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第六章 こだわれること、夢中になれること。
第三十回 白熱する試合!
しおりを挟む――今まさに、その渦中に於いて、
これでも三十六インチあるけれど……「画面またはモニター狭し」と言える程の迫力ある同キャラ対決。それだけに一歩も譲らない戦いが、繰り広げられていた。
火花散るヨーヨーの激突!
お互いが『JKのヨーヨー使い』を操作する。……イエローキャラは僕、これで三十回目で悉く勝利を繰り返している。それに対しピンクキャラの梨花は、これで三十一回のコンティニューというのか、……負けても負けても、僕に戦いを挑んでくる。
だから……
「梨花じゃ、まだ僕には勝てないよ」
「そんなことないもん!」
それは根気。――梨花の根気……つまり粘りには負けそうだ。双子でありながら、お互いの育った環境は本当に別のものだった。そのためだったのだろうか? きっと趣味が違うように、得意も異なる。例えば此処や、先刻のウメチカ……
さらにその前まで遡ると、そこは梨花のお部屋。僕がお泊りした場所だ。
組立途上や、塗装が施され途中のパーツ。飾られた完成品……など、見渡す限りのプラモデルの数々で、いずれも『バンプラ』と呼ばれるもの。本当によくできている。
――と、それが梨花の得意とするもので、つまりはモデラ―。
だから僕にとっては、梨花が今ゲームに挑戦しているのと同じ感じで……つまり、僕はゲーマーだけど、梨花のようなモデラ―ではない。……まあ、そういうことなの。
「また遊びに来るよ」
そう言って梨花は、新一さんと可奈も一緒に帰って行った。――その一部始終を、エッセイに綴る。何故そうまでして梨花は、僕と一緒に……不得意なゲームをしてくれたのだろう? その意味が理解できそうな時、僕は溢れる涙を止められなくなっていた。
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