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五章
1話
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廻冥の主の姿は歩き鳴らす地響きと共に大きくなり、まっすぐこちらへ近付いて来ていると分かった。
アディとエイラは、地面に杖を突き立てて念じ、森を駆けて立ち止まってまた同じように念じを繰り返していた。そこへ廻冥の主の分体である黒い獣が襲いかかった。まるで、この魔法使いの師弟の意図が分かっているかのようだ。前方を何体かで取り囲んで行手を塞ぎ、後方の死角から攻撃する。明らかにこの行動は妨害だ。
「やっぱ、魔法使い狙って来るよね。精霊ちゃん達! 最初から遠慮しなくていいよ!」
精霊達の動きは素早く統率が取れていた。狩人が弓矢で牽制して黒い獣の動きを止め、そこへ戦士が突撃して蹴散らす。更に魔法使いの魔法で追撃と補助。シンプルなパターンだが、そんなのが大概最も強力だ。歴戦の軍隊のようだ。黒い獣達を圧倒していく。
「あはは、これは俺の出番ないかも」
と俺が呟く矢先だった。影と同化し潜んでいた一体の黒い獣がアディへ向けて忍び寄るのが見えた。スニーキング。あんなことする個体もいるのか。だが、俺から丸見えだ。
「雷砲」
俺は掌を突き出し、水平に雷を放出した。威力は充分。これは捉える。が、俺が甘かった。雷が鳴らす爆音で気付いたのか、黒い獣は身を翻した。外した。そう思った瞬間だった。雷砲の軌道上にシルバーウルフのゼルがいた。
「フン!」
ゼルはその身に雷を受けると、それを黒い獣へ向けて放った。躱す間はない。電撃に身を小刻みに踊らせると、黒の獣は絶命し消え去った。
「今のは……」
ゼルは雷を弾いたように見えた。だけど、そんな力技じゃない。もっと何かある。
「貴様ラ、オニノ親子へノ対抗策ダ。我ハ我ノ特性ヲ活カシ、体表デ自在二雷ノ流レヲ変エラレル魔力操作ヲ体得シタ」
「特性?」
「シルバーウルフの体、特に長い体毛には銀が大量に含まれてる。銀は雷を最も抵抗なく通しやすい物質。魔力で抵抗率を僅かに変えるだけで、雷を体内へ通さず体外へと自在に流れを変えられるのかもしれない」
いつものようにアディが解説と考察をしてくれる。
「すごいな。一瞬で雷の流れを変える。とんでもない魔力操作技術だ。ってことは……ゼルに雷効かないってことじゃん」
「ソノ通リダ」
「そっか。でも、その雷伝導操作使えば敵の意表突ける面白い攻撃出来るかも」
俺の中に閃くアイディアがあった。
「リデルは魔力出力が高い。だから、シンプルに放出する技が活きる。だけど、精密さはあまりなくシンプルな分読まれやすい。そこでゼルが雷の軌道を転換するなどすれば的中率も上がる」
「アディ……俺の頭の中覗いたの?」
「覗かなくても分かる」
「そう……だよね」
単純なアイディアだし、誰もが思い付きそうなことだもんな。
「ナルホドナ。面白ソウダ。試シテミロ。我ガ合ワセテヤル」
「え、うん」
意外だ。俺は、ゼルはもっと堅苦しい奴でこんなアイディア子供騙しだって一蹴すると思ってた。柔軟で話の分かる魔物なのかもしれない。
ゼルが精霊軍団が布く戦線を超えて駆けていく。馬二頭分は優に超える巨体のはずなのに、凄まじい速度だ。俺が魔装・雷式を纏っても追い付けるかどうかだ。彼へ襲いかかる黒い獣も一噛みで千切っている。改めて思う。ゼルは、強い。
「来イ!」
ゼルが俺へ向けて叫ぶ。俺の中に湧き立つものがあった。
「雷砲!」
さっきより魔力出力を上げて雷を放った。面白そう、試したいと言う好奇心が一番だった。だけど、混じり合って湧き立ったこれは、ゼルへの対抗心だ。俺にもあったんだ。こんな感覚。
「オオオン!」
ゼルが雄叫びを上げながら雷砲を受ける。ほぼ同時にその体表から幾筋もの雷が放たれた。拡散だ。何体もの黒い獣が雷撃に貫かれて消えていった。
「そんなことも出来ちゃうんだ……」
なんだろう。素直にすごいって感覚もあるけど、ちょっと悔しい。俺の技をあんなに簡単に捌くなんて。
「うほー、ゼルちゃんすごいね!」
エイラがその様子を遠くから見ていたのか、奇声が聞こえた。
「ソンナモノカ、リデル。天カラ落チル稲妻ハ、コンナモノデハナイゾ」
(生意気な犬め。だが、良い余興だ。困難の前の肩慣らしには丁度いい)
こいつもゼルに触発されたのだろうか。その声と共に、闇神の武者震いが伝わって来た。いつもとは違う。前までのあいつは、俺の魂の底で寝転がってテレビのリモコンでも弄るかのように影響を与えてくる感覚だったが、今は側に立っている。神霊魔法、神威融合の影響か。
「煽るよね。なら乗ってあげようじゃないの」
俺は、双穂槍弐禍喰を手に取り、雷の刃を為した。前に試してみたんだ。この刃からも雷砲は放てる。しかも、出力増幅されてだ。更に、これだ。
「魔装・雷式」
俺の全身を雷が覆う。肉を血を骨を、構成する細胞全てが雷で活性化されていくのが分かる。
「行くよ」
(ああ)
俺は地を蹴り駆けた。同時に、雷で体中を震わせてトップスピードへ達する。体が軽い。闇神の力が俺の身体へ流れ込んでいるんだ。これでも神威融合は発動していない。自動車で例えたらアイドリング状態みたいなもんか。アクセルを全開してみたい。そんな衝動が湧いた。でも、今じゃない。
精霊軍団の攻撃を掻い潜って、黒い獣達が俺へ襲いかかった。おそらくこいつらの習性、脅威度の高いものから排除しようと動いてる。
「白吼」
雷に乗ってジグザグに突進する。魔力出力が高くて魔力操作が下手な俺は、雷に乗っても真っ直ぐ進めない。母ライカ曰く、この技はそんなオニ族向けらしい。複数体の敵中をド派手に斬り進む。黒い獣が弐禍喰の刃で喰い殺されていった。
「双刃雷砲」
連撃だ。俺は弐禍喰の二つの刃から続けざまに雷を放った。ゼルはそれを分かっていたのか? 既にその先へ銀色の巨体がいた。一つ、二つと軽く飛び移るかのように雷撃をいなして黒い獣を貫く軌道へと導く。雷に撃たれた廻冥の主の分体達は次々に滅せられていった。
「こら、子供達! 本体来る前に魔力使い過ぎないようにね!」
エイラの注告が飛んで来た。それを背に、俺達は雷を飛び交わせた。楽しい。不覚なのか、これがオニ族由来の感覚なのか。きっと後者だろうなって思いつつ、俺はエイラの小言を無視し続けた。
アディとエイラは、地面に杖を突き立てて念じ、森を駆けて立ち止まってまた同じように念じを繰り返していた。そこへ廻冥の主の分体である黒い獣が襲いかかった。まるで、この魔法使いの師弟の意図が分かっているかのようだ。前方を何体かで取り囲んで行手を塞ぎ、後方の死角から攻撃する。明らかにこの行動は妨害だ。
「やっぱ、魔法使い狙って来るよね。精霊ちゃん達! 最初から遠慮しなくていいよ!」
精霊達の動きは素早く統率が取れていた。狩人が弓矢で牽制して黒い獣の動きを止め、そこへ戦士が突撃して蹴散らす。更に魔法使いの魔法で追撃と補助。シンプルなパターンだが、そんなのが大概最も強力だ。歴戦の軍隊のようだ。黒い獣達を圧倒していく。
「あはは、これは俺の出番ないかも」
と俺が呟く矢先だった。影と同化し潜んでいた一体の黒い獣がアディへ向けて忍び寄るのが見えた。スニーキング。あんなことする個体もいるのか。だが、俺から丸見えだ。
「雷砲」
俺は掌を突き出し、水平に雷を放出した。威力は充分。これは捉える。が、俺が甘かった。雷が鳴らす爆音で気付いたのか、黒い獣は身を翻した。外した。そう思った瞬間だった。雷砲の軌道上にシルバーウルフのゼルがいた。
「フン!」
ゼルはその身に雷を受けると、それを黒い獣へ向けて放った。躱す間はない。電撃に身を小刻みに踊らせると、黒の獣は絶命し消え去った。
「今のは……」
ゼルは雷を弾いたように見えた。だけど、そんな力技じゃない。もっと何かある。
「貴様ラ、オニノ親子へノ対抗策ダ。我ハ我ノ特性ヲ活カシ、体表デ自在二雷ノ流レヲ変エラレル魔力操作ヲ体得シタ」
「特性?」
「シルバーウルフの体、特に長い体毛には銀が大量に含まれてる。銀は雷を最も抵抗なく通しやすい物質。魔力で抵抗率を僅かに変えるだけで、雷を体内へ通さず体外へと自在に流れを変えられるのかもしれない」
いつものようにアディが解説と考察をしてくれる。
「すごいな。一瞬で雷の流れを変える。とんでもない魔力操作技術だ。ってことは……ゼルに雷効かないってことじゃん」
「ソノ通リダ」
「そっか。でも、その雷伝導操作使えば敵の意表突ける面白い攻撃出来るかも」
俺の中に閃くアイディアがあった。
「リデルは魔力出力が高い。だから、シンプルに放出する技が活きる。だけど、精密さはあまりなくシンプルな分読まれやすい。そこでゼルが雷の軌道を転換するなどすれば的中率も上がる」
「アディ……俺の頭の中覗いたの?」
「覗かなくても分かる」
「そう……だよね」
単純なアイディアだし、誰もが思い付きそうなことだもんな。
「ナルホドナ。面白ソウダ。試シテミロ。我ガ合ワセテヤル」
「え、うん」
意外だ。俺は、ゼルはもっと堅苦しい奴でこんなアイディア子供騙しだって一蹴すると思ってた。柔軟で話の分かる魔物なのかもしれない。
ゼルが精霊軍団が布く戦線を超えて駆けていく。馬二頭分は優に超える巨体のはずなのに、凄まじい速度だ。俺が魔装・雷式を纏っても追い付けるかどうかだ。彼へ襲いかかる黒い獣も一噛みで千切っている。改めて思う。ゼルは、強い。
「来イ!」
ゼルが俺へ向けて叫ぶ。俺の中に湧き立つものがあった。
「雷砲!」
さっきより魔力出力を上げて雷を放った。面白そう、試したいと言う好奇心が一番だった。だけど、混じり合って湧き立ったこれは、ゼルへの対抗心だ。俺にもあったんだ。こんな感覚。
「オオオン!」
ゼルが雄叫びを上げながら雷砲を受ける。ほぼ同時にその体表から幾筋もの雷が放たれた。拡散だ。何体もの黒い獣が雷撃に貫かれて消えていった。
「そんなことも出来ちゃうんだ……」
なんだろう。素直にすごいって感覚もあるけど、ちょっと悔しい。俺の技をあんなに簡単に捌くなんて。
「うほー、ゼルちゃんすごいね!」
エイラがその様子を遠くから見ていたのか、奇声が聞こえた。
「ソンナモノカ、リデル。天カラ落チル稲妻ハ、コンナモノデハナイゾ」
(生意気な犬め。だが、良い余興だ。困難の前の肩慣らしには丁度いい)
こいつもゼルに触発されたのだろうか。その声と共に、闇神の武者震いが伝わって来た。いつもとは違う。前までのあいつは、俺の魂の底で寝転がってテレビのリモコンでも弄るかのように影響を与えてくる感覚だったが、今は側に立っている。神霊魔法、神威融合の影響か。
「煽るよね。なら乗ってあげようじゃないの」
俺は、双穂槍弐禍喰を手に取り、雷の刃を為した。前に試してみたんだ。この刃からも雷砲は放てる。しかも、出力増幅されてだ。更に、これだ。
「魔装・雷式」
俺の全身を雷が覆う。肉を血を骨を、構成する細胞全てが雷で活性化されていくのが分かる。
「行くよ」
(ああ)
俺は地を蹴り駆けた。同時に、雷で体中を震わせてトップスピードへ達する。体が軽い。闇神の力が俺の身体へ流れ込んでいるんだ。これでも神威融合は発動していない。自動車で例えたらアイドリング状態みたいなもんか。アクセルを全開してみたい。そんな衝動が湧いた。でも、今じゃない。
精霊軍団の攻撃を掻い潜って、黒い獣達が俺へ襲いかかった。おそらくこいつらの習性、脅威度の高いものから排除しようと動いてる。
「白吼」
雷に乗ってジグザグに突進する。魔力出力が高くて魔力操作が下手な俺は、雷に乗っても真っ直ぐ進めない。母ライカ曰く、この技はそんなオニ族向けらしい。複数体の敵中をド派手に斬り進む。黒い獣が弐禍喰の刃で喰い殺されていった。
「双刃雷砲」
連撃だ。俺は弐禍喰の二つの刃から続けざまに雷を放った。ゼルはそれを分かっていたのか? 既にその先へ銀色の巨体がいた。一つ、二つと軽く飛び移るかのように雷撃をいなして黒い獣を貫く軌道へと導く。雷に撃たれた廻冥の主の分体達は次々に滅せられていった。
「こら、子供達! 本体来る前に魔力使い過ぎないようにね!」
エイラの注告が飛んで来た。それを背に、俺達は雷を飛び交わせた。楽しい。不覚なのか、これがオニ族由来の感覚なのか。きっと後者だろうなって思いつつ、俺はエイラの小言を無視し続けた。
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