8 / 10
第八話 初めての依頼
しおりを挟む
ギルドに登録した日の午後、フエムを宿に預けたレンは新調した装備と共に初めての依頼に挑戦することにした。
ギルドの依頼は冒険者のランクと仕事の種類、そして危険度に応じて色分けされている。
これは主に向こう見ずな新米冒険者に無理をさせないようにするためで、冒険者の仕事が場合によっては命に関わる仕事であることを如実に表している。
レンは掲示板に貼られている黄色の紙を手に取った。黄色の依頼は調査や研究など、謎の解明を任される依頼を表している。
《水の都ディシア 水路異常の原因調査》
内容は、王都の心臓部ともいえる水路の一部で、水が不自然に濁り、流れが滞っているというものだった。
「これならアイの力の見せ所だな」
《分析や原因究明は得意分野です》
レンは早速、アイと共に中央街区にある水路管理施設を訪れる。
受付で事情を説明すると、案内されたのは技術者らしき初老の男性だった。
原因不明に悩まされているのか、その顔には疲労が濃く見えた。
「この都市の水は、我々の生活そのものだ。それがおかしくなるのは由々しき事態でな……。依頼を受けてくれて感謝する」
レンは依頼の概要を聞きながら、アイに状況の分析を指示する。
王都ディシアの水流は地下に張り巡らされた無数の水路を通して浄化し、魔法で水を吸い上げて循環させている。
当然、その水路一つ一つを確認していたら、いくら手があっても足りない。
《水路の異常は、特定の区画に集中しています。物理的、魔術的な原因が推測されます。現場へ急行してください》
レンは男にお礼を言って、問題の区画へと向かった。
ディシアの中央街区を出て水路舟に乗り、異変が起きている地下水路の入口へ向かう。
入口を管理する役人に依頼書を見せると、地下へと続く階段の魔法錠を開けてくれた。
「中は魔法灯がついてはいるが、それでも薄暗い。それに床が濡れているから足元に気をつけてくれ」
「わかりました」
レンは礼を言うと、地下水路へと降りていった。
中は想像するよりも明るかった。確かに薄暗くはあるが、等間隔に魔導灯がついており、歩く分には困らなかった。
《周囲の安全レベル:A 特に害意を持った存在は確認できず》
階段を降り、通路沿いにしばらく歩くと音が聞こえてきた。更に歩くと開けた空間に出る。
上から滝のように水が落ちている場所だった。
「スゲー光景だな」
レンは安全用の手すりから身を乗り出しながら言った。
《どうやら王都中の水が落ちてくる場所の一つと推測されます。水質に問題があった場合、飛沫感染のおそれがあります》
「まあ、性質としては下水だもんな」
レンは中央の滝をグルリと囲むように配置された通路を通って、さらに奥へと歩を進めた。
そのままトンネルを通り、別ブロックへ移動中にアイが反応した。
《この先に水質の悪化を確認。そこに大型の魔物反応あり。問題の原因の可能性:極大》
「この先に魔物? 特に何も見えないけど?」
レンが先を見渡すと、ある一点から水がヘドロのように濁っている。おそらくこれが水路が詰まっている原因だと分かるが、アイの言う大型の魔物は見えない。
《左前方20m。レン、環境偽装型の魔物です》
アイが警告するのと“それ”が動き出すのは、ほぼ同時だった。
見つかったのを理解したかのように、水路の壁の一部が突然歪み、色が変わり始める。
レン達の前に、緑色をした巨大なスライムが不快な音を立てながら現れた。
「これ、スライムか!? 想像より三倍デカい!」
《実際、三倍ほど大きいようです。レン、気をつけてください! あの魔物は溶解機能を持っています。取り込まれたら即死します》
「そくしぃー!?」
レンが叫びながら横に飛び退くのとスライムが突っ込んでくるのはほぼ同時だった。
さっきまでレンが立っていた場所では、ドロドロに溶かされた石が、煙を上げながらシューッと音を立てている。
「うわー、なんじゃコリャ!」
《意外と素早いようです。距離を取り戦うことを推奨》
「言われなくても」
レンはその場から駆け出し、新調した腰のベルトからスリングと鉄球を取り出すとアイに尋ねた。
「アイツの弱点は?」
《分析完了。中央の核が生命維持の要のようです》
「補助頼む!」
《言われなくても》
レンが振り返り、狙いを定めてスリングの紐を弾く。
弾はスライムに命中したが分厚すぎるのか、核に届く前に溶かされてしまった。
「うおー、効かねえ」
《観測予想。大型のため単発では効果が薄い。レン、同じところを連続で狙ってください》
アイはスライムの着弾した場所に注目した。
ゆっくりと元に戻りつつあるが、着弾した場所はへこんでいた。
「喰らえ!」
レンは逃げながら鉄球を放ち、同じ箇所を狙い続ける。
ちょうどトンネルの出口へ到達した時、鉄球はスライムの核をぶち抜いた。
スライムの動きが止まり、激しく脈動し始める。
「やったか?」
《それはフラグです、レン。分析予測。おそらく爆発します。レン、物陰へ退避を》
レンが「ひえ……」と言いながら、角に身を隠すとパンッ! という大きな音を立ててスライムが爆散した。
辺り一面にスライムの残骸らしきものが飛び散り、壁や床を削るように溶かしていた。
「最後まで迷惑この上ない……」
《生命反応消失。魔物討伐完了しました。水質の改善の兆しあり。直に戻ると思われます》
「これで依頼完了ってことか」
クタクタになりながらレンはボヤいた。
アイが原因を補足する。
《あのスライムは異常個体です。魔法廃液によって異常成長したと推測されます》
「魔法廃液?」
《魔力が含まれた物体のことです。魔法施設からの漏洩あるいは不法廃棄されたものを取り込んだと考えられます》
「おおう。ファンタジー世界にも環境破壊の波が」
レンは嘆息した。
その後、念の為に他の原因がないか確認し終えたレンは、中央街区の水路管理施設に戻り、結果を報告した。
「なるほど、そんな事があったのか。確かに最近、金を払いたがらない業者が不法投棄する事案が相次いでてね。これからは、より一層、取り締まる必要がありそうだな。ありがとう。協力感謝する」
初老の男性は満足そうに頷くと、レンに礼を言った。
無事依頼を終えたレンは冒険者ギルドへと戻り、事の顛末を受付で報告した。
「通常の三倍ほどのスライムですか。しかも溶解能力を持ったスライムを一人で……よく無事でしたね」
スキル登録の時の受付嬢、ネルヴァはその理知的な目を細めながらレンを見た。
その目は『本当にお前は新米冒険者なのか?』と問いたげであった。
「いや、たまたまですよ。次はどうなるかわかりませんから」
レンは疑念を払拭するようにドギマギしてみせた。
《これで目をつけられないと良いのですが》
(俺も、そう願うよ……)
活躍して褒められるのはいいが、できる限り悪目立ちはしたくない。
レンの二律背反の冒険者生活は、まだまだ始まったばかりだ。
ギルドの依頼は冒険者のランクと仕事の種類、そして危険度に応じて色分けされている。
これは主に向こう見ずな新米冒険者に無理をさせないようにするためで、冒険者の仕事が場合によっては命に関わる仕事であることを如実に表している。
レンは掲示板に貼られている黄色の紙を手に取った。黄色の依頼は調査や研究など、謎の解明を任される依頼を表している。
《水の都ディシア 水路異常の原因調査》
内容は、王都の心臓部ともいえる水路の一部で、水が不自然に濁り、流れが滞っているというものだった。
「これならアイの力の見せ所だな」
《分析や原因究明は得意分野です》
レンは早速、アイと共に中央街区にある水路管理施設を訪れる。
受付で事情を説明すると、案内されたのは技術者らしき初老の男性だった。
原因不明に悩まされているのか、その顔には疲労が濃く見えた。
「この都市の水は、我々の生活そのものだ。それがおかしくなるのは由々しき事態でな……。依頼を受けてくれて感謝する」
レンは依頼の概要を聞きながら、アイに状況の分析を指示する。
王都ディシアの水流は地下に張り巡らされた無数の水路を通して浄化し、魔法で水を吸い上げて循環させている。
当然、その水路一つ一つを確認していたら、いくら手があっても足りない。
《水路の異常は、特定の区画に集中しています。物理的、魔術的な原因が推測されます。現場へ急行してください》
レンは男にお礼を言って、問題の区画へと向かった。
ディシアの中央街区を出て水路舟に乗り、異変が起きている地下水路の入口へ向かう。
入口を管理する役人に依頼書を見せると、地下へと続く階段の魔法錠を開けてくれた。
「中は魔法灯がついてはいるが、それでも薄暗い。それに床が濡れているから足元に気をつけてくれ」
「わかりました」
レンは礼を言うと、地下水路へと降りていった。
中は想像するよりも明るかった。確かに薄暗くはあるが、等間隔に魔導灯がついており、歩く分には困らなかった。
《周囲の安全レベル:A 特に害意を持った存在は確認できず》
階段を降り、通路沿いにしばらく歩くと音が聞こえてきた。更に歩くと開けた空間に出る。
上から滝のように水が落ちている場所だった。
「スゲー光景だな」
レンは安全用の手すりから身を乗り出しながら言った。
《どうやら王都中の水が落ちてくる場所の一つと推測されます。水質に問題があった場合、飛沫感染のおそれがあります》
「まあ、性質としては下水だもんな」
レンは中央の滝をグルリと囲むように配置された通路を通って、さらに奥へと歩を進めた。
そのままトンネルを通り、別ブロックへ移動中にアイが反応した。
《この先に水質の悪化を確認。そこに大型の魔物反応あり。問題の原因の可能性:極大》
「この先に魔物? 特に何も見えないけど?」
レンが先を見渡すと、ある一点から水がヘドロのように濁っている。おそらくこれが水路が詰まっている原因だと分かるが、アイの言う大型の魔物は見えない。
《左前方20m。レン、環境偽装型の魔物です》
アイが警告するのと“それ”が動き出すのは、ほぼ同時だった。
見つかったのを理解したかのように、水路の壁の一部が突然歪み、色が変わり始める。
レン達の前に、緑色をした巨大なスライムが不快な音を立てながら現れた。
「これ、スライムか!? 想像より三倍デカい!」
《実際、三倍ほど大きいようです。レン、気をつけてください! あの魔物は溶解機能を持っています。取り込まれたら即死します》
「そくしぃー!?」
レンが叫びながら横に飛び退くのとスライムが突っ込んでくるのはほぼ同時だった。
さっきまでレンが立っていた場所では、ドロドロに溶かされた石が、煙を上げながらシューッと音を立てている。
「うわー、なんじゃコリャ!」
《意外と素早いようです。距離を取り戦うことを推奨》
「言われなくても」
レンはその場から駆け出し、新調した腰のベルトからスリングと鉄球を取り出すとアイに尋ねた。
「アイツの弱点は?」
《分析完了。中央の核が生命維持の要のようです》
「補助頼む!」
《言われなくても》
レンが振り返り、狙いを定めてスリングの紐を弾く。
弾はスライムに命中したが分厚すぎるのか、核に届く前に溶かされてしまった。
「うおー、効かねえ」
《観測予想。大型のため単発では効果が薄い。レン、同じところを連続で狙ってください》
アイはスライムの着弾した場所に注目した。
ゆっくりと元に戻りつつあるが、着弾した場所はへこんでいた。
「喰らえ!」
レンは逃げながら鉄球を放ち、同じ箇所を狙い続ける。
ちょうどトンネルの出口へ到達した時、鉄球はスライムの核をぶち抜いた。
スライムの動きが止まり、激しく脈動し始める。
「やったか?」
《それはフラグです、レン。分析予測。おそらく爆発します。レン、物陰へ退避を》
レンが「ひえ……」と言いながら、角に身を隠すとパンッ! という大きな音を立ててスライムが爆散した。
辺り一面にスライムの残骸らしきものが飛び散り、壁や床を削るように溶かしていた。
「最後まで迷惑この上ない……」
《生命反応消失。魔物討伐完了しました。水質の改善の兆しあり。直に戻ると思われます》
「これで依頼完了ってことか」
クタクタになりながらレンはボヤいた。
アイが原因を補足する。
《あのスライムは異常個体です。魔法廃液によって異常成長したと推測されます》
「魔法廃液?」
《魔力が含まれた物体のことです。魔法施設からの漏洩あるいは不法廃棄されたものを取り込んだと考えられます》
「おおう。ファンタジー世界にも環境破壊の波が」
レンは嘆息した。
その後、念の為に他の原因がないか確認し終えたレンは、中央街区の水路管理施設に戻り、結果を報告した。
「なるほど、そんな事があったのか。確かに最近、金を払いたがらない業者が不法投棄する事案が相次いでてね。これからは、より一層、取り締まる必要がありそうだな。ありがとう。協力感謝する」
初老の男性は満足そうに頷くと、レンに礼を言った。
無事依頼を終えたレンは冒険者ギルドへと戻り、事の顛末を受付で報告した。
「通常の三倍ほどのスライムですか。しかも溶解能力を持ったスライムを一人で……よく無事でしたね」
スキル登録の時の受付嬢、ネルヴァはその理知的な目を細めながらレンを見た。
その目は『本当にお前は新米冒険者なのか?』と問いたげであった。
「いや、たまたまですよ。次はどうなるかわかりませんから」
レンは疑念を払拭するようにドギマギしてみせた。
《これで目をつけられないと良いのですが》
(俺も、そう願うよ……)
活躍して褒められるのはいいが、できる限り悪目立ちはしたくない。
レンの二律背反の冒険者生活は、まだまだ始まったばかりだ。
0
あなたにおすすめの小説
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~
チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!?
魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで!
心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく--
美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!
異世界に転移したらぼっちでした〜観察者ぼっちーの日常〜
キノア9g
ファンタジー
※本作はフィクションです。
「異世界に転移したら、ぼっちでした!?」
20歳の普通の会社員、ぼっちーが目を覚ましたら、そこは見知らぬ異世界の草原。手元には謎のスマホと簡単な日用品だけ。サバイバル知識ゼロでお金もないけど、せっかくの異世界生活、ブログで記録を残していくことに。
一風変わったブログ形式で、異世界の日常や驚き、見知らぬ土地での発見を綴る異世界サバイバル記録です!地道に生き抜くぼっちーの冒険を、どうぞご覧ください。
毎日19時更新予定。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
ブックマーク・評価、宜しくお願いします。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる