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10 誤解と真相
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ようやく熱がぶり返さなくなるまで、さらに一週間かかった。
普通なら、こんなに頻繁に熱が出るはずがないとユファとエレは毎日女の部屋を訪れた。
ユファは感染症や他の病気を疑い、エレは女を男の嫁になる者と思いこみ、甲斐甲斐しく世話をする。
死ぬような状態ではなくなったため、男も夜は部屋を出された。
エレが追い出したのだ。
そのおかげで、女はようやく一人になる時間ができてほっとした。
おかしなものだった。
二年も前なら、皇宮で主の仕打ちに耐えながら一人で過ごす時間が辛かったが、今は安心する。
月明かりの下で、一人静かに時間の過ぎるのを待つ。
こんな静かで穏やかな夜は、一体いつ以来だろう。
まだ生きている自分を、女は不思議に思う。
捨て置いてくれればいいのに、優しすぎる人達に、申し訳なさでいっぱいになる。
優しくされる資格などないのに。
自分が厭わしくて堪らない。
優しさにさえ、耐えられないなんて。
「――」
涙がこぼれた。
このまま夜が明けなければいい。
死ねないなら、永遠にこの夜の中に閉じこもっていたい。
叶わぬことを、今日も願う。
朝が来て、ユファに朝食がすんだら風呂に入るよう言われた。
村から少し離れた医療施設では、数年前に湯脈を掘り起こしたために、いつでも風呂に入れるらしい。
そういえば、身体を拭くときも、髪を洗ってもらうときも、いつもエレはすぐに温かいお湯を運んできていた。
浴場に案内されると、そこは女の部屋と診療部屋の間の少し奥まった場所にあった。
脱衣所で服を脱ぎ、風呂場へ入ると、一人で入るには十分すぎる浴槽と洗い場がある。
久々に身体を洗い、髪を洗い、温かいお湯に身を浸す。
こんな時間にゆっくりと風呂に浸かれるというのもなかった。
あの屋敷にいたときは、準備に時間がかかるので、男達が帰ってくる前にさっと済ますだけで、ゆっくりと風呂に浸かるどころではなかったのだ。
女は湯に浸かる心地よさをすっかり忘れていた。
ここに来て以来、初めて身体を伸ばしたような気がした。
ユファは好きなだけ入っていろと言ってくれたので、甘えて浴槽の縁に項をかけ、力を抜いて目を閉じる。
夜はあんなに泣いていても、不思議なことに朝になれば食事を取り、こうして風呂を堪能している。
げんきんなものだと、自分でも思う。
身体を拭くだけでは落ちなかった汚れとともに、悲しみもつかの間洗い流されたようだ。
そのまま、眠ってしまいそうな心地よさだった。
実際は、少し微睡んでいたのだろう。
どれぐらい経ったのか、突然の下腹の痛みに、女の身体が湯の中でびくりと震え、微睡みから引き戻された。
咄嗟に頭が湯に沈みそうになって、浴槽の縁に掴まる。
「……」
あいている手で下腹を押さえるが、締めつけられるような痛みはだんだんひどくなっていった。
あまりの痛みに、熱い湯に浸かっているのに冷や汗がでる。
なぜこんな痛みが突然――そう思いながら、取りあえず浴槽から出て、ユファを呼ぼうとした。
だが、激痛に立っていることさえできなかった。
そのまま、流し場に倒れ込む。
勢いで、桶が大きな音を立てて転がった。
「リュシア、どうかしたのかい?」
音を聞きつけたのか、脱衣所の扉が開いて、ユファの声がした。
けれど、答えようにも痛みで声が出ない。
下腹を押さえて身を縮まらせ、必死で耐える。
その時、内腿が熱く濡れる感触がした。
突然のその感覚に、痛みを堪えて股の付け根を見ると、太腿を流れる赤い筋が見えてぎょっとした。
血が流れている。
月のものがきたのだ。
「リュシア、入るよ」
浴場の扉のすぐ前でユファの声がした。
女はあまりの痛みに返事もできずに意識を手放した。
「すみません、今までこんなこと、なかったのに」
診療部屋で、女はユファとエレに謝っていた。
先ほどまでの痛みはなんとか治まり、出血も今はない。
風呂場で出血したのはある意味幸運だったのだろう。
でなければ、大量の出血で寝具を汚してしまっただろう。
しかし、こんなにいきなり月のものが来るとは思わなかった。
しかも、あんな腹痛を伴って。
最初は、ユファに流産かと疑われるし、そうでないことを訴えたくても痛みで話せないし、結局産婆のエレが呼ばれてしまうしで、いたたまれなかった。
「ずっときてなかったんです。だから、何の準備もしてなくて」
ユファは万能な医者だが、医者は主に怪我や病気を診ることを生業としているので、妊娠や出産に関わることに関しては、産婆の方がよほど詳しかった。
安堵したように息をつく。
「よかったよ、ただの月のもので」
だが、エレは女の言葉に眉根を寄せた。
「月のものは、いつからなかったんだい?」
「砂漠越えをしていた時からだから――もう八月になるのかしら……」
「なんだって!? 半年以上も!?」
鬼のような形相に、女は慌てて言い訳する。
「いえ、あの、もともとそんなになかったし、ここ二年は、きちんと毎月あるわけでもなかったんです」
「何言ってんだい。もともときちんとなかったのに、今の今までなかったってことは、どんだけ心と身体に負担がかかってたと思うんだい!?」
エレの剣幕に、女は返す言葉を探せない。
「若統領は知ってんのかい?」
驚いて、女は首を横に振る。
「知らないのかい? 月のものがないのに、それで身籠もってないなんて何だってわか――」
エレの言葉が途中で止まる。
「まっとくれ。あたしの勘違いなんだね。あんた、若統領とは床入りしてないんだね」
「……」
あからさまに問われて、女は何と答えていいものかわからず、顔を赤らめたまま俯いてしまった。
「エレ。リュシアは生娘だよ。この子の様子や身体見りゃわかるだろ」
「じゃあ、レノが言ってたのはどういうことだい!? 若統領はこの子にぞっこんで、部屋も一緒で仕事以外片時も離さないって――それじゃあ、一つの部屋で何してたんだい!?」
「何って……眠ってました」
「一つの布団で!?」
「いえ、二つで……離れて」
ユファとエレが呆れたように女を見つめていた。
「若い男女が一つの部屋にいて、することってったら一つだろ。あの若造はホントに男かい?」
「リュシア、あんた、まさか他に好いた男でもいたのかい? 若統領に無理矢理攫われたのかい?」
「ち、違います!」
「だって、あんたは好きで一緒にいるんじゃないんだろ? 若統領についていくことを、あんたが望んだのかい?」
「それは……」
女はユファとエレが納得するような答えを探せなかった。
確かに、自分が望んだことではない。
だが、無理矢理連れ回されたのでもない。
男も、男衆達も、本当に自分には良くしてくれた。
そのことをわかってもらうには、言葉も時間も足りなすぎた。
「半月以上も男達に囲まれて、よく平気だったね」
ユファの呆れた声がする。
反対に、エレの顔は見る見る険しくなる。
「あの馬鹿どもめ。身寄りのない若い娘に何てことを……」
そこへ、扉をたたいて呑気な声がする。
「おふくろぉ、そこにいんのか? 姐さんが部屋にいねえぞ。俺達、見舞いに来たんだ。統領が心配してる」
扉の向こうの息子の声に、エレはぎっ、と鋭い視線を向けて怒鳴る。
「レノ!! 統領と男衆全員、大部屋につれといで!!」
「へ? 何だよ、何かあったんか!?」
「大ありだよ!! つべこべ言わずに全員集めておいで!! すぐ行きな!!」
「わ、わかった!」
慌てた足音が遠ざかる。
数分後、男達が全員集められ、エレが大部屋で説教を始めることになる。
普通なら、こんなに頻繁に熱が出るはずがないとユファとエレは毎日女の部屋を訪れた。
ユファは感染症や他の病気を疑い、エレは女を男の嫁になる者と思いこみ、甲斐甲斐しく世話をする。
死ぬような状態ではなくなったため、男も夜は部屋を出された。
エレが追い出したのだ。
そのおかげで、女はようやく一人になる時間ができてほっとした。
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二年も前なら、皇宮で主の仕打ちに耐えながら一人で過ごす時間が辛かったが、今は安心する。
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まだ生きている自分を、女は不思議に思う。
捨て置いてくれればいいのに、優しすぎる人達に、申し訳なさでいっぱいになる。
優しくされる資格などないのに。
自分が厭わしくて堪らない。
優しさにさえ、耐えられないなんて。
「――」
涙がこぼれた。
このまま夜が明けなければいい。
死ねないなら、永遠にこの夜の中に閉じこもっていたい。
叶わぬことを、今日も願う。
朝が来て、ユファに朝食がすんだら風呂に入るよう言われた。
村から少し離れた医療施設では、数年前に湯脈を掘り起こしたために、いつでも風呂に入れるらしい。
そういえば、身体を拭くときも、髪を洗ってもらうときも、いつもエレはすぐに温かいお湯を運んできていた。
浴場に案内されると、そこは女の部屋と診療部屋の間の少し奥まった場所にあった。
脱衣所で服を脱ぎ、風呂場へ入ると、一人で入るには十分すぎる浴槽と洗い場がある。
久々に身体を洗い、髪を洗い、温かいお湯に身を浸す。
こんな時間にゆっくりと風呂に浸かれるというのもなかった。
あの屋敷にいたときは、準備に時間がかかるので、男達が帰ってくる前にさっと済ますだけで、ゆっくりと風呂に浸かるどころではなかったのだ。
女は湯に浸かる心地よさをすっかり忘れていた。
ここに来て以来、初めて身体を伸ばしたような気がした。
ユファは好きなだけ入っていろと言ってくれたので、甘えて浴槽の縁に項をかけ、力を抜いて目を閉じる。
夜はあんなに泣いていても、不思議なことに朝になれば食事を取り、こうして風呂を堪能している。
げんきんなものだと、自分でも思う。
身体を拭くだけでは落ちなかった汚れとともに、悲しみもつかの間洗い流されたようだ。
そのまま、眠ってしまいそうな心地よさだった。
実際は、少し微睡んでいたのだろう。
どれぐらい経ったのか、突然の下腹の痛みに、女の身体が湯の中でびくりと震え、微睡みから引き戻された。
咄嗟に頭が湯に沈みそうになって、浴槽の縁に掴まる。
「……」
あいている手で下腹を押さえるが、締めつけられるような痛みはだんだんひどくなっていった。
あまりの痛みに、熱い湯に浸かっているのに冷や汗がでる。
なぜこんな痛みが突然――そう思いながら、取りあえず浴槽から出て、ユファを呼ぼうとした。
だが、激痛に立っていることさえできなかった。
そのまま、流し場に倒れ込む。
勢いで、桶が大きな音を立てて転がった。
「リュシア、どうかしたのかい?」
音を聞きつけたのか、脱衣所の扉が開いて、ユファの声がした。
けれど、答えようにも痛みで声が出ない。
下腹を押さえて身を縮まらせ、必死で耐える。
その時、内腿が熱く濡れる感触がした。
突然のその感覚に、痛みを堪えて股の付け根を見ると、太腿を流れる赤い筋が見えてぎょっとした。
血が流れている。
月のものがきたのだ。
「リュシア、入るよ」
浴場の扉のすぐ前でユファの声がした。
女はあまりの痛みに返事もできずに意識を手放した。
「すみません、今までこんなこと、なかったのに」
診療部屋で、女はユファとエレに謝っていた。
先ほどまでの痛みはなんとか治まり、出血も今はない。
風呂場で出血したのはある意味幸運だったのだろう。
でなければ、大量の出血で寝具を汚してしまっただろう。
しかし、こんなにいきなり月のものが来るとは思わなかった。
しかも、あんな腹痛を伴って。
最初は、ユファに流産かと疑われるし、そうでないことを訴えたくても痛みで話せないし、結局産婆のエレが呼ばれてしまうしで、いたたまれなかった。
「ずっときてなかったんです。だから、何の準備もしてなくて」
ユファは万能な医者だが、医者は主に怪我や病気を診ることを生業としているので、妊娠や出産に関わることに関しては、産婆の方がよほど詳しかった。
安堵したように息をつく。
「よかったよ、ただの月のもので」
だが、エレは女の言葉に眉根を寄せた。
「月のものは、いつからなかったんだい?」
「砂漠越えをしていた時からだから――もう八月になるのかしら……」
「なんだって!? 半年以上も!?」
鬼のような形相に、女は慌てて言い訳する。
「いえ、あの、もともとそんなになかったし、ここ二年は、きちんと毎月あるわけでもなかったんです」
「何言ってんだい。もともときちんとなかったのに、今の今までなかったってことは、どんだけ心と身体に負担がかかってたと思うんだい!?」
エレの剣幕に、女は返す言葉を探せない。
「若統領は知ってんのかい?」
驚いて、女は首を横に振る。
「知らないのかい? 月のものがないのに、それで身籠もってないなんて何だってわか――」
エレの言葉が途中で止まる。
「まっとくれ。あたしの勘違いなんだね。あんた、若統領とは床入りしてないんだね」
「……」
あからさまに問われて、女は何と答えていいものかわからず、顔を赤らめたまま俯いてしまった。
「エレ。リュシアは生娘だよ。この子の様子や身体見りゃわかるだろ」
「じゃあ、レノが言ってたのはどういうことだい!? 若統領はこの子にぞっこんで、部屋も一緒で仕事以外片時も離さないって――それじゃあ、一つの部屋で何してたんだい!?」
「何って……眠ってました」
「一つの布団で!?」
「いえ、二つで……離れて」
ユファとエレが呆れたように女を見つめていた。
「若い男女が一つの部屋にいて、することってったら一つだろ。あの若造はホントに男かい?」
「リュシア、あんた、まさか他に好いた男でもいたのかい? 若統領に無理矢理攫われたのかい?」
「ち、違います!」
「だって、あんたは好きで一緒にいるんじゃないんだろ? 若統領についていくことを、あんたが望んだのかい?」
「それは……」
女はユファとエレが納得するような答えを探せなかった。
確かに、自分が望んだことではない。
だが、無理矢理連れ回されたのでもない。
男も、男衆達も、本当に自分には良くしてくれた。
そのことをわかってもらうには、言葉も時間も足りなすぎた。
「半月以上も男達に囲まれて、よく平気だったね」
ユファの呆れた声がする。
反対に、エレの顔は見る見る険しくなる。
「あの馬鹿どもめ。身寄りのない若い娘に何てことを……」
そこへ、扉をたたいて呑気な声がする。
「おふくろぉ、そこにいんのか? 姐さんが部屋にいねえぞ。俺達、見舞いに来たんだ。統領が心配してる」
扉の向こうの息子の声に、エレはぎっ、と鋭い視線を向けて怒鳴る。
「レノ!! 統領と男衆全員、大部屋につれといで!!」
「へ? 何だよ、何かあったんか!?」
「大ありだよ!! つべこべ言わずに全員集めておいで!! すぐ行きな!!」
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