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「まずはムード作り。俺にキス出来る?」
「うん」
ベッドの上から手招きする士郎の横に移動し、瞳を瞑った士郎にちゅ、とキスしてみる。
「……え、それだけ?」
かなり勇気を出してキスしたのに、士郎は瞳を開けて愕然とした顔をした。
いやいや、額か頬か唇かどこにキスするか悩んで、唇を選んだ俺、凄くない?
士郎はかなりイケメンだから、彫像にキスするみたいで抵抗感ない自分にも驚いたけど。
「ふ、普段はもう少し長くするけど」
「真面目にやれって。本気でやってくんないと、万葉のテクがどのレベルかわからないし」
「テクのレベルって……」
士郎は男にキスされても平気なんだろうか。
ま、いっか。
どうせお互い酔っぱらってるしな。
俺が再びちゅ、ちゅ、と柔らかい彫像にキスをしていると、士郎は「じれったい」と言いながら俺の頬をがしっと両手で挟んで、ぐっと唇を押し付けてきた。
「ん、ふぅ……っ」
まじか。
舌入れて来やがった。
お酒の味のする士郎の分厚い舌が口内を這いまわって、ぞくぞくとした痺れが背筋を駆け抜ける。
「はぁ、んん……っ」
歯列をなぞられ、舌を絡ませ合う。
やばい。
気持ち良すぎて、勃ってしまった。
「これくらいやれって」
「う……お前、キス上手すぎ」
正直言って、びびった。
まるで口の中を、愛撫されているかのようだった。
濡れた口元をごしごし拭いながら、士郎の厚い胸を押して距離を取ろうとする。
「そう? なら、今の真似してみろよ」
「ええ……」
ん、と目の前で再び目を閉じられ、今度は俺からおずおずとキスをする。
薄く開いてくれた唇の隙間から舌を潜り込ませ、愛撫をするイメージで精一杯優しく、上顎や舌の裏側や歯茎まで丹念に舌を這わせた。
「少しは上手くなったな」
「あ、んう……っっ」
ちゅう、と舌先を士郎に強く吸われ、再び主導権を握られる。
酸欠になるんじゃないかと思うほど激しいキスをされて、息があがった。
全力疾走したあとみたいに、ドクドクと胸が早鐘を打つ。
「……万葉、いつまでキスだけしてるんだよ。せっかくのキスでその気にさせたら、身体も触ってあげないと」
「士郎、ぁっ」
士郎は流れるような手つきで、俺の部屋着の裾からするりと掌を滑り込ませてくる。
「このままこうしてブラを脱がせてもいいし、シャツを脱がせてもいい」
「ひ……っ、ちょっと、あっ」
俺の火照った肌を、士郎の冷たい指先が妙な余韻を残しながら這い上がる。
士郎は俺の胸元まで部屋着を捲り上げると、きゅうと優しく乳首をつねり上げた。
「うん」
ベッドの上から手招きする士郎の横に移動し、瞳を瞑った士郎にちゅ、とキスしてみる。
「……え、それだけ?」
かなり勇気を出してキスしたのに、士郎は瞳を開けて愕然とした顔をした。
いやいや、額か頬か唇かどこにキスするか悩んで、唇を選んだ俺、凄くない?
士郎はかなりイケメンだから、彫像にキスするみたいで抵抗感ない自分にも驚いたけど。
「ふ、普段はもう少し長くするけど」
「真面目にやれって。本気でやってくんないと、万葉のテクがどのレベルかわからないし」
「テクのレベルって……」
士郎は男にキスされても平気なんだろうか。
ま、いっか。
どうせお互い酔っぱらってるしな。
俺が再びちゅ、ちゅ、と柔らかい彫像にキスをしていると、士郎は「じれったい」と言いながら俺の頬をがしっと両手で挟んで、ぐっと唇を押し付けてきた。
「ん、ふぅ……っ」
まじか。
舌入れて来やがった。
お酒の味のする士郎の分厚い舌が口内を這いまわって、ぞくぞくとした痺れが背筋を駆け抜ける。
「はぁ、んん……っ」
歯列をなぞられ、舌を絡ませ合う。
やばい。
気持ち良すぎて、勃ってしまった。
「これくらいやれって」
「う……お前、キス上手すぎ」
正直言って、びびった。
まるで口の中を、愛撫されているかのようだった。
濡れた口元をごしごし拭いながら、士郎の厚い胸を押して距離を取ろうとする。
「そう? なら、今の真似してみろよ」
「ええ……」
ん、と目の前で再び目を閉じられ、今度は俺からおずおずとキスをする。
薄く開いてくれた唇の隙間から舌を潜り込ませ、愛撫をするイメージで精一杯優しく、上顎や舌の裏側や歯茎まで丹念に舌を這わせた。
「少しは上手くなったな」
「あ、んう……っっ」
ちゅう、と舌先を士郎に強く吸われ、再び主導権を握られる。
酸欠になるんじゃないかと思うほど激しいキスをされて、息があがった。
全力疾走したあとみたいに、ドクドクと胸が早鐘を打つ。
「……万葉、いつまでキスだけしてるんだよ。せっかくのキスでその気にさせたら、身体も触ってあげないと」
「士郎、ぁっ」
士郎は流れるような手つきで、俺の部屋着の裾からするりと掌を滑り込ませてくる。
「このままこうしてブラを脱がせてもいいし、シャツを脱がせてもいい」
「ひ……っ、ちょっと、あっ」
俺の火照った肌を、士郎の冷たい指先が妙な余韻を残しながら這い上がる。
士郎は俺の胸元まで部屋着を捲り上げると、きゅうと優しく乳首をつねり上げた。
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