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第148話 カリム vs. 善鬼① ── 剣聖と剣鬼、語らうは刃 ──
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闘技場に張り詰める緊張を裂くように、善鬼が駆けた。
踏み込む動きに一切の溜めはない。風すら追いつけぬ初動。
すれ違うその刹那、善鬼の右手が鞘へと伸びる。
——閃。
「せいっ!」
光が走った。
それは刀ではない。閃光だ。空気を裂き、砂を割る一条の閃きが、カリムに迫る。
だが、応じたカリムの動きもまた——
「……ほう」
ほんの一歩。
いや、半歩もなかった。身体を僅かに捻り、肩を後ろに引いただけ。
善鬼の刃が掠めるように風を切り、カリムの頬をなぞるように通過する。
会場が息を呑む。
続く第二撃。第三撃。善鬼の抜刀術はまるで途切れない連舞だった。
鞘に収めては抜く。音すらも追いつけぬ速度で、銀の軌道が奔る。
しかし——
「"剣聖"さん……」
カリムは、いずれの斬撃も避けていた。
足捌きひとつ、肩の傾きひとつで、紙一重の間合いを読み切り、あらゆる太刀筋を“外す”。
「どこまで見えてはるんや……」
善鬼の眉が跳ねた。
(まるで……斬る前に読まれてるみたいや)
しかし、次の一撃——それは違った。
「ほな、これやったらどうや!」
善鬼が鞘から斬り放ったのは、
絶刀流・一之太刀“不動閃《ふどうせん》”。
踏み込みと同時に重心を落とし、下段から大上段にかけて一閃する。
斬撃の軌道は真横ではなく、斜め下から突き上げる“斜斬”——
この一太刀には、カリムも退かず、腰の剣へと手を伸ばした。
そして——
初めて、音が鳴った。
ギィンッ!!
澄んだ金属音が、戦場を震わせる。
鍔迫り合いではない。
正面からの剣戟でもない。
しかし、確かに二本の刃が交錯した。
「……!」
善鬼の目に、一瞬、驚きが走る。
(今のを……受け止められた!?)
絶刀流の“不動閃”は、構えを崩した相手への殺撃。
斜めからの斬撃に、正確な角度で刃を合わせることは至難の業。
それを、寸分違わず受けた。
「なんで今のが受けられんねん……」
思わず、笑いがこぼれた。
額に一筋の汗が伝い、頬を滑り落ちていく。
「剣が……効かへんわけやない。ちゃんと届いとる。けど、それ以上に——」
善鬼が刀をくるりと回して鞘に収める。
呼吸を整え、一度深く息を吸った。
そして、微かに息を吐いた瞬間——
彼の身体から、風が噴き上がった。
「っ……!」
観客席がざわめく。
見えない力が、波動のように四方へ広がる。
それは“闘気”だった。
剣士の体内に眠る魔力——“闘気”を、全身へと解放する技術。
筋肉の収縮速度が上がり、視神経は加速し、反応速度は跳ね上がる。
そして何より、善鬼の一撃は“質量”を持ち始めた。
「はああああああっ!!」
爆ぜるような気合と共に、善鬼が前方へ突進する。
その姿は、先ほどよりも一段、鋭さを増していた。
——カッ。
地を蹴る音とほぼ同時に、善鬼の斬撃が迸る。
その一太刀は空気を裂き、雷鳴の如く轟いた。
「絶刀流・二之太刀…"招雷《しょうらい》"!!」
カリムは、僅かに眉を動かしたのみで、体勢を崩さずに刃を受ける。
ギィィィィィィィンッ!!
二撃目。三撃目。善鬼の剣速は明らかに速くなっていた。
カリムの防御にも、徐々に限界が近づいているように見えた。
「……っ!」
一瞬の隙間——その一閃が、カリムの頬を掠めた。
鋭い斬撃が、その白い肌を裂き、赤い線が一本、鮮やかに走る。
「……!」
観客が、息を呑む。
だが。
カリムは眉ひとつ動かさず、頬に指を当てて、静かに微笑した。
「……戦場で血を流したのは……いつぶりだろうか」
「……っ、くはっ……」
善鬼が息をつき、額に滲む汗を拭いもせず、笑った。
「はは……強い。けど、防御の技は御立派やけど、それだけじゃ——勝たれへんで!」
刃を振るい、善鬼が言い放つ。
カリムは、しかし眉ひとつ動かさず、静かに答える。
「……私はな、初めて剣を交える相手には、先に思う存分打たせる事にしているのだよ」
「……何やと?」
「剣筋から学ぶこともある。それに……」
そして、ほんのわずか、微笑を浮かべた。
「……すぐに終わってしまっては、つまらんからな」
その一言に、善鬼の目が、ギラリと光った。
「……上等や!」
善鬼が再び“闘気”を解放する。
戦場が風で唸り、砂が舞う。
そして——カリムの身体が、ふわりと動いた。
今度は、攻守が逆転する番だった。
◇◆◇
一瞬。
カリムの脚が砂を鳴らした。
その刹那、善鬼の全身に走ったのは直感というにはあまりに冷徹な“危機”だった。
「──来るかっ!」
踏み込みと同時に閃くのは、一閃の青。
まるで霧を裂くような鋭利さ。水面に一滴の刃を落としたような、凪いだ静寂の中の奔流。
初めて見る──カリムの“斬撃”。
善鬼は反射的に、右腕を引き、身体をひねって回避を選択する。
だが、わずかに遅かった。
「っ──!」
鋼の音が弾ける。善鬼の刀が、カリムの斬撃を弾いたのだ。
その瞬間、視界が反転する。
「な──っ」
受けたはずの手が、しびれていた。
衝撃は、鋼を通じて骨の芯まで響いていた。
「な、なんや……これ……!」
ただの一撃。だが、その“質”が違った。
速さでも、力でもない。
それは“精度”だった。
一点を貫くためだけに構築された、無駄のない軌道。力を入れず、しかし確実に急所へ届く刃。
“見えても、防げない”
それこそが、カリム・ヴェルトールの太刀筋だった。
(なんで……闘気も纏ってへんのに……こんなに重い……!?)
カリムは一切の虚勢なく、静かに構えを戻す。
「……やはり。貴殿の剣筋は、美しいな。だが、惜しむらくは、粗が多い」
「粗……やと……!?」
善鬼の口元に笑みが戻る。だが、それは余裕ではない。
内心の動揺を、無理に押さえつけるような笑み。
「おもろいやん……!」
鍔を持つ手に力がこもる。
「ほんま、ええ腕持っとる! こら、手加減してる場合やあらへん!」
空気が変わった。
善鬼の足元から、まるで地熱のように“気”が立ち上る。
「はっ!」
その一声と共に、彼の全身を“闘気”が包んだ。
赤銅色に揺らめく光の奔流。目に見えぬ炎が、その筋肉を、関節を、筋膜を軋ませながら強化していく。
刹那、善鬼の姿がかき消える。
「── 八之太刀 "神隠《かみかくし》"……!!」
視界から消えた善鬼の殺気が、背後からぶつけられる。
カリムはとっさに剣を掲げた。
鋼がぶつかり合う。
一手、二手、三手──
互いの剣が舞い、地が抉れ、風が吠える。
その中で、善鬼の眼が徐々に変わっていった。
最初は焦り、戸惑い、苛立ち。
だが今、その双眸には、確かに──
「……たまらんな」
口元が、自然とほころぶ。
「せや、こういうのや。こういう戦いや……!」
剣を振るうたび、手応えがある。
カリムは押される素振りもなく、むしろ受けの中に“計算された崩し”を混ぜ始めていた。
構えた瞬間、逆手に取り返される。
先手を取ったつもりが、いつの間にか主導権を奪われている。
だが──
「それでええ! そうでなきゃ、意味がない!!」
善鬼の闘気が爆ぜた。
熱い。息が荒い。汗が滝のように流れる。
だが、そのすべてが“歓喜”に変わっていく。
戦いの中で、剣士としての魂が燃えていた。
これこそ、自分が求めていた“本物”。
“強さ”とは何か、“闘い”とは何か。
カリムという男は、その問いに“答え”をもたらす存在だった。
「カリム・ヴェルトール……!」
名を呼ぶ声に、敬意がこもる。
「あんたみたいな奴に会えるとはな……来てよかったわ、西の果てまで!」
カリムは一言だけ、穏やかに返す。
「……こちらもだ。東の空より、よくぞ来た」
ふたりの剣士が再び距離を取り、呼吸を整える。
だがそれは、次の一閃をより鮮烈にするための、わずかな静寂。
剣と剣が語り合う。
そして、互いの魂が応える。
闘いは、これからが“本番”だった。
踏み込む動きに一切の溜めはない。風すら追いつけぬ初動。
すれ違うその刹那、善鬼の右手が鞘へと伸びる。
——閃。
「せいっ!」
光が走った。
それは刀ではない。閃光だ。空気を裂き、砂を割る一条の閃きが、カリムに迫る。
だが、応じたカリムの動きもまた——
「……ほう」
ほんの一歩。
いや、半歩もなかった。身体を僅かに捻り、肩を後ろに引いただけ。
善鬼の刃が掠めるように風を切り、カリムの頬をなぞるように通過する。
会場が息を呑む。
続く第二撃。第三撃。善鬼の抜刀術はまるで途切れない連舞だった。
鞘に収めては抜く。音すらも追いつけぬ速度で、銀の軌道が奔る。
しかし——
「"剣聖"さん……」
カリムは、いずれの斬撃も避けていた。
足捌きひとつ、肩の傾きひとつで、紙一重の間合いを読み切り、あらゆる太刀筋を“外す”。
「どこまで見えてはるんや……」
善鬼の眉が跳ねた。
(まるで……斬る前に読まれてるみたいや)
しかし、次の一撃——それは違った。
「ほな、これやったらどうや!」
善鬼が鞘から斬り放ったのは、
絶刀流・一之太刀“不動閃《ふどうせん》”。
踏み込みと同時に重心を落とし、下段から大上段にかけて一閃する。
斬撃の軌道は真横ではなく、斜め下から突き上げる“斜斬”——
この一太刀には、カリムも退かず、腰の剣へと手を伸ばした。
そして——
初めて、音が鳴った。
ギィンッ!!
澄んだ金属音が、戦場を震わせる。
鍔迫り合いではない。
正面からの剣戟でもない。
しかし、確かに二本の刃が交錯した。
「……!」
善鬼の目に、一瞬、驚きが走る。
(今のを……受け止められた!?)
絶刀流の“不動閃”は、構えを崩した相手への殺撃。
斜めからの斬撃に、正確な角度で刃を合わせることは至難の業。
それを、寸分違わず受けた。
「なんで今のが受けられんねん……」
思わず、笑いがこぼれた。
額に一筋の汗が伝い、頬を滑り落ちていく。
「剣が……効かへんわけやない。ちゃんと届いとる。けど、それ以上に——」
善鬼が刀をくるりと回して鞘に収める。
呼吸を整え、一度深く息を吸った。
そして、微かに息を吐いた瞬間——
彼の身体から、風が噴き上がった。
「っ……!」
観客席がざわめく。
見えない力が、波動のように四方へ広がる。
それは“闘気”だった。
剣士の体内に眠る魔力——“闘気”を、全身へと解放する技術。
筋肉の収縮速度が上がり、視神経は加速し、反応速度は跳ね上がる。
そして何より、善鬼の一撃は“質量”を持ち始めた。
「はああああああっ!!」
爆ぜるような気合と共に、善鬼が前方へ突進する。
その姿は、先ほどよりも一段、鋭さを増していた。
——カッ。
地を蹴る音とほぼ同時に、善鬼の斬撃が迸る。
その一太刀は空気を裂き、雷鳴の如く轟いた。
「絶刀流・二之太刀…"招雷《しょうらい》"!!」
カリムは、僅かに眉を動かしたのみで、体勢を崩さずに刃を受ける。
ギィィィィィィィンッ!!
二撃目。三撃目。善鬼の剣速は明らかに速くなっていた。
カリムの防御にも、徐々に限界が近づいているように見えた。
「……っ!」
一瞬の隙間——その一閃が、カリムの頬を掠めた。
鋭い斬撃が、その白い肌を裂き、赤い線が一本、鮮やかに走る。
「……!」
観客が、息を呑む。
だが。
カリムは眉ひとつ動かさず、頬に指を当てて、静かに微笑した。
「……戦場で血を流したのは……いつぶりだろうか」
「……っ、くはっ……」
善鬼が息をつき、額に滲む汗を拭いもせず、笑った。
「はは……強い。けど、防御の技は御立派やけど、それだけじゃ——勝たれへんで!」
刃を振るい、善鬼が言い放つ。
カリムは、しかし眉ひとつ動かさず、静かに答える。
「……私はな、初めて剣を交える相手には、先に思う存分打たせる事にしているのだよ」
「……何やと?」
「剣筋から学ぶこともある。それに……」
そして、ほんのわずか、微笑を浮かべた。
「……すぐに終わってしまっては、つまらんからな」
その一言に、善鬼の目が、ギラリと光った。
「……上等や!」
善鬼が再び“闘気”を解放する。
戦場が風で唸り、砂が舞う。
そして——カリムの身体が、ふわりと動いた。
今度は、攻守が逆転する番だった。
◇◆◇
一瞬。
カリムの脚が砂を鳴らした。
その刹那、善鬼の全身に走ったのは直感というにはあまりに冷徹な“危機”だった。
「──来るかっ!」
踏み込みと同時に閃くのは、一閃の青。
まるで霧を裂くような鋭利さ。水面に一滴の刃を落としたような、凪いだ静寂の中の奔流。
初めて見る──カリムの“斬撃”。
善鬼は反射的に、右腕を引き、身体をひねって回避を選択する。
だが、わずかに遅かった。
「っ──!」
鋼の音が弾ける。善鬼の刀が、カリムの斬撃を弾いたのだ。
その瞬間、視界が反転する。
「な──っ」
受けたはずの手が、しびれていた。
衝撃は、鋼を通じて骨の芯まで響いていた。
「な、なんや……これ……!」
ただの一撃。だが、その“質”が違った。
速さでも、力でもない。
それは“精度”だった。
一点を貫くためだけに構築された、無駄のない軌道。力を入れず、しかし確実に急所へ届く刃。
“見えても、防げない”
それこそが、カリム・ヴェルトールの太刀筋だった。
(なんで……闘気も纏ってへんのに……こんなに重い……!?)
カリムは一切の虚勢なく、静かに構えを戻す。
「……やはり。貴殿の剣筋は、美しいな。だが、惜しむらくは、粗が多い」
「粗……やと……!?」
善鬼の口元に笑みが戻る。だが、それは余裕ではない。
内心の動揺を、無理に押さえつけるような笑み。
「おもろいやん……!」
鍔を持つ手に力がこもる。
「ほんま、ええ腕持っとる! こら、手加減してる場合やあらへん!」
空気が変わった。
善鬼の足元から、まるで地熱のように“気”が立ち上る。
「はっ!」
その一声と共に、彼の全身を“闘気”が包んだ。
赤銅色に揺らめく光の奔流。目に見えぬ炎が、その筋肉を、関節を、筋膜を軋ませながら強化していく。
刹那、善鬼の姿がかき消える。
「── 八之太刀 "神隠《かみかくし》"……!!」
視界から消えた善鬼の殺気が、背後からぶつけられる。
カリムはとっさに剣を掲げた。
鋼がぶつかり合う。
一手、二手、三手──
互いの剣が舞い、地が抉れ、風が吠える。
その中で、善鬼の眼が徐々に変わっていった。
最初は焦り、戸惑い、苛立ち。
だが今、その双眸には、確かに──
「……たまらんな」
口元が、自然とほころぶ。
「せや、こういうのや。こういう戦いや……!」
剣を振るうたび、手応えがある。
カリムは押される素振りもなく、むしろ受けの中に“計算された崩し”を混ぜ始めていた。
構えた瞬間、逆手に取り返される。
先手を取ったつもりが、いつの間にか主導権を奪われている。
だが──
「それでええ! そうでなきゃ、意味がない!!」
善鬼の闘気が爆ぜた。
熱い。息が荒い。汗が滝のように流れる。
だが、そのすべてが“歓喜”に変わっていく。
戦いの中で、剣士としての魂が燃えていた。
これこそ、自分が求めていた“本物”。
“強さ”とは何か、“闘い”とは何か。
カリムという男は、その問いに“答え”をもたらす存在だった。
「カリム・ヴェルトール……!」
名を呼ぶ声に、敬意がこもる。
「あんたみたいな奴に会えるとはな……来てよかったわ、西の果てまで!」
カリムは一言だけ、穏やかに返す。
「……こちらもだ。東の空より、よくぞ来た」
ふたりの剣士が再び距離を取り、呼吸を整える。
だがそれは、次の一閃をより鮮烈にするための、わずかな静寂。
剣と剣が語り合う。
そして、互いの魂が応える。
闘いは、これからが“本番”だった。
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