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陸
待ちに待った夏
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ずっとこの時を待っていた。
仁淀川町を離れて今日で丸一年。ようやく待ちに待った、あのうだるような暑い夏がやってきた。
最近の夏は本当に溶けてしまうんじゃないかって思うほど暑くて、前までは嫌いだった。けど、今は違う。本当に待っていたんだ。この夏を。一年振りに幸之助や鞍馬に会えるこの夏を!
東京から車に乗り、途中パーキングエリアで休憩を入れながら運転して約10時間。
前の日の夜に出て明け方には高知市内に入れるように計画していたんだけれど、途中で何度か渋滞にはまってしまって、結局市内に入れたのが朝の8時頃だったからちょっと遅かったかなぐらい。
「やこ、虎太郎。高知市内に入ったよ」
助手席で席を倒して眠っていたやこと、後部座席で幅を利かせて眠っていた虎太郎に声をかける。
高知駅前の大通りをはりまや橋方面に入り、高知で有名な日曜市が開かれる大手筋通りの近くにあるホテルを目指して車を走らせた。
今回は前みたいにシーズン真っ盛りに奇跡的にホテルが取れたなんて事は当然なかったから、よさこい祭りが終わった頃を目安に早めにホテルの予約を入れたおかげで、余裕をもって取れた。
廿代町の近くにあるビジネスホテルが格安で泊まれるから節約のために選んでいたんだ。
「もう着いたの? 早いね」
「そりゃ、寝てたら早く感じるかもね」
寝ぼけ眼を擦りながら起き上がった虎太郎は、まだトロンとした目のまま窓の外を見た。やこも同様に小さなあくびを噛み殺しながら、助手席の椅子を起こす。
あやかしの二人は別に車で行く必要なんてないんだろうけど、せっかくだから車での長旅も楽しみたいと二人揃って私に付き合ってくれることになったんだ。結局、運転ができないからただ寝てたりする事が多かったんだけどね。
ビジネスホテルの近くのコインパーキングに車を停めて、簡単な手荷物だけを持って車を降りる。チェックインにはまだ時間が早すぎるから、近くの喫茶店でモーニングを食べようかなと思って。
高知のモーニングは少し変わってる。
前に来た時は気になってたけど結局食べずに終わったから、今回は絶対食べようって決めてたんだ。
「ここでご飯にしよう」
はりまや橋からほど近く、蓮池通り沿いの帯屋町アーケード街の入り口にある喫茶店を指さした。
入り口に置かれているメニューを見ると、一口にモーニングと言っても色々種類があるんだなって思った。
ゆで卵と厚切り食パンのハーフ、サラダとバナナと甘味、ご飯とお味噌汁と選べる飲み物のセットでボリューム満点なのに660円は安い。他にもパンケーキのセットとかホットサンドのセットとか色々ある。
「凄い量ですね……」
隣でやこが目を瞬いた。
「ほんとね。しかもパンとご飯が一緒になってるなんて面白い」
「高知じゃこれが当たり前なんだよ。店によって出てくるものは違うけど、大体どこも和洋折衷になってる。県外から来る人には物珍しさもあるし、高知県民は朝は皆モーニングを食べにくるもんなんだ」
私達が不思議がっていると、後ろから呟いた虎太郎の言葉に振り返る。
「へぇ。詳しいのね」
「そりゃ、僕は四国生まれだし。少し前まではこの辺にも住んでた頃もあるしね」
「少し前って、どれぐらい前なのよ」
「え~っと……40年くらい前かな」
40年……。
まぁ、あやかしで言えば「少し前」の部類に入る年数よね。そんな前だと私まだ産まれてもないし、産まれる予定にもなってない頃だわ。
「虎太郎はモーニング食べた事あるんだ?」
「ないよ」
「そんなに詳しいのに?」
「だって僕、人間には見えないんだから食べられる食べられない以前の話だよ。僕が知ってるのは、昔住まわせてもらっていた人間たちの会話とかで知ったってだけ」
むぅっと頬を膨らませる虎太郎に、私も「そう言えばそうか」と納得するしかなかった。
私はあやかしが見えているから、皆が見えているのが当たり前だといつの間にか思い込み始めていたみたい。
「加奈子殿、そろそろ入りましょう」
「え? あ、うん。そうね」
思いがけずやこが興奮気味なのに少し驚いた。
目をキラキラさせて、まるで子供みたいに期待に満ち満ちているのが丸分かり。
やこもこう言うのは初めてなんだね。って、言うかこんなやこを見るのが初めてで何だか新鮮。
私たちが喫茶店に入ると、朝がまだ早いのに中にはたくさんの人がモーニングを食べに来ているのが見えた。
ほんとだ。皆ここに朝ご飯食べに来るのが当たり前なのね……。
東京じゃ見慣れない光景に私は目を瞬いてしまう。
「二名様でよろしいですか?」
「あ、はい」
「ではこちらのお席にどうぞ」
そう言って通されたのは、広いガラスが目の前にあるカウンター席。眼下には蓮池通があって、はりまや橋を見下ろすことが出来てる。道路の真ん中は路面電車が走っていく姿も見えるし、はりまや橋の近くにある仕掛け時計もここからなら良く見える。
他のテーブル席は一通り埋まってるからカウンターなんだろうけど、高知の市街地が一望出来るなんて最高だわ!
半円型のカウンター席の角に座ると、私は恥ずかしいけど3人分のモーニングを注文した。当然、お店の人は不思議がっていたけど、ここは虎太郎の為にも恥を忍んで「私たちは大食いです」と見せかける。
そうそう、虎太郎は犬の姿で私たちの足元に隠れていた。人に見えないんだから隠れる必要なんて本当はないんだろうけどね。
「ねえやこ、見てあの仕掛け時計。あれって、時間になったらよさこいの音楽に合わせて上下左右から人形とか出て来るやつでしょ?」
「そうみたいですね。時間が来るまではただの四角い時計にしか見えませんけれど……」
「モーニング食べてもチェックインまでまだ時間あるし、その辺ぶらぶらしてみようか。上手く時間が合えば仕掛け時計も見てみようよ」
「えぇ、楽しみです」
本当は仁淀川町まで今すぐ行きたいんだけど、やっぱり長い時間運転してきてちゃんと眠れてないのもあるから、事故をしないためにも今日はゆっくり市内観光をするつもりだった。
前はちょうどよさこい祭りの最中だったのもあって、ゆっくり観光もせずにすぐ仁淀川町に行っちゃったからね。色々見て回れるところは見ておきたいし。
それに今日は日曜日。あえて日曜日に着くようにしたのは、大手筋通りに出る日曜市にも行ってみたかったから。
調べたら、高知では毎週大手筋通りで市場を開いているんだって。
一番規模が大きいのが日曜市だけれど、他にも火曜日、木曜日、金曜日の市があって、漁師町でもある宇佐では宇佐土曜市っていうのもあるらしい。
結構こうしてみると色々イベントがあっちこっちで行われているんだなって思った。
時間があれば、もっとあっちこっち行けたりするんだろうけどな。
「ところで、明日はどのような予定ですか?」
「そうね。とりあえずゆっくり出発するつもりでいるわ。観光も兼ねて下道を走っていくけど、大体2、3時間もあれば着くし」
「そうですか。かしこまりましたわ」
「あ、そうだ。今日の夜は桂浜に行ってみようよ。この間も湘南の海に行ったばっかりだけど、桂浜の海は月の名所なんでしょ? 天気もいいし、きっと綺麗に見えるんだろうなって思って」
よさこいの歌の中にもある桂浜。一回は見ておきたいと思ったんだ。
仁淀川町を離れて今日で丸一年。ようやく待ちに待った、あのうだるような暑い夏がやってきた。
最近の夏は本当に溶けてしまうんじゃないかって思うほど暑くて、前までは嫌いだった。けど、今は違う。本当に待っていたんだ。この夏を。一年振りに幸之助や鞍馬に会えるこの夏を!
東京から車に乗り、途中パーキングエリアで休憩を入れながら運転して約10時間。
前の日の夜に出て明け方には高知市内に入れるように計画していたんだけれど、途中で何度か渋滞にはまってしまって、結局市内に入れたのが朝の8時頃だったからちょっと遅かったかなぐらい。
「やこ、虎太郎。高知市内に入ったよ」
助手席で席を倒して眠っていたやこと、後部座席で幅を利かせて眠っていた虎太郎に声をかける。
高知駅前の大通りをはりまや橋方面に入り、高知で有名な日曜市が開かれる大手筋通りの近くにあるホテルを目指して車を走らせた。
今回は前みたいにシーズン真っ盛りに奇跡的にホテルが取れたなんて事は当然なかったから、よさこい祭りが終わった頃を目安に早めにホテルの予約を入れたおかげで、余裕をもって取れた。
廿代町の近くにあるビジネスホテルが格安で泊まれるから節約のために選んでいたんだ。
「もう着いたの? 早いね」
「そりゃ、寝てたら早く感じるかもね」
寝ぼけ眼を擦りながら起き上がった虎太郎は、まだトロンとした目のまま窓の外を見た。やこも同様に小さなあくびを噛み殺しながら、助手席の椅子を起こす。
あやかしの二人は別に車で行く必要なんてないんだろうけど、せっかくだから車での長旅も楽しみたいと二人揃って私に付き合ってくれることになったんだ。結局、運転ができないからただ寝てたりする事が多かったんだけどね。
ビジネスホテルの近くのコインパーキングに車を停めて、簡単な手荷物だけを持って車を降りる。チェックインにはまだ時間が早すぎるから、近くの喫茶店でモーニングを食べようかなと思って。
高知のモーニングは少し変わってる。
前に来た時は気になってたけど結局食べずに終わったから、今回は絶対食べようって決めてたんだ。
「ここでご飯にしよう」
はりまや橋からほど近く、蓮池通り沿いの帯屋町アーケード街の入り口にある喫茶店を指さした。
入り口に置かれているメニューを見ると、一口にモーニングと言っても色々種類があるんだなって思った。
ゆで卵と厚切り食パンのハーフ、サラダとバナナと甘味、ご飯とお味噌汁と選べる飲み物のセットでボリューム満点なのに660円は安い。他にもパンケーキのセットとかホットサンドのセットとか色々ある。
「凄い量ですね……」
隣でやこが目を瞬いた。
「ほんとね。しかもパンとご飯が一緒になってるなんて面白い」
「高知じゃこれが当たり前なんだよ。店によって出てくるものは違うけど、大体どこも和洋折衷になってる。県外から来る人には物珍しさもあるし、高知県民は朝は皆モーニングを食べにくるもんなんだ」
私達が不思議がっていると、後ろから呟いた虎太郎の言葉に振り返る。
「へぇ。詳しいのね」
「そりゃ、僕は四国生まれだし。少し前まではこの辺にも住んでた頃もあるしね」
「少し前って、どれぐらい前なのよ」
「え~っと……40年くらい前かな」
40年……。
まぁ、あやかしで言えば「少し前」の部類に入る年数よね。そんな前だと私まだ産まれてもないし、産まれる予定にもなってない頃だわ。
「虎太郎はモーニング食べた事あるんだ?」
「ないよ」
「そんなに詳しいのに?」
「だって僕、人間には見えないんだから食べられる食べられない以前の話だよ。僕が知ってるのは、昔住まわせてもらっていた人間たちの会話とかで知ったってだけ」
むぅっと頬を膨らませる虎太郎に、私も「そう言えばそうか」と納得するしかなかった。
私はあやかしが見えているから、皆が見えているのが当たり前だといつの間にか思い込み始めていたみたい。
「加奈子殿、そろそろ入りましょう」
「え? あ、うん。そうね」
思いがけずやこが興奮気味なのに少し驚いた。
目をキラキラさせて、まるで子供みたいに期待に満ち満ちているのが丸分かり。
やこもこう言うのは初めてなんだね。って、言うかこんなやこを見るのが初めてで何だか新鮮。
私たちが喫茶店に入ると、朝がまだ早いのに中にはたくさんの人がモーニングを食べに来ているのが見えた。
ほんとだ。皆ここに朝ご飯食べに来るのが当たり前なのね……。
東京じゃ見慣れない光景に私は目を瞬いてしまう。
「二名様でよろしいですか?」
「あ、はい」
「ではこちらのお席にどうぞ」
そう言って通されたのは、広いガラスが目の前にあるカウンター席。眼下には蓮池通があって、はりまや橋を見下ろすことが出来てる。道路の真ん中は路面電車が走っていく姿も見えるし、はりまや橋の近くにある仕掛け時計もここからなら良く見える。
他のテーブル席は一通り埋まってるからカウンターなんだろうけど、高知の市街地が一望出来るなんて最高だわ!
半円型のカウンター席の角に座ると、私は恥ずかしいけど3人分のモーニングを注文した。当然、お店の人は不思議がっていたけど、ここは虎太郎の為にも恥を忍んで「私たちは大食いです」と見せかける。
そうそう、虎太郎は犬の姿で私たちの足元に隠れていた。人に見えないんだから隠れる必要なんて本当はないんだろうけどね。
「ねえやこ、見てあの仕掛け時計。あれって、時間になったらよさこいの音楽に合わせて上下左右から人形とか出て来るやつでしょ?」
「そうみたいですね。時間が来るまではただの四角い時計にしか見えませんけれど……」
「モーニング食べてもチェックインまでまだ時間あるし、その辺ぶらぶらしてみようか。上手く時間が合えば仕掛け時計も見てみようよ」
「えぇ、楽しみです」
本当は仁淀川町まで今すぐ行きたいんだけど、やっぱり長い時間運転してきてちゃんと眠れてないのもあるから、事故をしないためにも今日はゆっくり市内観光をするつもりだった。
前はちょうどよさこい祭りの最中だったのもあって、ゆっくり観光もせずにすぐ仁淀川町に行っちゃったからね。色々見て回れるところは見ておきたいし。
それに今日は日曜日。あえて日曜日に着くようにしたのは、大手筋通りに出る日曜市にも行ってみたかったから。
調べたら、高知では毎週大手筋通りで市場を開いているんだって。
一番規模が大きいのが日曜市だけれど、他にも火曜日、木曜日、金曜日の市があって、漁師町でもある宇佐では宇佐土曜市っていうのもあるらしい。
結構こうしてみると色々イベントがあっちこっちで行われているんだなって思った。
時間があれば、もっとあっちこっち行けたりするんだろうけどな。
「ところで、明日はどのような予定ですか?」
「そうね。とりあえずゆっくり出発するつもりでいるわ。観光も兼ねて下道を走っていくけど、大体2、3時間もあれば着くし」
「そうですか。かしこまりましたわ」
「あ、そうだ。今日の夜は桂浜に行ってみようよ。この間も湘南の海に行ったばっかりだけど、桂浜の海は月の名所なんでしょ? 天気もいいし、きっと綺麗に見えるんだろうなって思って」
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