女神様から同情された結果こうなった

回復師

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学園ロワイヤル編 2日目

1-2-1 女神降臨?降臨じゃなくて降格?

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 長い長い1日が終わり、一夜明けた早朝5時。
 美少女に囲まれていて最初はドキドキして寝れなかったが、いつの間にかぐっすり寝ていたようだ。
 と言うより、いつもよりぐっすり寝れた気がする。

 なんだか良い匂いもするし、暖かくて軟らかい物を抱いている感じがする。
 何だろうと思いそっと布団をめくると女の子がいた……しかも裸の幼女だ。
 良い匂いはこの娘の個人香のようだが、どこかで嗅いだ匂いだ……ってフィリア様!?

「フィリア様! 起きてください! なんで俺の布団に居るのですか!?」
「ふにゃ……すーっ」

「ちょっと! 寝てないで起きてくださいってば!」
「ふにゅ、ん? ここは?」

「フィリア様、おはようございます。起きましたか? なんで俺の布団に居るのですか? しかも裸で」
「龍馬か? そうじゃ! 妾は罰を受けたのじゃった!」

「どういうことです? とりあえずしがみついてないで布団から出てください」

 俺が騒いだため皆がぞろぞろ起きだした。
 そして俺の布団から裸の幼女が這い出してきたのを見た瞬間皆が絶句した。

「いや違うんだよ! 別にどこかから攫ってきたんじゃないからね。俺、幼女趣味とかないから!」

 フィリア様は裸で俺の布団から這い出してきて、自分の手をにぎにぎしたりして何やら体の動きをチェックしているようだ。

「龍馬よ、寒いではないか」
「裸だから当たり前でしょ! 服はどうしたのですか?」

「ふむ、妾が着ていたあの法衣は、加護がとんでもないのでな。下界に落とされた時に没収されてしまったようじゃ」

「それで裸なのですか? でも、なんで俺の布団の中に居たのです?」

「妾は創主様より昨夜罰を受けて、女神から人族に降格させられてしもうたのじゃ。あと降格だけじゃなく、このオークの巣のある所に裸の状態で転送されてしもうた。要はお前も同じ目に遭えという事じゃろうと思う。早い話が死罪じゃな……ただ死ぬんじゃなくて、オークどもに蹂躙されてから死ねという事じゃろう。スキルも無く、レベル0でこんな巣の近くに放り込むんじゃからのう。そういう事じゃろう……だが自業自得じゃから仕方が無かろうな」

「う~ん、俺はちょっと違うと思うな」
「何が違うのじゃ?」

「フィリア様が言うようにただ死ねっていうのなら、俺の布団に態々転送しないと思うな。直接オークの巣にぶち込めばいいのに、ピンポイントで俺の布団に転送したのでしょ。まるで俺にフィリア様を守れって言ってるように感じます」

「あの、ちょっといい? フィリア様って龍馬君が言っていた例のミスした女神の事かな?」
「桜の言うそのミスした女神様ご本人だ」

「皆にはすまぬ事をした。謝って済むことではないが本当に申し訳ない」

 フィリアは土下座で謝っているが、全裸の幼女の土下座は見ていてシュールすぎて痛々しい。

「すまないがフィリア様に服をくれないか? サイズ的には雅と同じくらいかな?」

 俺はフィリア様を立たせて布団で包んだ。



 パンッ!

 1人の女の子がやってきて、フィリアの頬を引っ叩いた。

「元の世界に返してください!」

 目に涙を一杯溜め、フィリアをキッと睨み据えて訴えた。他の皆も誰も止めようとはしない。俺も止められなかった。確か彼女は森田沙希ちゃん、1年の子だ。

 オーク1体に槍を刺すのにも、最後まで躊躇していた大人しい娘なのだが、ミスしてこの悲惨な世界に連れ込んだ張本人を前に感情を抑えられなかったのだろう。13歳の女の子だ、まだまだ子供と言ってもいい。

 それに彼女の気持ちも解るから、とても止めろとは言えない。

「本当に済まぬのう。もう元の世界には帰れないのじゃ。世界をお創りになってる創主様がお決めになられたようで、其方らの世界の神とももう調整はついたようなのじゃ」

 沙希ちゃんはまた手を振りかぶろうとしたが、途中で止めて泣きながら教室を出て行った。俺はすぐ後を追おうとしたのだが、廊下に出たところでしゃがみこんで泣いている。外に出るのが危険なのは承知のようでほっとする。暴走して校舎の外に行かれたら面倒だったが、ちゃんとその辺の理性はあるようだ。

「美弥ちゃん先生、悪いけど頼めるか?」

 こくんと頷き沙希ちゃんのフォローをするために廊下に出ていく。
 正直俺にはこういう場合どうしたらいいのか解らない……優しくフォローできる先生に感謝する。

「初めて頬を叩かれたが、痛いものじゃ……叩かれた頬より心が痛くて悲しいのう。叩いた方の彼女も心が泣いておるわ」

 頬をすりすりしながら、すーと一筋の涙を流し廊下を見据えている。

 叩かれた頬の事より、叩いた彼女の心の方を心配している。俺の心を救ってくれたそんな優しい幼女な女神が愛おしくて仕方がなかった。布団の上からフィリア様を抱きしめ、頬をすりすりした後ヒールを掛けたあげた。

「フィリア様は人間になって、この世界に降臨じゃなくて、降格したって事でいいんだね?」

「死ねという事ではないのだとしたら、そういう事になるのかな……じゃが、これにどういう意図があるのじゃろう?」 

「創主様の考えてる事はさっぱりだけど、俺たちと一緒に生き残った奴らの生涯を見届けて反省しろ、とかじゃないかな? 女神の生涯が何億万年単位で、星の寿命と同じようなモノなのを考えたら、俺たちの生涯なんかわずか百年未満、比べたら一瞬でしょ?」

「そう言われてみれば、そういう罰なのかもしれぬな」
「そうか……人間になっちゃったんだね。じゃあ、もう様付けはおかしいね。10歳の子供に様は見ていてかなりシュールだろうから―――

「妾は14歳じゃ! 其方、何度も何度も態と言っておるじゃろう!」

「あれ? フィリアひょっとして、俺の頭の中覗けなくなっている? ちょっと覗いてみて?」
「そのようないかがわしいもの見ていられるか!」

「なんだ……やっぱり覗けるんじゃないか」
「いや、そのような神力はもう一切ない。その辺の14歳の女子と同じ程度の力しか持ち合わせておらぬ。むしろ基礎体力とか一般より低いかもしれぬの。しかし妾はこの先どうすれば良いのじゃろう」

「フィリアは俺が守るよ。多分俺の布団にピンポイントで転移させたのはそういう意味だと思う。俺に与えた能力も最初からそういう意図があったのかもしれないね。そう考えたら、こんなチートなスキルも与えてくれてる理由が納得できる」

「其方がそういうと、なぜか妾もそんな気がしてきた。妾はこの世界で生きて良いのじゃろうか? 死んでいった者たちのように酷い目に合ってから、生きたまま食われなくてもよいのじゃろうか?」

 目に涙を一杯溜め、可愛い女神は俺に訴えかけてくる。自責の念と不安でしょうがないのだろう……今度は俺が彼女の心を救う番だ。

「フィリアは俺が守る。菜奈とともにこの世界で幸せにしてあげるよ。辛い事ばかりに目を向けてたらダメになる。どうせなら楽しく生きよう。俺はこの世界ではもう何も遠慮はしないと決めたんだ。本能のまま生きると決めたからね。俺にあれほど自殺はダメと訴えかけたフィリアだ。まさか生を諦めてるとかじゃないよね? 『死ぬなら戦って死ね』だったよね? 生きるなら前向きに生きよう、今日を楽しもう」

「其方、たった1日で随分男前になったものよのう。妾のもとに最初に来た時は自殺志願者で今にも死にそうな目で妾の胸に縋りついてワンワン幼子のように泣いておったというのに。別人のように輝いておるぞ。ほんに嬉しい事よのう」

「その事は言わないでほしいな……思い出すと死にたくなるレベルなのでマジ勘弁して」

「あの、兄様? その女神を仲間に加えるというのでしょうか?」
「そうだな……ミスを犯した張本人を流石に置いてほしいとは俺も言えないので、ここを出て行こうと思う。菜奈は付いてきてくれるよな? 流石に野球部の女の子を拒否した直ぐ後だと優ちゃんにも悪いしな。皆がオークに対抗できるだけのレベルは昨日のうちに上げておいたし、俺が居なくてももう大丈夫だろう」

「ちょっと龍馬君! 何、勝手に話を進めているのよ!」

「桜か……流石に一緒には居られないだろ? 沙希ちゃんの事もあるし、多かれ少なかれさっき沙希ちゃんが言った感情は皆あるんじゃないのか? かく言う俺でも少しはもっている。菜奈をあの優しい両親から引き離したことを思えばそう簡単に許せるものでもないからね。それでも俺はフィリアを守りたいと思っている。優先順位は菜奈と同等だ、いやそれ以上かな。菜奈は俺が居なくてもやっていけるだけの力はもうあるからね」

 昨日コピーして譲渡した力があれば、この世界では一般人よりかなり楽にやっていけるだろう。

「兄様、菜奈を捨てて幼女に走るのですか!」
「何言ってるんだ! お前時々マジめんどくさい時あるぞ! 付いてこいって言ってるだろうが! それに言っておくが、お前も見た目はフィリアと大して変わんないからな! 10歳か12歳かの誤差の範囲だ!」

「ん! 幼女ポジションは譲らない!」
「雅もめんどくさいから出てくんな!」

 ちみっこたちがワイワイと騒いでカオスだ……。

 外で聞いていた沙希ちゃんがやってきて、俺に謝ってきた。

「龍馬先輩ごめんなさい。私、抑えきれなくてあんな事をしてしまいましたが、女神様を追い出したいわけじゃないです。女神様もごめんなさい……どうしていいのか分からなくて叩いちゃいました。許してください」

「其方が謝る必要はない。すべて妾の失態なのじゃ、どのような扱いを受けても何も言えぬのじゃよ。妾はそれほどのミスをしてしもうたのじゃ」

「ん、罰を受けたのならもういい」

 もういい! と言いながら、雅が服を差し出してきた。

「雅の服をくれるのか? ありがとうな。沙希ちゃんもちゃんと謝れて偉いぞ」
「ん、ちょっと私じゃ大きいから丁度いい筈」

「他の人もちょっとフィリアをどうするか、俺、抜きで話し合ってもらえるか? 1つだけ言っておくけど、フィリアはこの世界を管理していた主神の女神なので、いろいろ知識はあるぞ。あの【クリスタルプレート】には出ていない街の情報なんかも知ってるから迷わず行けるしな。皆が知らない情報を俺が知っているのも、この女神様のおかげなんだ」

「龍馬よ、過度な期待はしないでおくれ。お前に語ったあの知識は、この世界の監視システムにアクセスできていたからなのじゃ。それも今はできぬようになっておる。方向くらいは示せるが、詳細までは分からぬでな、過度な期待をされても申し訳ないが期待外れの結果になるじゃろう」

『ナビー、フィリアに繋げてくれ。フィリア聞こえるか?』

「なんじゃ? 念話か?」

『静かに! 念話だけど皆には内緒で。そのシステムにはある程度アクセスできるので大丈夫だ。このPTに残れるように、ある程度の情報があるように思わせたい』

『龍馬よ、妾に皆を謀れと申すのか? これ以上妾に惨めな思いをさせるでない』
『分かったよ。悪かった……』

「菜奈、フィリア、話し合いが終わるまで隣の華道室で待っていよう。俺たちが居たら話しにくいだろう。悪いけど今朝の朝食は携帯食にしよう。この時間にトイレを済ませて、食べながらでも話し合ってくれるかな?」

 携帯保存食と缶ジュースを置いて、隣の部屋に3人で移動していたのだが、雅が後ろを付いてきている?

「雅?」
「ん、龍馬が出ていくなら、私も付いて行く!」

「雅はそれでいいのか?」
「ん、結婚してくれるって約束した! もう逃がさない!」

「いや待て、あれは話の流れでだな……『言葉の綾』って知ってるか? それだよそれ」

「ん、知ってても知らない! 男なら言った言葉に責任を持つ!」
「兄様! 婚約なんて菜奈は絶対許しませんからね!」

「龍馬よ、其方随分幼女に好かれておるようじゃな。大人の女子に興味はないのか?」
「フィリア……何言ってんだ? 桜や未来ちゃんみたいなボインボインな方が良いに決まってるだろ」


「龍馬先輩、そんな目で私を見ていたんですね。ショックです」

「いや、未来ちゃんは魅力的だって事だよ。変な誤解しないでね」

 そうなのだ、雅だけじゃなく未来と沙織ちゃんもしれっとついて来ていたのだ。

「未来ちゃんと沙織ちゃんも良いんだね?」
「龍馬先輩の側が一番安全ですからね」

「菜奈と今更離れるのも嫌ですから、私も付いていきます」
「未来! ありがとう!」

「菜奈も付いてくること前提で話を進めてたけどいいんだな?」
「兄様は菜奈のものですからね! 誰にも渡しません!」

「お前はどこに行ってもブレないな……だからお前だけは心の底から信頼できるよ」 
「えへへ、菜奈が兄様を裏切る事は無いですからね。兄様が間違ったことをしない限りはどこにでも、どこまでも付いて行きます」


 俺たちは皆の判断を、携帯食をポリポリかじりながら隣の部屋で待つのであった。  
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