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水神殿編
1-22 平穏な日々
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ナビーに頼んでいたものがいろいろ完成した。まずは板ガラス。これを利用して、神殿施設の窓をガラス窓化しようと思う。アルミ合金を錬成してサッシを作ろうかと思ったのだが、神殿宿舎のイメージと合わないので木窓の枠にした。窓の内側に開くタイプの開き扉にして、元からあった外側の木の窓は外に開くようにして、雪や暴風や台風時の為に残すことにする。
ガラス窓に替えれば、室内に光が取り込めるようになるだろう。
これまでは雪が積もる冬の間は窓が開けられず、昼でも暗かったのだ。これからは冬でも内窓だけ閉めておけば光と太陽熱が取り込めるようになる。窓周りの雪かきは要るけどね。
試作として手作業でナナの部屋に第一号を設置することにした。
まずは窓枠の外面に現在内開きでついてる木窓を外開きに変更し、その際古い蝶番を錬金で自作した大きめの錆びにくい物に変更する。次に部屋の中から内開きにガラス窓を取り付ける。縦に細長くした漢字の【田】の字のガラス窓を2枚横に並べた感じのイメージをすればどんなものか想像がつくだろう。
最初木枠にガラスをそのままはめ込んでいたのだが、風が吹くたびにカランとガラス音がするのが気になったので、例のパッキンに使ったラバーワームで固めて気密性と防音に役立てた。
なにかと有用な魔獣素材なのだが、サクラの話だと3m程のミミズのような魔獣だそうで、森や草原など土があれば結構どこにでもいる下級魔獣らしい。
カーテンも設置してみた。試作なので元々あったベッド用シーツをそれっぽく波が出るように縫い合わせ、色をライトグリーンに染めたものだ。カーテンレールは面倒だったので木の棒を一本這わせただけのシンプルなものだ。そこに大きめのリングを通してカーテンに縫い付けたのだが、意外におしゃれでいい感じだ。
2時間ほどで完成したのだが、結構いい出来なので、早くナナに見てもらいたい。
まだフィリアの授業中だったが、我慢できず、ちょっときてほしいとナナの部屋に全員連れていった。
「リョーマ、可愛い! 部屋が明るいね!」
「リョウマ、妾の部屋もしてほしいのじゃ! またナナだけずるいのじゃ!」
ほかの面々もぜひ取り替えてほしいとの事なので、今回カーテンの色が3種類用意してあると伝え、色を選んでもらった。ナナ色のライトグリーン、サクラ色のライトピンク、フィリア色のアクアブルーだ。
残念ながらブルーを選んだ者は一人もいなかった。フィリアもグリーンがいいとのこと、各色5枚用意したのだが残念だ。ちゃんとサクラはピンクを選んでくれたのに。
『……マスター、サクラも本当はグリーンがいいようですよ?』
『クッ……そうなのか……洗い替えという風にして、後でグリーンも渡してあげよう』
ナナの部屋の試作を取り付けるのに2時間ほどかかったが、一度取り付け設計図もできているので残りは【ハウスクリエイト】の部分建築を使い、魔法でさっさと取り付けた。
この魔法かなりのチートだった。
修理魔法も凄いが、【ハウスクリエイト】を発動して光ったかと思ったらもう完成しているのだ。
1時間ほどで巫女宿舎を全部取り替え終え、材料がまだあったので姫騎士の宿舎もカリナ隊長監視のもと全部取り替えた。
だが姫騎士宿舎でちょっとした問題が起きた。
そうカーテンの色で少し揉めたのだ。
色がブルー4、グリーン1、ピンク1しか残ってないと言ったのだが、皆が選んだのはグリーン4、ピンク2とまたしてもブルーが不人気なのだ。
とりあえずじゃんけんで決めようという話になり、俺は部外者面で見ていたのだが、当然勝った方は喜んだのだが、負けた方がウル目でこっちを見ているのだ。
俺は美少女のウル目での沈黙の訴えに耐えられなかった……子供の願いは叶えてやるのが信条だ!
「巫女の予備のシーツも少ないので、姫騎士の方でシーツを提供してくれるなら、2日ほど時間はかかりますがグリーンのカーテンも作ってあげますよ?」
「10枚用意した、グリーン7、ピンク3で頼めないだろうか?」
「カリナ隊長、黄色もできそうですがどうです?」
「それも6枚頼みたい!」
「分かりました。2・3日時間をもらいますね、布の色を染めるのに、湖の側に咲いている花を使いますので、集めるのに少し時間が必要なのです。それと今日のお肉祭りなのですが、俺の料理の手伝いに15時ごろに2名ほど人手がほしいのですが、誰か手伝って頂ける人いませんか? できれば料理の得意な人がほしいです」
そう、今日は肉が熟成を終える。ナナが待ちに待った肉祭りの日なのだ。
ナナだけではなく、他の者も少し浮き足立っているように見える……皆、刺激がほしいのだ。
「私とナターシャがいこう、15時に神殿の厨房にいけばよいのだな?」
「カリナ隊長がくるのですか? 意外ですね」
「私じゃ不満なのか? 少しは料理もできるのだぞ」
「いや~巫女様たちがお嬢様過ぎて、殆んどの人が料理できないのですよ。カリナ隊長もナターシャさんも貴族出身って聞いていたから、てっきり料理は苦手かと思ってました」
「そういうことか、皮むきぐらいはこなせるので邪魔にはならんぞ」
「では待っていますのでまた後程、ああ、先に肉を預かってもよろしいですか? 俺の村特製のびっくりするような美味しいモノをごちそうします。下味を付けるのに先に預からせてもらいますね」
姫騎士たちの視線が俺に集まっている……プリンやアイス以来、俺の作るモノに期待しているようなのだ。
肉を受け取った俺は、熟成室に即放り込んだ。
ナビーが一番いい具合に取り出してくれるから任せた方が美味しくできるのだ。
午後、約束の時間より早くカリナさんとナターシャさんがやってきた。巫女からはサクラとアンナさんだ。
ナナが手伝うと言ったが、どうしても調理に係わると後の食べる時の驚きが半減してしまうので今回は却下だ。
まずは下ごしらえだ。ジェネラルとプリーストをとんかつにするつもりなのだが、各一枚ずつにした。
油ものはもたれるからだ。そしてジェネラルをステーキにプリーストを生姜焼き用に肉を騎士班にカットしてもらう。
巫女班は豚汁作りだ。玉ねぎ・人参・里芋の様な物・ごぼうのような物の皮を剥いでもらってカットした。
肉はオーク肉を薄切りにしたものだ、豚汁用にジェネラルやプリーストは勿体無い。
いろいろ入れたら豚汁というよりけんちん汁のようになってしまった。
ここで、ナビー特製リョウマ監修各種調味料のお披露目だ!
醤油・みりん・砂糖で生姜焼き用のプリーストの肉を生姜ダレで浸け込んだ。
そしてトマトがあったのでトマトケチャップを作る。ケチャップは意外と簡単に美味しく作れるのだ。
下準備が終わったらさっそく調理を開始する。時間停止インベントリがあるので、冷めるとか考えなくていいのだ。時間までに調理を終え、器具を洗って後片付けまで終了した。
本日の献立
・オークジェネラルのステーキ
・オークジェネラルのとんかつ・オークプリーストのとんかつ
・オークプリーストの生姜焼き
・オーク肉の甘辛角煮
・オークの野菜たっぷり酢豚
・生野菜
・オークの豚汁
・白米・パン
・牛乳プリン・バニラアイス
・バナナオレ・ミルクセーキ・ミックスジュース
・各種酒類
なかなか豪華にできあがったと思う。
皆、初めて見る調味料に戸惑っていたが、味見して驚いていた。
17時になったのでインベントリから、各種完成料理を出して一気にテーブルに並べた。
ステーキ以外は初めて見るものばかりだろう。さあ食え! 食って驚け!
「美味しいのじゃ! 外はサクサク中はジューシーなのじゃ! どれもウマウマなのじゃ!」
フィリアはいつもいいリアクションしてくれえるから好きだ。
「リョーマ、お肉美味しいね! 赤いソースも黒いソースも美味しいよ!」
赤いのはトマトケチャップ、黒いのはとんかつソースだ。
ジュースを作るためにわざわざ魔道具のミキサーを開発したのだが、喜んでもらえているので苦労した甲斐がある。ちなみに俺もジュース派だ、酒はあまり好きじゃない。
「ジェネラル肉柔らかくって最高ですね。塩コショウのみのシンプルなステーキだけど、肉自体に凄い旨味があるんですね」
「ナナはとんかつと、甘い角煮っていうのが好き」
「私は酢豚というのが野菜たっぷりで好きですね。生姜で焼いたものも美味しいです」
サクラは醤油ベースな物も気に入ってくれたようだ。
「妾は全部じゃ! どれもこれも美味しいのじゃ! バナナオーレとやらも好きじゃ!」
好評でなによりだ。ナナが喜んでくれていたから作った甲斐もあったしね。
ただ豚汁のおかわりをする人が余りいなかったのが残念だ、味噌は口に合わなかったのかな。
オークづくしの肉祭りを終えて、今日も忙しくも楽しい日だった。
修理も終え、修行以外に特にする事はない筈だったのだが、サクラからナナの誕生日が7月7日だと聞いたため、数日前より忙しくなった。
もう直ぐナナの9歳の誕生日なのだ。
俺が張り切らないはずないのだ。なにを張り切っているかと言うと、打ち上げ花火を仕込んでいるのだ。
魔法と手動で200発を目指している。既に種はできあがっている。
試射はできないのでぶっつけ本番だが、ナビーが仕込んだものだから間違いないだろう。
俺が忙しいのは、プレゼントの為の設計をいろいろやっていたからだ。
今日、その試作第一号の鏡が完成した。
100円ショップで売っているような鏡ではない。ちゃんと板ガラスに銀鏡反応を利用した最高級鏡だ。
良いできだったので、違うサイズの追加作製に取り掛かったのだ。
160×60の姿見を5枚、30×20の卓上鏡を20枚、15×10の手鏡20枚を木枠付きで追加作製する。
一度【プランクリエイト】で設計図ができてしまえば、量産は簡単なのだ。
夕方までには完成するそうなのでもう一品作ることにした。
素材はブラックメタル、女神たちと同じチョーカーにしようかと思ったがペンダントにした。
チェーン部分はミスリルを錬金術で錬成して、少々では切れないように強化のエンチャントを掛けた。
ペンダント部分のデザインは可愛くデフォルトされた竜の背中に小鳥のようなモノが乗っている感じの物だ。
目には赤いルビーが入っていて、小鳥遊龍馬という俺の名前からイメージしたものだ。
貴族になったら貴章にすると、厨二発病中にデザインした痛物だが、ナナは気に入ってくれるだろうか?
希少金属だけあってエンチャントが3つ付与できるとの事で、MP回復量10%増量・魔法効果10%増量を付けた。もう1枠あるのだが、今後付けたいものがあったので空けておくことにした。
午後から剣術の修行に行ったのだが、俺は未だ騎士相手に誰一人勝てないでいる。
魔法使用すれば圧勝できるだろうけど、剣術のみで模擬戦を行うと全く歯が立たないのだ。
フィリアも無詠唱に梃子摺っている。
詠唱からのスタートに慣れ切ってしまっていて、逆に無言で発動させるのに違和感があるそうだ。
フィリアの場合200年もそうしてきたのだから、固定観念が強すぎるため、もうコピーで伝授するしかないかもしれない。
今日もヘロヘロになって神殿宿舎に帰るのだったが、帰り際にナビーが声を掛けてきた。
『……マスター、少しよろしいですか?』
『どうした?』
『……カリナの事ですが、お気づきでしょうか?』
『カリナ隊長がどうした? そういえば元気なかったな?』
『……マスターに教えるか迷ったのですが、やはりお伝えするべきだと思いますので……カリナの信仰値がこの数日で激減しています』
『えっ!? どうして? 何かあったのか?』
『肉祭りをした辺りから少しずつ減っています。89もあった信仰値が今は84に減りました』
『ナビーには原因が分かっているのだろう? やはり俺が原因なのか?』
『……マスターの事を信頼するほどに、信仰値が減っているのです。あの時の言葉が彼女を思い悩ませているようですね。「カリナさん、あなた、使徒の俺に対して本気の殺気を向けるとは、神に対して反逆か?」覚えていますか? オーク討伐の時にマスターが言った言葉です』
『あれは和解できたんじゃないのか? それになんで今頃?』
『……マスターが色々やらかして、皆の信用を獲得していく度にカリナさんも信頼していったのですが、その分あの時マスターに向けた殺気を悔いているのです。そしてマスターに言われた言葉が頭の中をぐるぐる回っているのでしょうね……私は神の使徒様に対して相応しくないことをした。姫騎士で居ていいのだろうか? 真面目すぎるのが悪い方にでたようです』
『俺はどうすればいい?』
『……ナナちゃんの誕生パーティーがありますので、下手に今は刺激しない方がいいかと思います。言葉一つであそこまで悩まれるほどの繊細な方です。下手に何か言うのは逆効果な気がします』
『そうだな、だが放っておけないし準備だけはしておくか……アウラ、ベルル居るか?』
『……ごめんなさいです、あるじさま……居ます』
『……ごめんなさい、御主人様~、見てたのはたまたまです~』
『ベルルの方が素直で可愛いな! まあいい、お前たちに頼みがある。今現在フィリアをここに縛っている事はお前たちも理解しているな? 俺の過去のアホな条件設定の為に、フィリアもこの世界の竜神たちにも苦労を掛けている。それをある程度解消したい』
『御主人様はどうしたいのかな~?』
『まず、フィリアをこの地に縛っている信仰値95以上じゃないと発動できないという、アホな禁呪指定の【アクアピュリファイ】このスキルを【魔法創造】で作り変えた物をこの魔石に書き込んで発動補助にしたい。魔石には鍵を付けようと思う。鍵はナナに渡すネックレスだ。ネックレスには俺の魔力を練りこんでおく。俺の魔力を感知したらスキル発動できるようにしてくれ』
『ナナちゃんしか発動できないって事ですか?』
『鍵はもう1個作る、それはネレイスに渡しておく。スキルは信仰値88以上に作り変えるので現状は巫女の半数が条件的に発動可能になる。鍵の管理・譲渡はネレイスに任せる」
【魔法創造】
1、【アクアピュリファイ】
2、水の大浄化ができる
信仰値88以上で発動可能
発動にはリョウマの魔力が入った鍵が必要
浄化効果は1か月持続する、レベルとともに期間延長される
3、イメージ
4、【魔法創造】発動
『このスキルを、この水竜の魔石にコピーで書き込んで、レベル不足や本来の信仰値95以上の発動条件の補助となる神器を創ってほしい。ようはフィリアをこの地から解放するためだ。月一でスキルを誰かが発動しないと水が汚染して世界が亡ぶとか。俺のアホな設定に自分で呆れるわ』
改善案はこうなった
1、現状フィリアしか発動できない浄化魔法を、魔石を使って発動条件を下げ、今後他の者でも発動可能にする
2、竜神たちの神域外への外出許可
・人の姿でならお忍びで外出してもよい
・外出時、理由もなく世界に介入しない
神殿内に縛るのを止めようということなのだが、許可だけ出してあとは竜神たちのモラルに任せることにした。
俺がここを出るまでに、皆にとってできるだけ良い環境にしてあげたい。
ガラス窓に替えれば、室内に光が取り込めるようになるだろう。
これまでは雪が積もる冬の間は窓が開けられず、昼でも暗かったのだ。これからは冬でも内窓だけ閉めておけば光と太陽熱が取り込めるようになる。窓周りの雪かきは要るけどね。
試作として手作業でナナの部屋に第一号を設置することにした。
まずは窓枠の外面に現在内開きでついてる木窓を外開きに変更し、その際古い蝶番を錬金で自作した大きめの錆びにくい物に変更する。次に部屋の中から内開きにガラス窓を取り付ける。縦に細長くした漢字の【田】の字のガラス窓を2枚横に並べた感じのイメージをすればどんなものか想像がつくだろう。
最初木枠にガラスをそのままはめ込んでいたのだが、風が吹くたびにカランとガラス音がするのが気になったので、例のパッキンに使ったラバーワームで固めて気密性と防音に役立てた。
なにかと有用な魔獣素材なのだが、サクラの話だと3m程のミミズのような魔獣だそうで、森や草原など土があれば結構どこにでもいる下級魔獣らしい。
カーテンも設置してみた。試作なので元々あったベッド用シーツをそれっぽく波が出るように縫い合わせ、色をライトグリーンに染めたものだ。カーテンレールは面倒だったので木の棒を一本這わせただけのシンプルなものだ。そこに大きめのリングを通してカーテンに縫い付けたのだが、意外におしゃれでいい感じだ。
2時間ほどで完成したのだが、結構いい出来なので、早くナナに見てもらいたい。
まだフィリアの授業中だったが、我慢できず、ちょっときてほしいとナナの部屋に全員連れていった。
「リョーマ、可愛い! 部屋が明るいね!」
「リョウマ、妾の部屋もしてほしいのじゃ! またナナだけずるいのじゃ!」
ほかの面々もぜひ取り替えてほしいとの事なので、今回カーテンの色が3種類用意してあると伝え、色を選んでもらった。ナナ色のライトグリーン、サクラ色のライトピンク、フィリア色のアクアブルーだ。
残念ながらブルーを選んだ者は一人もいなかった。フィリアもグリーンがいいとのこと、各色5枚用意したのだが残念だ。ちゃんとサクラはピンクを選んでくれたのに。
『……マスター、サクラも本当はグリーンがいいようですよ?』
『クッ……そうなのか……洗い替えという風にして、後でグリーンも渡してあげよう』
ナナの部屋の試作を取り付けるのに2時間ほどかかったが、一度取り付け設計図もできているので残りは【ハウスクリエイト】の部分建築を使い、魔法でさっさと取り付けた。
この魔法かなりのチートだった。
修理魔法も凄いが、【ハウスクリエイト】を発動して光ったかと思ったらもう完成しているのだ。
1時間ほどで巫女宿舎を全部取り替え終え、材料がまだあったので姫騎士の宿舎もカリナ隊長監視のもと全部取り替えた。
だが姫騎士宿舎でちょっとした問題が起きた。
そうカーテンの色で少し揉めたのだ。
色がブルー4、グリーン1、ピンク1しか残ってないと言ったのだが、皆が選んだのはグリーン4、ピンク2とまたしてもブルーが不人気なのだ。
とりあえずじゃんけんで決めようという話になり、俺は部外者面で見ていたのだが、当然勝った方は喜んだのだが、負けた方がウル目でこっちを見ているのだ。
俺は美少女のウル目での沈黙の訴えに耐えられなかった……子供の願いは叶えてやるのが信条だ!
「巫女の予備のシーツも少ないので、姫騎士の方でシーツを提供してくれるなら、2日ほど時間はかかりますがグリーンのカーテンも作ってあげますよ?」
「10枚用意した、グリーン7、ピンク3で頼めないだろうか?」
「カリナ隊長、黄色もできそうですがどうです?」
「それも6枚頼みたい!」
「分かりました。2・3日時間をもらいますね、布の色を染めるのに、湖の側に咲いている花を使いますので、集めるのに少し時間が必要なのです。それと今日のお肉祭りなのですが、俺の料理の手伝いに15時ごろに2名ほど人手がほしいのですが、誰か手伝って頂ける人いませんか? できれば料理の得意な人がほしいです」
そう、今日は肉が熟成を終える。ナナが待ちに待った肉祭りの日なのだ。
ナナだけではなく、他の者も少し浮き足立っているように見える……皆、刺激がほしいのだ。
「私とナターシャがいこう、15時に神殿の厨房にいけばよいのだな?」
「カリナ隊長がくるのですか? 意外ですね」
「私じゃ不満なのか? 少しは料理もできるのだぞ」
「いや~巫女様たちがお嬢様過ぎて、殆んどの人が料理できないのですよ。カリナ隊長もナターシャさんも貴族出身って聞いていたから、てっきり料理は苦手かと思ってました」
「そういうことか、皮むきぐらいはこなせるので邪魔にはならんぞ」
「では待っていますのでまた後程、ああ、先に肉を預かってもよろしいですか? 俺の村特製のびっくりするような美味しいモノをごちそうします。下味を付けるのに先に預からせてもらいますね」
姫騎士たちの視線が俺に集まっている……プリンやアイス以来、俺の作るモノに期待しているようなのだ。
肉を受け取った俺は、熟成室に即放り込んだ。
ナビーが一番いい具合に取り出してくれるから任せた方が美味しくできるのだ。
午後、約束の時間より早くカリナさんとナターシャさんがやってきた。巫女からはサクラとアンナさんだ。
ナナが手伝うと言ったが、どうしても調理に係わると後の食べる時の驚きが半減してしまうので今回は却下だ。
まずは下ごしらえだ。ジェネラルとプリーストをとんかつにするつもりなのだが、各一枚ずつにした。
油ものはもたれるからだ。そしてジェネラルをステーキにプリーストを生姜焼き用に肉を騎士班にカットしてもらう。
巫女班は豚汁作りだ。玉ねぎ・人参・里芋の様な物・ごぼうのような物の皮を剥いでもらってカットした。
肉はオーク肉を薄切りにしたものだ、豚汁用にジェネラルやプリーストは勿体無い。
いろいろ入れたら豚汁というよりけんちん汁のようになってしまった。
ここで、ナビー特製リョウマ監修各種調味料のお披露目だ!
醤油・みりん・砂糖で生姜焼き用のプリーストの肉を生姜ダレで浸け込んだ。
そしてトマトがあったのでトマトケチャップを作る。ケチャップは意外と簡単に美味しく作れるのだ。
下準備が終わったらさっそく調理を開始する。時間停止インベントリがあるので、冷めるとか考えなくていいのだ。時間までに調理を終え、器具を洗って後片付けまで終了した。
本日の献立
・オークジェネラルのステーキ
・オークジェネラルのとんかつ・オークプリーストのとんかつ
・オークプリーストの生姜焼き
・オーク肉の甘辛角煮
・オークの野菜たっぷり酢豚
・生野菜
・オークの豚汁
・白米・パン
・牛乳プリン・バニラアイス
・バナナオレ・ミルクセーキ・ミックスジュース
・各種酒類
なかなか豪華にできあがったと思う。
皆、初めて見る調味料に戸惑っていたが、味見して驚いていた。
17時になったのでインベントリから、各種完成料理を出して一気にテーブルに並べた。
ステーキ以外は初めて見るものばかりだろう。さあ食え! 食って驚け!
「美味しいのじゃ! 外はサクサク中はジューシーなのじゃ! どれもウマウマなのじゃ!」
フィリアはいつもいいリアクションしてくれえるから好きだ。
「リョーマ、お肉美味しいね! 赤いソースも黒いソースも美味しいよ!」
赤いのはトマトケチャップ、黒いのはとんかつソースだ。
ジュースを作るためにわざわざ魔道具のミキサーを開発したのだが、喜んでもらえているので苦労した甲斐がある。ちなみに俺もジュース派だ、酒はあまり好きじゃない。
「ジェネラル肉柔らかくって最高ですね。塩コショウのみのシンプルなステーキだけど、肉自体に凄い旨味があるんですね」
「ナナはとんかつと、甘い角煮っていうのが好き」
「私は酢豚というのが野菜たっぷりで好きですね。生姜で焼いたものも美味しいです」
サクラは醤油ベースな物も気に入ってくれたようだ。
「妾は全部じゃ! どれもこれも美味しいのじゃ! バナナオーレとやらも好きじゃ!」
好評でなによりだ。ナナが喜んでくれていたから作った甲斐もあったしね。
ただ豚汁のおかわりをする人が余りいなかったのが残念だ、味噌は口に合わなかったのかな。
オークづくしの肉祭りを終えて、今日も忙しくも楽しい日だった。
修理も終え、修行以外に特にする事はない筈だったのだが、サクラからナナの誕生日が7月7日だと聞いたため、数日前より忙しくなった。
もう直ぐナナの9歳の誕生日なのだ。
俺が張り切らないはずないのだ。なにを張り切っているかと言うと、打ち上げ花火を仕込んでいるのだ。
魔法と手動で200発を目指している。既に種はできあがっている。
試射はできないのでぶっつけ本番だが、ナビーが仕込んだものだから間違いないだろう。
俺が忙しいのは、プレゼントの為の設計をいろいろやっていたからだ。
今日、その試作第一号の鏡が完成した。
100円ショップで売っているような鏡ではない。ちゃんと板ガラスに銀鏡反応を利用した最高級鏡だ。
良いできだったので、違うサイズの追加作製に取り掛かったのだ。
160×60の姿見を5枚、30×20の卓上鏡を20枚、15×10の手鏡20枚を木枠付きで追加作製する。
一度【プランクリエイト】で設計図ができてしまえば、量産は簡単なのだ。
夕方までには完成するそうなのでもう一品作ることにした。
素材はブラックメタル、女神たちと同じチョーカーにしようかと思ったがペンダントにした。
チェーン部分はミスリルを錬金術で錬成して、少々では切れないように強化のエンチャントを掛けた。
ペンダント部分のデザインは可愛くデフォルトされた竜の背中に小鳥のようなモノが乗っている感じの物だ。
目には赤いルビーが入っていて、小鳥遊龍馬という俺の名前からイメージしたものだ。
貴族になったら貴章にすると、厨二発病中にデザインした痛物だが、ナナは気に入ってくれるだろうか?
希少金属だけあってエンチャントが3つ付与できるとの事で、MP回復量10%増量・魔法効果10%増量を付けた。もう1枠あるのだが、今後付けたいものがあったので空けておくことにした。
午後から剣術の修行に行ったのだが、俺は未だ騎士相手に誰一人勝てないでいる。
魔法使用すれば圧勝できるだろうけど、剣術のみで模擬戦を行うと全く歯が立たないのだ。
フィリアも無詠唱に梃子摺っている。
詠唱からのスタートに慣れ切ってしまっていて、逆に無言で発動させるのに違和感があるそうだ。
フィリアの場合200年もそうしてきたのだから、固定観念が強すぎるため、もうコピーで伝授するしかないかもしれない。
今日もヘロヘロになって神殿宿舎に帰るのだったが、帰り際にナビーが声を掛けてきた。
『……マスター、少しよろしいですか?』
『どうした?』
『……カリナの事ですが、お気づきでしょうか?』
『カリナ隊長がどうした? そういえば元気なかったな?』
『……マスターに教えるか迷ったのですが、やはりお伝えするべきだと思いますので……カリナの信仰値がこの数日で激減しています』
『えっ!? どうして? 何かあったのか?』
『肉祭りをした辺りから少しずつ減っています。89もあった信仰値が今は84に減りました』
『ナビーには原因が分かっているのだろう? やはり俺が原因なのか?』
『……マスターの事を信頼するほどに、信仰値が減っているのです。あの時の言葉が彼女を思い悩ませているようですね。「カリナさん、あなた、使徒の俺に対して本気の殺気を向けるとは、神に対して反逆か?」覚えていますか? オーク討伐の時にマスターが言った言葉です』
『あれは和解できたんじゃないのか? それになんで今頃?』
『……マスターが色々やらかして、皆の信用を獲得していく度にカリナさんも信頼していったのですが、その分あの時マスターに向けた殺気を悔いているのです。そしてマスターに言われた言葉が頭の中をぐるぐる回っているのでしょうね……私は神の使徒様に対して相応しくないことをした。姫騎士で居ていいのだろうか? 真面目すぎるのが悪い方にでたようです』
『俺はどうすればいい?』
『……ナナちゃんの誕生パーティーがありますので、下手に今は刺激しない方がいいかと思います。言葉一つであそこまで悩まれるほどの繊細な方です。下手に何か言うのは逆効果な気がします』
『そうだな、だが放っておけないし準備だけはしておくか……アウラ、ベルル居るか?』
『……ごめんなさいです、あるじさま……居ます』
『……ごめんなさい、御主人様~、見てたのはたまたまです~』
『ベルルの方が素直で可愛いな! まあいい、お前たちに頼みがある。今現在フィリアをここに縛っている事はお前たちも理解しているな? 俺の過去のアホな条件設定の為に、フィリアもこの世界の竜神たちにも苦労を掛けている。それをある程度解消したい』
『御主人様はどうしたいのかな~?』
『まず、フィリアをこの地に縛っている信仰値95以上じゃないと発動できないという、アホな禁呪指定の【アクアピュリファイ】このスキルを【魔法創造】で作り変えた物をこの魔石に書き込んで発動補助にしたい。魔石には鍵を付けようと思う。鍵はナナに渡すネックレスだ。ネックレスには俺の魔力を練りこんでおく。俺の魔力を感知したらスキル発動できるようにしてくれ』
『ナナちゃんしか発動できないって事ですか?』
『鍵はもう1個作る、それはネレイスに渡しておく。スキルは信仰値88以上に作り変えるので現状は巫女の半数が条件的に発動可能になる。鍵の管理・譲渡はネレイスに任せる」
【魔法創造】
1、【アクアピュリファイ】
2、水の大浄化ができる
信仰値88以上で発動可能
発動にはリョウマの魔力が入った鍵が必要
浄化効果は1か月持続する、レベルとともに期間延長される
3、イメージ
4、【魔法創造】発動
『このスキルを、この水竜の魔石にコピーで書き込んで、レベル不足や本来の信仰値95以上の発動条件の補助となる神器を創ってほしい。ようはフィリアをこの地から解放するためだ。月一でスキルを誰かが発動しないと水が汚染して世界が亡ぶとか。俺のアホな設定に自分で呆れるわ』
改善案はこうなった
1、現状フィリアしか発動できない浄化魔法を、魔石を使って発動条件を下げ、今後他の者でも発動可能にする
2、竜神たちの神域外への外出許可
・人の姿でならお忍びで外出してもよい
・外出時、理由もなく世界に介入しない
神殿内に縛るのを止めようということなのだが、許可だけ出してあとは竜神たちのモラルに任せることにした。
俺がここを出るまでに、皆にとってできるだけ良い環境にしてあげたい。
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しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
俺が死んでから始まる物語
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パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
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そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
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父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
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どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。
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俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ?
それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ!
よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・
え?俺様チート持ちだって?チートって何だ?
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話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。
異世界は流されるままに
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これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。
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