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第2話 パーティ追放と静かな決意
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森の朝は鳥のさえずりと澄んだ空気に満ちていた。アレンは焚き火の灰を片付け、持っている唯一の鍋で水を温めた。エリナはまだ眠っている。昨夜、彼女が王族であることを知らされたが、それ以上の会話はなかった。無理もない。意識を取り戻したばかりなのだから。
アレンは炎を見つめながら、ぼんやりと今後のことを考えた。パーティを追放され、街を出て、今は森の中。これからどう生きるのか、具体的な道はまだない。だが、焦りは不思議と感じなかった。むしろ妙な軽さがあった。誰の指示にも縛られず、自由に動ける。心のどこかが、それを喜んでいるのが分かった。
「おはようございます。」
柔らかな声に振り向くと、エリナが目を覚ましていた。朝日が差し込み、銀髪が淡く光を返す。アレンは慌てて振り向き、空のカップを手渡した。
「起きたか。少しだけスープがある。飲めるうちに飲んでおけ。」
「ありがとうございます。」
エリナは控えめに頭を下げ、スープを口にした。香草の匂いがふわりと立ち上り、少しだけ場の空気が和らぐ。
彼女は飲み干すと、申し訳なさそうにアレンを見つめた。
「昨日は助けていただいて、本当に感謝します。ですが……あなたを巻き込んでしまうかもしれません。」
「巻き込む?」
アレンの眉がわずかに動く。エリナは唇を噛み、少し沈黙した後、小さく頷いた。
「私を追っている者たちがいます。王都から――父の命で。」
その言葉にアレンは息を呑む。どうやらただの家出ではない。
「なぜ王族が追われてる?」
「……私は、王家の血を引く『特異者』なのです。生まれながらに強い魔力を持ち、それゆえに“封印”の儀を施されました。でも、その力は完全には封じられず、暴走の危険があると判断されて……」
そこまで言うと、エリナは肩を震わせた。彼女の言葉は悲しみと諦めを混ぜ合わせたように静かだった。
アレンはしばし考える。王家の問題に関わることは、普通の冒険者にとって最大級の危険だ。だが目の前にいるのは、命を救った少女。放ってはおけなかった。
「……事情は分かった。でも俺が助けた以上、見捨てられない。追っ手が来るなら、森を出て別の街に行こう。」
「ですが、あなたまで危険に――」
「俺は冒険者だ。危険には慣れてる。それに……」
少し笑ってアレンは立ち上がる。
「誰にも必要とされてないのに、誰かを守るってのも悪くないだろ。」
その言葉に、エリナは小さく目を見開いた。彼の言葉は優しさというより、どこか飄々とした軽さを伴っていて、不思議と安心を与えた。
彼女は静かに頭を下げる。
「……ありがとうございます、アレン様。」
「様はやめてくれ。俺はただの元探索者だ。」
エリナは少し笑って頷いた。その笑みが思った以上に柔らかかったせいで、アレンは少し目を逸らした。
*
昼過ぎ、ふたりは森を抜けるために歩き出した。アレンは【探索眼】を起動し、地形と魔物の動きを探る。道の先に何か異常な光が見えた。
「待て。」
アレンは腕を伸ばしてエリナを制止した。視界の端に淡い赤の線が浮かんでいる。それは通常の罠や魔物とは違う色。精密な魔法陣のような構造。
地面を覗き込むと、落ち葉の下に淡く輝く石が埋められていた。
「……追跡印。誰かが魔術で仕掛けたものだ。おそらくお前を追ってる連中だな。」
「そんな……!封印の紋を利用して私の位置を探しているのだわ。」
アレンは短剣を抜き、石を弾いた。地面に刻まれていた魔法陣が一瞬だけ光り、消えた。残響のように空気が揺れる。
「これでしばらくは誤魔化せる。だが、長くはもたない。追手は確実に近くにいる。」
彼の言葉に、エリナの顔がこわばる。アレンは地図を思い浮かべた。この森を抜けた先にはガルディアの支部都市《エステル》がある。交通量も多く、追跡をかわすには最適だ。
だがその途中には、危険な魔獣が生息する峡谷があるのも知っていた。
「近道はあるが、安全とは言えない。」
「構いません。これ以上、あなたに迷惑を――」
「いいから付いてこい。」
アレンの声は不思議と穏やかで、しかし有無を言わせぬ強さがあった。エリナは黙って頷く。その瞬間、小さな地鳴りが森の奥から響いた。空気が震え、木々の間を黒い影が走り抜けた。
「魔獣か……!」
アレンはエリナの腕を引き、茂みに身を隠した。黒い毛並みの獣が姿を現す。体長二メートルを超える狼型の魔獣――ブラッドウルフ。群れで行動する高危険種だ。今見えているのは二体。おそらくまだ数体は背後にいる。
アレンは深呼吸を一つ。短剣を逆手に構え、【探索眼】を最大出力に切り替えた。視界に光の線が走る。地形、風向き、魔獣の動き、全ての情報が脳内で組み立てられる。かつてパーティで罠解除に使っていた能力。
だが今、戦闘にも応用できることをアレンは初めて理解した。
「風下から突っ込んでくる。五秒後だ。」
「そんなの……どうして分かるのですか?」
「見えるんだ。奴らの動きの“筋”が。」
もう説明している余裕はない。アレンは草の上に足を滑らせるように動かした。音を殺し、影と同化するように距離を詰める。五秒後、ブラッドウルフが茂みを突き破った瞬間、アレンの短剣が閃いた。
喉元を正確に貫き、血の飛沫が地に散る。もう一体が反応して牙をむくが、アレンはステップでかわし、木の幹を蹴って背後に回り込む。二撃目。骨を断つ手応えがあった。
エリナは息を詰めたまま立ち尽くす。目の前の青年が、あの地味で追放された探索者と同じ人物とは信じられなかった。動きは研ぎ澄まされ、感情のブレがない。まるで長年の戦士のようだった。
アレンは血を拭いながら息を整えた。思った以上に体が軽い。全身が妙な感覚に包まれていた。
風、匂い、空気の流れまで、すべてが「視えている」。
(これが……俺のスキルの本当の力か?)
その直後、遠くで木々がざわめいた。エリナが小さな悲鳴を上げる。森の反対側から金属音が響き、鎧姿の男たちが現れた。
青い紋章を胸に刻んだ数名の騎士。その中央に立つ男が声を張る。
「第一王女殿下、そこにおられるな!ご帰還を!」
アレンはエリナを見た。彼女は強張った顔で首を振る。
「駄目です……彼らは表向き“救出隊”です。でも、指揮官は私を拘束して封印を強化するつもり……!」
彼女の声に焦りが混じる。アレンは短く息を吐いた。
「つまり、追ってるのは敵ってことだな。」
騎士たちは剣を構え、じりじりと距離を詰める。アレンは短剣を握り直した。数では圧倒的に不利。だが逃げ道を探すには時間がいる。
「エリナ、走れ。」
「でも――」
「大丈夫だ。」
短い返事と同時に、地面の先に光の筋が走る。アレンは右足でそれを蹴り、魔法陣を展開した。地形に残された残響線を利用して罠のように組み替える――かつて幾度も使った探索の応用技だ。
爆風が騎士たちの足元を弾き、砂煙が舞う。その瞬間、アレンはエリナの手を引いて走り出した。
森の奥へ、光の射す方へ。
*
息が切れるような長い逃走ののち、二人はようやく小さな岩棚の上に腰を下ろした。下には霧のたゆたう峡谷が広がる。風が肌を撫で、冷たい夜気を運んでくる。
エリナは胸を押さえて息を整えた。
「本当に……逃げ切ったのですね。」
「ああ、今のところはな。だが奴らも簡単には諦めない。」
アレンは夜空を見上げる。満天の星。その一つ一つの光が、静かに瞬いていた。
「これからはもう、ただの逃避行じゃ済まないだろうな。」
「……それでも、私は自由に生きたいのです。」
エリナの声には、かすかに炎のような決意が宿っていた。それを聞いたアレンは微笑んだ。
「なら、俺も少しは付き合うさ。」
その言葉にエリナは目を瞬かせ、そして小さく笑った。森の風が吹き抜け、二人の髪を揺らす。その夜、彼らの運命は確実に交わり始めていた。
(第2話 終)
アレンは炎を見つめながら、ぼんやりと今後のことを考えた。パーティを追放され、街を出て、今は森の中。これからどう生きるのか、具体的な道はまだない。だが、焦りは不思議と感じなかった。むしろ妙な軽さがあった。誰の指示にも縛られず、自由に動ける。心のどこかが、それを喜んでいるのが分かった。
「おはようございます。」
柔らかな声に振り向くと、エリナが目を覚ましていた。朝日が差し込み、銀髪が淡く光を返す。アレンは慌てて振り向き、空のカップを手渡した。
「起きたか。少しだけスープがある。飲めるうちに飲んでおけ。」
「ありがとうございます。」
エリナは控えめに頭を下げ、スープを口にした。香草の匂いがふわりと立ち上り、少しだけ場の空気が和らぐ。
彼女は飲み干すと、申し訳なさそうにアレンを見つめた。
「昨日は助けていただいて、本当に感謝します。ですが……あなたを巻き込んでしまうかもしれません。」
「巻き込む?」
アレンの眉がわずかに動く。エリナは唇を噛み、少し沈黙した後、小さく頷いた。
「私を追っている者たちがいます。王都から――父の命で。」
その言葉にアレンは息を呑む。どうやらただの家出ではない。
「なぜ王族が追われてる?」
「……私は、王家の血を引く『特異者』なのです。生まれながらに強い魔力を持ち、それゆえに“封印”の儀を施されました。でも、その力は完全には封じられず、暴走の危険があると判断されて……」
そこまで言うと、エリナは肩を震わせた。彼女の言葉は悲しみと諦めを混ぜ合わせたように静かだった。
アレンはしばし考える。王家の問題に関わることは、普通の冒険者にとって最大級の危険だ。だが目の前にいるのは、命を救った少女。放ってはおけなかった。
「……事情は分かった。でも俺が助けた以上、見捨てられない。追っ手が来るなら、森を出て別の街に行こう。」
「ですが、あなたまで危険に――」
「俺は冒険者だ。危険には慣れてる。それに……」
少し笑ってアレンは立ち上がる。
「誰にも必要とされてないのに、誰かを守るってのも悪くないだろ。」
その言葉に、エリナは小さく目を見開いた。彼の言葉は優しさというより、どこか飄々とした軽さを伴っていて、不思議と安心を与えた。
彼女は静かに頭を下げる。
「……ありがとうございます、アレン様。」
「様はやめてくれ。俺はただの元探索者だ。」
エリナは少し笑って頷いた。その笑みが思った以上に柔らかかったせいで、アレンは少し目を逸らした。
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昼過ぎ、ふたりは森を抜けるために歩き出した。アレンは【探索眼】を起動し、地形と魔物の動きを探る。道の先に何か異常な光が見えた。
「待て。」
アレンは腕を伸ばしてエリナを制止した。視界の端に淡い赤の線が浮かんでいる。それは通常の罠や魔物とは違う色。精密な魔法陣のような構造。
地面を覗き込むと、落ち葉の下に淡く輝く石が埋められていた。
「……追跡印。誰かが魔術で仕掛けたものだ。おそらくお前を追ってる連中だな。」
「そんな……!封印の紋を利用して私の位置を探しているのだわ。」
アレンは短剣を抜き、石を弾いた。地面に刻まれていた魔法陣が一瞬だけ光り、消えた。残響のように空気が揺れる。
「これでしばらくは誤魔化せる。だが、長くはもたない。追手は確実に近くにいる。」
彼の言葉に、エリナの顔がこわばる。アレンは地図を思い浮かべた。この森を抜けた先にはガルディアの支部都市《エステル》がある。交通量も多く、追跡をかわすには最適だ。
だがその途中には、危険な魔獣が生息する峡谷があるのも知っていた。
「近道はあるが、安全とは言えない。」
「構いません。これ以上、あなたに迷惑を――」
「いいから付いてこい。」
アレンの声は不思議と穏やかで、しかし有無を言わせぬ強さがあった。エリナは黙って頷く。その瞬間、小さな地鳴りが森の奥から響いた。空気が震え、木々の間を黒い影が走り抜けた。
「魔獣か……!」
アレンはエリナの腕を引き、茂みに身を隠した。黒い毛並みの獣が姿を現す。体長二メートルを超える狼型の魔獣――ブラッドウルフ。群れで行動する高危険種だ。今見えているのは二体。おそらくまだ数体は背後にいる。
アレンは深呼吸を一つ。短剣を逆手に構え、【探索眼】を最大出力に切り替えた。視界に光の線が走る。地形、風向き、魔獣の動き、全ての情報が脳内で組み立てられる。かつてパーティで罠解除に使っていた能力。
だが今、戦闘にも応用できることをアレンは初めて理解した。
「風下から突っ込んでくる。五秒後だ。」
「そんなの……どうして分かるのですか?」
「見えるんだ。奴らの動きの“筋”が。」
もう説明している余裕はない。アレンは草の上に足を滑らせるように動かした。音を殺し、影と同化するように距離を詰める。五秒後、ブラッドウルフが茂みを突き破った瞬間、アレンの短剣が閃いた。
喉元を正確に貫き、血の飛沫が地に散る。もう一体が反応して牙をむくが、アレンはステップでかわし、木の幹を蹴って背後に回り込む。二撃目。骨を断つ手応えがあった。
エリナは息を詰めたまま立ち尽くす。目の前の青年が、あの地味で追放された探索者と同じ人物とは信じられなかった。動きは研ぎ澄まされ、感情のブレがない。まるで長年の戦士のようだった。
アレンは血を拭いながら息を整えた。思った以上に体が軽い。全身が妙な感覚に包まれていた。
風、匂い、空気の流れまで、すべてが「視えている」。
(これが……俺のスキルの本当の力か?)
その直後、遠くで木々がざわめいた。エリナが小さな悲鳴を上げる。森の反対側から金属音が響き、鎧姿の男たちが現れた。
青い紋章を胸に刻んだ数名の騎士。その中央に立つ男が声を張る。
「第一王女殿下、そこにおられるな!ご帰還を!」
アレンはエリナを見た。彼女は強張った顔で首を振る。
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彼女の声に焦りが混じる。アレンは短く息を吐いた。
「つまり、追ってるのは敵ってことだな。」
騎士たちは剣を構え、じりじりと距離を詰める。アレンは短剣を握り直した。数では圧倒的に不利。だが逃げ道を探すには時間がいる。
「エリナ、走れ。」
「でも――」
「大丈夫だ。」
短い返事と同時に、地面の先に光の筋が走る。アレンは右足でそれを蹴り、魔法陣を展開した。地形に残された残響線を利用して罠のように組み替える――かつて幾度も使った探索の応用技だ。
爆風が騎士たちの足元を弾き、砂煙が舞う。その瞬間、アレンはエリナの手を引いて走り出した。
森の奥へ、光の射す方へ。
*
息が切れるような長い逃走ののち、二人はようやく小さな岩棚の上に腰を下ろした。下には霧のたゆたう峡谷が広がる。風が肌を撫で、冷たい夜気を運んでくる。
エリナは胸を押さえて息を整えた。
「本当に……逃げ切ったのですね。」
「ああ、今のところはな。だが奴らも簡単には諦めない。」
アレンは夜空を見上げる。満天の星。その一つ一つの光が、静かに瞬いていた。
「これからはもう、ただの逃避行じゃ済まないだろうな。」
「……それでも、私は自由に生きたいのです。」
エリナの声には、かすかに炎のような決意が宿っていた。それを聞いたアレンは微笑んだ。
「なら、俺も少しは付き合うさ。」
その言葉にエリナは目を瞬かせ、そして小さく笑った。森の風が吹き抜け、二人の髪を揺らす。その夜、彼らの運命は確実に交わり始めていた。
(第2話 終)
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