558 / 611
第23章 幻の英雄
第558話 敵拠点(推測)への道中
しおりを挟むテオに案内してもらってたどり着いた、龍の『集落』。
残念ながらそこでは僕らは歓迎してもらえてなかったっぽいので、ギスギスした空気の中に長いこといても楽しくないし、さっさとお暇することにした。
排他的……というよりかは、そもそも外部とやり取りするっていうことを経験も想定もしてない人達だ。いや、人じゃなくて龍か。
いくらこちらに敵意がなくて、打ち解けたいと思っても、まあ……普通に考えて難しいだろうしね。
あまり強引にこちらから迫ったりすれば、余計に警戒されかねないし……そもそもそういうのは、僕自身も嫌いな『価値観の押し付け』にあたるわけだし。
ちょっとドライな話、将来的にはともかく、今は別に彼ら(っていう言い方でいいんだろうか)の協力とかがあってもなくても、この星の探索には支障はない。
ひとまず目的は果たした。彼らが知っている限りの『怪しい場所』については聞けたわけだし、さっさと僕らは僕らの方の幼児を済ませることにしよう。
……とまあそういうわけで、ただいま僕ら、また移動中である。
さっきの『集落』で聞けた、おそらくは『ダモクレス』の連中が拠点か何かを構えていると思しき場所を目指して。
そこそこ距離あるみたいなので、徒歩じゃなく、いったん船に戻って空飛んで移動してます。
地上の動物や、そのへんを縄張りにしている龍を刺激したりしないように、高度は高めにとって、なおかつステルスその他の明細系の機能も使った上で。
移動中はせっかくなので、甲板でくつろぎながら景色とか眺めてたんだけども、船の淵の手すりに寄りかかっている母さんが、はあ、とつまらなそうにため息をついている。
「まあ、目的地になりそうな場所が割れたのはよかったけどさあ、せっかくのダンジョン攻略なのに、まずやらなきゃいけないのが悪者退治ってのもなんだかなあ……」
あくまで『渡り星』がダンジョン扱いされてるのにはもう今更だから触れないとして。
「もうちょっとこう、さあ……みんなで景色のいい場所見つけてお弁当食べたり、珍しい魔物見つけて倒して素材持ち帰ったり、隠された秘宝を探して大冒険とかしてみたかったのに……」
「まあまあ、そういうなよリリン。事前にタチの悪いトラップとか解除するための作業みたいなもんだと思えばいいじゃない。それこそ遺跡とかにはよくある奴だろ?」
「そーそー、快適に冒険するために、お邪魔な障害物は先に排除しておくに限るニャよ」
そして、新進気鋭で得体のしれない部分数多の悪の秘密結社が、見事に障害物扱いかあ……しかも、アイリーンさんやエレノアさんがこう言ってる当たり、このへんは恐らく『女楼蜘蛛』に共通の認識なんだろうな。
これにはさすがに、僕やエルク、ザリーやナナも、傍で見ていて苦笑するしかない。
まあでも、言い方や受け取り方はともかく、邪魔な連中だっていう点には同意するし、先にそういうのをきちんと処理しておいた方が、あとから楽しく探索できる、っていう点もその通りだ。
それにもしかしたら、その『邪魔者』であるダモクレスの連中を排除すれば……その被害を受けて縄張りを追われることになった、龍の皆さんも助かるかも。
そうすれば、さっきの集落の皆さんの態度も、少なからず軟化するかもしれないし。
うん、それがいいな。やっぱりまずは邪魔者を片付けて、平和になった『渡り星』でゆっくり探索とかいろいろやることにしよう。
「あーそうだ母さん、さっきテオに聞いたんだけどさ。もしかしたらこの星のどこかには、『龍神文明』の時代の財宝とかなら眠ってるかもしれないらしいよ?」
「え、マジで? やだ、面白そうな話じゃない、詳しく」
母さんだけでなく、アイリーンさんやエレノアさん、そして向こうで酒盛りしてたシェリーや義姉さん、テーガンさんも興味津々らしい。ずい、と身を乗り出して近寄ってきて聞く姿勢である。
なお、師匠はその時一緒にテオの話を聞いてて既に知ってるので、危機はするけどそこまで注意は向けてきてないようだ。
「ほら、ここの……『渡り星』の龍ってさ、『龍神文明』時代に地上を支配してて、生贄とか受け取ってたのは知ってるでしょ? けどその時、生贄だけじゃなくて、色々財宝とか貢ぎ物みたいなものも捧げられてたんだって」
その種類は多種多様で、単純な金銀財宝はもちろんのこと、希少な鉱石やら何やらの素材や、それらを使った強力なマジックアイテムなんかもあったそうだ。
それらのうち、『渡り星』の肥やしになりそうな、高エネルギーを持ったものは、その力を星に還元していたそうだけど……そうでない、ただ単に高価なだけの財宝はというと……率直に言って、龍達には使い道がなかったものなわけで。
ぶっちゃけて言えば、もらっても仕方ないものだった。
そしてそれらは当時から、どこかの洞窟とかに無造作に突っ込まれて保存――と言ってもいいものか迷うくらいにはお粗末な状態でだが――されていたらしい。
たまーに物好きなドラゴンが眺めたりする程度で、ほぼほぼ誰も興味とか示さなかったそうで。
もちろん、テオとしてもその辺の話は伝聞でしかなく、そういう財宝がどこにあるのかっていうのも知らないそうだから……もしそれを探そうと思ったら、まずはそういうのの手がかりから探すか、この惑星そのものをしらみつぶしに探すことになるだろうけど。
しかしそれでも、『そういうのがあるかもしれない』という情報は……なかなかどうして、『冒険者』っていう生き物にとっては、その名の通りの冒険心を掻き立てられるものがある。
宝探し……うんうん、立派にダンジョン探索の目的っぽいじゃないか。
しかも、もしうまいこと見つかれば、それは『龍神文明』の時代の遺産として、歴史的な価値がプラスして付くかもしれないと来たもんだ。
「なるほど、龍の神様への貢ぎ物……さぞかし豪華だったんでしょうね。どんなのだったのかな?」
「そういうのって、単に豪華な財宝ってこともあれば、わけのわかんない宗教的なアイテムだったりもするよね。何に使うのか全然わからないようなの」
「どっちみち実用性なんて考えられてない、儀礼用のアイテムってのが大半だからねえ、そういうのは……まあ、鑑定してもらって売っぱらう分には問題ないでしょ」
「けど、洞窟とかに無造作に突っ込まれてる可能性高いんだよニャ? 保存状態とか最悪なんじゃニャい?」
「その時はまあしかたねーだろ。最悪、金属類は鋳つぶしてインゴットにでもすればいいし、宝石は磨きなおせば多少は価値も戻るとは思うぞ」
「貴重な素材とか、マジックアイテムとか残っててほしいですよねー……エネルギーがあるものは消費されちゃった的なこと言ってたけど、掘り出し物とか残ってな―――」
と、そこまで言って、言いかけて……僕は言葉を切った。
言ってる最中に、視界にちょっとした異物が飛び込んできたもんで、そっちに気を取られて。
それとほぼ同時に、母さん達もそれに気づいたみたいで、一斉に僕と同じ方を向いた。
空の彼方、まだ小さな黒い点くらいにしか見えないけど……あきらかにこちらに敵意をもって、飛んで何かがやってきている。
そして、今の場所とか状況その他を鑑みれば……まあ、何がやってきてるかなんてのは、半ば予想するまでもないくらいのもので。
念のため、目に魔力を込めて視力を超強化してみると……ああ、やっぱり。
「龍ですね。しかも見た感じ……こないだ成層圏で襲ってきたやつと同種族です」
「向こうから出て来てくれたってわけだ。なるほど、どうやら俺達の向かうべき行き先はこっちで間違ってねえらしい」
「こっちに来られるとまずいから追い返しに来たってわけだニャ」
「完全に逆効果だけどね」
そうですね。あからさまに『こっちに何かある』って教えてるようなもんですからね、このタイミングでの襲撃とか。
結構な速さで飛んできているので、接敵もすぐだろう。
こないだと同様、さくっと討伐して先に進むとしようか。
☆☆☆
そしてそのわずか数分後。
『ダモクレス』によって差し向けられたクローンドラゴン達は、1体残らず消し飛ばされ、ほとんど時間を稼ぐこともできずに文字通り散っていた。
前回同様『カタパルト』によって射出され、船に先行する形で会敵したミナト達が、ほとんど鎧袖一触といった勢いで一掃し、そのあとすぐに追いついてきた『オルトヘイム号』に再び乗って回収されていった。
最早勝負にも何にもなっていないその様子を、離れたところから隠れて見ている者が1人いた。
種族特性によって水の中に潜みつつ、その状態で気配も極限まで殺して、絶対に気づかれないように……サロンダースは、その一方的というのも生ぬるい蹂躙劇の一部始終を見届けた。
(……まあ、わかってはいたけどネ、あの程度ではもはや時間稼ぎすらほとんど無理ということか……1体1体がゆうにAAAランク程度はある強さだと聞いていたのだが、本当にでたらめ極まる戦力だヨ)
水面越しに見ているサロンダースの眼前で、『オルトヘイム号』は飛び去っていく。
その行く先は……まっすぐ、直撃コースとまでは言わないものの、確実に、こちらが一番来てほしくない場所へと向かうルートだった。
(迎撃はむしろ、連中に『こちらに何かある』という確証を与えてしまうだけでもあるガ……今更だろウ。どこかの龍の集落か何かで情報を入手しているのだろうから、隠す意味はさほどなイ。そもそも、この星に来れるわけがないとタカをくくって、隠蔽もほとんどしていなかったしネ)
望遠用の器具を用いても最早見えなくなるほどに十分に『オルトヘイム号』が離れていった後、ようやくサロンダースは水面から姿を現した。
軍服のまま水に潜っていたようで、頭のてっぺんから足元までずぶ濡れであるが、特に気にした様子もなく、すたすたと歩いて湖の外に出る。
ずぶぬれの服はしかし、どうやら特殊なマジックアイテムの類だったらしく、水中から出てものの数秒で、表面はもちろん内側にまでしみ込んだ水分が抜け、乾燥機にかけた後のように、しみの1つもなくきれいに乾いた状態になった。
さらに数歩歩けば、足跡に水分が残ることももはやない。全身、同じような効能を持つマジックアイテムで固めていたらしい。
(正面から戦えば、あの中の1人にすら勝ち目は全くない。……改造手術を施された今の私でも、おそらく不可能だろうネ。ならばこそ、機会をうかがうしかない……)
「チャンスは必ず来るはずだ。彼らが、この先にある……ダモクレス財団の研究所の破壊や、総裁の討伐を目的としているのなら……そうだからこそ訪れる、付け入る隙が」
「チャンスって具体的には?」
「………………」
「ねえねえ」
「はあ……小噺や喜劇のように掛け合いからのびっくり仰天な展開を期待しているのなら、残念ながら期待には添えないヨ」
「なんだよ、ノリ悪いな」
その瞬間、サロンダースは抜刀しつつも大きくその場から飛びのく形で地面を蹴って離れ……間一髪のところで、ミナトの拳が地面に叩きつけられたのに巻き込まれずに済んだ。
もし後一瞬退避が遅ければ、あるいは自分の力を過信して受け止めるようなことをしていれば……先ほどまで彼が潜んでいた湖よりもやや浅めのクレーターの底で、木っ端微塵に粉砕されて終焉を迎えていたかもしれない。
指して本気でもないであろう一撃で、十分に自分を葬ってしまえるだけの力をあっさりと見せつけたミナトを前に、サロンダースもさすがにたらりと冷や汗を流す。
「やれやれ……気配は完璧に殺して、隠蔽効果のあるマジックアイテムまで使っていたんだがネ」
「お前、ドレーク兄さん達やテーガンさんとすでに交戦済みだろ? 『指輪』に記録されてたその時のデータを解析して、お前の魔力パターンなんかはこっちの索敵兵装に記録させてあったんだよ。近くまで来たら、見えようが見えまいがすぐ気づけるようにね。それでも、水面から出てくるまではこっちも探知できなかったのはまあ、さすがの性能だったと思うけど」
「おちおち隠密行動もできないということか……本当に何というか、こんなところまで来てしまう技術力といい行動力といい……敵に回した時点で終わり、という評価がピッタリだネ、君は」
「誉められてるような、はたまた単なるバケモノ扱いされてるような……まあどっちでもいいか。一応言ってみるけど、降参とかする気ある?」
「ないヨ」
その瞬間、突如としてサロンダースの背後の、何もなかったはずの空間に、滲み出すように巨大なサメのような魔物が現れ……サロンダースはそのまま、丸のみにされるような形で口の中に消えた。
『え゛!?』と、さすがに驚くミナトの目の前で、そのサメは出現した時と同じように一瞬でその場から掻き消えていなくなった。
が、その直後にはミナトは素早く再起動し、何もない空間を殴りつけるように拳を振るう。
その拳は、まるでガラスを割るように空間そのものをガシャン!と砕いて割り、その向こうで逃げようとしている巨大なサメの魔物の姿をあらわにする。
同時にミナトは帯の収納から、先端にて鉄球のついた黒い金属の鎖を取り出して、投げ縄のように投擲。絡みつかせてサメを捕らえ、そのまま引っ張り戻して通常空間に復帰させる。
半ば一本釣りのような形で回収され、じたばたともがくサメの頭を横から殴りつけて黙らせると、その口の中を大きく開いて中を確認するが……
「……いない。なるほど、異空間への潜航と、同時に体内で転移魔法でも発動させられるようになってるのか? 二段構えの逃走用手段だったわけか……さすがにここから追跡は難しいな。というか何だよこのサメ? 『麒麟』の遺伝子でも混ぜ込んでキメラでも作ったのか? 仕方ない、調べた方がよさそうだし、コレ持って船に戻るか。多分だけど、進む方向は間違っていないっぽいし」
11
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。