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第1話 「ついに高校デビュー!!」
しおりを挟む清々しい朝、晴天が染めたばかりの金色の髪をキラキラと照らし、目の下にあるピアスは、顔パーツの中でも異様な存在感を放っている。
(俺、辻 叶人は今年の春、入学式と共に新しい人生の幕をあげる!!
なぜって!?それは高校デビュー!!
中学の時はいじめられて友達とか彼女とか出来なかったけど、、県外の高校に行くって名目で、一人暮らしを勝ち取ったし、オシャレなカフェでのバイトも受かった、もうこれは陽キャ正しく勝ち組と言っても過言は無い!!)
そんなこんなで
今後俺を迎える新しい生活に胸をときめかせ、
入学式が始まるであろう、高校に叶人は急いで足を進めた。
高校の前には入学式という表札が立て掛けられおり、そこには同じ制服に身を包んだ、同級生になる人達がわいわいと喋っている。
(やべぇ、みんな仲良さそうじゃん!
いやでもそうだよな!?地元民が集まってるだろうし、俺も早いとこ仲間に入れて貰わねぇと、、、、)
どくどくと激しく動く心臓を服の上から押え込むように握り締め、人混みを避けながらクラスが張り出されている掲示板に向かった。
(えと、、俺のクラスは、A組か、、他はC、Bって、3クラスあんのね、少なめか、、?)
少し背伸びをして人集りから顔を出し、自分のクラスを確認すれば、いそいそと、人の隙間から抜け出す
(流石に人が多過ぎて、じっくりとは見れなかったが、A組なのは分かった、、それさえ分かればあとは教室に向かい、そこで友達を作る!それだけだ!
まだ時間はあるし、学校内を探索しながら教室に行くか~!)
人集りから抜け出す時に付いた汚れをパッパっとはらい、揉みくちゃにされた制服を綺麗にすれば、早々に人が少ない方へと足を進めた。
先程とは打って変わって人が少なく、春風の音が校舎に響く。
少し落ち着く雰囲気がある中庭に叶人はジュースを手に持ちベンチに座っていた。
「流石高校だなー!学校の中に自動販売機とかあるし?学食も食券タイプ!購買もある!中学とは全然違ってちょーテンション上がる!」
持ってるジュースに口を付け、最高潮に上がった気分に、無意識のうちに両足は上下にゆらゆらと揺れ出す
心地よい風はより気分を上昇させ、暖かな日差しを堪能する様に目を閉じ、おもわず微笑みを浮かべた。
キンコンカンコ~ン
幸せな時間はあっという間に過ぎ、いつの間にか校内に鳴り響くチャイムの音にドバッと
冷や汗が滲み出る。
「やべぇ!!!」
(ボーッとし過ぎちまった、流石にもうクラスの奴らも集まってるよな!?
うひゃー、最悪すぎる、入学初日早々遅れて教室入るとか恥じゃんかよーー!!
俺の馬鹿野郎!)
教室に入った瞬間集まる視線を想像し、
ゾッと震えた叶人はできる限りのスピードで校内を駆け抜け、急いで自身のクラスに足を早めた。
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