身売りのシスターと英雄の帰還

イセヤ レキ

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「おぉ、よく来たな、シスター」
豚の様によく肥えた背の低い男が、執事に案内されて来るヴェラを歓迎して中に招き入れた。

寝室の、中だ。


「……どうか、今月もお恵み頂きたく……」
ヴェラは俯いたまま、か細い声で、必死に言葉を紡ぐ。
ここ四年の間、1ヶ月に一度。毎回同じ言葉を言うのが、本当は嫌で……今すぐにでも踵を返してしまいたくなるのを、懸命に我慢する。
しかし、ヴェラが本当に我慢するのはこの後の時間だ。ヴェラを待ち受けているのが何なのか、彼女はよくわかっているから。

「そうだねぇ、君が誠意を持ってワシを喜ばせてくれたら、少しは施してやっても良いぞ?」
領主である筈の男は、ニヤニヤと下卑た顔でヴェラを舐め回すように見る。
「……はい、今月も……よろしく、お願い致します」
食べる物に困ったヴェラは子供達の食糧の為、今日も領主に身体を売った。



「シスターの身体は、本当に男を悦ばせる為だけにあるねぇ……これで子供達の相手しかしないとは、勿体ない。まぁ、だからこそワシは役得なんだがね」
「……」
ウヘウヘ、と機嫌良くヴェラの豊満な胸を揉みながら、その細い首筋を分厚い舌でべろべろと舐め回す。ヴェラの首は、あっという間に領主の唾液まみれになった。


最初に物乞いをした四年前は、領主も妻子ある身という事で少しはまだ分別がある……というか、欲望を滾らせながらも言う事は遠慮がちだった。
しかし、ヴェラという若く瑞々しい身体を前に、領主の要求は徐々にエスカレートしていく事になる。
お尻を触るだけ、胸を触るだけ……裸になるだけ。
キスをするだけ、パイズリするだけ……口淫するだけ。
好きでもない豚男のぺニスは臭く、吐き気と戦いながら必死で口の中で果てさせた時の感覚は、忘れる事が出来なかった。

そうして、ヴェラは一年ほど前からずっとアナルを領主に犯されている。

処女を奪われない為の苦肉の策で、妊娠という余計な心配をする事がないという理由と、妻には要求出来ない領主の変態的な欲望が合致した結果だった。
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