スワッピングを提案してきた彼氏、そろそろ捨てて良いですか。

イセヤ レキ

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侑史②

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「あぁあ──ッッ!!」
「……上手にイけたね」
ポロポロ溢れる彼女の涙を、舌で掬い上げる。キスはまだお預けだ。それでも彼女の心がゆっくりとほどけていくのを手に取る様に感じて、笑いが漏れる。
気持ち良くなる自分に戸惑ながらも、俺を拒否しない。
どうやら彼女は、クンニをされた事がなかったらしい。クリイキをした事もなかった様なので、そこを散々可愛がって初めての絶頂に導いた。
呆けた様子でぐったりしている彼女も可愛い。

本音を言えば、息子がかなり暴れていてキツイが、急いては事を仕損じる。今日は挿入はしない。そう頭に叩き込んで、思わず擦り付けようとする自分を戒めた。

10分程膣や陰核を苛めたおせば、彼女は三回は達してくれた。彼女は自分が不感症だと言っていたが、どこが不感症なんだか甚だ疑問だ。

俺が口元を拭っていると、寝室のドアがコンコン、と叩かれる。
「おーい、そろそろ終わったか?」
始まって10分で本番終了かよ。早漏か?
綾乃さんは、その声にピクリと片眉を動かした。
「あぁ、ちょっと待って」
俺はそう答えると、起き上がろうとする綾乃さんの股を、手際良くタオルで拭き取った。彼女の愛液がたっぷりついたそれは今晩のオカズに決定だな。このタオルに溜め込んだ子種を吐き出すところを想像するだけで、タマが疼く。
「す、すみません……」
多少意識は戻ってきたものの、腰砕けになった彼女を支える。彼女がパンツを履いていると、我慢出来なくなった綾乃さんの彼氏がドアを勝手に開けた。
「あーやの♪どうだったー?」
「……どうって……」
本来であれば、怒鳴りつけてもおかしくない状況。なのに、綾乃さんは自分も快楽を享受した自覚があるらしく、彼氏だけを責める事が出来ずにいる。予定通りで笑ってしまう。
「じゃあ、また・・ね」
名残惜しいが、次回を匂わせて撤退した。


「ちょっと、何なのよあの男。ド下手なんだけど」
金で雇った女は、それが仕事であるのによっぽど気に食わなかった様だ。
「自分本位だし、穴さえありゃ良い感じ。ちくわにでも相手してもらえっての」
「まぁまぁ」
宥めながら、渡す金額に色をつける。
「ねぇ、そっちはどうだった?あの男、早いし私イけなかったからさ……、もう一回戦位ヤりたいんだけど」
「……」
触るなよ。女が肩に手を伸ばしたので、身体を翻して避けた。この女はもう良い。綾乃さんの彼氏も、別の女の方が食い付くだろう。
「今日はありがとうね、じゃあサヨナラ」
もう君に用はない。


翌日。
俺が映研サークルの部室にいると、綾乃さんの彼氏がご機嫌で入ってきた。
「よぉ侑史!昨日はサンキューな!!すげー良かったわ」
相手の女は最低だったらしいけどな。
「そっか、なら良かった。綾乃さんはなんて?」
「てか、お前ら本番やらなかったんだって?何遠慮してんだよ、たまには他の穴も良いぞ~?」
「綾乃さんがその気じゃなかったみたいだからね」
「何だか俺だけが良い思いして悪ィな」
「気にするな。俺も、彼女と別れる良いきっかけになったわ」
俺がそう言うと、綾乃さんの彼氏は表情を変える。
「えっ……、と、そっかぁ。彼女、なかなか良かった気がするんだけどなぁ、残念だな」
「ああ。お前が言うように、ちょっと他の女に乗り換えるわ」
「マジ!?次はどんな子だよ!?」
わかりやすいな。よっぽどスワッピングがお気に召したらしい。その調子で、是非綾乃さんには手を出さないでくれ。まともな前戯もなしに突っ込むなんて、彼女が可哀想過ぎるからな。

「また今度、写メ撮ってくるよ」
「ははッ!期待してるわ~」
綾乃さんの彼氏の笑顔に、俺も嗤い返した。
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