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最終章 エピソード・オブ・デイドリーマーズ
第581話 『龍の門』の正体
しおりを挟む海底都市『アトランティス』。
久しぶりに来るここで、管理人的な立場にいるテラさん――アンデッド系最強種族『エターナルテラー』のおじいちゃん――に、久しぶりー、って挨拶した後、僕達は早々と件の『龍の門』の調査にやってきた。
地下の『集団墓地』……通路の両側に、おびただしいどころじゃない数の人骨が安置されて、というか積み上げられまくって壁になっているそこを、明かりをともして進んでいく。
僕と師匠、それにテラさん以外はここに入ったことはないので、そのあまりに不気味な光景に、エルク達は絶句したり、流石にちょっと震えたりしていた。
あの時は確か、テラさんに『こんなんあるよ。何なのかわかんないけど』的にここを紹介されて……実際に見てみても、特に何か、特別な感じはしなかった。
ただの壁画にしか見えなくて、なんなら『門』にも見えなかったもんな。過去にマジックアイテムだったのだとしても、その気配すら残ってなかった。
ここに数千年単位で済んでいるテラさんすら何も知らなかったんだから……仮にこれが『何か』であった場合、それ以上に昔の時代の遺物だってことになる。
そして実際に、これは『何か』だった。
かつて僕がこの『龍の門』にちょっと触れてみた時、ほんのり光を放つという反応を見せた。
それっきりではあるけど、これが、僕の中の何かに反応するよな『何か』ではあり、テラさんも知らない何かの仕組み的な何かが隠されているのは間違いないんで、何かしらこれにはあーもう何か何か言いすぎてよくわかんなくなってきたよ。
要するに、これに関してはわかってないことの方が多いけど、『龍の門』の名の通り、こことどこかをつなぐ転移装置の類である可能性が大きい。
単に距離を超えるものなのか、それとも物理的な距離以上の『何か』を超えるのかはわからないけど……それでも、調べれば調べるほどに、何かしらの計り知れない何かを感じるのだ。
……さっきから僕『何か』って使いすぎだな……。
でも、なんかよくわかんないけど、使っちゃうんだよな。
よくはわからないけど、言葉にできない、感覚でしかない『何か』を感じる。だから、『何か』としか言えない。
……きちんと言葉にして説明できないものは、他人に説明する時に困るんだけどなあ……。
「あんたにしか感覚的にわからないって……それ、例のアレじゃないの?」
「……ああ、なるほど……」
エルクの指摘に、僕もふと思い当たる。
他の人にはわからなくて、しかし僕にだけはわかる、何かしらの不思議な気配……それは総じて、『ザ・デイドリーマー』か、それに類似ないし関係する何かの力によるものだった。
加えて、この『龍の門』に、『ザ・デイドリーマー』が関わっているのなら……何千年もテラさんが見てきても何もなかったのに、僕にだけ反応した理由にも納得がいく。
「前は、『龍の門』の名前の通り、ドラゴンの力や、『龍神文明』に関わりのある遺跡か何かだと思ってたんだけど……ここでも『ザ・デイドリーマー』かもしれないとは。……ひょっとして無魔族って、何気に歴史の節々の重大事件の裏に隠れて活躍したりしてたのかな?」
「かもしれないね。何せ、本人達以外には感知しようもない上に、既存の常識を思いっきり無視して発揮される力だ。案外、歴史上や宗教上の『奇跡』なんかのいくつかは、夢魔族が引き起こしたものなのかもしれない」
「暇ができたら、そういうのを調べてみるのも楽しそうですね。今まで『奇跡』で片づけられてたいろんなことが解明できそうです」
「……それ、やるなら慎重にやりましょうね? 単なる謎現象とかならともかく、宗教上ありがたがられてる『奇跡』を下手に解明しちゃうと、真相がどうあれ色々面倒ですよ」
ああ、うん、それは確かに。
「まあ、でもそれはこの一件が終わってからの話だよ。ひとまずこの『龍の門』の解析から始めないと……師匠とやった調査では、『どこかに繋がる装置』ってことまでしかわかってないんだ」
それが具体的に『どこ』なのかがわからない。
どういう仕組みでつながってるのかもわからない。
なのに、どういう装置なのかは……かろうじて分かったという、またしても不思議な現状。
「クローナさんとの研究の結果はまだあるの? いつもレポートだか何だかにまとめてるわよね……クローナさんと一緒に、『消失』しちゃったりはしてない?」
「ちゃんとある。ただ……僕だけの力で調べて、書き上げたみたいになってたけど」
そういうのも含めて、気に入らない。
僕だけじゃできなかったことだ。師匠と一緒に、頑張って調べ上げたものなのに……それを、後付けで否定されている。
結果的にそうなっただけだとしても、気分が悪い。
レポートの作成者の名前の爛。
そこにたしかにあった『クローナ・C・J・ウェールズ』の名前が消えている光景に、僕はあの時……静かに怒りを燃やしていた。
それを解消するというか、発散? するためにも、きちんとやり遂げないとな。
「で、どうするの? これを解析して、どうすれば過去に飛べるか調べる感じ?」
「解析なら、手伝う」
シェリーの問いに、ネリドラが手伝いを申し出てくれるけど……僕の考えは違う。
というか、違くなった。さっきエルクが、これが『ザ・デイドリーマー』の産物である可能性を指摘してくれたことで。
『ザ・デイドリーマー』絡みのあれこれは、確かに……時間をかければある程度解析してメカニズムを解き明かせるものでもある。
けれど、『ザ・デイドリーマー』関連のアレコレって……壊すのも含めて、総じて『考えるな、感じろ』っていう感じなんだよな。
仮にも技術者・研究者を標榜する身でこんなこと言っていいのかと思うんだけど……直感的に、こうするのが正解ってわかる気がしている。
……もともとが、1人の『夢魔』が気合で引き起こした、理屈も何もない『奇跡』だから。
ある意味では、それが引き起こされているうわべだけの『理屈』よりも、その人がその時どんな状況にいて、何を思っていたのか……っていう、そのへんの『感情』を考えた方がいい場合も多いんだ。その力そのものの性質を理解するためには。
で、それを調べるために何をするのかというと。
エルク達にちょっと離れてるように頼み、僕は……『ナイトメアジョーカー』に変身。
周囲への被害は最小限になるように調整済みである。……カタコンベの人骨の壁が崩れてくるような事態は、色々な意味で嫌すぎるので。
で、変身した状態で『龍の門』に触れる。
この姿は、僕の強化フォルムの中で、最も『ザ・デイドリーマー』の出力が大きく、また任意の形でその力を発動させやすい。
だから、この状態で、この『龍の門』に宿っている(かもしれない)『ザ・デイドリーマー』の力に働きかけて、僕の望む形で発動させることができればって言ってる間に来た来た来た来た!
―――キィィイィイィン!!
露骨。露骨なまでに、扉からエネルギーがあふれ出してきて……僕の中の『ザ・デイドリーマー』の力と共鳴している。
エルクの予想はあたりだったみたいだ。この『龍の門』、夢魔の力が絡んでる。
後ろの方で対比しているエルク達や、普段からここにいるテラさんが驚いているのが、視界の端に見える。
エルク達の方はまだましかもだけど、テラさんが余計に驚いてるな。
まあ、何千年もここにいてなお、こんな風に反応するような機構だとはわからなかったわけだし……以前1度だけそれっぽいのを見たことがあるとはいえ、半信半疑だったのかも。
今はもうコレ、『ザ・デイドリーマー』持ちじゃない、普通の人にもわかるくらいにエネルギーが迸ってるもんな。
……さて、それはいいとして……
「……ここからどうすればいいんだろ?」
「「「ちょっ!!?」」」
僕がぽつりとつぶやいたその一言に、エルク達は『マジかコイツ』とでも言いたげな表情になって、一様に驚愕していた。
「み、ミナト!? それ、あんたコントロールできてんじゃないの!? え、あんま聞きたくないんだけど……もしかしてそれ暴走とかしてる感じ!?」
「いや、そういうわけじゃないと思うけど、力は引き出せたはいいものの、どうやって使えばいいのかわからなくて、扉のところで止まってる感じ」
そうだな、今の状況を例えるなら……
「弓を全力で引き絞って矢を放つ直前というか……炭酸飲料のビンめっちゃ振ったあとの開栓する瞬間でストップかけてるというか……」
「例えがしょうもないけどどっちも結構な修羅場的な状況なんじゃないの!?」
「えっとコレ、時空を超えられるかもしれないシステムなんだよね? そんな装置のエネルギーが暴走したりした場合って、ちょっと、いやかなり大変なことにならない?」
「なるでしょうね、間違いなく……同じような効能の魔法を暴発させたりとかそういう風に読み替えて考えると……結構な範囲が巻き込まれる気が」
「ちょっとやめてよ! こんなお墓なんかでそんな爆発事故起こしたらバチあたるわよ!」
「その前に生き埋めになる気がしますけどぉ……」
後ろで仲間達が阿鼻叫喚な状況になってる。けど、
「大丈夫皆、安心して、暴走はしないから」
言いながら僕は、『龍の門』の中の力に働きかけて……徐々にそれを押さえていく。
すると、迸っていた力が徐々に収まっていって……門から漏れ出る光も消えて行った。
すっかり気配がなくなって、元通りの薄暗い空間になったところで、どうやら無事に収まったようだと皆判断して、ほっと息を突いていた。
「ごめん、例えが悪かった。この扉……何か大きな力が中にあって、それが暴走しちゃうような……そういう物騒な装置じゃないよ。仮に扱い方を間違ったとしても、爆発するような展開にはならないと思う」
「それ、どういう意味? わかるように説明してほしいんだけど……」
「……暴発の危険が、ない? それだけ緻密に制御されてるってこと?」
「この扉さ……エネルギーを放出する系じゃなくて、吸い込む系の作りになってるみたいなんだよね。排水溝、イメージしてもらえるとわかりやすいかな」
風呂の湯舟とか、洗面台とか。水がためてある状態で栓を抜くと、一気に流れてくでしょ? 穴の真上に渦とかできたりして、『ゴゴゴゴゴゴ……』って音も聞こえたりしてさ。
いかにも『吸い込んでます!』みたいな感じになって。
この扉の仕組みは、どうやらこうだ。
まず、扉自体に大量のエネルギーをためておく。これが、風呂場のお湯とか、洗面台の水。
その状態で『ザ・デイドリーマー』の力を使って、行き先を設定する。不思議な力で、扉が魔法的な『道』……というか、パイプみたいなものをを構築して、そこにつなげる。
その状態で扉を開き、その中に飛び込むと……入った者は、ため込まれていた力の流れに乗って、繋げられた『行き先』まで流されていく、という仕組みだ。
「私達、お風呂の残り湯と一緒に流されるの?」
「ごめん。コレはコレで例え方があんまりだったか」
「まあまあエルクちゃん、いいじゃないのそのくらい別に。例えがトイレでなかっただけ……」
「「その先は言うな」」
ぶっちゃけ思いついたけど必死に口に出さないように、考えもしないようにしてたことを!
ちらっと後ろの皆を見ると、特段気にした様子はなく……あ、違うわ。コレ、聞こえてたけど必死に考えないようにしてるだけだ。
「まあそう言うわけで、エネルギーの流れ的に言えば、この扉は一方通行で……外に出てくるんじゃなくて、内側に流れて行く、あるいは落ちて行く感じの作りになってるみたい。だから、エネルギーが暴発してどうこうっていう事態にはならないっぽいよ。仮に行き先をどこかに設定する前でも……それはそれで、今みたいに、どことも知れない『どこか』に流れて行くみたい」
「それはそれで怖いけどね……」
「けどさミナト、今の話聞いた感じだと……『一方通行』なのよね? それって……この扉、過去に行くことはできるけど、未来に帰って来られない、ってことにならない?」
というクロエの問いに、何人かがはっとする。
リアクションがなかった、エルクを含む数人は、そのことに気付いてたみたいだ。
「うん、それなんだよね……この扉、どうも『帰り』のことを考えたつくりになってないっぽい」
今触れてみて、なんとなく……これなら、行き先さえ設定できれば、どこにでも行けると理解できた。それこそ、時間を超えて過去にだって行けそうだ。
けど、クロエが言った通り、これ、一方通行でさ。
流れる水が、上から下には落ちても、下から上に逆流することはないように……言った先から戻ってくる機能が全く備わってないのだ。
つまり、これで過去に飛んだら、それっきり。未来、というか現在に戻るすべがない。
「何、その絶妙に使えない仕様……コレの製作者、何を考えてそんなもん作ったのよ」
「罪人の追放用にでもしたんでしょうか? 地の果てまで飛ばして、戻って来られないように的な」
「あるいは……『ザ・デイドリーマー』って、夢魔の思いの力なのよね? だったらさ……もっと強い思いがあってこういう形になったんじゃない?」
「例えば?」
「死に分かれてしまった恋人に会いたい、とか。もう死んでしまった人に会うために、過去に戻るためにこの扉が作られたんだとすれば……現在に戻ってくる気なんかないだろうから、戻りのための機能なんてつける必要ないでしょ?」
「割とマジでありそうだねソレ」
シェリーが変な悲恋的なドラマを想像してたが、『ザ・デイドリーマー』って割ともれなく何かしらのドラマがあった上で発動する力だったな。
ザリーも今言ってたけど、マジでそういうのありそう。
でも『ザ・デイドリーマー』って、相応の力がなければ、使うだけで力を使い果たして死ぬんだけど……その人は無事に恋人さんに会えたのか?
……いや、このストーリーは想像でしかないんだった。変にのめり込みそうになった。
ま、仮にあったところで僕らにはそれを確かめるすべもないし、考えても仕方ない。
「作成の背景は置いとこう。とりあえず、コレが使えそうなのはわかったから、それはまず収穫だと言っていいな。……基本方針として、コレを使って過去に飛んで問題を解決しようと思う」
「『一方通行』の問題は?」
「解決策は何個かもう思いついてる。でもそれには、検証とか諸々準備がいるから……すこし時間をかけて、時間旅行の支度をすることにしよう。……ざっと2週間ってとこかな」
ゼロからやろうとすれば10年以上かかるところが2週間で済むなら、待ち遠しくはあっても、苦とまではいかないと言っていいと思う。
「二週間って、時間旅行の準備としては長いのかしら、短いのかしら」
「『ヤマト皇国』に行くときの準備期間、もっと長かったですよね。今回のは……距離と言うか行き先考えたら、それよりヤバいないようだと思うんですけど……」
「2週間で十分なのかな? ……逆に不安になってくるんだけど」
「……1ヶ月くらいにしておこうか。念には念を入れて」
「そうしときなさい。今回ばかりは『否常識』のレベルが違うもの……慎重すぎる上に更に慎重なくらいで、いやいっそもう1個か2個慎重なくらいで丁度いいわよ、きっと。あと……ぶっちゃけ私達も心の準備のための時間が欲しいわ」
「「「同感」」」
了解。それじゃ……1ヶ月くらいにしておいて、もし1ヶ月にまだ不安があるようなら、その時再検討して延長なりなんなり決めようか。
僕としても、時間なんて超えるんだから、万全の準備をしておくつもりではあるし。
「ネリドラ、それにリュドネラも、手伝って。行き先が行き先だ、準備は万全にする」
「『了解』」
海を超えて新大陸(?)にも行った。
惑星を飛び越えて宇宙に出て、他の星にも行った。
そんな僕達でも、今回の冒険は……エルクも言った通り、『否常識』のレベルが違う。
それでも、行かない選択肢はない。
超えてやろうじゃないか、時間だろうが何だろうが。
そんなんで、このミナト・キャドリーユを止められると思うなよ。
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