75 / 166
猫遊戯
猫遊戯(ねこじゃらし)12
しおりを挟む
トクン…トクンと瀾の心臓の音が高鳴る。
さっきまで不機嫌だったというのに、乙のキス一つで途端に機嫌が直ってしまう。
瀾は首を少し後ろに向け、後ろから抱きながら座っている乙をチラリと見た。
「なんだ?」
「あ…///」
乙の間近な笑顔に思わず俯いた。
「ふふ…///」
「何だよ、急に笑ったりして」
「何でもないです…」
嬉しさのあまり、笑顔で乙に保たれ甘える。
「クス、変な奴。
ほら、これとか可愛いんじゃないか?」
乙が指差したメイド服は、ベストタイプのネクタイ式だった。
「ええ~!!
こんなの着たら浮いちゃいますよぉ」
「そうか?似合うと思うけど。
じゃあ、これは?」
次に指差したのは、胸がくりぬかれブラウスで強調されるタイプ。
瀾は思わず顔を赤くした。
「乙様の意地悪っ!!
私、そんなに胸ないですぅ!!」
「フッ…馬鹿だなぁ。
だから良いんじゃないか」
ふと見ると乙の顔は、クールな笑顔ながらも明らかにいやらしい事を考えている時の顔だった。
「乙様のエッチ!!」
「……」
「真面目に選んで下さいよぉ!!」
「真面目に選んでいるつもりなんだがなぁ…」
乙は、瀾をキュッと抱き締めると耳元で囁いた。
「なんなら…エプロンだけでも俺は構わないんだぞ?」
「ッ/////」
瀾は思わずパンフレットで乙の顔を叩いた。
乙の顔はパンフレットで隠れた。
「…ッ!!」
「…////」
反射的とはいえ瀾がハッと我に返った時には、時すでに遅し…。
乙は、ゆっくり瀾の両腕を掴み、退けると不適な笑みを浮かべた。
「なぁ~みぃ~…!!」
「あ、あの…!!だって!!
乙様が、変な事言うから…」
「主人に手をあげるとは、これは【お仕置き】が必要だな…」
キラリと光る乙の瞳に瀾は、どんな恐ろしいものが待っているのかと、たじろぎながら後退る。
「あ、あの…申し訳ありません!!」
「謝ってももう遅い!!」
「きゃっ!!」
クールフェイスでソファーの上で瀾を押し倒すと、シュルっとネクタイを外し、瀾の腕を縛る。
「き、乙様…」
半ば涙目で少し怯えていると、乙は優しくキスをした。
唇が離れると意外にも笑顔で、瀾に囁いた。
「ここで【お仕置き】されるのと、ベッドで【お仕置き】されるのとどっちがいいんだ?」
「…////」
瀾は涙目で小さく 「ベッド」 と答えたのだった。
さっきまで不機嫌だったというのに、乙のキス一つで途端に機嫌が直ってしまう。
瀾は首を少し後ろに向け、後ろから抱きながら座っている乙をチラリと見た。
「なんだ?」
「あ…///」
乙の間近な笑顔に思わず俯いた。
「ふふ…///」
「何だよ、急に笑ったりして」
「何でもないです…」
嬉しさのあまり、笑顔で乙に保たれ甘える。
「クス、変な奴。
ほら、これとか可愛いんじゃないか?」
乙が指差したメイド服は、ベストタイプのネクタイ式だった。
「ええ~!!
こんなの着たら浮いちゃいますよぉ」
「そうか?似合うと思うけど。
じゃあ、これは?」
次に指差したのは、胸がくりぬかれブラウスで強調されるタイプ。
瀾は思わず顔を赤くした。
「乙様の意地悪っ!!
私、そんなに胸ないですぅ!!」
「フッ…馬鹿だなぁ。
だから良いんじゃないか」
ふと見ると乙の顔は、クールな笑顔ながらも明らかにいやらしい事を考えている時の顔だった。
「乙様のエッチ!!」
「……」
「真面目に選んで下さいよぉ!!」
「真面目に選んでいるつもりなんだがなぁ…」
乙は、瀾をキュッと抱き締めると耳元で囁いた。
「なんなら…エプロンだけでも俺は構わないんだぞ?」
「ッ/////」
瀾は思わずパンフレットで乙の顔を叩いた。
乙の顔はパンフレットで隠れた。
「…ッ!!」
「…////」
反射的とはいえ瀾がハッと我に返った時には、時すでに遅し…。
乙は、ゆっくり瀾の両腕を掴み、退けると不適な笑みを浮かべた。
「なぁ~みぃ~…!!」
「あ、あの…!!だって!!
乙様が、変な事言うから…」
「主人に手をあげるとは、これは【お仕置き】が必要だな…」
キラリと光る乙の瞳に瀾は、どんな恐ろしいものが待っているのかと、たじろぎながら後退る。
「あ、あの…申し訳ありません!!」
「謝ってももう遅い!!」
「きゃっ!!」
クールフェイスでソファーの上で瀾を押し倒すと、シュルっとネクタイを外し、瀾の腕を縛る。
「き、乙様…」
半ば涙目で少し怯えていると、乙は優しくキスをした。
唇が離れると意外にも笑顔で、瀾に囁いた。
「ここで【お仕置き】されるのと、ベッドで【お仕置き】されるのとどっちがいいんだ?」
「…////」
瀾は涙目で小さく 「ベッド」 と答えたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
せんせいとおばさん
悠生ゆう
恋愛
創作百合
樹梨は小学校の教師をしている。今年になりはじめてクラス担任を持つことになった。毎日張り詰めている中、クラスの児童の流里が怪我をした。母親に連絡をしたところ、引き取りに現れたのは流里の叔母のすみ枝だった。樹梨は、飄々としたすみ枝に惹かれていく。
※学校の先生のお仕事の実情は知りませんので、間違っている部分がっあたらすみません。
小さくなって寝ている先輩にキスをしようとしたら、バレて逆にキスをされてしまった話
穂鈴 えい
恋愛
ある日の放課後、部室に入ったわたしは、普段しっかりとした先輩が無防備な姿で眠っているのに気がついた。ひっそりと片思いを抱いている先輩にキスがしたくて縮小薬を飲んで100分の1サイズで近づくのだが、途中で気づかれてしまったわたしは、逆に先輩に弄ばれてしまい……。
身体だけの関係です‐原田巴について‐
みのりすい
恋愛
原田巴は高校一年生。(ボクっ子)
彼女には昔から尊敬している10歳年上の従姉がいた。
ある日巴は酒に酔ったお姉ちゃんに身体を奪われる。
その日から、仲の良かった二人の秒針は狂っていく。
毎日19時ごろ更新予定
「身体だけの関係です 三崎早月について」と同一世界観です。また、1~2話はそちらにも投稿しています。今回分けることにしましたため重複しています。ご迷惑をおかけします。
良ければそちらもお読みください。
身体だけの関係です‐三崎早月について‐
https://www.alphapolis.co.jp/novel/711270795/500699060
春に狂(くる)う
転生新語
恋愛
先輩と後輩、というだけの関係。後輩の少女の体を、私はホテルで時間を掛けて味わう。
小説家になろう、カクヨムに投稿しています。
小説家になろう→https://ncode.syosetu.com/n5251id/
カクヨム→https://kakuyomu.jp/works/16817330654752443761
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる