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第九章 帆舟を出す夜
14 異変【絡み:シュード(=エシフ)xイェロード(=ノモク)】
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イェロードは無我夢中でシュードのペニスを吸った。両手をシュードの腰にまわしてしがみ付き、顔を前後に動かす。しばらくすると口のなかでシュードの異教徒の徴がはちきれそうに膨らみ、先端から甘苦い露が滲みだしてきた。
――もうすぐだ……。シュードが与えてくれる……。
イェロードは乳飲み子のようにペニスを吸いつづけた。顔を前後に動かし、のどの奥までペニスを誘い、口のなかで舌をきらめかせる。顔を後退させるときには唇をぎゅっとすぼめ、甘苦い露を搾りだし、そしてまたペニスをのどの奥へと飲みこんでゆく。
「まるで乳飲み子だな」
と云ってシュードがイェロードの顔を両手で挟んだ。「しかしそれでいい。おまえはまだ男になっていない」
「む、むうぅ……」
イェロードが呻いた。シュードがいきなり腰を突きあげ、ペニスをのどの最奥までねじ込んできたのだった。顔はしっかりを両手で押さえつけられている。鼻はシュードの雄々しい性毛に押しつけられていて、イェロードが息を吸うたびにシュードの匂いが体内に送りこまれてくる。イェロードは嬉しさのあまり全身を震わせた。
――早く……。シュード……。
シュードが腰を引いた。長大なペニスがイェロードの口からずるりと引き抜かれ、イェロードの唇を離れた瞬間、びくんと勃ちあがりシュードの引き締まった腹を鞭のように叩いた。雄々しく勃起したシュードのペニスが、まるで荘厳な聖塔のように見える。
イェロードはからだの向きを変え、シュードに尻を突きだす恰好で四つん這いになった。前を見ると炎の勢いが少し弱まっている。夢中でシュードのペニスにむしゃぶりついているあいだに何かが起こったようだった。
「町のほうを見ていろ」
背後からシュードが云った。そしてイェロードが顔だけふり向こうとするより早く、尻の中心に硬く熱を孕んだものが当てられた。ぞくりとするものが背筋を走り、イェロードは思わず目を閉じて顔を地面につけた。シュードの大きな手がイェロードの腰をがっしりとつかんだ。
「あああっ――!」
シュードのペニスがすべりこんできた。前触れもなく素早く貫かれた。
「いい声だ、イェロード」
ペニスがゆっくりと引き抜かれてゆく。イェロードは深く息を吸った。するとまたペニスが挿しこまれた。こんどは焦らすようにゆっくりとイェロードのなかに侵入してくる。押し広げられる痛みはなく、ただ甘い痺れだけがある。
「あ……シュード……。あ、あ、ああっ……」
「おまえは大したものだ」シュードが、くくっ、と笑った。「すっかり俺のものに慣れている。男も女もここまで受け入れるやつは、おまえが初めてだ」
シュードが動きはじめた。イェロードの尻にシュードの腰が打ちつけられ、湿った音が鳴る。挿れられ、抜かれ、またねじ込まれてイェロードは、何も考えることができなくなった。
「町のほうを見ていろ」
と云うやいなや、シュードが勢いよく最奥まで侵入してきた。
「あああああっ……」
イェロードは叫び、そして地面に顔を落とした。頬に濡れた土がふれる。雨も降っていないのに、そこはいつの間にかぬかるんでいた。イェロードがふと顔を上げると、炎がジュッと音を立てて消えた。
突然、地面がぐらぐらと揺れた。
揺れが鎮まるとシュードが腰の動きを止めて、
「イェロード、町のほうを見ろ」
「あっ!」
岬の聖堂から離れたところで水柱が勢いよく立った。
「今夜、海が割れる。伝説どおりだ……」
と呟くようにシュードが云って、またイェロードを貫いた。
「ひいぃっ!」
イェロードは声をあげた。しかしシュードは構わずにイェロードのなかに侵入しながら、
「イェロード、あの場所がどこかわかるか? 中央広場の噴水だ」
イェロードは喘ぎながら薄く目を開いた。水柱はその勢いを失ってはいなかった。こうして貫かれているあいだにも水柱は少しずつ高さを増してゆき、天にも届かんばかりにぐんぐんと伸びてゆく。
地面がまた揺れた。こんどは下から突きあげられるような大きな揺れだった。
聖堂の鐘が鳴る音がした。
「今ごろ聖堂は大騒ぎだろう」シュードが愉快そうに云った。「無事を祈るためには相手かまわず交わるしかない。ニナクの神は淫神だからな」
「あぁあっ……あうっ!」
シュードのペニスがゆっくりと辷り出てゆく。尻のなかをごっぞりと掻きだされるような感覚がイェロードを襲った。またシュードが深く侵入してくるのを待っていると、シュードがその希いを叶えるようにずぶずぶとペニスを沈みこませてきた。
「あっ……ああ……はうっ!」
イェロードのペニスの先端がぷつりと口を開き、どろどろとしたものがそこから吐きだされた。
「洩らしたようだな、イェロード」シュードの片手がイェロードのペニスの握りしめ、牛の乳を搾るように揉みしだく。「おまえに流れる王家の精をすべてここで捨ててゆけ。海の民になるためにな」
「っあ、……ぁあ……っ、……はぁ……あ……っ!」
イェロードが感じているのはペニスに与えられる刺戟だけではない。シュードが深く沈みこみ、そして辷りでてゆく。それはゆったりとした動きで、回を重ねるごとにイェロードの肉体を蕩けさせ、シュードをより深く迎えられるようにようになってゆく。
――ぼくは……海の民になるんだ……。シュードと同じ……海の民に……。
イェロードは思いだしていた。異教徒だという理由でシュードが受けた怖ろしい拷問を。縛りつけられて鞭を打たれ、聖典を燃やされ、ペニスを燃やされたシュードの痛ましい姿を。しかし立場が変わった今、シュードは異教徒だからという理由でイェロードに拷問を与えようとはしない。シュードはイェロードに快楽と悦びを与えてくれている。
「イェロード、まだ残っているだろう?」
「あぁ、……はあっ、シュ、シュード……ぁああっ――!」
精をすべて吐き出したのとシュードが奥深く入ってきたのは、ほとんど同時だった。イェロードは背中を大きく反らせ、それから力尽きてそのまま突っぷしてしまった。頬にぬかるみがあたった。温かい地下水をたっぷり含んでドロドロになっている。ふと顔をあげて水柱のほうに目をやると、水柱はさらに太さを増して天にまで届こうとしていた。
「よく耐えたな、イェロード」
と云ってシュードがイェロードを後ろから抱き起こした。「ここから逃げる準備をしよう」
「……えっ……?」
イェロードの背中にシュードの胸と腹がぴたりと重ねられた。ペニスはまだ尻のなかに深く入れられたままだ。何をするのだろうと思っていると、シュードがふたりの重なりあった胴の部分に腰布をぐるぐると巻きつけはじめた。ふたりが離れないようにするためなのだろうとイェロードは感づいた。シュードは胴の部分をしっかりと固定すると、こんどはイェロードの両手をシュードの背後で組ませて両手首をきつく縛り、余った左右の端をイェロードの腹の位置で結びとめた。
シュードがイェロードのひざ裏を両手に抱えて立上った。「さあ、行くぞ」
両脚を大きく開かれて、イェロードは思わず目をつぶった。
「お道具はしっかり勃たせておけ」
こう云うと、シュードは町に背を反し、燃え尽きた館の残骸に向けて歩きはじめた。……
――もうすぐだ……。シュードが与えてくれる……。
イェロードは乳飲み子のようにペニスを吸いつづけた。顔を前後に動かし、のどの奥までペニスを誘い、口のなかで舌をきらめかせる。顔を後退させるときには唇をぎゅっとすぼめ、甘苦い露を搾りだし、そしてまたペニスをのどの奥へと飲みこんでゆく。
「まるで乳飲み子だな」
と云ってシュードがイェロードの顔を両手で挟んだ。「しかしそれでいい。おまえはまだ男になっていない」
「む、むうぅ……」
イェロードが呻いた。シュードがいきなり腰を突きあげ、ペニスをのどの最奥までねじ込んできたのだった。顔はしっかりを両手で押さえつけられている。鼻はシュードの雄々しい性毛に押しつけられていて、イェロードが息を吸うたびにシュードの匂いが体内に送りこまれてくる。イェロードは嬉しさのあまり全身を震わせた。
――早く……。シュード……。
シュードが腰を引いた。長大なペニスがイェロードの口からずるりと引き抜かれ、イェロードの唇を離れた瞬間、びくんと勃ちあがりシュードの引き締まった腹を鞭のように叩いた。雄々しく勃起したシュードのペニスが、まるで荘厳な聖塔のように見える。
イェロードはからだの向きを変え、シュードに尻を突きだす恰好で四つん這いになった。前を見ると炎の勢いが少し弱まっている。夢中でシュードのペニスにむしゃぶりついているあいだに何かが起こったようだった。
「町のほうを見ていろ」
背後からシュードが云った。そしてイェロードが顔だけふり向こうとするより早く、尻の中心に硬く熱を孕んだものが当てられた。ぞくりとするものが背筋を走り、イェロードは思わず目を閉じて顔を地面につけた。シュードの大きな手がイェロードの腰をがっしりとつかんだ。
「あああっ――!」
シュードのペニスがすべりこんできた。前触れもなく素早く貫かれた。
「いい声だ、イェロード」
ペニスがゆっくりと引き抜かれてゆく。イェロードは深く息を吸った。するとまたペニスが挿しこまれた。こんどは焦らすようにゆっくりとイェロードのなかに侵入してくる。押し広げられる痛みはなく、ただ甘い痺れだけがある。
「あ……シュード……。あ、あ、ああっ……」
「おまえは大したものだ」シュードが、くくっ、と笑った。「すっかり俺のものに慣れている。男も女もここまで受け入れるやつは、おまえが初めてだ」
シュードが動きはじめた。イェロードの尻にシュードの腰が打ちつけられ、湿った音が鳴る。挿れられ、抜かれ、またねじ込まれてイェロードは、何も考えることができなくなった。
「町のほうを見ていろ」
と云うやいなや、シュードが勢いよく最奥まで侵入してきた。
「あああああっ……」
イェロードは叫び、そして地面に顔を落とした。頬に濡れた土がふれる。雨も降っていないのに、そこはいつの間にかぬかるんでいた。イェロードがふと顔を上げると、炎がジュッと音を立てて消えた。
突然、地面がぐらぐらと揺れた。
揺れが鎮まるとシュードが腰の動きを止めて、
「イェロード、町のほうを見ろ」
「あっ!」
岬の聖堂から離れたところで水柱が勢いよく立った。
「今夜、海が割れる。伝説どおりだ……」
と呟くようにシュードが云って、またイェロードを貫いた。
「ひいぃっ!」
イェロードは声をあげた。しかしシュードは構わずにイェロードのなかに侵入しながら、
「イェロード、あの場所がどこかわかるか? 中央広場の噴水だ」
イェロードは喘ぎながら薄く目を開いた。水柱はその勢いを失ってはいなかった。こうして貫かれているあいだにも水柱は少しずつ高さを増してゆき、天にも届かんばかりにぐんぐんと伸びてゆく。
地面がまた揺れた。こんどは下から突きあげられるような大きな揺れだった。
聖堂の鐘が鳴る音がした。
「今ごろ聖堂は大騒ぎだろう」シュードが愉快そうに云った。「無事を祈るためには相手かまわず交わるしかない。ニナクの神は淫神だからな」
「あぁあっ……あうっ!」
シュードのペニスがゆっくりと辷り出てゆく。尻のなかをごっぞりと掻きだされるような感覚がイェロードを襲った。またシュードが深く侵入してくるのを待っていると、シュードがその希いを叶えるようにずぶずぶとペニスを沈みこませてきた。
「あっ……ああ……はうっ!」
イェロードのペニスの先端がぷつりと口を開き、どろどろとしたものがそこから吐きだされた。
「洩らしたようだな、イェロード」シュードの片手がイェロードのペニスの握りしめ、牛の乳を搾るように揉みしだく。「おまえに流れる王家の精をすべてここで捨ててゆけ。海の民になるためにな」
「っあ、……ぁあ……っ、……はぁ……あ……っ!」
イェロードが感じているのはペニスに与えられる刺戟だけではない。シュードが深く沈みこみ、そして辷りでてゆく。それはゆったりとした動きで、回を重ねるごとにイェロードの肉体を蕩けさせ、シュードをより深く迎えられるようにようになってゆく。
――ぼくは……海の民になるんだ……。シュードと同じ……海の民に……。
イェロードは思いだしていた。異教徒だという理由でシュードが受けた怖ろしい拷問を。縛りつけられて鞭を打たれ、聖典を燃やされ、ペニスを燃やされたシュードの痛ましい姿を。しかし立場が変わった今、シュードは異教徒だからという理由でイェロードに拷問を与えようとはしない。シュードはイェロードに快楽と悦びを与えてくれている。
「イェロード、まだ残っているだろう?」
「あぁ、……はあっ、シュ、シュード……ぁああっ――!」
精をすべて吐き出したのとシュードが奥深く入ってきたのは、ほとんど同時だった。イェロードは背中を大きく反らせ、それから力尽きてそのまま突っぷしてしまった。頬にぬかるみがあたった。温かい地下水をたっぷり含んでドロドロになっている。ふと顔をあげて水柱のほうに目をやると、水柱はさらに太さを増して天にまで届こうとしていた。
「よく耐えたな、イェロード」
と云ってシュードがイェロードを後ろから抱き起こした。「ここから逃げる準備をしよう」
「……えっ……?」
イェロードの背中にシュードの胸と腹がぴたりと重ねられた。ペニスはまだ尻のなかに深く入れられたままだ。何をするのだろうと思っていると、シュードがふたりの重なりあった胴の部分に腰布をぐるぐると巻きつけはじめた。ふたりが離れないようにするためなのだろうとイェロードは感づいた。シュードは胴の部分をしっかりと固定すると、こんどはイェロードの両手をシュードの背後で組ませて両手首をきつく縛り、余った左右の端をイェロードの腹の位置で結びとめた。
シュードがイェロードのひざ裏を両手に抱えて立上った。「さあ、行くぞ」
両脚を大きく開かれて、イェロードは思わず目をつぶった。
「お道具はしっかり勃たせておけ」
こう云うと、シュードは町に背を反し、燃え尽きた館の残骸に向けて歩きはじめた。……
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