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よるの おうちの しょうたいじょう。
手にした 手紙には、そう 書かれて いた。
いつ 夜の おうちの ドアを 開けたの?
わからない。
だけど、たしかに 夜のおうちに いる。
おかあさんは タコと いったけど、
ぼくは 知っている。
そいつは まちがいなく うちゅうじんだ。
「やあ」
10本足の うちゅうじんが 声を かけてきた。
「やあ」
「1」の手を あげて あいさつした。
「たのしんで いって くれたまえ」
のどを タタタタと たたいたみたいな 声で、うちゅうじんが こたえた。
「あんないは、タマコンに してもらいたまえ」
たまこん?
知らない 名前だった。
だれ? それ?
ふしぎに 思うと、タマコンが 目の前に 立っていた。
「どうぞ、こちらへ」
どうぞ、こちらへ。
どうぞ、こちらへ。
手を引きながら、
タマコンは 夜の おうちの 部屋の おくへ、おくへ
と 進んで いった。
おくへ。
もっと、おくへ。
さらに その先の おくへ。
手にした 手紙には、そう 書かれて いた。
いつ 夜の おうちの ドアを 開けたの?
わからない。
だけど、たしかに 夜のおうちに いる。
おかあさんは タコと いったけど、
ぼくは 知っている。
そいつは まちがいなく うちゅうじんだ。
「やあ」
10本足の うちゅうじんが 声を かけてきた。
「やあ」
「1」の手を あげて あいさつした。
「たのしんで いって くれたまえ」
のどを タタタタと たたいたみたいな 声で、うちゅうじんが こたえた。
「あんないは、タマコンに してもらいたまえ」
たまこん?
知らない 名前だった。
だれ? それ?
ふしぎに 思うと、タマコンが 目の前に 立っていた。
「どうぞ、こちらへ」
どうぞ、こちらへ。
どうぞ、こちらへ。
手を引きながら、
タマコンは 夜の おうちの 部屋の おくへ、おくへ
と 進んで いった。
おくへ。
もっと、おくへ。
さらに その先の おくへ。
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