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野中 瀾
野中 瀾(のなか なみ)4
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瀾は食材の皮剥きを終え、再び洗水所へやってきた。
「うん!終ってる♪早く干しに行かなくちゃ♪」
カートを押し洗濯物を干す中庭へ向かっていった。
――― 事を終え、急ぎ気味に廊下を歩く 乙。
『随分時間をくったな。
洗濯物を干すとすれば、確か場所はあそこだったよな?』
中庭近くに来ると、窓越しに瀾が洗濯物を干しているのが解った。
フッと微かに笑みを浮かべた。
「…みぃつけた♪」
それはまるで獲物を狩る動物そのものだった。
中庭に通じる扉を開け、外へ出ると瀾の後ろ姿を眺めている。
瀾はまだ乙の存在に気付いていないらしく、せっせと洗濯物を干している。
相手をビックリさせないように近づくと瀾に言葉を投げた。
「この時間でも乾くものなのか?」
「え?あ!乙様!どうしてこちらに?」
「クス。手伝っちゃいけないって言われたから見学♪」
「見学って、よろしいんですか?」
「ああ。承諾なら得た」
「そうですか」
ニコリと瀾が笑顔を向けると、乙も微かに笑顔で返した。
『なかなか可愛いな…
これは是非とも味見をしてみなきゃな…♪
どんな声で鳴くのか楽しみだ』
顔は優しい笑顔のまま、心の中ではニヤリとほくそ笑んでいた。
そんな乙の心情を知るよしもなく、瀾はせっせと洗濯物を干している。
少し届かないのか若干、背伸びをしてハンガーをかける姿に乙は、胸を踊らせる。
『フフ…可愛いな…』
疲れてきたのだろうか、何となく腕が震えているように見える。
「う、うーん…」
「大丈夫か?」
「はい。だ、大丈ぉ…夫ですぅ」
明らかに大丈夫ではなさそうだが、それでも負けじと腕を伸ばしている瀾が愛らしく見える。
無理に背伸びをしているせいで、バランスを崩しそうになりながらも必見に耐えている瀾。
ついに耐えきれなくなったのか、後ろに倒れかけた。
「あ!!」
「…!!!」
瀾は次にくるであろう衝撃に身構え、ギュッと眼をを閉じる。
トサッ…
しかし、自分の想像していた衝撃はなく、恐る恐る眼を明けると、目の前には乙の顔があった。
「…ぁ…」
「クス。…意外と重いんだなぁ♪」
「○△@☆#÷=%?※!!」
恥ずかしさと驚きと動揺とが混ざりあい言葉にならない声を発する。
「…声、記号…」
「も・もう大丈夫です///」
そう言うと瀾は立ち上がろうとする。
しかし、足首に痛みが走り、またもや乙の腕の中へ帰ってきた。
「足をひねったのか?手当てをしなくてはな。
近くに俺の部屋がある」
重いと言ったわりには、あっさりと瀾を抱き抱えた。
「き・乙様!」
「しぃ。また見つかって叱られてしまうぜ♪」
「……ッ///」
静かになった瀾を抱え部屋へと向かった。
「うん!終ってる♪早く干しに行かなくちゃ♪」
カートを押し洗濯物を干す中庭へ向かっていった。
――― 事を終え、急ぎ気味に廊下を歩く 乙。
『随分時間をくったな。
洗濯物を干すとすれば、確か場所はあそこだったよな?』
中庭近くに来ると、窓越しに瀾が洗濯物を干しているのが解った。
フッと微かに笑みを浮かべた。
「…みぃつけた♪」
それはまるで獲物を狩る動物そのものだった。
中庭に通じる扉を開け、外へ出ると瀾の後ろ姿を眺めている。
瀾はまだ乙の存在に気付いていないらしく、せっせと洗濯物を干している。
相手をビックリさせないように近づくと瀾に言葉を投げた。
「この時間でも乾くものなのか?」
「え?あ!乙様!どうしてこちらに?」
「クス。手伝っちゃいけないって言われたから見学♪」
「見学って、よろしいんですか?」
「ああ。承諾なら得た」
「そうですか」
ニコリと瀾が笑顔を向けると、乙も微かに笑顔で返した。
『なかなか可愛いな…
これは是非とも味見をしてみなきゃな…♪
どんな声で鳴くのか楽しみだ』
顔は優しい笑顔のまま、心の中ではニヤリとほくそ笑んでいた。
そんな乙の心情を知るよしもなく、瀾はせっせと洗濯物を干している。
少し届かないのか若干、背伸びをしてハンガーをかける姿に乙は、胸を踊らせる。
『フフ…可愛いな…』
疲れてきたのだろうか、何となく腕が震えているように見える。
「う、うーん…」
「大丈夫か?」
「はい。だ、大丈ぉ…夫ですぅ」
明らかに大丈夫ではなさそうだが、それでも負けじと腕を伸ばしている瀾が愛らしく見える。
無理に背伸びをしているせいで、バランスを崩しそうになりながらも必見に耐えている瀾。
ついに耐えきれなくなったのか、後ろに倒れかけた。
「あ!!」
「…!!!」
瀾は次にくるであろう衝撃に身構え、ギュッと眼をを閉じる。
トサッ…
しかし、自分の想像していた衝撃はなく、恐る恐る眼を明けると、目の前には乙の顔があった。
「…ぁ…」
「クス。…意外と重いんだなぁ♪」
「○△@☆#÷=%?※!!」
恥ずかしさと驚きと動揺とが混ざりあい言葉にならない声を発する。
「…声、記号…」
「も・もう大丈夫です///」
そう言うと瀾は立ち上がろうとする。
しかし、足首に痛みが走り、またもや乙の腕の中へ帰ってきた。
「足をひねったのか?手当てをしなくてはな。
近くに俺の部屋がある」
重いと言ったわりには、あっさりと瀾を抱き抱えた。
「き・乙様!」
「しぃ。また見つかって叱られてしまうぜ♪」
「……ッ///」
静かになった瀾を抱え部屋へと向かった。
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