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七 怨讐の皹
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「楽しそうで何よりだよ。そんなに私との再会が嬉しかったのかな?」
佐治さんは無言でキャリーバッグを開けると、中から拳銃――恐らくは玩具の――を取り出し、トカゲの両肘を撃ち抜いた。鉱物が砕け散るような音がしてトカゲの両前腕が千切れる。トカゲの両前腕は左右の手の指が絡まり合ったままテーブルの上にトン、と倒れた。
「ご挨拶だね」
トカゲの表情は変わらず、微笑んだままだった。佐治さんも依然笑っている。
「落胆はしないのかな」
「――落胆? 何に対してよ?」
佐治さんが初めて、目の前のトカゲに対して言葉を放つ。声には確かな喜びがあって、またそれは表面上のものだった。その内側にはあまりにも巨大で強力な怨念の熱が渦巻いている。まるで砂糖でコーティングされたマグマのように。
「まぁこの程度で死んでくれるなら、呆気ないけど確かにありがたかったわね」
「その通りだ。私はこの程度では死にはしない。立っているのも疲れるんじゃないか。席を用意しよう」
トカゲがそう言った途端、トカゲの隣の席に座っていた男性が消えた。佐治さんは無言でトカゲの両目を撃ち抜いた。血は一滴も流れない。撃ち抜かれた両目の穴からはキラキラと煌めく異なる世界の断面のようなものが覗いていた。
佐治さんは無言でキャリーバッグを開けると、中から拳銃――恐らくは玩具の――を取り出し、トカゲの両肘を撃ち抜いた。鉱物が砕け散るような音がしてトカゲの両前腕が千切れる。トカゲの両前腕は左右の手の指が絡まり合ったままテーブルの上にトン、と倒れた。
「ご挨拶だね」
トカゲの表情は変わらず、微笑んだままだった。佐治さんも依然笑っている。
「落胆はしないのかな」
「――落胆? 何に対してよ?」
佐治さんが初めて、目の前のトカゲに対して言葉を放つ。声には確かな喜びがあって、またそれは表面上のものだった。その内側にはあまりにも巨大で強力な怨念の熱が渦巻いている。まるで砂糖でコーティングされたマグマのように。
「まぁこの程度で死んでくれるなら、呆気ないけど確かにありがたかったわね」
「その通りだ。私はこの程度では死にはしない。立っているのも疲れるんじゃないか。席を用意しよう」
トカゲがそう言った途端、トカゲの隣の席に座っていた男性が消えた。佐治さんは無言でトカゲの両目を撃ち抜いた。血は一滴も流れない。撃ち抜かれた両目の穴からはキラキラと煌めく異なる世界の断面のようなものが覗いていた。
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