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05 喜びの影
しおりを挟むマナの料理を習うという初めての試みは、驚きの連続ばかりだった。
何しろ、出されたものを食べるだけだったのだから、料理に関する基本的なことさえも知らないのだ。自分が食べていたものが、本当はどんな形をしていたのか、それを知るだけでも、マナには新鮮だった。
覚えることは、もちろんそれだけではない。
材料を切ったり皮を剥くための器具の扱いや、調理のための器具の名称、たくさんありすぎる調味料の使い方、それらの準備や後始末、また食事のためのテーブルセッティングや食器の使い分けなど、きりがないほど学ぶことはたくさんあった。
だが、今度は楽しく料理をすることができた。
朝昼晩と、料理を作るときだけでなく、空いている時間全てを使って、ユウが最初から丁寧に教えてくれたからだ。マナの失敗を怒ることなく、時間をかけて根気強く教え続けた。
そうして、一週間もすると、食事の支度のほとんどは、マナにもできるようになっていた。もちろんユウも一緒に作るが、下ごしらえ程度だ。仕上げはどんなに時間がかかってもマナにやらせてくれる。
マナは朝起きて身支度を整えると、すぐに朝食の準備をする。
テーブルを拭き、食器を並べる。
熱いスープとご飯をよそい、昔ながらの箸で、大皿に持ったおかずを取り分け、つつきあう。
老人とユウと三人で、一日の予定を話し合いながらの食事。
他愛のない会話で、笑い合いながらの食事。
それは、マナの今まで知らなかったもの。学びはしたが、実現することはないと思っていたもの、だった。
ユウは食器を洗いながら、マナはお昼のお弁当にするおにぎりを握りながら、これから登る、廃墟の東にある森の話をしていた。
「ねえ、ユウ。動物は、いるの?」
「ああ。うまくすれば、近くで見れるかもしれないな。見たい?」
「ええ。あ、ユウ、お塩とってちょうだい」
「ん」
「卵は茹でたのを持っていきましょう。それと、飲み物も。お茶がいい?」
「熱いのがいいな」
「ええ。これが終わってからね」
手際よく握ったおにぎりを包むと、マナは手を洗い、お茶の支度に取りかかる。
「お湯は沸騰してからよね。でも、入れるのは少し温度を下げてから」
「ああ」
やかんを火にかけるマナを見ながら、ユウが微笑う。
「マナ、料理も、お茶を入れるのも、俺よりずっと上手くなった」
「ほんと!?」
嬉しそうにマナが笑う。自分の料理や手際を誉めてもらうのはとても気分がよかった。マナはのみこみがはやく、器用だったので、コツをつかめば、ユウに教えられたことも二、三度で、すぐにできるようになってきていた。
今までマナが学んできたのはディスクによる知識ばかりだったから、何かを作ったり、身体を動かして体験することはほとんどなかったのだ。
ドームでも、もちろんすることはたくさんあった。
ディスクによる学習、健康を維持するためのジムでのトレーニング、そして、たくさんの検査。それがマナの義務だった。
空いた時間は読書や娯楽ディスクを観るなどはできたが、それもシイナによって厳選されたものを与えられるだけ。だから、時間というものは、マナに関係なく、ただ緩慢に流れ去っていくだけのものでしかなかった。
ここでの時間は、本当にあっという間に過ぎていく。
今までの生活と違い、不便なことはたくさんあった。それまでマナが当然だと思っていたことは、全て他人の手で整えられていたものだったのだ。
しかし、料理を含め、ここでは生活するために必要なことは全て自分達でしなければならなかった。
マナは初めて自分が着る服を洗濯し、干すことを知った。自分の部屋やトイレ、バスルームを自分で掃除することも知った。畑の草むしりも、水やりも知った。目を楽しませるために、花を摘んで飾ることも知った。風の流れ、雲のかたち、太陽の沈む様子で次の日の天候がわかることも知った。星の位置で、方角がわかることを知った。そして、傍らでそれらを教えてくれる人がいることの喜びを知った。優しい人達と一緒に過ごす幸福を知った。
一日一日が待ち遠しく、愛おしく、マナにはとても貴重だった。
今、マナは自分の意志で全て選び、自分のしたいことをすることができた。
自由。
今初めて、それを実感していた。たくさんの言葉を識っていても、本当の意味で知ることのなかったそれは、マナにとって、紛れもなく幸福だった。
小高い山を登りきり、マナとユウは下の景色を見下ろしていた。もっと西には深緑に覆われた山がそびえている。
「ここからの眺めが、一番綺麗だ」
「ええ。とても綺麗だわ。なんて深い緑なのかしら。なんてあざやかな色なのかしら。山も素敵ね。霞んだ緑が、とても綺麗」
「おじいちゃんが言ってた。あそこは、レイジョウだったんだって」
「レイジョウ?」
「死んだら行くところだって」
「? 死んだらどこにも行けないわ」
当たり前なマナの問いに、ユウはかすかに笑ってしまう。
「あ、今あたしのこと笑ったでしょう」
「うん」
「だって、おかしいわ。死んだら動けないわ。生命活動が終わるってことだもの」
「身体が行くんじゃないからさ」
「身体以外、人間に何があるっていうの?」
「魂」
「たましい?」
「意識さ」
「死ねば意識は失くなるわ。意識が失くなるということが、死ぬってことだもの。違うの?」
「おじいちゃんは、身体が死んでも、意識は死なないって言ってた。身体はかりそめの器で、俺達はみんな、その器に入っているだけなんだって」
「かりそめ?」
「一時的なってことさ。おじいちゃんがよく使う言葉だ」
「そんなの、聞いたことないわ」
「じゃあ、おじいちゃんに教えてもらうといい。おじいちゃんはそういうことにすごく詳しいから」
言い終えると、ユウはまた遠くへと視線を向けた。だが、マナはユウの先程の話を心の中で反復していた。
「でも、綺麗なところへ行くのはいいことだわ。だって、もし淋しくて何もないところへ行くのなら哀しいもの」
「そうだな」
それから二人は、景色を見ながら、昼食を取った。
山は深緑に覆われ、本当にとても美しかった。見下ろす景色も茂る緑に覆われ、青い空の端を切り取る、見渡すかぎりの緑の絨毯のようだ。その中にも、若草色がまばらに点在し、太陽の加減であざやかに瑞々しい色合いを変えた。風に誘われるように、葉ずれの音がする。音も色も、一体となった一つの美だった。
「こんなに綺麗なのに、どうしてドームのみんなは外に出て見ようとしないのかしら」
「昔は、こんなに綺麗じゃなかったからさ」
「どういうこと?」
「廃墟を見ろよ」
言われて、マナは緑の続く中、一画だけ灰色に埋めつくされている廃墟群を見下ろす。四角柱のでこぼこで、アンバランスな建造物は、確かにお世辞でも美しいとは言えなかった。
「昔は、あんなのが本当にたくさんあって、緑なんかほんの少ししかなかったんだってさ。汚い空気が充満してて、水も土も汚れ放題、ゴミで溢れかえってたんだって」
「ゴミ? ゴミって何?」
「必要のないものさ。例えば野菜の皮や残り物のご飯や、そんなものかな」
「え? だって、それは必要なくなんかないわ。だって、畑の肥料になるでしょう?」
「廃墟に住んでた人間は、畑を作らない。他にも、新しいものが欲しくなると、まだ使えるものでもどんどん捨てていくんだって。捨てることが、捨てるほどたくさん物があるってことが、幸せだと思われてた時代があったって。だから、そこでは捨てることは悪いことじゃなかったんだ。そうして、みんなで捨てて捨ててゴミだけがどんどん増えていった。ゴミを捨てるために木を切ったり、山を削ったり、川や海に捨てたりしたって聞いたよ。そんなの、誰も見たいって思わないだろ?」
「捨てるくらいなら最初から作らなければいいのに。でも、ますます変よ。だって、今はこんなに綺麗じゃない」
「ずっとドームの中にいたから、外が綺麗になってたってわかんなかったんじゃないかな。それに、時間が経てばこの風景だって見なれないものになってくる。見なれないものを急に目にしても、いいとは思えない。だから、誰も見なくなったのかも」
「あたしが初めておじいちゃんを見て驚いたみたいに?」
「ああ。でも、マナはもうおじいちゃんを恐いとか思ったりしないだろ?」
「それどころか大好きになったわ」
「そういう気持ちを、きっとみんな持てなかったんだ。だから誰も外に出てこようとしなかったのさ」
哀しそうに、マナは頷いた。
「そうね。こんな綺麗な景色なのに。それを綺麗と感じられないのなら、それはとても悲しいことだわ」
空も雲も太陽も風も木も草も花も、マナにとっては全てが美しかった。
「おじいちゃんの言ったとおりね。世界は、とても美しい色で溢れているわ。空も雲も土も草も花も、みんな美しい色で満ちている。
ねえ、ユウ。あたしがドームの中で見たたくさんのものの中で、これほど美しいと思えるものはなかった。きっと、人間の作るどんな人工物も、自然の成し得る造形には適わないんだわ」
世界は美しい。
それに気づかずにいるのは、とても淋しく、虚しいことだ。
「人間って、あんまりいいことしてなかったのね」
「マナ?」
「だって、おじいちゃんも言ってたわ。この世界では、人間だけが異質なんだって。人間がたくさんいた頃は、世界はとても病んでいた。やがて、この地上から一人も人間がいなくなったとき、そのときこそ、世界は一番美しいだろうって。
あたしたちって、本当はそんなに大事じゃないのよ。この世界にとっては、いなくてもいい存在なんじゃないかしら」
「そうかもな。でも、俺は、マナがいてくれてよかったよ。おじいちゃんがいてくれて幸せだった。マナはどう?」
「もちろん、あたしもよ。ユウとおじいちゃんがいてくれて、とても幸せよ」
「それでいいんじゃないかな」
「え?」
「世界にとって必要じゃなくたって、別にいいんだよ。自分が大事に思える人がいて、その人から大事に思ってもらえれば、それだけで、俺はいいと思うんだ」
「世界にとって、異質でも?」
「世界にとって、異質でも」
「他に何の意味もなくても?」
「他に何の意味もなくても」
マナはユウの答えに戸惑った。
「 よく、わからないわ。だって、そんなこと言った人、誰もいないもの」
「マナ。別に、俺の考えが本当だとか、絶対だってことじゃないんだ。ただ、俺はそう思ってるって、それだけだ。マナが無理にそう思う必要はないんだ。俺もマナも、違う考え方をする。それと同じで、みんなが同じ考えじゃなくてもいいんだよ」
「本当? 本当にそれでいいの?」
「だってマナ、ここにいるのは俺達だけだろ? 他の誰の許しがいるのさ」
「だって――」
ドームの話はしたくなかった。ユウがそれをいやがるのがわかっていたからだ。
「ここはドームじゃないよ」
だが、意外にもユウは笑っていた。
「ユウ?」
「ドームでは許されないことだって、ここにいればそんなの関係ない。ドームにはドームの考えややり方がある。ここでは、ここの考えややり方がある。おじいちゃんはそう言ってくれたよ。俺はおじいちゃんの考え方ややり方が好きだ。だから、好きな方をとる。さ、もう帰ろう」
山を下りきるまで、二人は無言だった。ユウはユウで、マナはマナで、全く別のことを考えていた。次の会話までじっくりと自分の考えを整理してから再び唐突に会話をすることはよくあることだったので、二人は気にもとめていなかった。
「でも、ユウの考え方は、きっと博士は許さないんじゃないかしら」
そして、口火を切ったのは、マナの方だった。
「博士?」
「ええ。あたしを育ててくれた人よ。とても優しくて、素敵なの」
瞬間、ユウの表情が厳しく、険しいものになったことに、マナは気づいた。
「シイナか?」
「ええ、そうよ。どうして知ってるの?」
「シイナ――」
じっと空を睨んで、しばしのち、ユウは低く呟いた。
「あいつは、人殺しだ――」
その言葉に、マナは驚く。
「どういうこと? 博士が、誰を殺したっていうの?」
「マナ、俺も三歳まであそこで暮らしてた」
「あそこって、ドームのこと?」
「ああ。そうだ」
「嘘、だって、あたしはユウを見たことないし、そんなこと聞いたことないわ」
「会ったとしても、小さかったし、覚えていないのかもしれない。あいつがマナに教えなかったのは当然だ。自分が殺した子供のことなんか、他人に話す訳がない。でも、俺は忘れない。あいつが俺にしたことを。決して――」
「嘘よ! 博士は優しい人だもの、そんな、恐ろしいことできるわけないわ!!」
「あんたはあの女を知らないんだ」
「じゃあ、ユウは知ってるっていうの? あたしはユウよりもずっと長く博士と一緒にいるのよ。あたしの知ってる博士は、そんなひどいところ一度も見せたことはなかったわ。どうしてそんなこと、信じられるって言うの!?」
次の瞬間、ボタンをひきちぎるようにユウは上衣を剥いだ。
「!?」
膚けた衣服の間から覗く右下腹部には、マナにはわからなかったが銃で撃たれた上に、化膿し、爛れたまま消えなくなった痣が、はっきりと現われていた。
「この傷を見ろ、あいつにやられたんだ。俺はまだ、生まれて三年しか経ってなかった。あいつは俺を外へ連れていった。ドームの外へ。初めて見る外の景色に喜んでた俺を、あいつは後ろから撃った。この傷を見ても、嘘だって言えるのか!?」
「――」
反論できなかった。わかるのだ。なぜわかるのかはわからないけれど、ユウの言葉は真実だ。それがわかっているからこそ、信じたくなかった。
大好きなシイナ。
優しくて、綺麗で、何でも知っていて、何でもできる、大好きな彼女がそんな恐ろしいことをするなんて。
他に何も考えられない。
ただ、苦しかった。
「――」
こぼれる涙をとめることはできなかった。
ユウはマナをじっと見つめていた。
「マナは何も知らないんだ。それはマナのせいじゃないけど…」
「――」
ユウはそのまま、一人で廃墟へと戻っていった。
「博士…嘘よね、そうよね…」
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