きのまま錬金!1から錬金術士めざします!

ワイムムワイ

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BOSS戦

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「ゴーレムを持っていたとはな・・・・・・。面倒な!」

 ムっくんと白虎の攻防は続いていた。
 そして、のびたくんはのっそりのっそり頑張っている。
 ムっくんはその多い手足を生かした素早い動きと、噛み付きによる攻撃で果敢に攻めていた。
 その攻撃すべてを避けられてもいたが、同時に相手に攻撃の隙を与えてもいなかった。

 そして、のびたくんは指先を地面に引っ掛け地面にくっついたままの手首を引き摺るように、ゆっくりとだが確実に進んでいく・・・・・・。

「ミィナ・・・・・・。のびたくん見てると可愛い気もしてくるが、これ大丈夫なのか?」

 ゆっくりとだが、懸命に動く姿をみていると『うんしょっ、うんしょっ』と言ってるようにも見えなくもない。
 ・・・・・・ちょっとかわいいかもしれない。

「えっと~。のびたくんは伸びる子なので、びよーん!って伸びるようにお願いしてみてください」
「ほほう、伸びるようにか。のびたさーん!がんばってー!!」
「違います~!のびたさんです!」

  合ってるじゃないかーーーい!

 すると、のびたくんの手がぐいーーーん!と伸びて白虎の方へ伸びていった。
 不安になる名前だったが、一応ちゃんとした理由があったようだ。

「2体目のゴーレム・・・・・・。早めに方を付けるか」
「ん~?」
「ミィナどうした?」
「えっと~、あの虎さんが小さい玉のようなのをたくさん飛ばした気がして・・・・・・」
「俺には何も見えなかったがな」

  なんだろな。
  嫌な予感がする。

 トラジの嫌な予感は的中している。
 具体的には白虎は手を抜いていたのだ。相手の能力を見定める為に。
 だが、見定めるにはまだ少し早い。なにせ、のびたくんはまだ攻撃を一切していないのだから。
 なら、どうやって見定めたのか?トラジやミィナには知る由もない。

 ミィナ達は錬金術士の戦い方と言うのを知らない素人なのだから・・・・・・。

「なるほどな」

 白虎は動かない。
 それをチャンスと見たのか、ミィナはムっくんに新たに指示を出した。

「ムっくん~!お願い!!」

 動かない白虎にムっくんが体を巻き付かせ白虎を持ち上げて捕らえた。

「よく分からんが、やっちゃえ!のびたさーーーん!!」

 さらにのびたくんもムっくんの上から、ここぞとばかりに2重3重と巻きついていく。
 だが白虎はそれでも余裕そうだった。

「まったく・・・・・・。こんな子供だましなゴーレムをまともに相手にしてたとはな」

 白虎は今までのが茶番であるかのように、その大きな左手でムっくんの体の一部を砕いた。
 するとムっくんはみるみる崩れてしまった。
 続いて、のびたくんの伸びた手を一箇所切り裂くと、裂いた場所から先が崩れ落ち白虎は自由の身となった。

「ムっくん・・・・・・」

 のびたくんは切り裂かれはしたが、切り口からまた手が生えて元気そうだった。だが、ムっくんは崩れ落ち土の山と化していた。
 トラジは理解する。どうやってかは分からないが、ムっくんは一撃でコアと言うべき急所を一撃で壊されたのだと。

「のびたさんがんばって!!ミィナ!ムっくんを悲しんでる場合じゃない!行くぞ!!」

 トラジはもう足止めは無理だと判断し、のびたくんに白虎をとにかく追うよう指示を出し、しーちゃん達を追い駆ける。

「はい!」

 もうゴーレムものびたくんしかなく何が出来るとも思えない状態だったが、それでも無視をするわけにはいかない。
 それが出来るくらいなら最初にしているからだ。

「くそっ!やっぱ早いなあいつ」

 最初に追い越された時から分かっていた事だが、白虎の走る方がずっと速くのびたくんが伸びるよりもトラジ達が走るよりも速い。
 しーちゃんを追うつもりで走っていた筈なのに、トラジ達の視線の先に白虎が入り込んでいた。
 そして、あっさりしーちゃん達の上を飛び越えてそれ以上行かせないとばかりに立ちはだかる。

  やばいやばい!
  すごい嫌な予感がする。
  早く何とかしないとっ!

 トラジとミィナはしーちゃんに向かって、必死に走っているもののまだ距離が100m程あった。
 そして白虎がしーちゃんに一歩踏み出すと、恐れていた事態が起きてしまった。
 あっくんが主人であるしーちゃんの制止を無視し、白虎に単身で戦いを挑んでしまったのだ。

 『主は子猫の時から可愛がってくれた。主と共に成長する日々。大事な宝だ』

  そう言ってたくらい、あいつは主人想いの使い魔だ。
  追い詰められたらあれくらいやるだろうくらい予想はできてた。
  ・・・・・・けど、どう考えてもそれは無謀だろうが!!

 トラジは心の中で、間に合え!間に合え!と連呼し続ける。
 間に合ったとしてもたいした事は出来ないだろう。そう思っても、仲良くなった相手が目の前でいなくなる辛さを知るトラジとミィナは懸命に足を前に進める。
 ウリリの時の様な思いはしたくなかったからだ。

  だが、ほんとに何も手はないのか?

 トラジは自分達の走るペースよりも、やや速く伸びるのびたくんを目の端で捉え観察する。

  手といえばのびたくんだが、・・・・・・凄い伸びてるな。
  宙に浮いてる土の重量が凄い事になってるだろうに。
  到底体を維持できる状態じゃないよな。
  土の体積分を魔力を使って浮かせているからなのか?

 トラジは改めてのびたくんを分析し、何か閃く様な物が頭に浮かんだ。

  ・・・・・・もしかしたらアレが出来るかもしれない。
  俺の考え通りなら、まだ出来る事はあるかもしれない!

「のびたさーん!お願い!!」

 トラジが新たに指示を出すと、のびたくんは斜め上に向かって伸び始めた。
 そして、トラジの想像通りの物が出来上がり、トラジは声を張り上げた。

「あっくん下がれぇぇ!!んでもってぇ、のびたさん!やっちゃえ!!」

 トラジが狙っていたもの、それは元の世界にあった巨大鉄球だ。
 空中でとぐろを巻きながら大きな土の塊を作らせ、それを白虎に向かって上から叩きつける作戦だった。
 長い時間掛けるわけにもいかず、大きさ的には直径1m程の塊にしかなってないが仕方ない。
 だが、たとえ1m程の塊でもだ。それがハンマーのごとく上から自分に向かって叩きつけようとしてきたら・・・・・・。その想像するだけでゾッとするだろう。

  相手に少しでも脅威に感じさせることが出来れば、牽制くらいにはなるはずだ。

 トラジはそう考えていた。

 ドォォンッ!

 何かが爆発したかのような地響きが地面を揺らした。
 だが、その攻撃も白虎にはかすりもしてなかった。

「どこまでも面倒だ!!」

 白虎はそう言うと素早く動き、鉄球もどきの根元を切り裂きしーちゃんに迫った。
 すると、あっくんが主人を守る為に、迷いも無く白虎に向かって飛び出した。

「主に手に手を出すな!!」
「邪魔だっ!!」

 ザクッ!!

 白虎の大きな手、その先の爪があっくんのわき腹を横から切り裂き、あっくんは血を流しながら地面を転がった。

「アーガストォ!!」

 しーちゃんの悲痛な叫びが辺りに響いた。
 しかし、白虎は容赦をしない。

「きゃぁっ!」
「もう大人しくしてろ」

 あっという間にしーちゃんに迫り、大きな前足でしーちゃんを地面に押さえ付け捕らえてしまった。

「そ、そんな・・・・・・。あっくんが・・・・・・。それにしーちゃんが・・・・・・」

 ミィナはその光景に足を止め立ち止まってしまう。
 友達とその使い魔を助ける為に危険を冒してまでここまできた。
 助けようとした友達は捕まり、その使い魔はどくどくと赤い血を流し地面に倒れていた。
 ミィナはもうどうすればいいか分からなくなってしまった。あるいは、もう助けれないと絶望したのかもしれない。
 そんなミィナに、諦めの悪い男であるトラジは声を上げて活を入れる。

「ミィナ!諦めんな!!まだやれる事はある!!」

 ミィナは挫けそうになった自分の両頬をパチンと両手で叩いて顔を上げた。

「はいっ!!」

 トラジはミィナの顔を見て頷き、改めて指示を出した。

「ミィナは首の布を外して、あっくんの傷口を覆うようにして強めに巻き付けるんだ!出血さえ抑えればまだ助かるかもしれない!!」
「わかりました!」

 ミィナはあっくんが転がっている方へ走り、そしてトラジは自分よりもずっと大きい白虎の方を見て思わず唾を飲み込んだ。

  今更だが、やっぱりデケェな・・・・・・。

 手を抜かれていたり、見向きもされなかったさっきまでとは違う。
 白虎に正面から睨まれてトラジは思わず体がビクッとしてしまった。それくらいの迫力を白虎から感じていたのだ。

  俺が直接戦うのはやっぱ無理がある。
  力も速さもあっちが上……。
  それにしーちゃんだって捕まってる。

 怖さから無意識に諦めてしまいそうになるトラジだったが、そう簡単に諦める訳にはいかなかった。

  なに諦めようとしてんだ俺っ!
  何のためにこんなことしてんだよ俺っ!
  ウリリの時の様な事になっていいわけないだろが!!

「のびたさん!頼むっ!!」

 トラジはのびたくんにさっきと同じ指示を出して鉄球もどきを作らせた。
 しーちゃんがいる為に上から叩き付けるわけにはいかないが、横からならぶん回したりはできる。そう考えての事だ。

  しーちゃんを殺さずに捕まえるのがコイツの狙いなら、まだ助け出せる筈だ。
  なんせあの白虎やろうは、しーちゃんを前足で押さえ込んでるから身動きが取れない。

「まだ諦めないのか・・・・・・」
「その子を嫌でも放して貰うからな!!」
「お前も面倒だな・・・・・・」

 白虎は主人の命令でトラジとミィナに手が出せない。
 それを気付かれればそこを突かれてさらに面倒な事になる。そう直感して手荒な手段に出る事を決めた。

「いたあああああぁっ!!」

 突然しーちゃんが泣き叫んだ。
 相当痛かったのだろう、ボロボロと涙を流し泣き叫んでいた。
 ミィナはそんなしーちゃんやトラジの様子を気にしながらも、目の前のあっくんの傷口を押さえるので手一杯だった。

「何をしやがった!!」
「簡単だ。少し爪に力が入っただけだ。・・・・・・言いたい事は分かるな?」

 白虎はわざとらしく、しーちゃんを踏みつけている足でぐりぐりしてみせた。
 しーちゃんの背中側の服が少しだが赤く染まった。

  何が『少し爪に力が入っただけだ』だよ!
  わざとじゃねぇか!!

「てめぇ!それ以上何かしやがったら絶対に許さないからな!!」
「ただの猫ごときに何が出来る?・・・・・・それとも食われたいか?」

 白虎は牙を剥き殺気をトラジにぶつける。
 もちろんただの脅しではあるが、トラジは足が竦みそうになるのを堪える事しかできなかった。

「そのままそこで大人しくしろ。時間の無駄だ」
「その通りだ。元から無駄な足掻きでしかないのを理解して貰おう!」

 トラジ達の背後から白虎の主人と想われる男の声が響き渡り、その男の後ろには兵士達が隊列を組み並んでいた。
 トラジが恐れていた事態だ。白虎とその主が引き連れる兵士達に挟まれる状況になってしまったのだ。
 のびたくんがトラジの横で形を失い崩れて土の山となった。

  くそっ!のびたくんもやられちまったのか!!
  ここまでなのかよ・・・・・・。
  やっぱり、俺達がしてきた事って無駄だったってのか・・・・・・。

 状況は絶望的だ。
 敵に挟まれ救援は望めず、多勢に無勢であっくんは生きるか死ぬかの瀬戸際で、その主人しーちゃんは人質となってしまっている。
 トラジはどうしていいか分からなくなっていた。
 そして、ただ、ただ、震えそうになる足をなんとか堪えることしか出来ない。

「食われたくないな――」
「食わせないわよ」

 その時だった。
 白虎の背後から低くドスの効いた黒猫の声が聞こえた。

「黒猫!おまっ、なんでこんな所にっ!」

 トラジは黒猫が来てくれた事に内心、安心感のような物を感じたものの素直には喜べなかった。
 なんせ国家転覆罪の容疑がかけられているのだから、助けようとすれば共犯にされかねない。
 なによりトラジは黒猫の強さを知らない。

「そこをどいて貰うわよ」

 黒猫はトラジの問いに答えずに、臆する事無く白虎に向かって飛び掛った。
 トラジには黒猫に爪で切り裂かれたあっくんの姿が重なってしまう。
 あっくんと同様に黒猫も見た目は同じ猫だ。普通に考えてその猫と虎では体の大きさが違いすぎるし、どう考えても普通なら猫が虎に勝てっこないのだから重ねてしまうのは当然だった。

「なにっ!!」

 だが、実際に切り裂かれたのは白虎の方だ。
 飛び掛った黒猫はあっくんよりもずっと素早く、白虎に反撃の隙を与えないどころかしーちゃんの上から飛び退かせ、その白虎の肩の毛に赤い染みを作った。

「もう少し深く切り裂けると思ったのだけど・・・・・・。とりあえずトラジよりは危機回避能力は高そうね」
「猫ごときに傷をつけられるとは・・・・・・」
「知らないの?爪のお手入れは雌の基本なのよ?」

 トラジは急いで黒猫に駆け寄った。
 それはもちろんどうしてこんな所に来たのか・・・・・・。いや、来てしまったのかを問う為だった。

「黒猫!助けてくれたのは嬉しいが、なんでこんなとこに・・・・・・」

 黒猫は眉間にしわを寄せムスっとした顔になるが、なんとか元に戻してこめかみをピクピクさせつつトラジの方に顔を向けた。

「ほんとは色々言いたい事はあるのだけど・・・・・・。その話は後にさせてもらうわね。トラジとミィナさんが私やご主人様を頼らなかった理由も分かってはいるしね」
「ならどうして・・・・・・」

 黒猫は「なんでわからないのよっ」と聞き取れない声で言った後、一呼吸してからトラジに答えた。

「先にこれだけは言っておくわ。その子の身柄は正式に組合側で引き取る事になったから大丈夫よ。あと、ご主人様もすぐに来る筈だから安心しなさい」

 トラジにはどういう事か分からなかった。
 国家転覆罪の容疑が掛けられているのに、組合がそこに首を突っ込むなんてそんな真似は普通はしない、というより出来ないはずだ。
 後々の事を考慮すれば。

「「ぐわぁぁ!!」」

 突然の突風に煽られて隊列を組んでいた兵士達が転倒した。
 そしてトラジ達が望めないと思っていた助け舟が現れる。

「思ってたよりも早かったようね。ご主人さ・・・・・・」
「待たせたね!」

 トラジと黒猫は突風で巻き上げられた土煙の壁を突き破り、現れた人物の方を見て微妙な顔をした。

「なぁ黒猫。お前の主人・・・・・・、すげームキムキしてるな・・・・・・」
「あ、アレは違うわよ!!私のご主人様があんなムキムキの犬臭いやつなわけないでしょ!その、ちょっと間違えただけよ!」

  まぁ、それは知ってるけどな。

 そのムキムキの人物は語尾に『ハッハー!』を付ける男だった。
 ただ、トラジ的にはエリィが来てくれる事に期待してた部分があり、言うなれば『SSRに期待してガチャるとがR来たガッカリ感』に似たものを感じてしまった。

「ミィナくんにトラジくん、それにエリュシーくんだったね。ハッハー!みんな大丈夫かい?ハッハー!」

 まさかのトーマスの登場に別の意味で場の緊張感が緩むものの、それで済むはずはない。
 なにせ、兵士達を引き連れてる男はルーベリスタでもトップレベルの国家錬金術士ベナード・グレンディオなのだから。

「どこの誰かは知らないが、全員共犯という事でいいんだな?」

 トーマスはあっくんとしーちゃんの怪我の状態を目視で確認して顔を引き締め、ベーナードの方を向いた。

「私は組合の錬金術士トーマス・ハーイィだ。ハッハー!以後よろしく。ハッハー!それと、この子達は組合が身柄を預かる事になったから、手を引いてくれるかな?ハッハー!」
「・・・・・・組合の錬金術士?組合がこの手の件に関わる筈がないだろう。嘘を言って我々を騙すつもりだろうが無駄だ。邪魔をするなら容赦はしないとお前の使い魔にも言っておけ」
「う、嘘じゃないぞ!ハッハー!あと私の使い魔はミルクが好きでね、ちょっと仕舞い忘れていた犬用ミルクを大丈夫だろうと思ってあげたら、気合が足りずに腹をちょっと壊してて休ませている!ハッハー!」

  気合うんぬんでどうにか出来るかっ!
  犬シロウに同情してしまうわっ!!

「・・・・・・なんだこのふざけた奴は」
「ふざけたつもりは一切ないぞ!ハッハー!」

 トーマスは胸を張って言い切っていた。
 だって事実なんだから仕方ない。

  なんだろ・・・・・・。
  助けに来てくれたのは有難いんだが、やっぱりガッカリ感がするっ!!
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