りです。」


アークは肯定する。


「だからこそ、貴方に伝えておくべきだと判断しました。
 貴方が帰る手がかりが、“聖煌遺跡”にある可能性は高い 。
 そして魔王軍は、その遺跡の封印を解こうとしている」

アークの声は淡々と続ける。

「もし、我々魔王軍が先に“世界を渡る天秤”を手にしてしまったら、貴方は果たして元の世界へ帰る事ができるのでしょうか?」

エリナは、迅の横顔を見つめていた。

「……迅様……」

エリナが何かを言いかけた時、迅がゆっくりと口を開いた。


「なぁ、アーク——」


その声音は、静かで、どこか冷たいものだった。


「何でそんなことを俺に教える?」


迅の紫紺の瞳が、冷静な光を宿したままアークを見つめる。

「俺が動くことで、お前に何の得がある?」

アークは穏やかに微笑んだ。

「それは単純な話です」

「……ほう?」

「私は “聖煌遺跡”の真実を知りたい 。
 そして 真実に近づく為の"駒"として、貴方ほど適した存在はいない 」

「……"駒"、ねぇ」

迅は半ば呆れたように口元を歪める。

「それに」

アークの声が、わずかに抑揚を帯びる。

「貴方の“科学”の知見が、この遺跡の解析に有用である可能性が高い、と私は見ています。 」

迅の眉が、僅かに動く。

「恐らく、魔王軍の技術では“聖煌遺跡”の完全な封印解除には至れない。
しかし、 貴方ならば違う 」

アークはゆっくりと言葉を紡ぐ。

「……私は貴方が どこまで真理に辿り着くのか 、興味があるのですよ」

その言葉に、迅は 微かな苛立ち を覚えた。

(……まるで、実験対象を眺める研究者みてぇな口ぶりだな)

だが、今は感情を表に出すべきではない。

「ま、いいさ」

迅は軽く肩をすくめる。

「俺が動こうが動くまいが、どうせお前はお前で好き勝手やるんだろ?」

「当然です」

アークは涼しげに答えた。

「では、貴方はどうしますか?」

迅は短く息を吐き、呟く。

「……俺には選択肢がないみたいだな」

迅は苦笑するように言った。


「聖煌遺跡《ゾディアック・ルインズ》 か……
お前の言葉がどこまで本当か、確かめさせてもらうぜ、アーク」


首の無い身体が、満足そうに頷いた。


「では、またどこかで」


そう言い残し、アークの気配が ふっ と霧散する。

 カーディスの身体が、糸の切れた人形の様に崩れ落ちる。

その場に残されたのは、沈黙と、遺跡の静寂だけだった——。
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