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水神殿編
1-2 どうやら『俺設定』の世界にきたようだ
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これが夢でないと仮定するなら、俺は15年ほど前の中学時代に想像して遊んでいた空想世界を、現実にどこかの世界、もしくは異空間に創ってしまった? もしくは誰かに創られた? という事になる。
で、その俺が考え出した女神たちに、千年がかりで準備してこの世界に転移召喚されたという事らしい。
こことあちらの時間の差異は次元が違うからと言われたが、正直理解できていない。
「転移とか言ってたけど、転生じゃないのに俺の体は若返ったのか?」
「あ~……いえ、創主様のお体は現在あちらの世界でマウス片手に就寝中です」
やっぱゲーム中に寝落ちかよ!
就寝中とか綺麗に言ってもダメだから! ダンジョン攻略中に寝落ちするとギルメン超怖いから!
死に帰った分の弁償を課金で支払えって迫られるから!
「創主様の記憶を『電脳ユグドラシル』を使い、電子エネルギー化してこちらの世界にある『神域』に転移させました。今のそのお体はここにあってここにないようなもの、電脳で虚像を見ているのです。あまり長時間そのままだと、いくらこの世界をお創りになられた創主様でも電子の世界に溶けて自我が薄くなる危険性があります」
『電脳ユグドラシル』ね~。
ユグドラシルって和訳だと世界樹だよな? ゲーム用語だっけ? 電脳世界樹? なんじゃそりゃ?
あまり覚えていないが、厨二病真っ最中の俺が考えたんだし、なんとなくカッコよさげとか、意味はたいしてないのかも……ここはスルーだな。
俺が考えたものなのだから、下手に突っ込むとブーメランが返ってきて、羞恥に悶える事になりそうだ。
「こちらの世界で使われる創主様のお体は、私たちが用意致しております。先にそちらに『記憶』を移して頂いてから、ゆっくりお話し致しませんか? そのほうが私たちも安心できます」
体を用意してるとか、まさか死んだ人とかじゃないよね? キョンシーみたいなのは嫌だよ?
それと、意地悪じゃなく、大事なことだから少しクギを刺しておくか。
「アリア、俺がこっちに残るみたいな前提でさっきから話してるけど、向こうに帰してくれって言ったら直ぐ帰してくれるんだよね?」
「エッ!? 創主様はこの世界にきたくていろいろ空想されていたのですよね?」
うっ……確かにそうなんだが……それって15年ほど前の話だろ?
「御主人様の理想世界、女神が俺の嫁ですよ~?」
この娘は何を言っているのかな? 何が嫁だよ! アウラ、子供ジャン! お前ら全員子供ジャン! つるぺたすっとんの子供ジャン!
「あるじさま帰っちゃうの? こっちに居てくれないの?」
尻尾うな垂れて、そんな目で見んな! 居た堪れないだろ!
三人とも『なに言ってんのこの人?』みたいな目で見てるよ……負けるな俺。
「いや~、想像とか空想してたのって、まさに中学二年の厨二病こじらせてた時だろ? 当時召喚されたのなら『ヒャッホー!』してただろうけど、15年近く経って今頃言われてもね~。俺が抜けると職場の方も困るだろうし……家族も泣くだろ?」
あっ、ヤバッ……幼女三人が目をウルウルしはじめた……子供の涙は苦手だ、一度話題を変えよう。
「一度その『体』とやらに入ってから、ゆっくり話そうか? 体への出入りに制限回数とかないよな? 一度入ったらもう出られないとか詐欺みたいなのは無しで頼むな。あとキョンシー的なのも無しな方向でよろしく」
まだ聞かなきゃいけない事が沢山あるが、電子に溶けるとか言っていたし、心配なのでアリアにそう伝えた。
「もちろん創主様に嘘なんて絶対吐きません。この神域にいる間は何回でも肉体移動可能です。ですが記憶の書き込みの際、回数が多いと劣化してしまいます。その辺の事も後程説明いたします。お体のほうは私たち三人の最高傑作です! なにも心配いりません! ふふふっ」
CDとか写真なんかも、PC間で移動やコピーを繰り返すとデータにバグがでたり、音質や画質とかも劣化するしな……多分そういう事だろう。テンション高めで、不気味な笑みを浮かべているのが少し気になるが……。
「こちらの準備は整っています。直ぐに取り掛かって宜しいですか?」
アリアに肯定の頷きを返すと、一瞬くらっとしたと思ったら、さっきのベッドにまた同じように横たわっていた。ゆっくり起き上がってみるが、さっきまでと変わった感じはしない。
しないのだが……横にいる幼女どもがおかしい。さっきまでとあきらかに様子が違っている。
「ふふふっ、完璧です! 完璧です創主様!」
真面目なアリアがヒャッホーしてる……ちょっと引くレベルだ。
「ああ……御主人様がこっち見てる、ハァハァ」
そんなとこ押さえてハァハァすんな! この変態魔人!
「キャー、あるじさま~! カッコいいです!」
うげっ、飛び込んできて顔ペロしやがった……尻尾振りまくってクンクン匂い嗅ぐな! この駄犬が!
こいつらどうしたんだ……このテンションはおかしいだろ? 俺、騙されたのかな? もう帰れないとか?
テンションMAXでダメダメな女神たちを見て、不安になりながら中学時代の記憶をなんとか思い出そうと俺は意識を逸らした。もしアリアが言うように、この世界が中学時代の『俺設定』がベースにできているとするなら、今後の行動に俺の記憶が重要になるはずだ。
15年近い古い記憶になるが、頑張って少し『俺設定』を思い出してみよう。
この世界は『セリシール』と名づけたと思う……『桜』という意味だったかな?
どこの国の言葉だったのかは忘れた……名付けに大して意味もない。
桜が好きだったし響きが気に入ったとかその程度だったはずだ。
『電脳ユグドラシル』という巨大なコンピュータが神界の亜空間にあり、地上の生き物全てと見えないラインで繋がっている。人や獣、アリなどの昆虫や植物、小さなプランクトンであっても生き物であるかぎりは、この『ユグドラシル』の管理下である……という設定にした。
電子情報に変換され、映像とともにこの世界で起こった事象全てがリアルタイムでそこに送られ記録されている。この世界が誕生してからの全てが記録として残されているのだ。もちろん女神たちのこれまでの行動を全て見ることも可能だろう。
『俺設定の異世界スゲ~』と、いいように考えた方が建設的だろう……理解できない事は考えるだけ無駄だと諦める。そのユグドラシルを直接管理しているのが、この亜空間の神域内で暮らす三人の女神たちだ。
ユグドラシルやここで暮らす女神たちのエネルギーは地上の生物の『信仰心』神殿などで神への供物としてお供えされたモノや、信者たちの献身なお祈りなどがエネルギーに変換され蓄積される。
地上の生き物には『信仰値』に見合った分だけ『加護や祝福』、『奇跡や神託』といった現実的に実感できる形で還元される。その為、皆、熱心に女神たちに祈りや供物を捧げるのだ。
需要と供給が上手く循環されていて、我ながらいい発想だと思う。
現実世界の何も還元されないインチキ宗教団体とは大違いだろ?
亜空間に居る三人の女神を頂点に、地上には七体の竜神が監視者として顕現している。
実際には力が強力すぎて、直接人間たちに係わる事はない。
女神たちと同様に加護や神託といった形で世界に貢献していて、普段は己の神殿内で世界を見守っている。
物理的な直接関与は力が強力過ぎて危険なのだ。
この世界には大きく分けて、人族・魔族・獣族と三種の種族が存在する。
それぞれを象徴しているのが、人神アリア・魔神アウラ・獣神ベルルたちである。
だが人々が同種属の女神を信仰するわけではない。
求める加護によって信者たちが崇拝する主神を自分で選べるのだ。
三神平等に崇拝してもも良いが、器用貧乏になり大きな加護は得られない。
確かこんな感じの設定だったと思う……。
<人神アリア>
主に豊穣・愛情・治癒の神として崇められている。
収穫・雨乞い・子宝・恋愛・無病息災や病気の早期回復など、生活に密接しているため一番信徒の多い人気の女神である。職種としては、農業・漁業・狩人・神官や巫女などに関わる人たちに人気があるようだ。また加護を得ると、体力や精神に補正が付く。
<魔神アウラ>
主に知恵と学問・運・商の神として崇められている。
受験生やギャンブル・商売繁盛と、これまたいろいろ人気が高い。職種としては、魔術師・賢者や学者・研究者・商売人・薬師・魔法剣士などが多い。加護には主に知力と運に補正が付く。
<獣神ベルル>
主に力・技能・戦神として崇められている。
家を建てたり戦争時の必勝祈願など技能神として人気も高い。職種としては、戦士・剣士・鍛冶師・錬金師・薬師・大工・木工職人などが多い。加護には力・器用度・素早さなどに補正が付く。
レベルアップ時にも補正が入る。主神にしている神の属性がプラス補正されるのだ。
将来成りたい職種のステータスを伸ばすのが一番いいので、皆、子供の頃に主神を決めているのが一般的だ。
あと、主神と一緒に属性神を絡め、自己の目指すものを絞り込み、より精細になりたい職業に絞るのだ。
属性神とは七体の竜神たちのことであり、火神(火竜)・水神(水竜)・雷神(雷竜)・風神(風竜)・土神(土竜)・聖神(光竜や聖竜・白竜と呼ばれることも)闇黒神(闇黒竜・黒竜と呼ばれる)などが居る。
詳しくは端折るが、例えば戦士を目指すとしよう、主神にベルルを選び、属性神にはタンク(盾役)なら火竜(力)と土竜(体力や防御)を、アタッカー(攻撃役)なら火竜(力)と風竜(素早さ)などを選ぶと、効率よく且つバランスよく理想的に成長する。
神官なんかだと、主神にアリア、属性神は水竜(治癒系回復)と聖竜(神属性回復)あと土竜(体力や防御)などを崇拝するのが理想である。
神々も捧げた分しか返してくれない。欲張ってあれもこれもじゃ、同じ時間一神にだけに信仰を捧げた人の方が得られるものは多いだろう。
それと、ただ供物や祈りを捧げても加護を得られるとは限らない。
人には適正というものがあり、どうやっても成れない職は結構多いのだ。
魔法や特に回復系魔法は適性がなければ発動すらしない。
上辺だけの祈りを何時間しても効果はないし、人から奪ったものを捧げても、逆に信仰値は減らされ、神罰も下る。
『ユグドラシル』は常に見ているのだ……例の家政婦さんよりも見ているのだ。
俺は過去に考えた『俺設定』を少しずつ思い出していた。
で、その俺が考え出した女神たちに、千年がかりで準備してこの世界に転移召喚されたという事らしい。
こことあちらの時間の差異は次元が違うからと言われたが、正直理解できていない。
「転移とか言ってたけど、転生じゃないのに俺の体は若返ったのか?」
「あ~……いえ、創主様のお体は現在あちらの世界でマウス片手に就寝中です」
やっぱゲーム中に寝落ちかよ!
就寝中とか綺麗に言ってもダメだから! ダンジョン攻略中に寝落ちするとギルメン超怖いから!
死に帰った分の弁償を課金で支払えって迫られるから!
「創主様の記憶を『電脳ユグドラシル』を使い、電子エネルギー化してこちらの世界にある『神域』に転移させました。今のそのお体はここにあってここにないようなもの、電脳で虚像を見ているのです。あまり長時間そのままだと、いくらこの世界をお創りになられた創主様でも電子の世界に溶けて自我が薄くなる危険性があります」
『電脳ユグドラシル』ね~。
ユグドラシルって和訳だと世界樹だよな? ゲーム用語だっけ? 電脳世界樹? なんじゃそりゃ?
あまり覚えていないが、厨二病真っ最中の俺が考えたんだし、なんとなくカッコよさげとか、意味はたいしてないのかも……ここはスルーだな。
俺が考えたものなのだから、下手に突っ込むとブーメランが返ってきて、羞恥に悶える事になりそうだ。
「こちらの世界で使われる創主様のお体は、私たちが用意致しております。先にそちらに『記憶』を移して頂いてから、ゆっくりお話し致しませんか? そのほうが私たちも安心できます」
体を用意してるとか、まさか死んだ人とかじゃないよね? キョンシーみたいなのは嫌だよ?
それと、意地悪じゃなく、大事なことだから少しクギを刺しておくか。
「アリア、俺がこっちに残るみたいな前提でさっきから話してるけど、向こうに帰してくれって言ったら直ぐ帰してくれるんだよね?」
「エッ!? 創主様はこの世界にきたくていろいろ空想されていたのですよね?」
うっ……確かにそうなんだが……それって15年ほど前の話だろ?
「御主人様の理想世界、女神が俺の嫁ですよ~?」
この娘は何を言っているのかな? 何が嫁だよ! アウラ、子供ジャン! お前ら全員子供ジャン! つるぺたすっとんの子供ジャン!
「あるじさま帰っちゃうの? こっちに居てくれないの?」
尻尾うな垂れて、そんな目で見んな! 居た堪れないだろ!
三人とも『なに言ってんのこの人?』みたいな目で見てるよ……負けるな俺。
「いや~、想像とか空想してたのって、まさに中学二年の厨二病こじらせてた時だろ? 当時召喚されたのなら『ヒャッホー!』してただろうけど、15年近く経って今頃言われてもね~。俺が抜けると職場の方も困るだろうし……家族も泣くだろ?」
あっ、ヤバッ……幼女三人が目をウルウルしはじめた……子供の涙は苦手だ、一度話題を変えよう。
「一度その『体』とやらに入ってから、ゆっくり話そうか? 体への出入りに制限回数とかないよな? 一度入ったらもう出られないとか詐欺みたいなのは無しで頼むな。あとキョンシー的なのも無しな方向でよろしく」
まだ聞かなきゃいけない事が沢山あるが、電子に溶けるとか言っていたし、心配なのでアリアにそう伝えた。
「もちろん創主様に嘘なんて絶対吐きません。この神域にいる間は何回でも肉体移動可能です。ですが記憶の書き込みの際、回数が多いと劣化してしまいます。その辺の事も後程説明いたします。お体のほうは私たち三人の最高傑作です! なにも心配いりません! ふふふっ」
CDとか写真なんかも、PC間で移動やコピーを繰り返すとデータにバグがでたり、音質や画質とかも劣化するしな……多分そういう事だろう。テンション高めで、不気味な笑みを浮かべているのが少し気になるが……。
「こちらの準備は整っています。直ぐに取り掛かって宜しいですか?」
アリアに肯定の頷きを返すと、一瞬くらっとしたと思ったら、さっきのベッドにまた同じように横たわっていた。ゆっくり起き上がってみるが、さっきまでと変わった感じはしない。
しないのだが……横にいる幼女どもがおかしい。さっきまでとあきらかに様子が違っている。
「ふふふっ、完璧です! 完璧です創主様!」
真面目なアリアがヒャッホーしてる……ちょっと引くレベルだ。
「ああ……御主人様がこっち見てる、ハァハァ」
そんなとこ押さえてハァハァすんな! この変態魔人!
「キャー、あるじさま~! カッコいいです!」
うげっ、飛び込んできて顔ペロしやがった……尻尾振りまくってクンクン匂い嗅ぐな! この駄犬が!
こいつらどうしたんだ……このテンションはおかしいだろ? 俺、騙されたのかな? もう帰れないとか?
テンションMAXでダメダメな女神たちを見て、不安になりながら中学時代の記憶をなんとか思い出そうと俺は意識を逸らした。もしアリアが言うように、この世界が中学時代の『俺設定』がベースにできているとするなら、今後の行動に俺の記憶が重要になるはずだ。
15年近い古い記憶になるが、頑張って少し『俺設定』を思い出してみよう。
この世界は『セリシール』と名づけたと思う……『桜』という意味だったかな?
どこの国の言葉だったのかは忘れた……名付けに大して意味もない。
桜が好きだったし響きが気に入ったとかその程度だったはずだ。
『電脳ユグドラシル』という巨大なコンピュータが神界の亜空間にあり、地上の生き物全てと見えないラインで繋がっている。人や獣、アリなどの昆虫や植物、小さなプランクトンであっても生き物であるかぎりは、この『ユグドラシル』の管理下である……という設定にした。
電子情報に変換され、映像とともにこの世界で起こった事象全てがリアルタイムでそこに送られ記録されている。この世界が誕生してからの全てが記録として残されているのだ。もちろん女神たちのこれまでの行動を全て見ることも可能だろう。
『俺設定の異世界スゲ~』と、いいように考えた方が建設的だろう……理解できない事は考えるだけ無駄だと諦める。そのユグドラシルを直接管理しているのが、この亜空間の神域内で暮らす三人の女神たちだ。
ユグドラシルやここで暮らす女神たちのエネルギーは地上の生物の『信仰心』神殿などで神への供物としてお供えされたモノや、信者たちの献身なお祈りなどがエネルギーに変換され蓄積される。
地上の生き物には『信仰値』に見合った分だけ『加護や祝福』、『奇跡や神託』といった現実的に実感できる形で還元される。その為、皆、熱心に女神たちに祈りや供物を捧げるのだ。
需要と供給が上手く循環されていて、我ながらいい発想だと思う。
現実世界の何も還元されないインチキ宗教団体とは大違いだろ?
亜空間に居る三人の女神を頂点に、地上には七体の竜神が監視者として顕現している。
実際には力が強力すぎて、直接人間たちに係わる事はない。
女神たちと同様に加護や神託といった形で世界に貢献していて、普段は己の神殿内で世界を見守っている。
物理的な直接関与は力が強力過ぎて危険なのだ。
この世界には大きく分けて、人族・魔族・獣族と三種の種族が存在する。
それぞれを象徴しているのが、人神アリア・魔神アウラ・獣神ベルルたちである。
だが人々が同種属の女神を信仰するわけではない。
求める加護によって信者たちが崇拝する主神を自分で選べるのだ。
三神平等に崇拝してもも良いが、器用貧乏になり大きな加護は得られない。
確かこんな感じの設定だったと思う……。
<人神アリア>
主に豊穣・愛情・治癒の神として崇められている。
収穫・雨乞い・子宝・恋愛・無病息災や病気の早期回復など、生活に密接しているため一番信徒の多い人気の女神である。職種としては、農業・漁業・狩人・神官や巫女などに関わる人たちに人気があるようだ。また加護を得ると、体力や精神に補正が付く。
<魔神アウラ>
主に知恵と学問・運・商の神として崇められている。
受験生やギャンブル・商売繁盛と、これまたいろいろ人気が高い。職種としては、魔術師・賢者や学者・研究者・商売人・薬師・魔法剣士などが多い。加護には主に知力と運に補正が付く。
<獣神ベルル>
主に力・技能・戦神として崇められている。
家を建てたり戦争時の必勝祈願など技能神として人気も高い。職種としては、戦士・剣士・鍛冶師・錬金師・薬師・大工・木工職人などが多い。加護には力・器用度・素早さなどに補正が付く。
レベルアップ時にも補正が入る。主神にしている神の属性がプラス補正されるのだ。
将来成りたい職種のステータスを伸ばすのが一番いいので、皆、子供の頃に主神を決めているのが一般的だ。
あと、主神と一緒に属性神を絡め、自己の目指すものを絞り込み、より精細になりたい職業に絞るのだ。
属性神とは七体の竜神たちのことであり、火神(火竜)・水神(水竜)・雷神(雷竜)・風神(風竜)・土神(土竜)・聖神(光竜や聖竜・白竜と呼ばれることも)闇黒神(闇黒竜・黒竜と呼ばれる)などが居る。
詳しくは端折るが、例えば戦士を目指すとしよう、主神にベルルを選び、属性神にはタンク(盾役)なら火竜(力)と土竜(体力や防御)を、アタッカー(攻撃役)なら火竜(力)と風竜(素早さ)などを選ぶと、効率よく且つバランスよく理想的に成長する。
神官なんかだと、主神にアリア、属性神は水竜(治癒系回復)と聖竜(神属性回復)あと土竜(体力や防御)などを崇拝するのが理想である。
神々も捧げた分しか返してくれない。欲張ってあれもこれもじゃ、同じ時間一神にだけに信仰を捧げた人の方が得られるものは多いだろう。
それと、ただ供物や祈りを捧げても加護を得られるとは限らない。
人には適正というものがあり、どうやっても成れない職は結構多いのだ。
魔法や特に回復系魔法は適性がなければ発動すらしない。
上辺だけの祈りを何時間しても効果はないし、人から奪ったものを捧げても、逆に信仰値は減らされ、神罰も下る。
『ユグドラシル』は常に見ているのだ……例の家政婦さんよりも見ているのだ。
俺は過去に考えた『俺設定』を少しずつ思い出していた。
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