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借りの代償
借りの代償3
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乙の右手は隼人のサラシに指を掛け、勢いのままに引きずり下ろした。
隼人の肌は引きずり下ろされたサラシによって擦れ、熱を持ち、持ち主の身体に戦慄を走らせる。
「ッ!! 何をするんだ!!」
隼人の言葉が荒々しく響き渡る。
「強がってるつもりか?」
その言葉と同時に隼人の胸の先を指で強く弾いた。
「イッ!!」
「どうした?痛いのか?
だが、身体は反応しているようだな…」
なおも乙は、その刺激を止めることなく二度…三度と繰り返す。
「ウッ!!!…ッウゥ…」
次第に隼人の膨らみは赤く腫れ、堅くその身を震わせた。
「おっと、忘れてた」
そう言うと乙は、隼人のはだけたワイシャツで既に縛られている腕を更にきつく拘束させた。
その姿は、まるでタロットの『逆さ吊りの男』のように腕は頭の上で縛り上げられ、脱ぎ切れていないワイシャツが隼人の動きを牛耳った。
「どうだ。身動きが取れるか?」
「…クッ!!!離せ!!」
「まだ、そんな口がきけるのか」
乙の瞳はサディスティクに隼人を捕え、耳元で囁いた。
「いつまで保つか楽しみだ」
「何を…ッ、言って…」
声と吐息が隼人の耳元を擽ると、またしてもその肩は震えた。
今度は、静かに膨らみの頂を口で捕らえ、右手は対の片割れを包む。
転がる舌の感触は、先程の刺激に追い打ちを掛けビリビリと痛みを与えた。
しかし右手の優しく滑らかななぞりは、その痛みを錯覚さえさせる程に甘く柔らかに動いていた。
「…ッ…ハァ…//」
思わず、隼人の口から甘い息が漏れた。
その微かな吐息を乙が見逃すはずがない。
「どうした?感じたのか?」
「そ、そんな訳ないだろ!!」
ハッとしたように隼人は我に返り強気に答えた。
そんな隼人の言葉を鼻で笑うと、隼人の身体をうつ伏せにするために返し、隼人の片足に自分の脛を乗せようとした時だった。
「ック!!なめんじゃねぇ!!」
不意に隼人の回し蹴りが飛んでくる。
不意を突かれた乙のこめかみを捕えた!!
──バシッ!!
…はずだった。
隼人の足首は、こめかみではなく乙の手の中に納まっていたのだ。
「…ずいぶん元気だな。
俺とした事がツメが甘かったらしい。
アンタは普通の女とは違ったんだったな、小田切 隼人…」
乙の顔は取り乱すでもなく、持っている隼人の片足を引きずり下ろすと今度は自分のネクタイでソファーの脚と、その生身をまるで足枷の様に足に繋がる短い鎖のゆとりを保ち拘束する。
騒げばキツく食い込む。
その拘束は、逃げられそうで逃げられない最悪なゆとりだった。
乙は、ソファーの目の前に立つと片足を固定され、頭の上で腕すら束縛されながソファーに横たわる隼人を見下ろしていた。
「屈辱的か?
借りを返しに来たはずの俺に…
俺より優位に立っていたお前が、こんな醜態を晒させられている事が」
「…クッ」
隼人は鋭い眼光で乙を睨むと、乙はサディスティクに口を開く。
「もっと素直にしていれば、こんな目には合わずに済んだだろうにな」
「誰がお前の言う事なんか!!」
「フッ…たまには、こういうじゃじゃ馬を抱いてみるのも悪くない」
「じゃじゃ馬だって!!」
静かにその場にしゃがむと、隼人の顎に手を添える。
「じゃじゃ馬だろ?
どうやらアンタは肉体的苦痛型のサディストらしいが、調教の順序っていうを知らないらしいな」
「…ック!! 何だって!!」
「俺は屈辱的苦痛型の方なんでな。
教えてやるよ、調教の仕方ってやつをその身体でな」
「お前なんかに!!」
「すぐに解る事だ。…それと」
そこまで言うと、立ち上がり縛られているワイシャツの結び目を掴むと、おもむろに無理矢理隼人の身体を起こした。
二重に縛られている隼人の手首に激痛が走る。
「痛ッ!!!」
「俺の事は【お前】ではなく、名前で呼べ」
「ふざける…ッ!!」
俯き気味に痛みに耐えながらも乙の言葉に、隼人の眼光は更にキツく睨み付け言葉を発したが、乙の顔を見るとハッと息を飲んだ。
その瞳は、冷たく黒い光を帯びて逆らうものには容赦はしない絶対的な支配感に溢れていたからだ。
静かに乙が口を開く。
「…どうした?簡単な事だろ?」
「……」
「苦しみたくなければ言う事を聞いた方がいい。
この姿のまま、アンタの仲間を呼んでも良いんだ」
「ッ!! 卑怯者!!!」
「お前に選ぶ権利はない」
「…ッ…き、きの…」
「聞こえない」
小さく呟いた隼人の言葉に、乙は追い打ちをかける。
はらわたの煮えくり返る屈辱と手段に、隼人の肩はプルプルと震え思い切り啖呵を切った。
「殺してやる!!月影 乙!!!」
「…余計な事を言う許可はしていない。
今のお前に何が出来る?
右足しか自由の利かないお前に」
「…ッ!!」
「…さぁ、続きだ。
俺の名を呼んでみろ」
黙って睨み付ける隼人に乙は眼を伏せ、静かに息を付くとあらわになっていた膨らみをひっぱたく。
バシッ!!
「いッ!!」
「…何度も言わせるな」
激しい痛みにビクッと身体を震わせると、その肌は赤く腫れはじめる。
隼人の肌は引きずり下ろされたサラシによって擦れ、熱を持ち、持ち主の身体に戦慄を走らせる。
「ッ!! 何をするんだ!!」
隼人の言葉が荒々しく響き渡る。
「強がってるつもりか?」
その言葉と同時に隼人の胸の先を指で強く弾いた。
「イッ!!」
「どうした?痛いのか?
だが、身体は反応しているようだな…」
なおも乙は、その刺激を止めることなく二度…三度と繰り返す。
「ウッ!!!…ッウゥ…」
次第に隼人の膨らみは赤く腫れ、堅くその身を震わせた。
「おっと、忘れてた」
そう言うと乙は、隼人のはだけたワイシャツで既に縛られている腕を更にきつく拘束させた。
その姿は、まるでタロットの『逆さ吊りの男』のように腕は頭の上で縛り上げられ、脱ぎ切れていないワイシャツが隼人の動きを牛耳った。
「どうだ。身動きが取れるか?」
「…クッ!!!離せ!!」
「まだ、そんな口がきけるのか」
乙の瞳はサディスティクに隼人を捕え、耳元で囁いた。
「いつまで保つか楽しみだ」
「何を…ッ、言って…」
声と吐息が隼人の耳元を擽ると、またしてもその肩は震えた。
今度は、静かに膨らみの頂を口で捕らえ、右手は対の片割れを包む。
転がる舌の感触は、先程の刺激に追い打ちを掛けビリビリと痛みを与えた。
しかし右手の優しく滑らかななぞりは、その痛みを錯覚さえさせる程に甘く柔らかに動いていた。
「…ッ…ハァ…//」
思わず、隼人の口から甘い息が漏れた。
その微かな吐息を乙が見逃すはずがない。
「どうした?感じたのか?」
「そ、そんな訳ないだろ!!」
ハッとしたように隼人は我に返り強気に答えた。
そんな隼人の言葉を鼻で笑うと、隼人の身体をうつ伏せにするために返し、隼人の片足に自分の脛を乗せようとした時だった。
「ック!!なめんじゃねぇ!!」
不意に隼人の回し蹴りが飛んでくる。
不意を突かれた乙のこめかみを捕えた!!
──バシッ!!
…はずだった。
隼人の足首は、こめかみではなく乙の手の中に納まっていたのだ。
「…ずいぶん元気だな。
俺とした事がツメが甘かったらしい。
アンタは普通の女とは違ったんだったな、小田切 隼人…」
乙の顔は取り乱すでもなく、持っている隼人の片足を引きずり下ろすと今度は自分のネクタイでソファーの脚と、その生身をまるで足枷の様に足に繋がる短い鎖のゆとりを保ち拘束する。
騒げばキツく食い込む。
その拘束は、逃げられそうで逃げられない最悪なゆとりだった。
乙は、ソファーの目の前に立つと片足を固定され、頭の上で腕すら束縛されながソファーに横たわる隼人を見下ろしていた。
「屈辱的か?
借りを返しに来たはずの俺に…
俺より優位に立っていたお前が、こんな醜態を晒させられている事が」
「…クッ」
隼人は鋭い眼光で乙を睨むと、乙はサディスティクに口を開く。
「もっと素直にしていれば、こんな目には合わずに済んだだろうにな」
「誰がお前の言う事なんか!!」
「フッ…たまには、こういうじゃじゃ馬を抱いてみるのも悪くない」
「じゃじゃ馬だって!!」
静かにその場にしゃがむと、隼人の顎に手を添える。
「じゃじゃ馬だろ?
どうやらアンタは肉体的苦痛型のサディストらしいが、調教の順序っていうを知らないらしいな」
「…ック!! 何だって!!」
「俺は屈辱的苦痛型の方なんでな。
教えてやるよ、調教の仕方ってやつをその身体でな」
「お前なんかに!!」
「すぐに解る事だ。…それと」
そこまで言うと、立ち上がり縛られているワイシャツの結び目を掴むと、おもむろに無理矢理隼人の身体を起こした。
二重に縛られている隼人の手首に激痛が走る。
「痛ッ!!!」
「俺の事は【お前】ではなく、名前で呼べ」
「ふざける…ッ!!」
俯き気味に痛みに耐えながらも乙の言葉に、隼人の眼光は更にキツく睨み付け言葉を発したが、乙の顔を見るとハッと息を飲んだ。
その瞳は、冷たく黒い光を帯びて逆らうものには容赦はしない絶対的な支配感に溢れていたからだ。
静かに乙が口を開く。
「…どうした?簡単な事だろ?」
「……」
「苦しみたくなければ言う事を聞いた方がいい。
この姿のまま、アンタの仲間を呼んでも良いんだ」
「ッ!! 卑怯者!!!」
「お前に選ぶ権利はない」
「…ッ…き、きの…」
「聞こえない」
小さく呟いた隼人の言葉に、乙は追い打ちをかける。
はらわたの煮えくり返る屈辱と手段に、隼人の肩はプルプルと震え思い切り啖呵を切った。
「殺してやる!!月影 乙!!!」
「…余計な事を言う許可はしていない。
今のお前に何が出来る?
右足しか自由の利かないお前に」
「…ッ!!」
「…さぁ、続きだ。
俺の名を呼んでみろ」
黙って睨み付ける隼人に乙は眼を伏せ、静かに息を付くとあらわになっていた膨らみをひっぱたく。
バシッ!!
「いッ!!」
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