ETERNAL CHILDREN ~永遠の子供達~

ラサ

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03 歪み 

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「シイナ。連絡は受けている。詳しい状況を説明してくれたまえ」
 シイナがその部屋に入るなり、重みのある穏やかな声がかかる。
「説明なら、後でいやというほどご報告します。それよりもカタオカ、すぐに捜索隊を編成してください。一刻も早く、マナを取り戻さなければ」
 カタオカは、椅子に腰掛けたままシイナを見つめていた。五十代の貫禄を備えたこの男は、シイナの焦燥とは裏腹に、落ち着いていた。
「待ちたまえ。そんな大がかりなことを私一人で決めるわけにはいかない。議会を召集しよう。議員にすぐ集まるように言う。二日待ってくれ」
「二日っ!? あなたにはことの重要さがわかっていないのですか!? さらわれたのは、マナなんですよ!? 彼女は、我々人間に残された唯一の女性なんです。彼女を失えば、私達は滅びるだけだというのに、なぜそう悠長に構えているんです」
「無駄に焦ってもよい結果は生まない。マナはさらわれたのだろう? ならば生命の危険は、今のところはないのではないかね。マナの命が目的なら、彼が侵入した時点で実行されているだろう」
「だからといって、この先もマナに危害を加えることがないと、言い切れますか。我々人間は外界の苛酷な環境に耐えられるほど強くはない。マナもそうです。急激な環境の変化に、マナが耐えられるのかもわかりません。一刻も早く救出しないと」
「だが、捜索を開始しようにも、行き先に、見当はあるのかね。外は広い。捜索は日数もかかるだろう」
「指揮なら私がとります」
「いや、それはいかん。君にはドーム内を統括する役目がある。ここには、君は必要不可欠なのだ」
「――」
 悔しいことに、それは事実だった。研究区域の統率だけではなく、シイナは事実上このドームを統率していた。もともとの統率はカタオカが行なっていたのだが、数年前から彼はこのドームの全権を彼女に委ねていたのだ。
「では、今すぐに議会の召集を。急げば明日の朝には議会を開けるはずです。
 あなたは我々の議長です。数少なくとも権限はおありのはずです。今すぐ行使してください」
 言い捨てると、もう用はないといわんばかりの態度で、シイナは部屋を出、足早に進んだ。苛立たしさが足取りをも急がせる。

「議会は召集されることに?」

 前方からかかる声。
 視線を向けると、フジオミが自室扉のすぐ脇の壁に背を預けて立っていた。
「あなたはまた出席しないつもりなの」
「僕には、あえて発言すべきことはないよ。例え時間がかかろうとも、君の望みは通るだろう。そのためだけの議会だ。僕が出る必要はない」
 言いように、シイナは苛立った。自分の行動を揶揄しているようにも聞こえる口調を、彼女は昔から大嫌いだった。

 この世界で一番嫌いな男。

 なぜこんな男がいるのだろう。
 自分がどれだけの義務を背負っているのか、真に理解してもいない。
 ただ己れの快楽のためのみに生きている。
 一番腹立たしいのは、そんな男でも、この世界で一番必要だという事実だ。
 唇を強く噛んで動かないシイナを、フジオミは訝しげに見つめた。
「疲れているようだね。そんなに気を張りつめていると君のほうがまいってしまうよ」
「あなたは何とも思わないの!? さらわれたのは、あなたの〈伴侶〉なのよ!!」
 見当外れな配慮に、シイナは堪え切れずに叫んだ。
 しかし、思いもかけないシイナの怒りに、フジオミは一瞬戸惑いはしたものの、すぐに納得したように肩を竦める。
「愛しいと思うほどには、まだ愛していないからね」
 そんな飄々とした彼の態度が、シイナにはますます腹立たしかった。
「あなたといると苛々する」
 言い捨て、その場を去ろうとするシイナを、フジオミは興味深げに眺めていた。まるで玩具の動きを楽しむかの如く。
 ややあって、シイナの背後に声がかかる。
「じゃあ、僕の性欲の処理は?」
 立ち止まるシイナ。ゆっくりと振り返る。
「マナがまだなら、君が当然相手をしてくれるんだろう? 君の義務だ」
「今がどういう状況かわかってるの!? あなたは――」
「僕は正直な質でね。嘘はつけない」
 悪怯れずに言うフジオミ。
 シイナは叫びだしかけたが、結局それをやめた。あきらめたようにフジオミの脇を通り抜け、彼の部屋に入ると、乱暴に白衣を脱いだ。
「そこまでにしておいてくれよ。僕の楽しみがなくなる」
 フジオミの楽しげな声に、シイナは激しい嫌悪を覚えたが、黙って彼が近づいて来るのを許した。
「半月ぶりだけど、君は、誰かと寝た?」
「くだらないことを。ここの職員はクローンよ。あなたのように性欲があるわけないわ」
「それは結構」
 フジオミは慣れた手つきでシイナの身につけているものを剥いでいく。
 シイナは彼とのセックスが何よりも嫌いだった。
 所詮無駄な行為だとわかっているのに、なぜこの男の欲望はつきないのだろう。
 遥か昔、人類は性交を繁殖のためではなく己れの快楽のために行なっていたという。
 人間だけが、繁殖期を持たずに欲望を脳でコントロールする。それは人類の始祖が直立歩行を始めた進化の過程からだという。
 そしてその時から、人類は地上を支配する征服者としてあらゆる生物の上に立った。
 地上を支配し、その繁栄を極め、もてあましていた人類は、もはや繁殖のための性交を必要としなくなっていたのだろうか。
 自然界では、繁殖のための伴侶を選ぶ権利があるのは雌だ。けれど、人間は違う。人間
は何においても雄――男が権利を優先している。同じ動物でありながらのこの違いは、一体何に起因するのだろう。
 答えは簡単だ。シイナは思う。
 人間は――特に男は、繁殖を重要視しないのだ。だからこそ他の動物と違い、女を軽んじ、奴隷のように扱い、力づくで従わせ、己れの快楽のためのみの性交を続ける。
 やがて人間からは生殖能力が奪われた。
 それと同時に性欲も奪われた。一握りの特別な人間を残して。
 自然に反した形態が、今日のような結果を齎らしたのだとすれば、男性優位の人間社会が滅びの一端を担っているのだと言っても、あながち嘘ではないのかもしれない。
 しかし、繁殖という自然界の掟に反して行なわれる性交の結果がこれだとすれば、人類はなんという重い代償を支払ったのだろうか。
「何を考えてるんだい」
 耳元にささやく声に、シイナは思考を中断される。
 フジオミもまた、今までの男達と同じに愚かな行為を繰り返している。
 それなのに、やはり彼は選ばれた者なのだ。彼の中には昔のままの血が流れている。強い欲望と、命への渇望と、未来への希望が。
 それだけは、認めざるをえない。
「何も――」
 ベッドに押し倒されて、唇が重なる。愛撫する手に、じっとシイナは耐えた。早くこの行為が終わってくれることを。
「――」
 フジオミの手は、身体の奥の、忘れ果てていた記憶を甦らせる。それが、いやだった。
 シイナには、もともと性欲はなかった。
 フジオミの相手をするようになってからも、自分の内に性的な欲望が芽生えることはなかった。
 それ自体に、嫌悪さえ感じていた。
 だが、フジオミは違った。
 彼は正常な男性だったし、性欲を処理する相手が必要だった。
 生殖能力のあるものは同性との性交は禁じられていたので、必然的にシイナが相手にならざるをえなかった。
 彼女はすでに自分に生殖能力がないことを知っていた。
 生殖のない行為は無駄だと彼女は議長であるカタオカに述べたが、却下された。

 それは彼女に与えられた義務であると。

 そうして、シイナはフジオミに抱かれた。
 初めてフジオミと寝た時のことを、シイナはまだ覚えている。
 二人とも、十四歳だった。
 シイナにとってそれは恐怖以外のなにものでもなかった。
 身体を愛撫される嫌悪と、貫かれる苦痛に、彼女は泣き叫んで解放を求めた。
 だが、フジオミは己れの欲望を満たすまで、決して彼女を解放しようとはしなかった。
 そして、彼女は悟ったのだ。

 生殖能力のない、けれど女性体である自分はただ、この男の性欲の処理として扱われるだけなのだと。

 その事実は、彼女の誇りを踏み躙った。
 全てにおいて他より抜きんでていた彼女であったが、子供が産めないということだけで、自分の意にそまぬことを強制され、従い続けなければならないのだ。
 それは、隷属以外のなにものでもない。
 決して対等の人間として扱われることのない怒りが沸き上がる。
 彼女は己が身を呪い、疎んだ。
 だが、それ以降何度フジオミに抱かれても、彼女はただ従順に従った。
 決して泣き叫ぶことはしなかった。
 それこそが、彼女に許された唯一の自尊心であったのだ。


 シイナにとって苦痛としか言えない行為が終わり、彼女はすぐに衣服を身につけた。
 部屋を出ていこうとするシイナに、背後からフジオミが声をかけた。
「質問を、いいかい?」
 シイナが振り返る。
「手短にして」
 その場で聞くつもりだ。
「ユウという少年のあの姿は何だ? 見たこともない容姿だった。奇形か?」
「遺伝病よ。言ったでしょう、ユウは実験体なのよ。失敗した、出来損ない」
「人体実験をしたのか」
 かすかに非難めいたフジオミの口調にも、シイナは動じない。
 人体実験は、過去幾度となく繰り返されてきたことだ。
 それなくして医学の発達などありえなかった。
 それが事実だ。
 シイナは他人が向ける無言の非難を今まで幾度となく感じていたが、特別な感傷はなかった。あるのは、偽善めいた他者の感傷に対する侮蔑だけだ。
 実験対象が、動物から人間に変わっただけだ。
 同じ命を扱うことに変わりはない。
 むしろ彼女にとっては、人間よりは動物の方が、よっぽど守るべき価値があると考えられる。
 同じ動物でありながら、人間は駄目だという考えは、偽善以外のなにものでもない。
 非難されるべき理由がどこにある、この退廃した世界で。
 シイナはかすかに笑んだ。
「ユカは完全な女性体でありながら、子供を産むことはほとんどできなかった。妊娠しても流産や死産で、もう正常な子供は望めないこともわかっていた。だから、あれは最後の実験だったのよ」
 もう十年以上前のことだ。
 ユカなら、フジオミも憶えていた。
 今の自分達より少し年上の美しい女性だった。会うたびに優しく笑いかけてくれた。厳しいことも言ってくれた。それはフジオミの決して理解することのできない母性を、垣間見せるかすかなぬくもりだった。
 フジオミの母は出産の後、我が子に乳を与えることもなく亡くなっている。父もとうになく、彼は物心ついたときから一人だったのだ。
 そういえば、最後に見たあのときも、ユカは身篭もっていた。
 事実上純粋なサカキの血脈は、ユカと彼女の兄であるマサトで絶えていた。
 彼等の両親はいとこ同士だった。
 マサトは時期が合わず、伴侶を迎えることなく死んだ。
 ユカも最後の出産の後、三年ほど経って事故で死んだ。
 だが、それでもフジオミの憶えているかぎり、ユカは幸せそうだった。
 目立ってきたお腹を擦る仕草は美しかった。
 ふと、彼の内に疑問がわきあがる。
 そんな彼女が、我が子を実験に使ってくれなどというものだろうか。
「ユカは、彼女は承諾したのか」
「ええ。むしろ彼女が進んで志願したのだそうよ。この実験の成果が次代の研究に役立つようにとね」
「まさか、同じサカキの、マサトの凍結精子を――」
「そう。ユカの最後の人工受精は近親者のものを使ったの。皮肉だわ。他のどの正常な精子を使っても駄目だったのよ。それなのに、近親者の、実の兄の子供だけが、産まれてきた。もちろん、事前に遺伝子操作はしたわ。
 でも、こんなに著しい結果がでるなんてね。先天性の遺伝病。しかも、生殖能力もないなんて」
 ユカとマサトは極めて正常な強い遺伝子を保有するサカキという家系の子孫だ。シイナとフジオミという家系も、ここの血を少なからずひいている。確かに実験にこれほど最適なものもない。
 繰り返された他との交配によってそれぞれ血こそは薄れたが極めて近いものである。
 薄められては重ねられる婚姻も原因して、ほとんどの血筋は絶えてしまった。
 出生率と平均寿命の低下。
 年老いぬ内に、人々は死を迎える。
 結果として、サカキの家系はユウを残して絶えたことになる。
 フジオミの家系は正常な彼だけを残して絶えた。
 そしてシイナの家系も絶えた。染色体性半陰陽という不妊の彼女を残して。
 その家系の血を継ぐ人間がひとりしか存在しないことによって、彼等は彼等の姓を受け継いだ。すでに名前に意味はなく、血筋をたどる証として。
「待ってくれ。君はユカの最後の子供は、ユウだと言ったな?」
「そうよ」
「じゃあ、マナは、彼女は一体何なんだ?
 僕はずっと、マナがユカの最後の子供なんだと思っていた。だが、彼女は〈サカキ〉じゃない。ユウにそれを継ぐ資格はないのはわかっている。登録を抹消されたんだからね。だが、マナは正常なはずだ。あの二人は双子ではないのか?」
 シイナは首を横に振る。
「マナは今十四よ」
「ユウは」
「十六」
 淀みなく答えるシイナに、フジオミの違和感はつのる。
「待ってくれ、年齢が合わない。マナとユウは双子の兄妹でさえありえない。マナはサカキではないのか?」
「いいえ。マナもサカキよ。ただし、ユウがいてもいなくても、マナはサカキの名を継げない。あの子の子供が継げても、マナ自身には、その資格はないのよ」
「――じゃあ一体、マナは何だ?」
「わからないのも無理ないわね。あなたもマナのことは知らなかったもの」
 そう、それこそが自分の計画だった。
 どんな些細な失敗も許されない、滅びかけた人類を救うべき、長い年月を要する計画。

「マナは――」

 恐ろしい告白がフジオミの耳に届いた。

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