魔拳のデイドリーマー

osho

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第20章 双月の霊廟

第478話 メテオドラゴン

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『それにしても、今の時代は男性が『龍の巫女』になれるのですね、正直ちょっと驚いています』

「いや、ちょっと待って、違う、色々と違う」

 思わずツッコミから入ってしまった僕。
 それを聞いて、目の前にいる純白の龍は、きょとんとした感じの表情に……いや、表情ないんだけど、それっぽい雰囲気に変わっていた。

『? 違うのですか? ではなぜ、私を呼べたのでしょう? この祭壇から我ら龍にコンタクトをとれるのは、基本的に『龍の巫女』だけのはずなのですが。それによく見てみれば、なぜか皆さん私に武器を向けているようですし……正直ちょっと怖いのですが』

「あ、やっぱここ祭壇だったんですね。えっと……何から説明すればいいのか……あ、皆ちょっとまず武器おろそっか」

 思ったより話せる……っていうか、やっぱり敵意とかないみたいだし、この龍。



 しばし、事情を説明。

『そうですか……では、あなた方はその『ダンジョン』とやらの探索中で、ここには偶然たどり着いたのですね。そしてあなたはやはり、『龍の巫女』ではないと』

「はい、そんな感じです。なので……折角出てきていただいたところなんですが、特に呼び出したりとかはしてないんです。もし、知らず知らずのうちに、呼び出すための何か……装置とか手順を踏んでしまっていたら、それは……すいません」

『いえ、構いません。私も正直、『呼ばれている』というよりは……何か干渉を受けている、という感覚があってここに来ただけですし。勘違いかも、とは思っていました』

「あ、そうなんですか……」

 うん、やっぱ思ったより普通に話せるな、この龍。
 大人しくて優しいし、こっちのこともきちんと考えた上で話してくれてる。言葉づかいも丁寧で……声も、何か女の子っぽくてかわいらしい声だ。念話だけど。

『『龍の巫女』による我々への呼びかけは、祭壇の上に上がった巫女が、龍の力を開放して我々に強く語り掛けてくることによってなされると聞いています。間違ってやるようなことではないでしょうから、あなたの責任ではありませんよ』

「それは……どうもありがとうございます」

『どうやらあなたは、普通の人間に比べて、霊的な感応能力が高いようですね。そのせいで祭壇の機能に、一部とはいえ干渉してしまえたのかもしれないです。それを、運よくと言うべきか、運悪くと言うべきか……私が感じ取れたのでしょう。自分で言うのもなんですが……私も、そういうのは強い方ですので』

 へー、そんなこともあるんだ。
 ってことは、この祭壇ってそれそのものがマジックアイテムの類なのかな。霊的なあれこれってのは……僕が持つ『シャーマン』の力だろうか? あるいは、『陰陽術』の方か……両方かもな。

『私としても、我ら龍と関わりを持っていた人間たちは、既に滅びたと聞いていましたので、干渉があったのを悟った時は少し驚いて……正直、興味本位で見に来た部分も強いのです。ですから、あなた達が気にすることはありませんので、ご心配なく』

 やっぱりすごく話の分かるドラゴンさんだな……あー……

「ところで、その……何と呼べばいいでしょうか? 今更で申し訳ないんですが……自己紹介がまだだったかと」

『呼び方、ですか……私に名前はありませんので、どのように呼んでいただいてもかまいませんよ?』

「? 名前がない?」

『ええ。名前とは、人間などがそれぞれの個体識別のために各自持つことを許される、記号のようなものだと聞いています。我ら龍は、そういったものがなくとも、感覚で互いの識別ができますので。そういったものを持つのは……龍王様だけです』

 そっか……そういう文化とか、ものの考え方もあるんだろうな。種族からして違うんだし。

 しかも聞けば、その『龍王様』っていうのも、固有名詞として名前を持っているわけじゃなく……『龍王』っていう地位がそのまま呼び名につながってる感じみたいだしな。
 ……あれ、でも、あの本の中には、『バハムート』っていう呼び名も出てきた気がするんだけど……あっちは何だ? あれも受け継がれる名前なのか、それとも種族名か……

『もし難しければ、我ら龍の種族を区分するために用いられている呼び方ならありますので、それで呼んでもいいですよ? ちなみに私は、『メテオドラゴン』と呼ばれています』

 おう、結構かっこいい名前ついとる。直訳で『流星の龍』か。
 ……言われてみれば確かに、流れ星みたいに空から降ってきたしな。それこそまるで……

 ……いや、まさかな。

「なるほど……えーと、性別も聞いていいですか? 失礼かもしれませんが、自分ではわかりにくくて……」

『ああ、無理もありませんね……人間は、性別によって見た目の差が大きい種族だと聞いていますから。私は、卵を産む機関を備えていますから……雌ということになりますね』

「そうですか……なら、『テオ』さんとかでどうですか?」

 安直だけどね、『メテオ』からとって、テオ。
 そのまんま『メテオ』でもいいかと思ったんだけど……それだとかっこいい感じがして、どっちかというと女性らしい部分が少ないかなと思って、こうしてみた。

『テオ……ですか。ええ、ではそう呼んでください。それと、私はまだ子供の龍ですから……敬語は要りませんよ。普通に、楽にして話してください』

 白い龍……あらため、『テオ』はにっこりと、笑った風に見えた。
 


 ひとまず戦闘になることはなさそうなので、その場に立ち込めていた、緊張感だらけの空気は霧散したけども……それにしたって、あらためて考えてみると、今のこの状況って、結構すごい場面だよな。

 何せ今、僕らは龍と『念話』で会話して、コンタクトを取っている。
 それも、この遺跡についてよく知っている……すなわち、『龍神文明』そのものと関わりを持っている龍とだ。間違いなく、こんなことは前代未聞だろう。

 いや、ちょっと言い方が正確じゃないかな。彼女……テオ自身は、その『龍神文明』を直接知っているわけじゃないそうだから。
 ただ単に、彼女も伝え聞いて知っているだけなんだそうだ。かつて、龍と人が力を合わせて暮らしていた時代があったんだってことを。

『私はまだほんの700歳くらいですから。人間の年齢で言えば、ほんの子供です。龍は数千年は普通に生きられますし、長老方の中には、万の時を生きている方も普通にいます』

「万……」

 700歳で子供……そして、1万年以上生きている龍もいる、か。
 種族差によるものだとわかっちゃいるけど、すごいな……テラさんや『鳳凰』さんより上か。

『そういった方々は、人の文明が幾度も栄え、そして滅んできたのを見ている方もいて、その中で見聞きした出来事の一部を、口伝によって語り継いでくださっているのです。ですから、私も幼い頃からそれを聞いて育って……知っているのはそれに出てくる範囲だけです。そして……その時代を直接知っている龍は、ごくわずかです』

「でもつまり、数万年生きてる龍もいるってことだろ? とんでもねえな、龍って種族は……」

『でも、それよりももっと昔は、さらに長生きだった龍もいたそうですよ? むしろ今は、龍は徐々に短命化が進んでいるそうで』

「そうなの?」

 数万年、数十万年でも十分長生きだと思うけど……っていうか、どこまで時代さかのぼった話になるんだか。
 ええと、昔はもっと長生きだった、ってことは、直接知っているわけじゃないにせよ、それだけの寿命があったことを知っているってことだ。しかも、徐々に短くなってるってことは、数代観測している……一体、龍ってのは何百万年、何千万年の歴史を持ってるんだか。

 そりゃ地球だって、数千万年、数億年単位で歴史ってもの自体は存在してるけど……そこまでになると、もう歴史をさかのぼるのも無理だろう、この世界じゃ。どんな考古学者だってお手上げだ……というか、信じる人もいないんじゃないかな?

 そう言ったら、

『それは仕方がないでしょうね……コレは受け売りですが、寿命が短い生き物からすれば、数千年、数万年時代が違えば、それはもう世界が異なると言ってもいいくらいだそうですから。というより、私達龍がこの星に降り立ったのは、割と最近……あなた方が『龍神文明』と呼んでいるらしい時代からです。どのみち、それ以前の歴史には、私達の存在はなかったでしょうから』
 
 ………………ちょっと待て、今なんて言った!?

 テオ、今……この『星』って言わなかったか?
 そういう言い方をするってことは……この世界、いや、この惑星を『星』だと認識しているってことは……だ。その視点から察するに、龍は……

「ね、ねえテオ!? 1つ聞いていいかな?」

『? 何ですか、ミナト?』

「いまさらかもしれないけど、ごめん。龍って…………どこから来たの?」

『どこ、って……それはもちろん……ほら、ちょうど見えるでしょう? あそこですよ』
 
 まるで『何言ってんの?』とでも言いたそうな、きょとんとした感じの口調だった。むしろ、こっちがそれについて知らなかった、認識してなかったことを知らなかったようだ。
 テオは、その長い首をぐいんと伸ばして、反らして……上を向いた。

 その視線の先には、天井に穴が開いた吹き抜けがあって……さらにその先、遥か上空には……

 雲一つない空に浮かぶ、2つの月がある。

「…………おいおい、まさか」

 珍しく、師匠の動揺したような声が聞こえた。僕も上向いてるから、見えてはいないけど……冷汗くらいならかいてるんじゃないかな。
 それを、テオは察しているかどうかはわからないが……特に変わらない調子で、さらりと言った。

『見えますか? あそこに浮かんでいる2つのうち……南側、少し大きく見える方が、全ての龍の故郷です。星々の海を流れて旅して、数十万年前にこの星の近くに流れ着いた……渡り星です』

 ……衝撃の事実が、このダンジョンでどんだけ明らかになるんだろうか。
 というか、コレ報告していいのか? したとして、信用されるのか?



 ……まさか、『龍』が……月から来たなんて。

 魔物っていうかむしろ、地球外生命体だったなんて。



 ☆☆☆



 かつて『龍』は、テオが話した通り……『星々の海』……つまりは、宇宙を旅する種族だった。
 
 旅する、っていうよりは、住んでいる惑星そのものがそういう仕組みだったみたいだ。
 ある一定の場所にとどまっているようなものじゃなく、彗星みたいに、しかしゆっくりと、自ら移動する星。それに合わせて……というか必然的にそうなってただけだけど、龍は、気の遠くなるほどの長い間を、宇宙を移動しながら暮らしてきた。

 まあ、惑星そのものが移動してたんだから、そういう自覚があったのかはわかんないが。せいぜい、並んでる星座が毎回違って見えるくらいのもんかもな。

 その惑星が移動する仕組み自体は、一体どうなってるのかはわからないけど……テオ曰く、もうずっと長いことそれは続いてたんだとか。
 テオにとっての『長老』達が、子供のころに『長老』と呼んでいたドラゴンが、そのまた更に子供のころに『長老』に聞かされた内容だったらしい。で、その『長老』は、そのまた『長老』に……とまあ、延々続いていく。
 数千万年……ひょっとしたら数億年続いているのかもな。想像つかない。

 そんな長いどころじゃない歴史からすれば、この地球にやってきてからの時間もまあ、短いものなのかもしれない。比較でだけどね。

 龍の住む『渡り星』は、特殊な環境を持つ星であるらしい。
 そこにいれば、龍達は何も食べずに過ごすことができる。ひたすら星を見て、寝て、飛んで……自由気ままに過ごしていく。龍の他にも動物はいるので、それらを狩って食べることもできるが、飲食がそもそも必要ないため、ある種の暇つぶしや娯楽でしかないらしい。
 あるいは、戦い方を忘れないための訓練としてやることも多いんだそうだ。

 そんな渡り星だが、移動しているため、たまに他の惑星に近づくことがある。
 なぜか決して衝突とかはしないらしいが、ごくまれに……それこそ、数百万年に一度くらい、他の惑星の近くで、動きを止めることがある。

 これも理由はわかっていないんだけど、言い伝えでは、『星が息継ぎをするため』なんだとか。

 星々の海を泳ぐ『渡り星』は、数百万年に一度、止まって休む。そして、近くにある星から、また次の数百万年を泳いでいくためのエネルギーを、少しだけ貰うために近づくのだそう。

 つまりは、この地球のエネルギーが吸われてるってことらしいんだけど……それも、漏れ出たエネルギーをちょっと吸いだす程度で、星には影響を及ぼすことはないんだって。

 なら安心……かと思いきや、ここから話が少しおかしくなっていった。

 通常、『息継ぎ』は、数年から数十年あれば終わるらしい。
 しかし、数万年前にこの星に『渡り星』がやってきて……それから数百年たっても『息継ぎ』は終わらなかった。

 その時のドラゴン達が調べた結果、この星と『渡り星』は、吸いだせるエネルギーの相性が悪くて……普通よりも時間がかかることが分かった。
 量は十分あるのだが、質がかみ合わなくて定着しない。吸い上げたエネルギーの大部分が、『渡り星』に吸収されずに霧散してしまっている。
 自然のままに任せれば、後もう数百年、いや数千年、あるいはもっとかかるかもしれない。

 それを知った龍は、もっと積極的にこの星から力を吸い上げればいい、と思い、『渡り星』を出て積極的にこの星に干渉を始めた。
 それが、『龍神文明』の始まりだった。

 当時の龍達の中には、手あたり次第に動植物を捕食したり、高エネルギーを持つ物質を持ち帰って、星にそのエネルギーを還元すればいいという、過激な思想ないし意見もあったらしいが、当時の『龍王』はそれを良しとせず、いわばギブアンドテイクによるエネルギーの収集を行うことにした。

 それがあの『龍の巫女』のシステムだったのだ。

 当時の『龍王』とその側近達は、この星で他種族に虐げられ、追い詰められていた人間たちにコンタクトを取り、こう持ち掛けた。

『お前達を守ってやろう。技術を教え、繁栄させてやろう。その代わりに、生贄を差し出せ』と。

 言い回しは違っただろうが……要するに、あの『龍世の書』に書いてあった、最後の『龍の巫女』の言い回しが大体あってたわけだ。

 家畜……はちょっと言いすぎだったかもしれないけどね。実態はそうだったとはいえ。
 一応、当時の人々も納得してやってたみたいだし……龍側も、もしかしたら、宗教レベルにまで発展するとは思ってなかったのかも。

 話を戻そう。龍は、守ってやる対価として、より『渡り星』に質のあったエネルギーを提供させることにしたわけだが……その手段というのが、他でもない。

「『龍の加護』……って、『ドラゴノーシス』!?」

『? 現在では、そのように言われているのですか? まあ、どのように呼んでも構わないかとは思いますが……それによって、体質が龍に近づいた生き物は、当然、宿す力も、私達龍に、ひいては『渡り星』そのものに対して、相性のいいものになるのです。さらには、通常の生き物に比べて力の量自体も膨大になるため……十分に成熟したそれを、生贄として差し出させていたと』

「それが……『龍の巫女』?」

『ええ……そうするのが、もっとも効率が良かったそうです』

 聞けば、『龍の加護』……もとい『ドラゴノーシス』は、感染するのが男か女かで、症状に違いがあるらしい。

 男の場合は、カムロがそうだったように、肉体そのものを驚異的なレベルに引き上げし、強大な戦闘能力を発揮させる。しかしその分、蓄えた力も自分で使ってしまうため、食らっても力を回収する効率は、いいとは言えなかった。

 反対に女性の場合、劇的に肉体が変わったりはせず、龍と意思疎通が、念話なしでもできるようになるなど、神秘的な範囲にとどまった。力を使うこともほとんどないため、より多く力をその身に蓄えていくため、食らえば大量のエネルギーを回収できた。
 そのため、『龍の巫女』を筆頭に、生贄はほとんどが女性だったそうだ。

 あの本を読むと、龍の巫女だけが生贄みたいに書かれてた感じだったけど……その他にも、ある程度能力を覚醒させた『ドラゴノーシス』感染者の女性は、結構な数が生贄にされてたらしい。

 ……いや、『感染者』ってのは適当な言い方じゃないな。
 何せ、『ドラゴノーシス』は……驚いたことに、病気じゃなかったんだから。

 かといって、『加護』なんて名前の通りの神秘的なアレでもなかったけどね。

 『ドラゴノーシス』の正体は……

「龍の遺伝子を受け継ぐ人間……!?」

「龍と人間のハーフ、ってこと!?」

 聞かされた言葉に、僕ら一同、驚きを隠せなかったけど……それを告げた当の本人(本龍)であるテオは、さも当然のことのように続けて語る。

『ハーフ……とは限りませんね。龍の因子は、一旦体内に取り込まれた後、世代を経て現れることもあります。『加護』を持った者から生まれた者に『加護』がないことも、その逆もあります』

「覚醒遺伝、ってことか……でも、龍の遺伝子を人間にって、いったいどうやって? まさか、実際に龍が人との間に子を作ったわけじゃないでしょうけど……」

『いいえ、そのまさかですよ?』

 そう言った直後、テオの体が光に包まれた。
 そして、輪郭以外の全てが白一色、光そのものって感じになったところで……徐々に体が縮んでいき、その形も変わっていく。

 光が収まると……そこには……

「このように、私達は姿を変えられますので」

 そこにいたのは、全裸の女の子だった。
 純白の髪に、透き通るような色白の肌をした、美少女だ。年のころは……見た目、中学生くらいだろうか。背はやや低めで、すらりとしたやせ型。

 さらに、さっきまでと違って、『念話』ではなく普通に口で話している。

 ……どうやら、テオは……というか、龍は人間に変身することもできるようだ。

 いや、それはいいとして……

「我々はこの……」

「テオ、ちょっと待て、一旦話ストップ。服、服着よう」

 その体を見ないようにしながら、当然のように全裸のまま話し続けようとするテオを制止する。
 視界の端で、テオ(人間モード。全裸)がそのかわいらしい顔で、きょとんとした様子で首をかしげているのが見えた。

「? 服、ですか? いえ、別になくても大丈夫ですが……」

「済まないテオ殿。あなたが大丈夫でもこちらが困る。いや、文化ないし習慣、いや習性の違いだというのは判っているんだがな? ここはどうか1つ話を聞いて……」

「男性陣! あっち向いてろ! ミナト、あんたもよ」

「はい。じゃあエルクあとよろしく」

「OK。任せなさい」

「……? はあ……」



 ―――しばらくお待ちください―――



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