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投稿サイトで交流の始まった創作仲間の貴女へ。
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投稿された小説、読ませてもらいました。
知らないうちに18禁に振り返るなんてひどい話ですね。
山💜詠🔶は文学で宇■耕☆✖️はエロ?
『蛇と⚪︎ア⭐️』なんてエロの極致だと思って読みましたが、どうなんでしょう?
どこをもって文学と定義しているんでしょう?
考えてみたのですが、いちばんの理由は文壇が賞を与えたかどうか。じゃないのでしょうか?
もちろん詠🔶さんの表現や描写には、エロに終わらないものがありました。絡みストレート、エグく描ききる、というのと違って、心情というか内面までペンがえぐっていたし、そこから盛り上がってくる情念みたいなものをつかみとって文字に変換した感があった。
そうしたところが差と言えば違いといえるのかもしれません。
だとすれば貴女の作品はどうとらえればいいのでしょう?
肉欲大放出、それだけで描き切りましたというのとは明らかに違います。
心の動き、心理描写、うまく描けていると思うんだけどなあ。
そうそう、読んでいるあいだ、隣でただじっとそれを観ている、傍観している、みたいなものをずっと感じていました。ベッド・シーンだけでなく、街を並んで歩いているときも、カフェでティー・カップ持ち上げているときも。
テレビ・クルーで付き添っているというのとは違う。
だけどその場にいる。
そんな感じ。
エロは、演者と自分を重ねてはけ口にするものだと思います。
でも貴女の作品は、臨場感があって興奮させておきながらも、エレクトが持続せずインポテツにしてしまう。そんな力というか、呪術みたいなものがある。
ほかのエロと決定的に違っていたのはそこでした。
作品にケチをつけるつもりは毛頭ありません。
逆にすごいなと思っています。
貴女の作品を読むまで、大きなくくりでの官能系作品は性欲という焔に油を注ぐものだとばかり思っていました。
官能小説を読む、ということは、エッチ感情の着火剤を投与することだと。
文学作品としてのエッチだって、性欲を増進させる意味で同じベクトルにあるといえませんか?
それに対して貴女の作品は、性欲を静かに先延ばしさせていく。
消ていくのではなく、あえて残しておきながら凪の状態で止めて維持していく。
そうすることで消えない炎を浮きだたせていく。
その手法の効果で、少しだけ感じている表皮みたいな性欲が肌に染み込んでいく。
オーガズムはとっておく。
そうすることで、愛おしさも際立ってくる。
熱すぎもせずあたたかに、昂ぶっているのに穏やかに。
エロであれば、そんな中途半端はありえません。
投げた、打った、取った、か、落としたあ、ランナー3塁を蹴ってホームに向かう!
1点、入ったあ!
みたいな展開で、一気呵成にまくして場を盛り上げちゃったりする。
この観点からすれば、貴女の作品は官能ではない。エロじゃない。
僕なりに解釈すると「愛撫小説」という命名がいちばんしっくりきます。あくまでも個人的にはですが。
肌にふれるかふれないか、ギリギリのところを行き来する指。舌の先端だけを皮膚に滑らせ流れていく。
たとえるなら、そんな小説に思えました。
選考委員にはじき伝わるんじゃないですか。
こんな作品、これまでほかにはなかったですから。
撫でられてさわられて、とっても気持ちいいんだけど、性的に興奮しているのだけれど、性器はしだいに落ちつていく作品。微振動ならぬ微刺激で貫かれた作風。
余韻みたいな快楽が続いて、それをずっと味わっていられる。
世に出たら、待ってました、って声が飛んでくるように思います。
今まで現れなかったのが不思議なくらい、人の欲望が心の奥底で求めていたタイプの小説。
あとは、継続することですね。
作家になるってことは、ふたつ大事な要素を満たしていなければならないと常々考えています。
作品を生み出し続けられるかどうかがひとつ。
もうひとつは、この作家だからこの小説、という個性の確立。個性ができあがると、誰々の小説が読みたい、というふうに指名が入りますから。
個性はすでにある。
愛撫小説家。
あとはしつこく審査員の皆さんに訴えかけていくことですね。
「ほらこれが愛撫小説ですよ」
「これでもか」
「どうだ!」ってね。
いちど認めてもらえれば、もう立派な文学作品。
18禁小説なんて言われることもなくなるはずです。
知らないうちに18禁に振り返るなんてひどい話ですね。
山💜詠🔶は文学で宇■耕☆✖️はエロ?
『蛇と⚪︎ア⭐️』なんてエロの極致だと思って読みましたが、どうなんでしょう?
どこをもって文学と定義しているんでしょう?
考えてみたのですが、いちばんの理由は文壇が賞を与えたかどうか。じゃないのでしょうか?
もちろん詠🔶さんの表現や描写には、エロに終わらないものがありました。絡みストレート、エグく描ききる、というのと違って、心情というか内面までペンがえぐっていたし、そこから盛り上がってくる情念みたいなものをつかみとって文字に変換した感があった。
そうしたところが差と言えば違いといえるのかもしれません。
だとすれば貴女の作品はどうとらえればいいのでしょう?
肉欲大放出、それだけで描き切りましたというのとは明らかに違います。
心の動き、心理描写、うまく描けていると思うんだけどなあ。
そうそう、読んでいるあいだ、隣でただじっとそれを観ている、傍観している、みたいなものをずっと感じていました。ベッド・シーンだけでなく、街を並んで歩いているときも、カフェでティー・カップ持ち上げているときも。
テレビ・クルーで付き添っているというのとは違う。
だけどその場にいる。
そんな感じ。
エロは、演者と自分を重ねてはけ口にするものだと思います。
でも貴女の作品は、臨場感があって興奮させておきながらも、エレクトが持続せずインポテツにしてしまう。そんな力というか、呪術みたいなものがある。
ほかのエロと決定的に違っていたのはそこでした。
作品にケチをつけるつもりは毛頭ありません。
逆にすごいなと思っています。
貴女の作品を読むまで、大きなくくりでの官能系作品は性欲という焔に油を注ぐものだとばかり思っていました。
官能小説を読む、ということは、エッチ感情の着火剤を投与することだと。
文学作品としてのエッチだって、性欲を増進させる意味で同じベクトルにあるといえませんか?
それに対して貴女の作品は、性欲を静かに先延ばしさせていく。
消ていくのではなく、あえて残しておきながら凪の状態で止めて維持していく。
そうすることで消えない炎を浮きだたせていく。
その手法の効果で、少しだけ感じている表皮みたいな性欲が肌に染み込んでいく。
オーガズムはとっておく。
そうすることで、愛おしさも際立ってくる。
熱すぎもせずあたたかに、昂ぶっているのに穏やかに。
エロであれば、そんな中途半端はありえません。
投げた、打った、取った、か、落としたあ、ランナー3塁を蹴ってホームに向かう!
1点、入ったあ!
みたいな展開で、一気呵成にまくして場を盛り上げちゃったりする。
この観点からすれば、貴女の作品は官能ではない。エロじゃない。
僕なりに解釈すると「愛撫小説」という命名がいちばんしっくりきます。あくまでも個人的にはですが。
肌にふれるかふれないか、ギリギリのところを行き来する指。舌の先端だけを皮膚に滑らせ流れていく。
たとえるなら、そんな小説に思えました。
選考委員にはじき伝わるんじゃないですか。
こんな作品、これまでほかにはなかったですから。
撫でられてさわられて、とっても気持ちいいんだけど、性的に興奮しているのだけれど、性器はしだいに落ちつていく作品。微振動ならぬ微刺激で貫かれた作風。
余韻みたいな快楽が続いて、それをずっと味わっていられる。
世に出たら、待ってました、って声が飛んでくるように思います。
今まで現れなかったのが不思議なくらい、人の欲望が心の奥底で求めていたタイプの小説。
あとは、継続することですね。
作家になるってことは、ふたつ大事な要素を満たしていなければならないと常々考えています。
作品を生み出し続けられるかどうかがひとつ。
もうひとつは、この作家だからこの小説、という個性の確立。個性ができあがると、誰々の小説が読みたい、というふうに指名が入りますから。
個性はすでにある。
愛撫小説家。
あとはしつこく審査員の皆さんに訴えかけていくことですね。
「ほらこれが愛撫小説ですよ」
「これでもか」
「どうだ!」ってね。
いちど認めてもらえれば、もう立派な文学作品。
18禁小説なんて言われることもなくなるはずです。
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