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第十三話
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モドキに取り押さえられたまま、ユニスが声を張り上げる。
「おい、お前! お前も魔法少女なのか!? これ……なんなんだよっ!?」
問い詰めるような言葉。
だが当の少女は、優雅に笑う。
「んふふ……『お前も』だなんて、あなたたちみたいな辺境の雑魚魔法少女と一緒にしないでほしいわあ。こう見えても私、昔は王都の魔法少女部隊本部に勤めていたのよ」
「王都の、魔法少女だと……!?」
「そう。素行不良とかで裁判にかけられそうになったから、変身用ブレスレットを剥奪される前に自分からおいとましたのだけどね。ちょっと魔法少女の体を研究したかっただけなのに、非人道的だとか倫理にもとるとか、くだらないことばかり言うんだもの」
「てめぇ、悪に堕ちた魔法少女か……!」
「ふふふっ、そうなのかしらね。ま、そういうわけだから、あなたたちみたいな雑魚魔法少女とはそもそもの格が違うの。一緒にしないで、辺境勤務のおチビさん?」
少女はそう言ってクスクスと笑う。
そして睨みつけてくるユニスを無視して、もう一人の魔法少女──イルマへと視線を向ける。
「でも、あなたは結構な実力だったわ、ほめてあげる。グラスベルのエースなのかしら? 私の子供たちがあれほど苦戦するなんて。──でも、おかげで最高の苗床が手に入ったわ」
そう言って、恍惚とした表情を浮かべる少女。
対するイルマは、ゴブリンモドキに取り押さえられたまま、言葉を返す。
「キミ、今『私の子供たち』って言ったね。このゴブリンモドキは、キミが『作った』ものなの?」
「ええ、そうよ。私の研究が生んだ最高傑作。──すごいでしょう? ゴブリンなのに魔法少女だって倒せちゃう。あなたたちも、もうすぐこの子たちのママになれるのよ。嬉しいでしょう?」
クスクスと笑う少女。
イルマは首を横に振る。
「……そっか、だいたい分かった。もう喋らなくていいよキミ」
「あら、ようやく怒るのね。でも怒ったところで、もうあなたには何もできないわ。これからたっぷりとその子たちに──」
「間違いが二つある」
イルマは少女の発言を遮るように、そう言った。
少女はきょとんとするが、興味を持ったのか聞きの姿勢に入る。
イルマは続ける。
「ひとつ、私が怒っているのは元々。ユニス先輩にひどいことをしたのは、許さない」
「……ふぅん。それで、もうひとつは?」
「もう私には何もできないっていうその認識。逆なんだよ。──これで私は、何でもできるようになった」
「……何を言っているの? 意味が分から──」
少女の言葉は、最後まで紡がれることはなかった。
なぜなら、イルマが自分の両手両足を取り押さえていたゴブリンモドキたちをたやすく持ち上げると、次々とひっぺがし、さも適当な様子でぶん投げたからだ。
次々に洞窟の壁にぶつかって、崩れ落ちるモドキたち。
「えっ……?」
ずっと余裕の態度だった少女が、その光景を見て固まった。
「ああおぞましかった。でもこれでもう『演技』はお終い」
イルマは次いで、自分の上にのしかかっていたモドキの首根っこを引っつかみ、地面にたたきつける。
そのモドキは消滅し、あとには魔石が転がった。
それで完全に自由になったイルマは、立ち上がり、こきこきと首を鳴らす。
「ホント、フラストレーション溜まったし。……ていうかさ、お前たちいつまでその汚い手でユニス先輩に触ってるんだよ」
イルマはユニスを捕まえている三体のゴブリンモドキを睨みつける。
視線と殺気に射抜かれたその三体は、ビクッと震えた。
「「「キッ……キヒャアアアアッ!」」」
怯えたモドキたちは、ユニスという獲物を手放すと、慌てて武器を拾ってイルマに飛び掛かっていく。
だが次の瞬間──
──パパパンッ!
三体のモドキの頭部が、一斉に弾け飛んだ。
一瞬の後、モドキたちは消滅して、魔石が落ちる。
「お前たちはギルティだ。ユニス先輩に何してくれてんだよ」
赤髪の魔法少女は、ジャブを放ったあとの拳闘士さながらのポーズで立っていた。
その光景を見て怯えるのは、紫のゴスロリ衣装をまとった魔法少女だ。
うろたえた様子で一歩、二歩と後ずさる。
「な、なんなの……どうして……」
一方、イルマは逆に、一歩、二歩と少女に向かって迫っていく。
「別に、簡単な話だよ。さっきは本気を出してなかった、それだけのこと。主賓に逃げられたら嫌だったからね。キミをおびき出すために一芝居打ったんだよ」
「うそ……でしょ……? ──そんなはずない! だってそっちの仲間も、あんなに必死で──二人して騙したの!? あれは全部演技だったっていうの!?」
少女がユニスのほうを見る。
するとユニスは、ぶんぶんと首を横に振った。
「はい……?」
首をかしげる紫衣装の少女。
一方のイルマは、事もなげに言う。
「ユニス先輩はお芝居下手そうだから、一緒に騙したの。敵を騙すにはなんとやら。最初の部屋のゴブリンとは二割の力で、モドキとは三割の力で戦ったから、先輩はまんまと騙されてくれたみたいだね」
「そん……な……。──く、くそっ! お前たち、全員でやってしまいなさい! こいつは危険よ! 殺してもいいわ!」
少女はそう、ゴブリンモドキたちに指示を出す。
残った十体ほどのモドキたちは、その指示に従って一斉にイルマへと襲い掛かった。
イルマはその場で片膝をつき、洞窟の地面に手をつくと、小さくつぶやく。
「──ボルケイノ」
モドキたちがイルマに飛び掛かったそのとき、赤髪の魔法少女の周囲の円周上にマグマのごとき激しい炎が噴き上がった。
それに触れたモドキたちはあっという間に消し炭となり、次の瞬間には十ほどの数の魔石が地面に転がっていた。
「くっ……化け物が!」
それを見た少女は──いや、その結果を見る前に、彼女は転身していた。
こうなる可能性を想定していたのだ。
彼女がこの場に現れるときにくぐり抜けてきた幻覚の壁の向こうには、この洞窟のもうひとつの出口がある。
そこから撤退すべく、少女は疾走する。
そもそも王都の魔法少女本部でも通用した彼女の敏捷性は、凡百の魔法少女のそれを遥かに上回る。
そんじょそこらの魔法少女では追いつけるはずもない──のだが。
──ドゴォンッ!
「ヒッ……!」
広間の壁際を走っていた少女の目の前で、壁に大きなヒビが入った。
それは赤髪の魔法少女が、壁に「ちょっと手をついて」、少女の往く手を遮ったものだった。
瞬間移動でもしたのかと思うほどの速さと、恐るべき怪力。
可憐な深紅の衣装をまとった怪物は、今や少女の目の前にいた。
「どこに逃げようとしているのかなぁ?」
目の前でにっこりと、有無を言わさぬ笑顔を向けてくる赤髪の魔法少女。
恐ろしい力を持った猛獣が牙をむいて、自分の前に立っているような錯覚。
少女はついに、その場にへたりこんだ。
「わ……私を、どうするつもりなの……?」
「そりゃあ、悪いことをした子には、『お仕置き』が必要だよねぇ」
「お……お仕置き……?」
「そう、お仕置き」
赤髪の魔法少女は、へたりこんだ少女のあごに手をかけ、くいっと持ち上げる。
そして、妖艶な仕草で少女に絡みついていくと──
「さ、覚悟してね。キミはもう私の檻の中。それに、キミもギルティだから容赦はないよ。──たっぷりと調教してあげる」
「い……いや……そんな────あぁああああああああっ!」
少女の悲鳴(?)が、洞窟中へと響きわたったのであった。
「おい、お前! お前も魔法少女なのか!? これ……なんなんだよっ!?」
問い詰めるような言葉。
だが当の少女は、優雅に笑う。
「んふふ……『お前も』だなんて、あなたたちみたいな辺境の雑魚魔法少女と一緒にしないでほしいわあ。こう見えても私、昔は王都の魔法少女部隊本部に勤めていたのよ」
「王都の、魔法少女だと……!?」
「そう。素行不良とかで裁判にかけられそうになったから、変身用ブレスレットを剥奪される前に自分からおいとましたのだけどね。ちょっと魔法少女の体を研究したかっただけなのに、非人道的だとか倫理にもとるとか、くだらないことばかり言うんだもの」
「てめぇ、悪に堕ちた魔法少女か……!」
「ふふふっ、そうなのかしらね。ま、そういうわけだから、あなたたちみたいな雑魚魔法少女とはそもそもの格が違うの。一緒にしないで、辺境勤務のおチビさん?」
少女はそう言ってクスクスと笑う。
そして睨みつけてくるユニスを無視して、もう一人の魔法少女──イルマへと視線を向ける。
「でも、あなたは結構な実力だったわ、ほめてあげる。グラスベルのエースなのかしら? 私の子供たちがあれほど苦戦するなんて。──でも、おかげで最高の苗床が手に入ったわ」
そう言って、恍惚とした表情を浮かべる少女。
対するイルマは、ゴブリンモドキに取り押さえられたまま、言葉を返す。
「キミ、今『私の子供たち』って言ったね。このゴブリンモドキは、キミが『作った』ものなの?」
「ええ、そうよ。私の研究が生んだ最高傑作。──すごいでしょう? ゴブリンなのに魔法少女だって倒せちゃう。あなたたちも、もうすぐこの子たちのママになれるのよ。嬉しいでしょう?」
クスクスと笑う少女。
イルマは首を横に振る。
「……そっか、だいたい分かった。もう喋らなくていいよキミ」
「あら、ようやく怒るのね。でも怒ったところで、もうあなたには何もできないわ。これからたっぷりとその子たちに──」
「間違いが二つある」
イルマは少女の発言を遮るように、そう言った。
少女はきょとんとするが、興味を持ったのか聞きの姿勢に入る。
イルマは続ける。
「ひとつ、私が怒っているのは元々。ユニス先輩にひどいことをしたのは、許さない」
「……ふぅん。それで、もうひとつは?」
「もう私には何もできないっていうその認識。逆なんだよ。──これで私は、何でもできるようになった」
「……何を言っているの? 意味が分から──」
少女の言葉は、最後まで紡がれることはなかった。
なぜなら、イルマが自分の両手両足を取り押さえていたゴブリンモドキたちをたやすく持ち上げると、次々とひっぺがし、さも適当な様子でぶん投げたからだ。
次々に洞窟の壁にぶつかって、崩れ落ちるモドキたち。
「えっ……?」
ずっと余裕の態度だった少女が、その光景を見て固まった。
「ああおぞましかった。でもこれでもう『演技』はお終い」
イルマは次いで、自分の上にのしかかっていたモドキの首根っこを引っつかみ、地面にたたきつける。
そのモドキは消滅し、あとには魔石が転がった。
それで完全に自由になったイルマは、立ち上がり、こきこきと首を鳴らす。
「ホント、フラストレーション溜まったし。……ていうかさ、お前たちいつまでその汚い手でユニス先輩に触ってるんだよ」
イルマはユニスを捕まえている三体のゴブリンモドキを睨みつける。
視線と殺気に射抜かれたその三体は、ビクッと震えた。
「「「キッ……キヒャアアアアッ!」」」
怯えたモドキたちは、ユニスという獲物を手放すと、慌てて武器を拾ってイルマに飛び掛かっていく。
だが次の瞬間──
──パパパンッ!
三体のモドキの頭部が、一斉に弾け飛んだ。
一瞬の後、モドキたちは消滅して、魔石が落ちる。
「お前たちはギルティだ。ユニス先輩に何してくれてんだよ」
赤髪の魔法少女は、ジャブを放ったあとの拳闘士さながらのポーズで立っていた。
その光景を見て怯えるのは、紫のゴスロリ衣装をまとった魔法少女だ。
うろたえた様子で一歩、二歩と後ずさる。
「な、なんなの……どうして……」
一方、イルマは逆に、一歩、二歩と少女に向かって迫っていく。
「別に、簡単な話だよ。さっきは本気を出してなかった、それだけのこと。主賓に逃げられたら嫌だったからね。キミをおびき出すために一芝居打ったんだよ」
「うそ……でしょ……? ──そんなはずない! だってそっちの仲間も、あんなに必死で──二人して騙したの!? あれは全部演技だったっていうの!?」
少女がユニスのほうを見る。
するとユニスは、ぶんぶんと首を横に振った。
「はい……?」
首をかしげる紫衣装の少女。
一方のイルマは、事もなげに言う。
「ユニス先輩はお芝居下手そうだから、一緒に騙したの。敵を騙すにはなんとやら。最初の部屋のゴブリンとは二割の力で、モドキとは三割の力で戦ったから、先輩はまんまと騙されてくれたみたいだね」
「そん……な……。──く、くそっ! お前たち、全員でやってしまいなさい! こいつは危険よ! 殺してもいいわ!」
少女はそう、ゴブリンモドキたちに指示を出す。
残った十体ほどのモドキたちは、その指示に従って一斉にイルマへと襲い掛かった。
イルマはその場で片膝をつき、洞窟の地面に手をつくと、小さくつぶやく。
「──ボルケイノ」
モドキたちがイルマに飛び掛かったそのとき、赤髪の魔法少女の周囲の円周上にマグマのごとき激しい炎が噴き上がった。
それに触れたモドキたちはあっという間に消し炭となり、次の瞬間には十ほどの数の魔石が地面に転がっていた。
「くっ……化け物が!」
それを見た少女は──いや、その結果を見る前に、彼女は転身していた。
こうなる可能性を想定していたのだ。
彼女がこの場に現れるときにくぐり抜けてきた幻覚の壁の向こうには、この洞窟のもうひとつの出口がある。
そこから撤退すべく、少女は疾走する。
そもそも王都の魔法少女本部でも通用した彼女の敏捷性は、凡百の魔法少女のそれを遥かに上回る。
そんじょそこらの魔法少女では追いつけるはずもない──のだが。
──ドゴォンッ!
「ヒッ……!」
広間の壁際を走っていた少女の目の前で、壁に大きなヒビが入った。
それは赤髪の魔法少女が、壁に「ちょっと手をついて」、少女の往く手を遮ったものだった。
瞬間移動でもしたのかと思うほどの速さと、恐るべき怪力。
可憐な深紅の衣装をまとった怪物は、今や少女の目の前にいた。
「どこに逃げようとしているのかなぁ?」
目の前でにっこりと、有無を言わさぬ笑顔を向けてくる赤髪の魔法少女。
恐ろしい力を持った猛獣が牙をむいて、自分の前に立っているような錯覚。
少女はついに、その場にへたりこんだ。
「わ……私を、どうするつもりなの……?」
「そりゃあ、悪いことをした子には、『お仕置き』が必要だよねぇ」
「お……お仕置き……?」
「そう、お仕置き」
赤髪の魔法少女は、へたりこんだ少女のあごに手をかけ、くいっと持ち上げる。
そして、妖艶な仕草で少女に絡みついていくと──
「さ、覚悟してね。キミはもう私の檻の中。それに、キミもギルティだから容赦はないよ。──たっぷりと調教してあげる」
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