文明トカゲ

ペン牛

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七 怨讐の皹

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 僕がそう聞くと、真奈さんは顔を引きつらせて、
「きっ……嫌い、ってほどでも、なくなった、かな、せんせーは?」
 真奈さんにそう聞かれて、少し考え込む。
「……人混みは苦手だけど、真奈さんと一緒に出かけるのは好きだよ」
 ポスッ、と真奈さんに軽く脇腹を殴られる。ちょっと痛い。
「……せんせーさぁ、そういうこと、誰にでも言ってるでしょ」
「誰にでもは言わないよ」  
「嘘だ。絶対言ってる」
「だって、仲のいい人と出かけるのが楽しいのは当たり前じゃないか」
 ボスッ、と先程よりも強く脇腹を殴られる。結構痛い。
「はぁ、あ~、もう、わかってたよ、わかってたけどさぁ……」
 真奈さんの様子から考えて、どうやら気分を損ねてしまったらしい。一応僕達が今クリスマスデートの最中である以上、これはあまりいいことではないだろう。
「ごめん、気に障ったかな」
「……障った」
 はっきりと宣言されてしまった。これはまずいことになりそうだと身構える。と、
「うん、すっごく気に障ったから、だから、せんせー、ぎゅってしなさい」
(……ぎゅ?)
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