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ふわふわの幸せ、ちぢむ
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ちいちゃんはママに綿菓子を買ってもらいました。
その薄ピンクなふわふわな見た目、さっととける甘い口触りに、ちいちゃんは夢中です。
(あたし、またあしたも、わたがしたべたい)
ちいちゃんは綿菓子を半分取っておくことにしました。
ママに綿菓子をポリ袋に入れて、口をしばってもらいます。
(あした、たべるんだ……)
明日もふわふわの綿菓子を食べることを想像するちいちゃん……
――
次の日。
(あれ!)
ママはポリ袋の中の、『変なもの』に気づきました。
割り箸と、割り箸に絡まる、少しピンクの、塊……
そう、塊。
(……これ、ちいちゃんが残した綿菓子だわ……)
綿菓子は一日経つと、『ふわふわ』ではなく、ちぢんで『ぎゅっ』とした小さな塊になっていました。
(空気が抜けた? のかしら……)
ママは興味深げに綿菓子のぎゅっとした塊を見つめました。
ママも子どもの頃から綿菓子を知っていますが、綿菓子が時間が経つとこんなぎゅっとした塊になるとは知らなかったのです……
あの『ふわふわ』がこんなにちぢんでしまうなんて……
ママは少し切ない気持ちになりました。
昨日はふわふわ、愛らしい姿。
今日は、ぎゅっとちぢんで、
『えっ、これ、綿菓子なの?』
と思われてしまう……
あの『ふわふわ』って一体何だったんだろう?
一時的なものでしかなかったのか。
と思ってしまう……
何だか『この世の摂理』みたいな気持ちになります。
大げさだなと思いながらも……
(ちいちゃん、綿菓子を残したこと覚えているかな?)
ママはちいちゃんが
『昨日残した綿菓子、食べたい』
と言わない限り、このちぢんだ綿菓子をちいちゃんには見せないことにしました。
結局ちいちゃんは綿菓子のことを忘れていて、ママに
『あたし、きのうのこした、わたがしたべる』
と言うことはありませんでした。
――終――
その薄ピンクなふわふわな見た目、さっととける甘い口触りに、ちいちゃんは夢中です。
(あたし、またあしたも、わたがしたべたい)
ちいちゃんは綿菓子を半分取っておくことにしました。
ママに綿菓子をポリ袋に入れて、口をしばってもらいます。
(あした、たべるんだ……)
明日もふわふわの綿菓子を食べることを想像するちいちゃん……
――
次の日。
(あれ!)
ママはポリ袋の中の、『変なもの』に気づきました。
割り箸と、割り箸に絡まる、少しピンクの、塊……
そう、塊。
(……これ、ちいちゃんが残した綿菓子だわ……)
綿菓子は一日経つと、『ふわふわ』ではなく、ちぢんで『ぎゅっ』とした小さな塊になっていました。
(空気が抜けた? のかしら……)
ママは興味深げに綿菓子のぎゅっとした塊を見つめました。
ママも子どもの頃から綿菓子を知っていますが、綿菓子が時間が経つとこんなぎゅっとした塊になるとは知らなかったのです……
あの『ふわふわ』がこんなにちぢんでしまうなんて……
ママは少し切ない気持ちになりました。
昨日はふわふわ、愛らしい姿。
今日は、ぎゅっとちぢんで、
『えっ、これ、綿菓子なの?』
と思われてしまう……
あの『ふわふわ』って一体何だったんだろう?
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と思ってしまう……
何だか『この世の摂理』みたいな気持ちになります。
大げさだなと思いながらも……
(ちいちゃん、綿菓子を残したこと覚えているかな?)
ママはちいちゃんが
『昨日残した綿菓子、食べたい』
と言わない限り、このちぢんだ綿菓子をちいちゃんには見せないことにしました。
結局ちいちゃんは綿菓子のことを忘れていて、ママに
『あたし、きのうのこした、わたがしたべる』
と言うことはありませんでした。
――終――
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