史上最強の女騎士物語~強過ぎて本気で戦ったことがありません~

ハイブリッド・メガネっち

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第一章

episode 3 帰還

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  ウェース村に来て3日目、帝都に帰還するときがきた。ヴァーミリオン、エリーは共に帝都に向けて帰る準備をしていた。

「特になにもなく調査おわりましたね。」

「そうね、なんだかんだエリー、しっかり調査してたわね。」

「これでも帝国の騎士ですからね。仕事のときは、ビシッとした面持ちでやっていますよ。」

 二人とも話し合いながら宿の部屋で準備を進めていた。そして、準備をし終えた二人は宿を後にし、馬車停留所に向かった。停留所に着いた二人は、帝都行きの馬車の料金を支払い、出発するまで待機していた。

「帝都まで片道料金一万メル、これを安いと見るか、高いとみるか。」

「しょうがないわよ、エリー。片道五日かかる距離だもの。人だけでなく馬にも費用は掛かっているのよ。これがもし、最東端のイース村に行っていたら、帝都から一週間かるから更に値段は高いよ。」

「確かにそうだけど。私たち騎士はそれなりに給料貰っているからあれだけど、普通の平民だったら、ちょっとは考える値段だからね。」

 そうやって二人が話しているところに、村長がやってきた。

「おふたがた、今回は村の治安の確認とその他もろもろの調査、お疲れ様でした。どうでしたか、我が村は?」

「えぇ、とてもいい村でした。エリーと一緒に調査しましたが、なんの問題もなく平和でした。帝都の見本にしたいくらいです。」

「そう言って貰えて非常に光栄です。もし、機会がありましたら、またお越しください。村一同、歓迎します。」

 そう言って村長は、自分の家へ戻って行った。それからすぐに、馬車の出発時刻になった。ヴァーミリオンとエリーの二人は荷物を持って、馬車の中に入っていった。ほどなくして、馬車がウェース村を出発した。ガタガタと揺れる馬車で二人は、景色を見ながら会話を始めた。

「エリー、帝都に戻ったらなにするの?」

「二日ほど休暇貰えるからね。友達と遊んだり買い物などをして過ごすよ。そう言うヴァーミリオンはどうするの?」

「私?そうね~。ここ最近、休日は剣の鍛錬を続けてたから、久しぶりにゆっくり茶番休もうかしら。」

「ちょっと待って。貴女、ただでさえとんでもなく強いのよ?休日まで鍛錬なんてする必要ある?」

「いくら強いと言っても、世界は広いのよ。いつか、私より強い相手が出てくるかもしれないわよ。そうなったとき、対処できずにやられてしまったら、守るべきものも守れないわ。」

「確かにそうかもしれないけど、休むことも大切よ。休まないでいると、いざって言うときに体が動かなくなるからね。」

 エリーの発した言葉にヴァーミリオンは少し考えてから返答した。

「・・・それもそうね。助言ありがとう、エリー。今度から休日の際は、なるべく休むよ。」

「別にお礼が欲しくて言ったんじゃないわよ。休まないと、精神と肉体に疲労が溜まったら、身体が壊れちゃうわよ。」

「えぇ、ちゃんと気をつけるわ。」

「本当よ、まったく。それより、ヴァーミリオン。貴女、好きな人とかいないの?」

「いきなりなによエリー。」

「だって気になるんだもん。侯爵の令嬢はそういったことに興味あるのかね。ニヤニヤ」

「そんな話、ここでする必要ある?」

「いいじゃない、どうせ暫くは私たち二人きりなんだし。恋バナしようよ。キラキラ」

 その後、二人は馬車の揺れなど気にすることなく、目的地の帝都までの五日間、楽しそうに恋バナや愚痴、その他色々と話を続けたのだった。
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