【完結】会社をクビになったら異世界で追放魔術師に性処理係として拾われました

夜曲

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第一章

*余りの違い

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 孤児院で、学校で、会社で──誰も自分を「必要だ」と言ってくれなかった。
 でも、この熱い視線の中には、確かな渇望が感じ取れる。

 陽向は静かに頷いた。

 その許しを待ちわびていたネオは、歓喜に震えながら陽向の小ぶりな蜜芯を手に取った。触れた指先が驚くほど熱い。
 陽向のそれは、小ぶりで軽く皮をまとっている。表面積が小さい分神経が集中していて、一般的な男性よりも敏感だ。

 ネオは一生懸命快感を与えようとしている様だが、正直に言ってその手の動きは拙い。まるで初めて他人のものを手にしたかのようなぎこちない動きで、慎重に陽向の輪郭をなぞっていく。
 その手の熱さと包み込むような大きさで多少はカバーされているが、まだまだ無限の成長余地がありそうだ。

『一生懸命で可愛い』

 陽向がそう年長者として余裕ぶっていられたのも、そこまでだった。
 もう一つの手が、陽向のお尻に伸びてきたのだ。

『やっぱりそこを使うよなぁ~』
 想定内ではあるが、正直もう少し先延ばしにできるなら先伸ばしにしたい。


 施設での二人一部屋ではエログッズを所持するなんてこともできなかったから、一国一城を得てからの陽向は、うれしさと若さにかまけていろいろな冒険をした。

 陽向は自分のことをただ探求心が強いだけだと思っているのだが、きっと元々その素質があったのだろう。興味本位でお尻にピンクローターやディルドを入れてみたことさえもある。
 だが、正直うしろを使ってする自慰の何が良いのか陽向は全くわからなかった。
 だから、使いたいのなら貸してもいいけど、またあの強烈な違和感を我慢するのは嫌だなぁと思っていた。


「僕も、触ってもいい?」
 攻撃は最大の防御なり。

 その声を聞いたネオは、大きな目を見開いて驚き、一瞬時間が止まった様だった。だが、すぐに自分の服を乱暴に脱ぎ始めた。

『まさか俺に自ら触れたいと言う人が現れるなんて……』
 ネオは幼いころ服を召しかえるときも、従僕たちが入浴の介助をするときでさえも、手袋や沐浴布越しだった。今まで自分に直に触れたいと言い出す者などいたことがなかった。

 相手の気が変わらないうちに。と、一気に全部脱いでしまったのは早計だったかもしれない。
 陽向の目が自分の一点を凝視して離れないことに、ネオも気が付いた。

 その視線を辿った先は、極限まで張り詰めた怒張。
 人との初めての触れ合いに期待して、早くも感涙をこぼしている。

『この人のは可愛かったな』

 ネオはその凸凹とした血管の浮き出た醜い自分のものと、小ぶりでかわいい陽向のものを並べて見比べた。

『ゴクリ』

 その余りの違いに、二人同時に息をのんだ。
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