女神様から同情された結果こうなった

回復師

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学園ロワイヤル編 4~6日目

1-5-7 穂香の思い?龍馬の思い?

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 1つのテントにベッドを2つ並べて置けるのを確認した俺は一度【インベントリ】に収納する。そしてテントの上から毛布を6枚ほど被せて光対策を行う。夜間魔獣が光に寄ってこないようにするためだ。

 俺には【暗視】があるので明かりは必要ないのだが、穂香はまだ【夜目】とかのスキルを獲得していない。
 ベッドの代わりにテーブルを出して夕食にする。牡丹鍋の残り物だが鍋ごと入れてあるので温かいままだ。

「先輩! これ凄く美味しいです!」
「だよね。料理部の娘たちが作ったものなんだけど、プロ以上のこだわりがある変態の巣窟なんだよね。おかげでこんな旨いものが食べられる」

「毎日のご飯がおいしいのは嬉しいですね」
「俺もそう思う。他のグループにバレたら絶対クレームがくるよな。食堂の食材、根こそぎうちが持ってきちゃってるからね。特に男性メインの教員棟と格技場の奴らは、桜の手料理ってだけで目の色変えそうだしな」

「桜って城崎先輩の事ですよね?」
「ああ、モテモテでバスケ部や教員棟の男性教師が結構しつこく勧誘してたっぽいな。例の大谷もその1人だ」

「城崎先輩、凄い可愛いですもんね……テレビで見るアイドルなんか霞んで見えます」
「そうだな、可愛いだけじゃなく頭も良いし、身体能力もかなり高くて、なんでもこなせる高スペックな娘だよ」

「あの……先輩は城崎先輩が好きなんですか?」 
「好きか嫌いかで問われたら好きって答えるけど、彼女には恋愛感情は持たないようにしようと思っている。ちょっと恋愛観が違う気がするからね……変に惚れるといずれ後悔しそうなので、深く入り込まないように気を付けている」

「ふ~ん、好きな娘とか居ないんですか?」
「まぁ、一応居るけど、教えないよ~」

「ええ~! 気になるじゃないですか! 教えてくださいよ~」


 ハティにもミルクを与え、たわいもない話をしながら夕食を終える。
 彼女に念のためもう一度確認をいれる。

「ねぇ穂香ちゃん、テント2つで分かれて寝ないかな?」
「嫌です! 先輩は鬼ですか!」

 彼女がここまで別にするのを嫌がる理由。

 単に怖いのだ。

 夜の森というのは普通の人からすれば恐怖を感じるだろう。明かりなど一切ないのだ。特に巨木が生い茂るこの森の中だと星明りも月明かりもない。3m先も見えない闇なのだ。そこでは風で起こる木々のざわめきと、時々聞こえる魔獣の声、全てが恐怖の対象だろう。彼女はこの数日、1人でこの森で寒さと飢えと闇に怯えながら夜を過ごしたのだ……とても怖かったはずだ。

 俺も過去に夜の森に連れてこられ、恐怖で漏らしそうになった事があるのだ。

 俺の遺産の管理をしている弁護士の御影恭子さんが、夜うちで泊まった時にその事件は起こった。夜、寝た時にタンスの陰の暗闇に怯える俺を見た恭子さんは、有無を言わさず俺を車に乗せ、約1時間ほど走らせて山中に連れて行き、一晩一緒に闇の森の中で過ごさせたのだ。

「龍馬、何が怖いのだ? 目を瞑って聴いて感じろ。優しい葉音しか聞こえないだろう? この全てが闇の世界で、何が怖い? 目に見えぬものに怯えるのか? 居るか居ないか分からないものに怯えても滑稽なだけだぞ? 目を閉じて感じろ。其処に何か居るか? 感じないなら何も居ないのだ。もし何か感じたなら、それは悪いものか? 心で感じてみろ? 私にはこの闇が心地良い」

 俺はその時、どんなに気配を探っても何も感じられなかった。只々恐怖だけで何も感じず、何も見つけられなかった俺に彼女はこう言う。

「私と一緒でお前も何も感じられなかったか。中には第六感という感覚で感じられる者もいるらしいぞ。そういう感覚を持ったやつらは、この森で精霊とかそういったものを感じられるんだろうな。羨ましいが仕方がない、私たちにはそういう感覚が無かったのだからな。だが、自分に無い感覚で恐怖を感じる事もないだろう。もし、龍馬が幽霊やお化けなんかを見る事ができるようになったら、是非私にもその感覚を教えてくれ。私は見れるものならそういうモノを見てみたい」

 あの日から、あれほど怖かったタンスの影の暗闇が何も怖くなくなった。部屋の隅にできる陰なんか、全く存在感が薄いのだ……ただの影だ。夜の森の怖さとは比べ物にならない。

 偶に恭子さんに夜の森に連れられて行くうちに、夜の森の恐怖は何時の間にか心地良いものに変わっていた。
 静寂で神聖なこの夜の森の雰囲気は、目を瞑るととても落ち着くのだ。風で木々が擦れて鳴るざわめきや葉音も、よく聴けば心地いいものだ。四季ごとの良さがある。深夜や早朝はマイナスイオンを木々は大量に放出している。空気も澄んでいて美味しい。

 今の俺には、深夜の森は心地良いものだと感じている……恐怖など全くない。



 食事を終え、テーブルをベッドに替えて寛いでいるのだが、思ってたよりずっときつい。

 実は彼女……排卵周期に入っているのだ。この狭いテントの中、とても良い匂いを彼女はずっと放っている。

 先日検証と称して沙織ちゃんの匂いを嗅いだときには感じなかった、強い性衝動が起きている。大衆監視の状態と、2人きりの状況では随分違ってくる事が分かった。手を伸ばせば届く距離に、超美人がいるのだ……ず~っとドキドキした状態が続いている。


「さぁ、明日は早いからもう寝ようか? トイレとかあったら行っとこうね」

 【ライト】の魔法は光量をできるだけ抑えて発動している。ハティも彼女にレンタル中だ。ハティも嫌がることなく穂香ちゃんの側で寝てくれている。

 俺は彼女に背を向けて寝ているのだが、かれこれ1時間ほど視線を背中にず~~っと感じている。
 この状況で寝られる筈がない……せめてその視線を止めてほしい。

 風で木がみしっと軋む音や、魔獣の声が聞こえる度にビクッとしてるのが伝わってくる。
 何とかしてやりたいが、近づきすぎたら俺の理性がヤバい。今俺のモノはおさまりが付かないほど元気になっている。1人ならオナニーするところだが、今は理性でやり過ごすしかない状況だ。

 闇に恐怖して怯えている少女に手出しなんかしてはいけない。

 1時間ほど視線を感じていたのだが、彼女が行動を起こしてしまった。
 俺の布団に入ってこようとしている。

「穂香ちゃん、ダメだよ」
「やっぱり起きてましたか……でも怖いんです! 我慢していたのですけど、無理です!」

 俺の背中にしがみついてきた彼女は微かに震えている。

「不安がるといけないと思って黙ってたけど、穂香ちゃん、今、排卵周期に入ってるみたいなんだ」
「はい、そうですね。自分でちゃんとその事は分かっています。でも、もし先輩がその気になっちゃって我慢できないなら別に良いと思っています。その覚悟ができたので、先輩の布団にお邪魔しました」

「はぁ? 覚悟ができたって……言ってる意味わかっている? 性欲3倍で殺人事件まで起こっているのだよ?」

「私、性欲云々は抜きにして、先輩の事を好きになっているようです。知り合ったばかりとかそんな事言わないでくださいね。流石に死んだと思っていたのに助けてもらって、全裸まで見られて、一度は裸で抱かれて寝た相手です。チョロインと思ってもらってもいいですけど、運命的出会いと思って惚れてしまってもおかしくないですよね? こんな広い森の中で、偶然見つけてもらったのを運命と感じてもおかしくないですよね? あんな化け物みたいな熊や猪をシュバって瞬殺しちゃう先輩を見て、カッコイイと惚れてもおかしくないですよね?」

「成程ね……穂香ちゃんも、沙織ちゃんと全く同じな状態だね」
「え!? どういうことですか?」

「俺、今沙織ちゃんから全く同じような内容で告白されて、返事は保留中なんだ。沙織ちゃんも排卵周期中だったので、一度性欲が収まってからの方が良いからと皆にも保留にしろと、俺が返事を言うのも禁止されたんだ」

「その言い方だと、沙織のことフルつもりだったのですか?」
「あの場で返事を求められていたなら、断っていただろうね。好きとか嫌いとか惚気てるような状況じゃないはずだ。今も捕らわれて苦しんでいる娘たちがいるのに、その原因をつくったフィリアの前でそんな気になれないよ」

「先輩は沙織に全く気が無いのですか?」
「いや、かなり気になっている娘だよ。事が落ち着いた後なら付き合ってみたいと思っているぐらいだ」

「うっ~。私、親友の思い人に横恋慕しちゃった~! でもこの想い我慢できない……玉砕覚悟で告白します! 先輩! 私の事も恋人候補として考えてくれませんか? それとも全く興味をそそらないくらい魅力ないですか?」

「ちょっと聞くけど、俺ってそれほど見た目かっこ良くは無いだろ? 不細工な作りではないと思うけど」

「かっこいい方だと思います! 先輩の容姿だけを私基準でいうなら、クラスで1番、学年で3番目ってくらいにはかっこいいと思います。それに強さや優しさなどの性格的なものを加算したら、学園で1番かっこいいです!」

「なんかリアルすぎて納得してしまった。穂香ちゃん的には見た目も結構いい感じって事だね」

「先輩凄く良い匂いがします……さっきまで夜が怖かったのに、今は怖くないです。むしろなんかドキドキが収まらなくて切ないです」

 良い匂いがするとか言いながら、俺の背中をクンクンしている。まずいな~スイッチ入っちゃってるよ……俺もエッチなスイッチが入っちゃってるようで、全然治まらない。

「【身体強化】で嗅覚が上がってるのも影響しているんだよ。それに個人香ってのがあって、人それぞれに指紋のように匂いが違ってるんだって。人によってはバッシブ効果があって、俺にはリラックス効果と睡眠導入効果とかあるんだよ。落ち着くのはその効果だね」

「ずっと嗅いでいたい良い匂いです」
「穂香ちゃん、今はダメだよ。通常時なら嗅いでるうちに寝ちゃうんだろうけど、今は逆に俺の男性ホルモンの匂いに反応して性欲が高まっちゃうよ?」

「もう遅いみたいです……私切なくなってます。先輩、このまま私を抱いてください……」
「さっきも言ったけど、今の状況で恋愛感情とか持ちたくないんだ」

「私は、恋人候補にも入れてもらえないのですか?」
「そんなことは無いよ。知り合ったばかりだけど、とても好感が持てる娘だよ。だから俺の方から推薦してまで穂香ちゃんを仲間に迎え入れたんだしね」

「でもそれは私が盾職希望者だったからですよね?」
「その要因は勿論あるけど、1番は生き足掻こうと努力した前向きなその行動力かな。俺は一度自殺をして逃げようとした弱い人間だから、最後まで努力していた穂香ちゃんが眩しく見えてるよ。とても魅力のある娘だよ」

「先輩が自殺?」
「その事は、帰って皆に聞くといいよ。全員知ってる事だから、俺が聞いて良いって言ったって言えば誰かが教えてくれるでしょ」

「気になる発言ですけど、そうします」
「今、穂香ちゃんとしちゃうと、いろいろ後も困るんだよ」

「何が困るのですか? 女の子がしてくださいって頼んでるのに、男としてここは甲斐性を見せるとこですよ?」

「妊娠確定の女子に手を出す甲斐性はございません!」
「あぅ、そう重く感じなくていいです。恋人云々はなしでいいですから、遊びのつもりで抱いてください。この切ない体の疼きを鎮めてください……」

 あぅ~、穂香ちゃんとうとう泣き出しちゃったよ。性欲3倍は女子もきついんだろうな。さっきから布団の中から女の子の香りが立ち込めてきて俺もかなり我慢の限界だ。

『ナビー先生助けてください!』
『……どうなるかドキドキだったのに、このタイミングでナビーに聞きますか! なんて甲斐性なし!』

『面目ない! 童貞な俺にはどうしていいのか分からないのです! ナビー先生、ベストな策をお授けください!』

 困った時のナビー先生だ。

『……ナビー的には、フィリア様一択なのですけどね。次点で美咲、未来、紗希、美弥、桜、沙織の順でお勧めです』

『あれ? 菜奈や雅は?』
『……あれらはマスターに対し色欲が強すぎます。裏切ることがないという点では申し分ないのですけどね。ナビー的に一番好きなのは雅です。観察対象として1番面白い娘です』

『桜や美弥ちゃんも入ってるんだ……』
『……選ぶのはマスターですから、参考程度にしてくださればいいです。ナビーの希望としては全員幸せにしてあげることです。ぶっちゃけると料理部の娘は皆良い娘です』

『は? それってまさかの全択のハーレム目指せって事?』
『……当然ではないですか。この世界は甲斐性さえあれば重婚もいいのです。むしろ誰か1人だけ選択したら、必ず選ばれなかった娘が辛い思いをします。菜奈や雅は危険かもですね、最悪対象者抹殺とか考えていますよ。悪い娘ではないのですが、マスター限定で色欲があの2人はちょっと……』

『ハーレムか……フィリアとかダメだろうな』
『……なぜそう思われたのか知りませんが、フィリア様なら全ての愛を受け入れてくれるはずですよ? 嫉妬しながらも、菜奈や雅の事をも愛すような方です』

『確かにそんな気もする……てか、今のこの状況を何とかしてくれ』
『……穂香はかなり我慢しているようですね。可哀想なくらいです。あそこまで高ぶってしまうと、鎮めてあげない事には拷問にも近い状態ですよ』

『そこまでなのか? 俺もかなりきついけど、我慢できるぞ?』
『……マスターは先日自分で処理したばかりではないですか』

『ああ、そういう期間的な部分もあるのか……どうしたらいい?』
『……医療的介助と思って、性処理を手伝ってあげればどうですか? 穂香だけではなく、別館組の女子全員希望者を対象としてマスターがちょっとだけ手伝ってあげるのです』

『手伝うって、何するんだよ?』
『……今、マスターが想像している通りの事ですよ』

『いくらなんでもマズイだろ?』
『……何故ですか? 希望者に性的快楽を与えてあげるのですよ? マスターの世界でもそういうお金で済ませる場所はあったでしょう? あんな大部屋なのです。性処理で苦しんでる娘の事もリーダーとして考えてあげるべきではないですか? なにもSEXしてあげろと言ってるのではないのです。その娘の求める程度の事で処理をしてあげればいいのですよ』

『童貞の俺が、女子の求める事なんか分かる訳ないだろう?』
『……何のためのナビーですか? ユグちゃん経由でその娘の求める範囲で止めてあげますよ。たとえば指だけでとか、口や舌も使ってほしい、胸を触ってほしいとか女の子が思ったらそういう指示を出してあげます。あくまで医療的介助としてマスターはちょっとドキドキを楽しみながら絶頂させてあげればいいのです』

『お前はそれがベストな答えだと言うのか?』
『……いいえ、ベストなのはちゃんと彼女を愛してあげることです。でも出遭ってすぐの今は、マスターも愛するとか急には無理でしょうから、B的行為は医療介助的アドバイスです。実は結構な数の女子が性処理で悩んでいます。早期の解決が必要な事案なのです。性欲3倍は冗談では済まないのですよ?』

 シクシク泣く穂香ちゃんの横で、ナビーに衝撃的な提案を受けるのであった。
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