アリスと女王

ちな

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閃光の先

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リスがクルミを誤って落っことし、地面をころころと転がっていきました。それを見ていたネズミがクルミを横取りし、地面に掘った小さな穴へ逃げていきました。肩を落とすリスは、青々と茂る木の上へ戻り、別の木の実を探しに出かけていきました。小鳥の囀りが心地良く、みどりの風が吹き抜ける湖の畔です。
ピクニック日和と言っても過言ではありませんが、ここはおかしな森。似つかわしくない悲鳴があたりに響き渡りました。

「あああっああああっひあああぁぁぁぁ!!!」
じゅくっじゅくっじゅくっじゅくっ…
粘着質な水の音、それから、凛の甲高い悲鳴。
両手をぴんと横に広げて蔦で拘束された凛の足の間には、ピンと張った蔦が通されています。女の割れ目を可哀想なほどぎっちりと締め上げられ、柔らかい肉の間から蔦が生えているようにも見えました。細くちいさな体は、薄茶色の樹液と自身の汗、それから蓮の精液を纏って太陽にきらきらと煌めいていました。
「イって、凛、イくんだよ」
「やめぇてえええもうっもうやめてぇぇ許してっ許してぇぇ!!」
蓮は細い凛の腰をがっちりと持ち、ぐいんぐいんと大きく前後に揺らしてやっている所でした。薄茶色の樹液が蔦の上で泡立っています。凛の足の間を擦る摩擦の強度を切々と物語っていました。
強制的に足の間を蔦に擦らせる凛は、泣きながら許してほしいと懇願しますが、蓮は聞く耳を持っていないようでした。
20往復の約束をしていた凛ですが、残り7往復を残して気を失ってしまったのです。蓮は凛を蔦から下ろす頃はせず、乳首目掛けて黄色い花粉を大量に振らせて強制覚醒させ、次の課題を与えたのでした。
ぱちんぱちんと鋭い音が響き、青く細い閃光が走りました。凛のクリトリスは火傷しそうに熱くなっています。静電気責めで7回絶頂することを条件に、蔦から下ろしてやることにしたのでした。
「ほらあと3回だよ」
「もっだめぇぇやめてっおかしくなっおかしくなちゃううぅぅぅ!!」
「いいよ、おかしくなっちゃうところ見せて」
凛の腰をぐいんぐいんと大きく動かして強制的に擦り上げる蓮も、汗だくでした。蓮の足の間にある男根は大きさを保っていて、凶器とも思えるほどです。薬がなかなか抜けないまま、蓮は一度凛に向けて射精したのでした。
「ああああ!いくぅぅいくっいくいくいく!!!」
「いいよ、見ててあげるからイってごらん」
甲高い悲鳴を上げ、蔦の間にぶしゃっと蜜を垂らして凛が絶頂しました。勿論、止めてやる蓮ではありません。黄色い雫がぽたぽたと垂れる蔦の間に、凛の足の間を激しく擦らせました。
「もっやだぁぁぁやめてぇっいってる!いってる!」
「うん。あと2回だよ」
ごりごり擦り上げる蔦は、絶頂の最中の凛を更に追い込みます。一番高い場所から下ろしてもらえず、凛は更なる高みに向かって上り詰めていきました。
「らめええええっあああっやああああ!!!」
動かせない両手を必死に振り、抵抗しようと躍起になりました。所詮は無駄な抵抗で、凛は無駄に体力を消耗していることは重々承知ですが、黙っていることなど到底できませんでした。頭の中が沸騰しそうになり、凛は一瞬目の前がブラックアウトしました。
しかし意識がぶつりと切れる前に快楽によって目覚め、拘束された両手を振ることもできないまま、訳が分からなくなっていきました。
甲高い悲鳴に驚いた鳥たちがばさばさと飛び立っていきましたが、凛には聞こえませんでした。
「やだああああやああああやだああああ!!!」
「やだじゃないでしょ。凛、気持ちいいって言ってごらん」
蓮は熱い吐息を漏らし、凛に囁きます。聞こえているかはわかりません。凛は自分の声量で耳が白くなっていくような感覚に支配されているのでした。
「2回目…いけたね。最後だよ」
蓮はケースに残っていた花粉をみんな蔦の上に振り掛け、凛の腰を一気に押し出しました。鉋をかけるみたいにして、凛の体を激しく揺さぶったのです。
「ぎゃああああああ!!!!」
ばちばちと激しい静電気を浴び、最後とばかりに黄色い液体を撒き散らしました。
拘束された両手のせいで、倒れ込むこともできません。ただぐったりと力を失くした凛の姿に、蓮こそ電気でも浴びたように体を震わせました。
「なんてかわいいんだろう…ねえ凛、かわいいよ、大好き」
自分の男根を右手で扱き、蓮は笑います。ちゅこちゅこと激しく扱きあげ、そうして性急に訪れた吐精感に抗うことなく大量の精液を凛に向かって噴射させました。
ぶしゃああっと勢いよく蓮の精液を浴びる凛ですが、反応がありません。今度こそ本当に気を失ってしまったようでした。
「はあ…はあ…凛…」
夢遊病患者のようにふらふらと凛に近付き、力なく頭を垂らす顔を両手で包み込みました。ぐっと顔を上げさせてやると、ガラス玉みたいな両目は閉じられ、前髪が汗でべったりと張り付いています。
「愛してるよ…」
ひくひくと可笑しな呼吸を繰り返す唇にキスをしてやり、蓮は自分の指についた精液を凛の口の中に突っ込みました。凛は意識もないまま、突っ込まれた指に舌を這わせました。蓮こそ頭が沸騰しそうな歓喜に沸き立ちました。
「本当に…困ったな。離したくなくなっちゃった」
自嘲する蓮の言葉は、凛には届きませんでした。
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