龍討伐から帰還したら、三年前に将来を約束した彼女が人妻になっていたので

イセヤ レキ

文字の大きさ
8 / 8

8 最高の ***

しおりを挟む
頭が沸騰してる。

何度も何度もお尻の穴をバキバキに血管が浮いたアリスターのペニスに出し入れされて、僕は喘ぐことしかできない。
気持ち良いところをたくさんぐりぐりされて、先っぽで奥を刺激される。

僕のお尻の穴はぢゅぷぢゅぷと性器のような水音を奏で、アリスターのペニスを歓迎した。
気持ち良すぎて、馬鹿になる。
駄目になる。

「こら、逃げるな」

あまりの快楽から逃れたくて、体位をうつ伏せにさせられた時にずりずりと這い上がろうとしたけど、アリスターはそれを許してくれなかった。

腰を掴まれ、ばちゅん♡!! と思いきり奥まで貫かれる。
ちかちかと視界がスパークして、全身に甘い痺れが走った。

勃ちあがった乳首が、どろどろになったペニスがシーツに擦れただけで、身体が性感帯になったようにびりびりと電気が駆け抜け、お尻の穴がきゅうと締まった。

「ヒクつきエグ。奥までちんぽ欲しがってる。本当に処女だった?」
「は、はじめて♡♡ こんなことしたの、はじめてぇ……っっ♡♡」
「俺のだ、ルーマン。俺がはじめてで、最後だからな」
「う、ん♡ うん……っっ♡♡」

ばちゅばちゅ♡ とアリスターは何度も容赦なく腰を打ち付ける。
もう一度ぐるりと視界が回転して両足を抱え上げられると、ぐっと膝が顔の横にくるまでに折り畳まれた。

「ルーマンのおまんこ丸見え。俺のぐっぽり咥え込んでる」
「ぁあん♡」

恥ずかしい。
恥ずかしくて、気持ちいい。

真上から体重をかけたままどちゅどちゅと激しく突かれて、射精はしていないのにずっと甘い痺れが止まらなかった。

「はは、甘イキしてんな。可愛い」
「あ♡ あ¨ッ♡ あんっ♡♡」
「ほら、キスハメするぞ」

苦しいのに、更に舌を絡ませるキスまでされて、脳に酸素が行きわたらない。
苦しいのに、気持ちよくてたまらない。
何度も奥を突かれて、脳が痺れて、僕の身体がアリスターのものになったような感覚に襲われた。


何度か奥に注がれて。
注がれた精液が零れないように、またアリスターのペニスで蓋をされて。
何度も好きだと言われて、僕もと返事をして。

これが恋人同士というものかと、理解させられた。
たった一晩で、僕の心と身体は、アリスターのものになった。


***


「ん……」
「起きたか?」
「おはよう……アリスター……」
「ん」

アリスターは僕の額にちゅ、とキスを落とす。
昨日も喉が枯れるまで抱き潰されて、身体が軋んだ。
僕がベッドの上で上体を起こすのを、アリスターはそっと背中に手を当ていつものように助けてくれた。

「なんか、懐かしい夢を見たかも……」
「ん? どんな夢?」
「龍討伐が終わったあとの頃の、夢?」

僕がそう言うと、アリスターは少し顔を顰める。

「十年以上前のことか」
「はは、もうそんな前なんだね。あれ? 子どもたちは?」

テーブルに二人分の食事しかないところを見て僕が首を傾げると、アリスターは笑って言う。

「昨日からアカデミーの合宿体験に行ってるだろうが」
「……あ。そうだったね、本当に寝ぼけているみたい」

くすくすと笑いが込み上げた僕を見ながら、アリスターは微笑む。

「しかし、あの女の存在はいつまで経ってもお前の中から消えないな」
「そんなことはないよ。でも、当時の彼女のおかげで、今の僕は最高に幸せだなって思う時はあるけど」
「……ならいい」

いい、と思っている顔ではないような微妙な表情を浮かべながら、アリスターは僕の着替えをさっさとすませた。

甲斐甲斐しく僕の服のボタンを止めるアリスターの腕を引っ張り、唇を重ねるだけの、キスをする。

「大好きだよ、アリスター」
「ん。……ルーマン、愛してる」

僕から仕掛けたキスは、アリスターによってどんどん深く、そして淫らになっていった。
昨日散々暴かれた身体が疼いて、僕は身をよじる。

「アリスター、先にご飯を食べようか」
「……ん」


龍討伐から帰還したら、将来を約束した彼女が人妻になっていた。
そんな僕が、最高の家族を手に入れて、今は幸せに暮らしている。

だから、これからどんなことがあっても、きっと乗り越えていけると思うんだ。
最愛の人と、一緒なら。


残念そうな表情を浮かべる愛しい人を、僕はぎゅっと抱き締めた。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

「レジ袋はご利用になりますか?」

すずかけあおい
BL
仕事帰りに寄る、いつものコンビニで五十嵐 歩(いがらし あゆむ)はイヤホンをつけたまま会計をしてしまい、「――――?」なにかを聞かれたけれどきちんと聞き取れず。 「レジ袋はご利用になりますか?」だと思い、「はい」と答えたら、実際はそれは可愛い女性店員からの告白。 でも、ネームプレートを見たら『横山 天志(よこやま たかし)』…店員は男性でした。 天志は歩に「俺だけのネコになってください」と言って…。

大学一軍イケメンにいちご狩りに誘われた陰キャの俺、なぜかいちごじゃなくて俺が喰われたんだが(?)

子犬一 はぁて
BL
大学一軍イケメン×大学九軍陰キャ 喰われるなんて聞いてないんだが(?) 俺はただ、 いちご狩りに誘われただけだが。 なのに── 誘ってきた大学一軍イケメンの海皇(21)に なぜか俺が捕まって食われる展開に? ちょっと待てい。 意味がわからないんだが! いちご狩りから始まる ケンカップルいちゃらぶBL ※大人描写のある話はタイトルに『※』あり

【BL】SNSで出会ったイケメンに捕まるまで

久遠院 純
BL
タイトル通りの内容です。 自称平凡モブ顔の主人公が、イケメンに捕まるまでのお話。 他サイトでも公開しています。

気絶したと思ったら闇落ち神様にお持ち帰りされていた

ミクリ21 (新)
BL
闇落ち神様に攫われた主人公の話。

こわがりオメガは溺愛アルファ様と毎日おいかけっこ♡

なお
BL
政略結婚(?)したアルファの旦那様をこわがってるオメガ。 あまり近付かないようにしようと逃げ回っている。発情期も結婚してから来ないし、番になってない。このままじゃ離婚になるかもしれない…。 ♡♡♡ 恐いけど、きっと旦那様のことは好いてるのかな?なオメガ受けちゃん。ちゃんとアルファ旦那攻め様に甘々どろどろに溺愛されて、たまに垣間見えるアルファの執着も楽しめるように書きたいところだけ書くみたいになるかもしれないのでストーリーは面白くないかもです!!!ごめんなさい!!!

異世界転移して美形になったら危険な男とハジメテしちゃいました

ノルジャン
BL
俺はおっさん神に異世界に転移させてもらった。異世界で「イケメンでモテて勝ち組の人生」が送りたい!という願いを叶えてもらったはずなのだけれど……。これってちゃんと叶えて貰えてるのか?美形になったけど男にしかモテないし、勝ち組人生って結局どんなん?めちゃくちゃ危険な香りのする男にバーでナンパされて、ついていっちゃってころっと惚れちゃう俺の話。危険な男×美形(元平凡)※ムーンライトノベルズにも掲載

悪役令息に転生したらしいけど、何の悪役令息かわからないから好きにヤリチン生活ガンガンしよう!

ミクリ21 (新)
BL
ヤリチンの江住黒江は刺されて死んで、神を怒らせて悪役令息のクロエ・ユリアスに転生されてしまった………らしい。 らしいというのは、何の悪役令息かわからないからだ。 なので、クロエはヤリチン生活をガンガンいこうと決めたのだった。

悪役令嬢の兄、閨の講義をする。

猫宮乾
BL
 ある日前世の記憶がよみがえり、自分が悪役令嬢の兄だと気づいた僕(フェルナ)。断罪してくる王太子にはなるべく近づかないで過ごすと決め、万が一に備えて語学の勉強に励んでいたら、ある日閨の講義を頼まれる。

処理中です...