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極星の旗印2
エピソード2
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「早く、早く知らせなければ……」
「一人でもいい。辿り着くのだ」
そんな声が聞こえてくる。やはりここで正しかった。女は笑みで顔を歪めた。
逃げている人間が見通しの良い整備された街道を行くわけがない。ましてや、彼らは国境を秘密裡に越えられるほどの冒険者達だ。道なき道、更には身を隠しやすい森林を選ぶことなど容易に予想出来た。まあ、逃亡者の位置を正確に捕捉出来たのは、あの子供の並外れた探知魔法のお陰なのだが。
「おやおや、お急ぎでどちらまで?」
女は彼らの前に姿を見せる。森の木々の隙間を抜けた陽の光が彼女を照らした。柔和な顔を笑窪が飾る。腰まで伸びた長い髪は深い紫色だ。黒を基調としたゆったりとした服で、それに反して覗かせる胸元の肌色は透き通るほど白い。
「何者だ!」
冒険者達は脚を止め、各々武器を抜いた。数は五。戦士が三人。狩人が一人。魔法使いが一人。いきなり斬りかからずこちらの素性を聞くか。善人なのか。そうであるならば美学に合う。自分とあの御方との。
「私はただの村娘。ネリア・クレプスクルムと申します。冒険者様方」
ネリアはスカートの裾を軽く持ち上げ、左脚を引き右膝を軽く曲げ礼をした。それを見て戦士三人は剣の切先を下げる。
「村娘? なら早く家へ帰れ。今このヴァルノスは魔族に蹂躙されているのだぞ」
「まあ、怖い。魔族だなんて。辺鄙な村は世の移ろいに疎くて困ります」
「待て。こんな魔力の澱んだ森の深い場所に村だと? よく存続出来るものだな。この地なら魔物の群れに襲われて三日と持たんだろ」
狩人が弓を引き、矢の先をネリアの眉間へ定めた。
「ええ、ええ。その通りでございますね。ここは魔物の巣。優秀な冒険者様でもなければ通り抜けることも叶いません」
「みんな、武器を構えて。こいつ只者じゃない。さっきから刃を向けられても身じろぎ一つしない」
魔法使いが杖を構えて魔法の始動体制に入った。甘く見過ぎたか。もう少しこの下手くそな即興演劇に付き合ってくれると思ったのに。
「少し遊び過ぎだよ、同志ネリア」
その少年は既に魔法使いの背後にいた。文字通り、ふと、現れたのである。彼の魔法だ。黒髪の癖毛で、黒のコートを纏いその隙間から刺繍を施したスーツの上下が覗いていた。まるで千の死地を潜り抜けて来た猛者のような威光を放つ眼をしている。
「な、なんで……」
魔法使いの冒険者が目を見開いていた。その胸から刃が飛び出し血が流れていた。これも彼の魔法だ。倒れる魔法使いへ冒険者達の目が集まる。
「同志シェイド。正面切ってグサリは、私の美学に反するの。だって合理的過ぎるもの。遠回りした末に、不意に、脈絡なく、意表を突いて、死の予感すらなく、不条理に、不合理に、ね?」
突如、狩人の首が跳ね上がって血が吹き出した。転がる頭部、崩れ落ちる胴体。生き残った冒険者達の顔に戦慄が走ると同時に、再びそれぞれの武器を構える。それに相反するように、少年シェイドの表情は微塵も変わらない。その対比にネリアは微笑した。
「女……今のは貴様だな」
「おや、お気付きになられましたか?」
今度は、戦士の一人の五体がバラバラとなって果てた。飛び散る血が残った冒険者二人の脚を震わせた。
「タナトスの抱擁。この刃は、見えず、千変万化いたします」
ネリアは剣の柄を突き出して見せた。漆黒で鍔に幾重にも枝分かれしたような装飾がなされている。彼女の言葉通り、その柄の先にあるはずの刃は見て取ることは出来なかった。
「貴様ぁ!」
残り二人の戦士の体が薄く輝き出した。魔技、魔装か。中々に無駄がなく、それでいて強固だ。
「突き付けられた死に抗おうとするその輝き。それもまた美しい。いいでしょう。応えます。シェイド、お願い」
「偉大なる刹那」
シェイドは右手を空へ掲げた。すると、周囲の空間へ何かが広がっていくのを感じ取った。皮膚をゾリゾリと掻きむしるような感覚だ。
「さあ、死合いましょう」
頬に笑窪を浮かべるネリアへ向けて、戦士二人の鋭い気合いと刃が迫った。二方同時攻撃。その拍子に寸分の違いはない。よく磨き上げられた技だ。受けるのは困難だ。なら躱すしかない。そう相手を動かす為の技だ。想定された動きを引き出し、そこへ本命の二撃目を叩き込む。対人初見殺しの技と言ってもいい。通常ならそれで終わる。そう通常なら。
「影よ」
そう唱え終わるのが先か。ネリアは二人の冒険者の後方数歩離れた場所に立っていた。彼らの目は数瞬宙を彷徨いネリアの姿へ追い付いた。
「ここはシェイドの張った魔法領域。この中で私は息をするように瞬間転移することが出来ます」
「ネリア、悪い癖だよ。今、一瞬で終わらせられたのに」
会話をするネリアとシェイドの間に冒険者達の刃が割り込む。切先にブレがなく鋭い打ち込みだ。絶望的状況なのに自らの中で動揺を殺している。
「素晴らしい……」
ネリアは再び瞬間転移した。彼らの打ち込みが空を斬る音を聴きながら、彼女は戦士二人の死角へ滑り込む。タナトスの抱擁が一人の冒険者の胸を貫いていた。自在に変化するこの剣に死角はない。ネリアの望むものを、ネリアの望む形で斬り裂く。
「化け物め!」
間髪を容れずの空を裂く斬り返しだ。残った一人の戦士の刃がネリアの胸元へ届いていた。卓越した剣技だ。彼だ。彼が特に素晴らしい。きっとこの冒険者パーティのリーダーだろう。もし、生きて帰ることが出来たなら、我らにとって不確定要素になり得る。ならばそれを選び取ってみよう。あの御方なら、光を成す者であるならばそうする。
ネリアは瞬間転移で距離を取った。戦士の刃が空を斬るのが遠くで見えた。
「戦士の御仁。お名前は?」
「奇妙な奴だ。貴様らにとって俺など塵芥も同然。そんな奴の名など聞いてどうする?」
「塵芥などと。皆、大いなるものの一部。その大いなるものは、時として我ら人類から見れば不合理な導きを示すもの。あなたは生きる。その不合理な導きの先を、私は見たいのです」
「イカれている。貴様、大いなるものとやらと自らを同化しているな」
「ええ、ええ。そうです。イカれておりますとも。さあ、名を。教えて頂くまで、あなたの肉を裂きましょう」
ネリアはタナトスの抱擁を構えた。その瞬間、見えぬ刃は戦士の左腕の腱を断ち左眼を抉っていた。そうされても彼は声を上げることなく、奥歯を噛み締めて剣を構え続けていた。
「名を」
「俺の名など耐えるに値しないか……イーゴリだ。奇妙な女、ネリアよ」
奇妙な女。ネリアは笑窪を作りそれを肯定した。
「同志シェイド。イーゴリ殿の記憶へ改竄を」
「分かったよ。僕らの記憶だけ消すんだね」
少年は溜息混じりに言い終えたかと思うと、既にイーゴリの前に立ちその顔面を鷲掴みにしていた。シェイドの掌が鈍く光る。
「虚なる刻印」
シェイドが魔法を施し終え掌を離すと、呆然と立ち尽くすイーゴリがいた。
「脳の記憶領域を急激に弄ったからね。一時的にこうして意識混濁するんだ。で、彼の命は奪わないの?」
「イーゴリ殿の命は彼の運と意志、大いなるものの導きに任せるわ」
「どうしてそんなことを?」
「光を成す者ならこうすると思ってね」
「同志ルドウィクね。君、彼に心酔し過ぎだよ」
「ええ、ええ。心酔どころか崇拝すらしているわ。世が世なら勇者になっていた御方だもの」
「結社の理念に反するね。同志に抱くべきは、皆等しく友愛であるべきさ」
「それは作られたあなた達星の子の持つ忠実さよ。美しいわ。でも、きっとこのあの方へ対する想いも、大いなるものの不合理な導きなの。同志シェイド」
ネリアは満面の笑みに笑窪を輝かせていた。
「……行くよ。僕らの任務はまだ終わっていない」
シェイドは歩き出した。その顔へ一瞬歪みが走った。嫌悪に類する情だろう。この少年にもそんな情があるのか。ネリアはその発見にまた笑窪を深くした。
「一人でもいい。辿り着くのだ」
そんな声が聞こえてくる。やはりここで正しかった。女は笑みで顔を歪めた。
逃げている人間が見通しの良い整備された街道を行くわけがない。ましてや、彼らは国境を秘密裡に越えられるほどの冒険者達だ。道なき道、更には身を隠しやすい森林を選ぶことなど容易に予想出来た。まあ、逃亡者の位置を正確に捕捉出来たのは、あの子供の並外れた探知魔法のお陰なのだが。
「おやおや、お急ぎでどちらまで?」
女は彼らの前に姿を見せる。森の木々の隙間を抜けた陽の光が彼女を照らした。柔和な顔を笑窪が飾る。腰まで伸びた長い髪は深い紫色だ。黒を基調としたゆったりとした服で、それに反して覗かせる胸元の肌色は透き通るほど白い。
「何者だ!」
冒険者達は脚を止め、各々武器を抜いた。数は五。戦士が三人。狩人が一人。魔法使いが一人。いきなり斬りかからずこちらの素性を聞くか。善人なのか。そうであるならば美学に合う。自分とあの御方との。
「私はただの村娘。ネリア・クレプスクルムと申します。冒険者様方」
ネリアはスカートの裾を軽く持ち上げ、左脚を引き右膝を軽く曲げ礼をした。それを見て戦士三人は剣の切先を下げる。
「村娘? なら早く家へ帰れ。今このヴァルノスは魔族に蹂躙されているのだぞ」
「まあ、怖い。魔族だなんて。辺鄙な村は世の移ろいに疎くて困ります」
「待て。こんな魔力の澱んだ森の深い場所に村だと? よく存続出来るものだな。この地なら魔物の群れに襲われて三日と持たんだろ」
狩人が弓を引き、矢の先をネリアの眉間へ定めた。
「ええ、ええ。その通りでございますね。ここは魔物の巣。優秀な冒険者様でもなければ通り抜けることも叶いません」
「みんな、武器を構えて。こいつ只者じゃない。さっきから刃を向けられても身じろぎ一つしない」
魔法使いが杖を構えて魔法の始動体制に入った。甘く見過ぎたか。もう少しこの下手くそな即興演劇に付き合ってくれると思ったのに。
「少し遊び過ぎだよ、同志ネリア」
その少年は既に魔法使いの背後にいた。文字通り、ふと、現れたのである。彼の魔法だ。黒髪の癖毛で、黒のコートを纏いその隙間から刺繍を施したスーツの上下が覗いていた。まるで千の死地を潜り抜けて来た猛者のような威光を放つ眼をしている。
「な、なんで……」
魔法使いの冒険者が目を見開いていた。その胸から刃が飛び出し血が流れていた。これも彼の魔法だ。倒れる魔法使いへ冒険者達の目が集まる。
「同志シェイド。正面切ってグサリは、私の美学に反するの。だって合理的過ぎるもの。遠回りした末に、不意に、脈絡なく、意表を突いて、死の予感すらなく、不条理に、不合理に、ね?」
突如、狩人の首が跳ね上がって血が吹き出した。転がる頭部、崩れ落ちる胴体。生き残った冒険者達の顔に戦慄が走ると同時に、再びそれぞれの武器を構える。それに相反するように、少年シェイドの表情は微塵も変わらない。その対比にネリアは微笑した。
「女……今のは貴様だな」
「おや、お気付きになられましたか?」
今度は、戦士の一人の五体がバラバラとなって果てた。飛び散る血が残った冒険者二人の脚を震わせた。
「タナトスの抱擁。この刃は、見えず、千変万化いたします」
ネリアは剣の柄を突き出して見せた。漆黒で鍔に幾重にも枝分かれしたような装飾がなされている。彼女の言葉通り、その柄の先にあるはずの刃は見て取ることは出来なかった。
「貴様ぁ!」
残り二人の戦士の体が薄く輝き出した。魔技、魔装か。中々に無駄がなく、それでいて強固だ。
「突き付けられた死に抗おうとするその輝き。それもまた美しい。いいでしょう。応えます。シェイド、お願い」
「偉大なる刹那」
シェイドは右手を空へ掲げた。すると、周囲の空間へ何かが広がっていくのを感じ取った。皮膚をゾリゾリと掻きむしるような感覚だ。
「さあ、死合いましょう」
頬に笑窪を浮かべるネリアへ向けて、戦士二人の鋭い気合いと刃が迫った。二方同時攻撃。その拍子に寸分の違いはない。よく磨き上げられた技だ。受けるのは困難だ。なら躱すしかない。そう相手を動かす為の技だ。想定された動きを引き出し、そこへ本命の二撃目を叩き込む。対人初見殺しの技と言ってもいい。通常ならそれで終わる。そう通常なら。
「影よ」
そう唱え終わるのが先か。ネリアは二人の冒険者の後方数歩離れた場所に立っていた。彼らの目は数瞬宙を彷徨いネリアの姿へ追い付いた。
「ここはシェイドの張った魔法領域。この中で私は息をするように瞬間転移することが出来ます」
「ネリア、悪い癖だよ。今、一瞬で終わらせられたのに」
会話をするネリアとシェイドの間に冒険者達の刃が割り込む。切先にブレがなく鋭い打ち込みだ。絶望的状況なのに自らの中で動揺を殺している。
「素晴らしい……」
ネリアは再び瞬間転移した。彼らの打ち込みが空を斬る音を聴きながら、彼女は戦士二人の死角へ滑り込む。タナトスの抱擁が一人の冒険者の胸を貫いていた。自在に変化するこの剣に死角はない。ネリアの望むものを、ネリアの望む形で斬り裂く。
「化け物め!」
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「奇妙な奴だ。貴様らにとって俺など塵芥も同然。そんな奴の名など聞いてどうする?」
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「イカれている。貴様、大いなるものとやらと自らを同化しているな」
「ええ、ええ。そうです。イカれておりますとも。さあ、名を。教えて頂くまで、あなたの肉を裂きましょう」
ネリアはタナトスの抱擁を構えた。その瞬間、見えぬ刃は戦士の左腕の腱を断ち左眼を抉っていた。そうされても彼は声を上げることなく、奥歯を噛み締めて剣を構え続けていた。
「名を」
「俺の名など耐えるに値しないか……イーゴリだ。奇妙な女、ネリアよ」
奇妙な女。ネリアは笑窪を作りそれを肯定した。
「同志シェイド。イーゴリ殿の記憶へ改竄を」
「分かったよ。僕らの記憶だけ消すんだね」
少年は溜息混じりに言い終えたかと思うと、既にイーゴリの前に立ちその顔面を鷲掴みにしていた。シェイドの掌が鈍く光る。
「虚なる刻印」
シェイドが魔法を施し終え掌を離すと、呆然と立ち尽くすイーゴリがいた。
「脳の記憶領域を急激に弄ったからね。一時的にこうして意識混濁するんだ。で、彼の命は奪わないの?」
「イーゴリ殿の命は彼の運と意志、大いなるものの導きに任せるわ」
「どうしてそんなことを?」
「光を成す者ならこうすると思ってね」
「同志ルドウィクね。君、彼に心酔し過ぎだよ」
「ええ、ええ。心酔どころか崇拝すらしているわ。世が世なら勇者になっていた御方だもの」
「結社の理念に反するね。同志に抱くべきは、皆等しく友愛であるべきさ」
「それは作られたあなた達星の子の持つ忠実さよ。美しいわ。でも、きっとこのあの方へ対する想いも、大いなるものの不合理な導きなの。同志シェイド」
ネリアは満面の笑みに笑窪を輝かせていた。
「……行くよ。僕らの任務はまだ終わっていない」
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