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出会い
恋 和樹
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驚いた。
いつものように、だれもこないアンティークなベンチでサボっていたら。
なんだか焦り顔の女が走ってきたから
しかもあの女は
いきなり広い道の真ん中で
ボロっと崩れ落ちたし。
なんかほっとけない
そう思って女に近づいた
「そこ邪魔なんだけど」
俺が言うと
あの女は顔を上げた
………っ!!
なんだよこいつ
以外と可愛かった
つーか
一目惚れ
きっと優しいやつなんだ
「だれですか」
…え
なんか違う
俺が思ってたのは
内気に謝ってどいてくれると思ってた。
それが
誰ですかって
俺の質問無視して
逆に質問?
つーかどかねぇし
「1年の多部和樹」
なんか俺から名乗るって癪だな
そんなの初めて思った
「あんたは?」
「1年の侑梨川愛梨」
同い年…
あっ思い出した
自己紹介でなんとなく男子が騒いでた名前だ。
確かに可愛いしわかる
でも、
性格がなんか違うし
イメージと
うんやっぱ違う
「あっそ…で、邪魔」
「多部君授業は?」
また無視かよ
「あんたもだろ」
そういうと侑梨川はムッとした顔で
「私は遅刻して迷っているの!サボりの多部君とは違います!」
って
「威張るとこじゃないだろ」
俺が呆れた顔をしていたら
「あきれないでよ…」
侑梨川が泣きそうな顔をするから
不覚にも助けてやりたいと思ってしまった。
こんなん俺じゃねぇし
いつもならほっとくのに
俺…
これマジで一目惚れ?
「……行くぞ…立て」
「うん」
なんで命令式になったんだろう
素直に言えない
でも、侑梨川が以外と素直で
顔を見られたくなくて教室まで歩き始めた。
「どこいくの?」
「アァ?そんなん教室だろ」
「多部君何組」
お前知らないわけ?
だいたいこいつなんもしらねぇのな。
俺が同じクラスなのも
おまえ俺に興味ないの?
「…………4組」
少しズキッとした
モヤモヤした
でも、
かなり遠回りして教室まで行くんだ。
もっと話していたいから
いつものように、だれもこないアンティークなベンチでサボっていたら。
なんだか焦り顔の女が走ってきたから
しかもあの女は
いきなり広い道の真ん中で
ボロっと崩れ落ちたし。
なんかほっとけない
そう思って女に近づいた
「そこ邪魔なんだけど」
俺が言うと
あの女は顔を上げた
………っ!!
なんだよこいつ
以外と可愛かった
つーか
一目惚れ
きっと優しいやつなんだ
「だれですか」
…え
なんか違う
俺が思ってたのは
内気に謝ってどいてくれると思ってた。
それが
誰ですかって
俺の質問無視して
逆に質問?
つーかどかねぇし
「1年の多部和樹」
なんか俺から名乗るって癪だな
そんなの初めて思った
「あんたは?」
「1年の侑梨川愛梨」
同い年…
あっ思い出した
自己紹介でなんとなく男子が騒いでた名前だ。
確かに可愛いしわかる
でも、
性格がなんか違うし
イメージと
うんやっぱ違う
「あっそ…で、邪魔」
「多部君授業は?」
また無視かよ
「あんたもだろ」
そういうと侑梨川はムッとした顔で
「私は遅刻して迷っているの!サボりの多部君とは違います!」
って
「威張るとこじゃないだろ」
俺が呆れた顔をしていたら
「あきれないでよ…」
侑梨川が泣きそうな顔をするから
不覚にも助けてやりたいと思ってしまった。
こんなん俺じゃねぇし
いつもならほっとくのに
俺…
これマジで一目惚れ?
「……行くぞ…立て」
「うん」
なんで命令式になったんだろう
素直に言えない
でも、侑梨川が以外と素直で
顔を見られたくなくて教室まで歩き始めた。
「どこいくの?」
「アァ?そんなん教室だろ」
「多部君何組」
お前知らないわけ?
だいたいこいつなんもしらねぇのな。
俺が同じクラスなのも
おまえ俺に興味ないの?
「…………4組」
少しズキッとした
モヤモヤした
でも、
かなり遠回りして教室まで行くんだ。
もっと話していたいから
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