僕が”僕”じゃなかったら

パれっと

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 ―――――結―――――

10話「君への気持ちは、“恋”じゃない。」(56)ー解ー

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 そうして、高校に入学して。


 小春と再会した。



1番最後に会ったときは、

小春は、
色々あって、元気がなかったけど。

また、
昔のように、明るくなっていて。


相変わらず、笑顔のかわいい女の子だった。



再会した後は、

決まった時間に
メッセージのやり取りをしたり。

一緒に出かけたり。

家に遊びに来たりして。


付き合っていたときに、していたことを。


…付き合っていたときに、
することが、できなかったことを、


しているみたいだった。




…やっぱり、

小春といるのは、楽しくて。



やっぱり、


小春は俺の、


 1番 好きな、女の子だ


って、感じた。













 そして、高校に入って。



 あっくんはまた、
 どこか変わったような気がした。





なんだか、

予想外の行動を、とるというか。




まるで、





…俺と、


2人の時間を、つくろうとしているような。




俺と、


触れたがって、いるような。




なんだか、


昔の再現を、しているような。





…離れていた

 距離が


 近付いて、いくような。




そんな感じがして。




それに、




やっぱり



…嬉しくなってしまって。


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