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猫遊戯
猫遊戯(ねこじゃらし)11
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コンコン…
不意にノックが響く。
ノックにビックリしたメイドは、サッと乙から離れた。
『……ッ。誰だ…こんな時に?』
残念そうにドアを開けると、瀾がお茶のカートと一緒に立っていた。
「あ、あの!!
それでは乙様、私はこれで…!!」
「…ああ」
メイドは一礼をすると、顔を真っ赤にして逃げるように部屋を出ていった。
思わず目で追っていたが、その横で明らかに目を細めて瀾が疑いの視線を送る。
「乙様ぁ…、お茶のお時間ですけど」
「あ、ああ、そうだったな」
部屋に瀾を入れると、乙はソファーに腰をかける。
静かに乙の前に紅茶が置かれる。
「…どうぞ!!」
「あ、ありがとう…」
瀾の声は明らかに虫の居所が悪いようだ。
乙が紅茶に口をつける。
「ッ!!!お、おい…!!
これ、少し熱くないか?」
「知りません!!」
瀾はプイッと顔を背け、明らかに不貞腐れている。
乙は、瀾の腕をひっぱると自分の膝の上に乗せた。
「きゃ…!!」
「クス、なんだ?…焼いてるのか?」
「さっきのメイドさんと何をなさってたんですか!!」
乙の膝の上で瀾は、疑いの眼差しを向け不貞腐れている。
乙は優しく見つめると、こう返した。
「何もしていないよ」
「どうだかぁ!
乙様はお華見が大っ好きらしいですからぁ!!」
「……。だ、誰がそんな事を…」
「知りません!!」
またしてもプイッと顔を背ける。
乙は笑顔ながら、半ば冷や汗をかいている。
『誰だ…?余計なことを吹き込んだ奴は…参ったな…』
「瀾…」
「何ですかぁ!!」
「こっちを向いて…」
「嫌ですぅ!!」
「仕方ないな…」
乙は瀾の頬に手を添え、クイッと自分に向けさせキスをする。
「ン///んん…//」
唇が離れると乙は、クールながらも優しく囁いた。
「瀾のせいで舌を火傷してしまった。
主人を傷つけた罪は重いぞ♪
勿論、看病してくれるんだろ?」
瀾が答える暇も与えず、また唇が重なる。
乙の舌が瀾の唇をなぞり、静かに瀾の中に侵入する。
「んん…///ンウ…//」
瀾の頬は徐々に赤みをまし、一生懸命に乙を受けとめる。
やがて唇が離れると少し瞳を潤ませて、またしても頭に垂れ耳を生やしたように困ったような、照れているような顔を見せる。
「き、乙様…ズルいですぅ///こんな時だけぇ…///」
「クス…俺にこうされるのは嫌なのか?」
「うう…///」
惚れた弱みというやつだろうか、瀾は乙の胸に顔を埋め、困ったような甘えた瞳で視線を送った。
乙は、満足そうに瀾の頭を撫でると頬にキスをする。
「主人付きの瀾専用のメイド服、一緒に選ぼうか…?」
「え…///」
「似合うの選んでやるから」
「本当ですか?」
「ああ…、もちろん」
瀾を膝から下ろし、乙がパンフレットを持ってくるとソファーの瀾の後ろに座り、後ろから抱きながらパンフレットを開く。
その態勢に、瀾の中であの別宅の時の素敵な時間が蘇った。
不意にノックが響く。
ノックにビックリしたメイドは、サッと乙から離れた。
『……ッ。誰だ…こんな時に?』
残念そうにドアを開けると、瀾がお茶のカートと一緒に立っていた。
「あ、あの!!
それでは乙様、私はこれで…!!」
「…ああ」
メイドは一礼をすると、顔を真っ赤にして逃げるように部屋を出ていった。
思わず目で追っていたが、その横で明らかに目を細めて瀾が疑いの視線を送る。
「乙様ぁ…、お茶のお時間ですけど」
「あ、ああ、そうだったな」
部屋に瀾を入れると、乙はソファーに腰をかける。
静かに乙の前に紅茶が置かれる。
「…どうぞ!!」
「あ、ありがとう…」
瀾の声は明らかに虫の居所が悪いようだ。
乙が紅茶に口をつける。
「ッ!!!お、おい…!!
これ、少し熱くないか?」
「知りません!!」
瀾はプイッと顔を背け、明らかに不貞腐れている。
乙は、瀾の腕をひっぱると自分の膝の上に乗せた。
「きゃ…!!」
「クス、なんだ?…焼いてるのか?」
「さっきのメイドさんと何をなさってたんですか!!」
乙の膝の上で瀾は、疑いの眼差しを向け不貞腐れている。
乙は優しく見つめると、こう返した。
「何もしていないよ」
「どうだかぁ!
乙様はお華見が大っ好きらしいですからぁ!!」
「……。だ、誰がそんな事を…」
「知りません!!」
またしてもプイッと顔を背ける。
乙は笑顔ながら、半ば冷や汗をかいている。
『誰だ…?余計なことを吹き込んだ奴は…参ったな…』
「瀾…」
「何ですかぁ!!」
「こっちを向いて…」
「嫌ですぅ!!」
「仕方ないな…」
乙は瀾の頬に手を添え、クイッと自分に向けさせキスをする。
「ン///んん…//」
唇が離れると乙は、クールながらも優しく囁いた。
「瀾のせいで舌を火傷してしまった。
主人を傷つけた罪は重いぞ♪
勿論、看病してくれるんだろ?」
瀾が答える暇も与えず、また唇が重なる。
乙の舌が瀾の唇をなぞり、静かに瀾の中に侵入する。
「んん…///ンウ…//」
瀾の頬は徐々に赤みをまし、一生懸命に乙を受けとめる。
やがて唇が離れると少し瞳を潤ませて、またしても頭に垂れ耳を生やしたように困ったような、照れているような顔を見せる。
「き、乙様…ズルいですぅ///こんな時だけぇ…///」
「クス…俺にこうされるのは嫌なのか?」
「うう…///」
惚れた弱みというやつだろうか、瀾は乙の胸に顔を埋め、困ったような甘えた瞳で視線を送った。
乙は、満足そうに瀾の頭を撫でると頬にキスをする。
「主人付きの瀾専用のメイド服、一緒に選ぼうか…?」
「え…///」
「似合うの選んでやるから」
「本当ですか?」
「ああ…、もちろん」
瀾を膝から下ろし、乙がパンフレットを持ってくるとソファーの瀾の後ろに座り、後ろから抱きながらパンフレットを開く。
その態勢に、瀾の中であの別宅の時の素敵な時間が蘇った。
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