星のプリン王子と夜のおうち

中村音音(なかむらねおん)

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が つくと、あさだった。

ゆめ

いや、ゆめじゃない。

だって、ほら。
タマコンの のあとが しっかり てのひらに のこってる。



あくしゅ したとき、タマコンは
「これから これが しょうたいじょうの わりです」と いった。

ぼくの には「ようこそ」の文字もじが のこっていた。
ほしのプリン王子おうじの はんこ が よこについている。
ほんものの しょうたいじょうの あかしだ。


ぼくは とうとう よるのおうちに ってきたんだ。

きたい
きたい と
願って いれば
ゆめは かなう ものなんだ。

それに これは ゆめじゃない。

ほら、ぼくの手にのこった よるのおうちの しょうたいじょう。

ちゃんと、どりょくも したもんね。
よるのおうちのこと、いろいろ いろいろ かんがえつづけていたんだもんね。

だから、ごほうび。

「おかあさ~ん」
おかあさんに おしえて あげなくっちゃ。

「ほんとう だったんだよ。よるのおうちは あったんだ」って。

よるのおうち。
今夜こんやもまた
けるかな?

けるかな?

きたいな?

きっと、きっと、

ぼくは ける。
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