[R-18] 奴隷のレッスン:騎士団所属の末っ子王子は、イケメン奴隷に身も心も奪われる

山葉らわん

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第八章 寝台の画

6 マストに支えられて【絡み:シュード(=エシフ)xイェロード(=ノモク)】

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「イェロード……。おまえは素晴らしい……」
 シュードが云った。その声は息をたっぷりと含み、ところどころ掠れていた。
 イェロードの尻の孔がシュードの異教徒のしるしを捉えている。その肉の輪っかはまるで窄まった唇のようで、シュードのプラムのような丸みをぱっくりとくわえこみ、果汁を搾りとろうとでもするかのように、キュウキュウと淫らな音をたてた。
「さあ、イェロード。もっと降りてこい」
 シュードが片手を伸ばし、イェロードのペニスを逆手で握りしめた。そのまま引き寄せたり、押し戻したりする。イェロードの腰がゆらゆらと揺れる。
「あ……ああっ……」
 イェロードは喘ぎながら、自分から腰をゆさゆさと回しはじめた。
 シュードがイェロードのペニスから手を放した。「おまえは実に素直だ……。こんなにも俺を欲しがっている」
 イェロードの柔らかくほころんだ尻の孔に、シュードのペニスがずんずんと侵入してゆく。
 シュードが深みのある声で云った。
「初めておまえと交わったときもそうだったな。おまえは俺を誘惑した……」
「ち、ちが……ああ——」イェロードはシュードを迎えいれながら叫んだ。「はぁっ……は、は、君を助けようとして」ずんっ、と下から突きあげられる。「あああっ——!」
「あのときは俺は性奴隷だった。いつ落ちてもおかしくない、小さな腰布トルーズひとつだけのな」シュードは両手でイェロードの腰をしっかりと掴んだ。「その俺を、おまえは淫らな目で見つめていた。晩餐会のときからだ。おまえは俺の腰布のなかを気にしていた……」
 イェロードはイヤイヤをするように顔を左右に振った。「そ、そうじゃないよ。ただ——」
「ただ?」シュードはくすりと笑った。「イェロード、そろそろ認めてはどうだ? 俺が余興で女奴隷と交わったとき、おまえは俺をずっと見ていた。そればかりかを断った。それはおまえがまだ女を識らなくて怖気付いたからではない。俺と交わりたかったからだろう?」
「ちが……っんん……くぅ……ん………はぁっ!」
「こうして俺に尻を貫かれながらを勃てているのに、そうでないと云いはるつもりか? 強情なやつだ……」
 シュードの言葉は、半分そうで半分そうではない。イェロードは腰を回しながらこう思った。
 シュードはたいそう美しい裸身の持ち主だ。それはこれまで目にしてきた、毛むくじゃらの、荒々しいだけの、ただただむさ苦しいローエやナコシュの裸身とはまるっきり別物だったのだ。こうあるべき男性美のまったき姿——それを目にして心が揺すぶられないことなどあるだろうか。
「エボーイ・オワノニーカム」シュードが呟いた。
 イェロードは迷わず応えた。「シュード……ああ……シュード……」
 つぎの瞬間——イェロードの尻がシュードの腰の上に落ち着いた。
「シュード……!」
「おまえの尻のなかは心地よい……。たっぷり味わわせてもらうぞ」シュードがその肉厚の両手でイェロードの腰をがっしりと掴む。「さあ、遠慮なく声をあげろ」
 イェロードはシュードの胸板に両手を着いて支えにしようとして、もう一度、天上の歌を響かせた。尻のなかが押し広げられていた。そこで少しでも楽になろうと腰を泛かせようとしたときに、シュードのペニスにを擦られ、それとほとんど同時にシュードが下から突き上げたからだった。
 シュードが云った。
「エボーイ・オワノニーカム」
「シュード……」
「そうだ。それでいい」シュードは突き上げた腰をぐりぐりと回してから、ゆっくりと降ろした。「可愛いやつだ」
 シュードのペニスが根元までイェロードに納まった。
 イェロードは大きく息を吸って吐いた。貫かれた痛みは一瞬で消え失せ、代わりに甘い痺れが尻の奥に生まれた。その新たな快感がイェロードをさらに貫くように、じわじわと背筋伝いに昇ってゆく。
 ——ああ……シュードが、ぼくのなかを満たしてゆく……。
 無意識のうちにイェロードの腰がゆらゆらと揺れはじめた。イェロードは自らの肉體が欲するままに任せた。イェロードを貫くシュードのペニスはその剛直さと長大さで、どんなにイェロードが動いたとしてもしっかりと支えつづけてくれるような気がした。
「あっ……」イェロードが声を上げた。顔を下ろすとシュードの片手がペニスを握っていた。
 シュードがイェロードのペニスを手筒で擦りながら云った。「おまえは尻を突かれるとが反応するのだったな」
 しゅるる……。
 しゅっしゅっ……。
 しゅるる……。
 剥きあげられたイェロードの先端は、まだ男として鍛えられておらず敏感だった。の出来たシュードの指が、その表面を絶妙なちから加減で擦りたてる。
「シュード! あ、あっ……あああ——」
「やめてほしいのか?」シュードが揶揄うような口調で手筒を解いた。
 突然解放されたイェロードのペニスがぶるぶると震える。イェロードは譫言のようにせがんだ。「シュード、をさわって……もっと……して……」
「気持ちいいのだな?」シュードが親指と人差し指の腹でイェロードの先端の丸みを摘んでじりじりと捏ねまわす。
「あ……くぅっ……ん……」イェロードは応える代わりに喘いだ。
「よだれを垂らすほど悦んでくれるとは、可愛がり甲斐があるというものだ」シュードは、イェロードの切れこみから滲みでている透明な露を搾りだし、それを剥きだしの丸みに塗り広げた。「おまえが悦ぶ姿はとても愛らしい。もっと声を上げさせたくなる」
「は、はあっ……あ、あっ、んっ……」
「今のおまえの姿は画になる。イェロード、おまえもそう思うだろう?」
 ——寝台の画! そうだ! シュードとぼくの画だ!
 イェロードは、あえぎながら薄目を開けた。
 そこには肉體を組みあわせて造られた帆舟ふねが寝台の波間に泛んでいた。鏡が映しだすシュードの筋骨隆々とした胸と腹は、ちょうど頑丈な甲板のようだった。イェロードはその上に跨り、尻から頭のてっぺんまでを長大なマストに支えられて、風を受ける帆のように上半身をはためかせている。
 ——このままシュードと一緒に何処までも行けそうだ……。
 シュードが下からゆらゆらと揺さぶりをかけはじめる。
 イェロードはもう一度目を閉じて、自分を貫くシュードのペニスの感覚に集中した。すると余興で目にしたシュードと女奴隷の交わりが脳裏に甦った。それは優雅な航海を模していた。
 ——ぼくなら荒波だって、シュードと一緒に行ける。ぼくらは男と女じゃないから……。
 イェロードの心が通じたのか、シュードの揺さぶりが少しずつ大きくなる。イェロードもそれに応えるように腰をくねらせた。どれだけ動いてもシュードが下からしっかりと支えてくれる——こう思うとイェロードはますます嬉しくなった。
「エボーイ・オワノニーカム」
 厳かな口調でシュードが云う。
 イェロードは、何度もシュードの名を呼んだ。
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