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番外編
ワルツ フォー マリィ 〜Waltz for Mary 3
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「ごめんなさい。」
ロレッタは泣きながらシャーリーに謝った。
「謝るのはわたしにではありません。謝罪は奥様になさいませ」
「ひっく…、エ、エインズワース子爵夫人様、勝手に部屋に入って、失礼な事を言って、ひっく……申し訳ありませんでした。
うう……あたし、デヴィッド様が好きなんです。一目惚れなんです。
だから、デヴィッド様を取らないでください。返してください。ひっく……」
「まあ、貴女は、代官様のお嬢さんだったのね。
申し遅れましたわ。わたくし、エインズワース子爵デヴィッドの妻、マリアンナでございます。
ロレッタ・オルコック様、以後お見知りおき願いますね」
マリアンナは優雅に一礼した。
「ロレッタ様はデヴィッドの事が好きなのね。彼を好きになってくれてありがとう。
でもわたしもデヴィッドが大好きなの。だからロレッタ様にはあげられないの」
目を赤くしたロレッタの前にしゃがみ込んで、そっとハンカチで涙をぬぐった。
「ねぇ、ロレッタ様。どうしてこんな事をしたのか、後で教えてね。その前にせっかく用意してもらったランチをいただきましょう?」
ロレッタは泣きながらも小さく頷いた。目の前の料理の誘惑には勝てなかった。奥様にも勝てそうにないと思った。
*
ロレッタは14歳。オルコック代官の一人娘だ。優しい母と、ちょっぴり厳しい父との間に生まれ、エインズワースの自然の中で伸び伸びと育った。
ロレッタが12歳の時に、王都に住む公爵とその双子の子息達が視察に訪れた。
双子の兄の方は、ある侯爵家へ婿入りすることが決まっていたので、弟であるデヴィッドがこの地の領主となるのでは?と、領民たちは噂をしていた。
「ロックフィールド公爵のご子息たちは、大層美しくて、銀髪の王子様と呼ばれているらしいわ」
「お目に留まれば、次期子爵の夫人になれるかもしれないわね」
ロレッタの周りでも、年頃の娘たちの話題は公爵家の双子達で、彼らがどれほど美しいか、そしてその彼らの目に留まるにはどうしたら良いか、そんな話で持ちきりだった。
当地の代官を父に持つロレッタは、立場的に彼女らより一歩抜きんでていた。
田舎にあって、ロレッタの美貌は子どものころから際立っていたので、
「ロレッタ様がきっとご子息に選ばれるのよ。」
「ロレッタ様こそ相応しいわ。」
などと、少女たちは勝手に妄想して勝手に応援していた。
その事がロレッタの勘違いを暴走させたとも言える。
視察にやってきたロックフィールド公爵一家を出迎えてもてなしたのは、オルコック代官一家だった。
田舎ゆえ大したことは出来ませんがと言って恐縮していたが、地元の農作物や、湖で採れる魚、山で採った動物などを使った料理は、素朴で美味しいものだった。
歓迎の晩餐会は楽しく進み、余興にと代官が手配していた楽団による演奏が始まると、オルコックの声掛けで、公爵と代官の妻がダンスを披露した。
公爵は早くに妻を亡くして以来、公の場で踊ることはなかったが、子爵領での身内による気軽なパーティだったので、快く踊りに興じた。
16歳のデビュタント前のロレッタは、本来なら晩餐会への出席は出来ないのだが、特例で参加させてもらえる事になった。
張り切ったのは、ロレッタの母だった。
美少女と評判のロレッタが、公爵様たちに見染められる可能性があるのだ。目一杯可愛らしく着飾って、晩餐会へと連れていった。
ロレッタは得意満面だった。友達の令嬢たちを差し置いて、ひとりだけ公爵家の人々と会えることになり、母も張り切っているし、ご子息様のお目に留まるように振る舞わなければと、気合いが入っていた。
しかし、晩餐会の目的は元々が大人たちの交流の場でもあり、仕事の話がメインになる。
しかも自分より年上の、お年頃の令嬢たちも呼ばれていたようで、彼女たちの視線の先には麗しい双子の姿があった。
(従姉妹たちもいるし、学校の先輩もいるわ。わたしだけが呼ばれたわけじゃなかったのね)
ロレッタは現実を知った。
公爵のダンスが終わると、令嬢たちは我先にと双子にダンスをお願いしていたが、ロレッタは気後れしてその列に加わることが出来なかった。壁の花となり踊る人たちを眺めているだけだった。
強気の美少女といってもまだ14歳なのである。
双子たちは大層美しく、どちらがデヴィッド様かわからないけど、ロレッタは夢見心地だった。
誘ってもらえるのならどちらでもいいわ、本当に素敵な人たち。王都の人はやはり洗練されているわ……
「あら、ワルツだわ。わたし、ワルツだけはちゃんと踊れるのに」
独り言を呟いて、お父様は踊ってくれないかしらと父を探せば視界に入ってくる男性がいた。
「ロレッタ嬢?」
目の前に銀髪の王子様がいた。
周りの令嬢たちから小さな悲鳴があがった。
「デヴィッド・ロックフィールドです。
お嬢さん、僕とワルツを踊っていただけますか?」
ロレッタは「はい」と頷くと、デヴィッドに手を取られフロアの真ん中へ向かった。
「娘の我儘を叶えていただき申し訳ありません。ご子息にお会いできるのを、あれは心待ちにしておりました。良い記念になります」
「オルコック殿にこんなに美しいお嬢さんがおられるとは知らなかったな。これは縁談が山ほど来るだろう」
オルコック代官はロレッタが王都の貴公子に憧れていることを知っていたので、それこそ代官の特権を使って公爵に願い出た。公爵には娘がいなかったので微笑ましく思いながら、息子に指示してダンスの申し込みをさせたのだが。
麗しの貴公子、次期エインズワース領主となるデヴィッド自らがダンスの誘いをしてくれた事で、ロレッタは有頂天だった。
「あのデヴィッド様?」
「なんだい?ロレッタ嬢」
「わたくし、ずっとお待ちしております。デヴィッド様がエインズワースにお越しになる日まで」
「それはありがとう。良き領主になれるよう励むとしよう」
デヴィッドからしてみれば、女の子から言い寄られることはよくある事だったので、差し障りなく返事をして、一曲のみで手を離したが、その業務用の笑顔はロレッタを勘違いさせるには充分だった。
それから2年。ロレッタはデヴィッドが領主としてやってくる日を待ち続けた。
デヴィッドから結婚を申し込まれると信じて疑わなかった。
友人たちは、それならまず婚約を打診されるでしょう?と言って嗜めたが、いきなりプロポーズするおつもりなのよ、なんてロマンティックなの、とロレッタは夢見てうっとりした。
お手紙が届いたりするの?と問われれば、デヴィッド様は悪女に騙されて手紙も書けない状況に違いないわ、と泣いてみたりもした。
夢見る少女ロレッタは、王都から取り寄せた恋愛小説を読み耽っては、自分に当てはめて一喜一憂していた。
それは思春期の情緒不安定と言っても差し支えなかった。
恋に恋する純真乙女は、そうやって勘違いと思い込みのまま、エインズワース子爵夫妻の到着の日までを過ごしたのである。
ロレッタは泣きながらシャーリーに謝った。
「謝るのはわたしにではありません。謝罪は奥様になさいませ」
「ひっく…、エ、エインズワース子爵夫人様、勝手に部屋に入って、失礼な事を言って、ひっく……申し訳ありませんでした。
うう……あたし、デヴィッド様が好きなんです。一目惚れなんです。
だから、デヴィッド様を取らないでください。返してください。ひっく……」
「まあ、貴女は、代官様のお嬢さんだったのね。
申し遅れましたわ。わたくし、エインズワース子爵デヴィッドの妻、マリアンナでございます。
ロレッタ・オルコック様、以後お見知りおき願いますね」
マリアンナは優雅に一礼した。
「ロレッタ様はデヴィッドの事が好きなのね。彼を好きになってくれてありがとう。
でもわたしもデヴィッドが大好きなの。だからロレッタ様にはあげられないの」
目を赤くしたロレッタの前にしゃがみ込んで、そっとハンカチで涙をぬぐった。
「ねぇ、ロレッタ様。どうしてこんな事をしたのか、後で教えてね。その前にせっかく用意してもらったランチをいただきましょう?」
ロレッタは泣きながらも小さく頷いた。目の前の料理の誘惑には勝てなかった。奥様にも勝てそうにないと思った。
*
ロレッタは14歳。オルコック代官の一人娘だ。優しい母と、ちょっぴり厳しい父との間に生まれ、エインズワースの自然の中で伸び伸びと育った。
ロレッタが12歳の時に、王都に住む公爵とその双子の子息達が視察に訪れた。
双子の兄の方は、ある侯爵家へ婿入りすることが決まっていたので、弟であるデヴィッドがこの地の領主となるのでは?と、領民たちは噂をしていた。
「ロックフィールド公爵のご子息たちは、大層美しくて、銀髪の王子様と呼ばれているらしいわ」
「お目に留まれば、次期子爵の夫人になれるかもしれないわね」
ロレッタの周りでも、年頃の娘たちの話題は公爵家の双子達で、彼らがどれほど美しいか、そしてその彼らの目に留まるにはどうしたら良いか、そんな話で持ちきりだった。
当地の代官を父に持つロレッタは、立場的に彼女らより一歩抜きんでていた。
田舎にあって、ロレッタの美貌は子どものころから際立っていたので、
「ロレッタ様がきっとご子息に選ばれるのよ。」
「ロレッタ様こそ相応しいわ。」
などと、少女たちは勝手に妄想して勝手に応援していた。
その事がロレッタの勘違いを暴走させたとも言える。
視察にやってきたロックフィールド公爵一家を出迎えてもてなしたのは、オルコック代官一家だった。
田舎ゆえ大したことは出来ませんがと言って恐縮していたが、地元の農作物や、湖で採れる魚、山で採った動物などを使った料理は、素朴で美味しいものだった。
歓迎の晩餐会は楽しく進み、余興にと代官が手配していた楽団による演奏が始まると、オルコックの声掛けで、公爵と代官の妻がダンスを披露した。
公爵は早くに妻を亡くして以来、公の場で踊ることはなかったが、子爵領での身内による気軽なパーティだったので、快く踊りに興じた。
16歳のデビュタント前のロレッタは、本来なら晩餐会への出席は出来ないのだが、特例で参加させてもらえる事になった。
張り切ったのは、ロレッタの母だった。
美少女と評判のロレッタが、公爵様たちに見染められる可能性があるのだ。目一杯可愛らしく着飾って、晩餐会へと連れていった。
ロレッタは得意満面だった。友達の令嬢たちを差し置いて、ひとりだけ公爵家の人々と会えることになり、母も張り切っているし、ご子息様のお目に留まるように振る舞わなければと、気合いが入っていた。
しかし、晩餐会の目的は元々が大人たちの交流の場でもあり、仕事の話がメインになる。
しかも自分より年上の、お年頃の令嬢たちも呼ばれていたようで、彼女たちの視線の先には麗しい双子の姿があった。
(従姉妹たちもいるし、学校の先輩もいるわ。わたしだけが呼ばれたわけじゃなかったのね)
ロレッタは現実を知った。
公爵のダンスが終わると、令嬢たちは我先にと双子にダンスをお願いしていたが、ロレッタは気後れしてその列に加わることが出来なかった。壁の花となり踊る人たちを眺めているだけだった。
強気の美少女といってもまだ14歳なのである。
双子たちは大層美しく、どちらがデヴィッド様かわからないけど、ロレッタは夢見心地だった。
誘ってもらえるのならどちらでもいいわ、本当に素敵な人たち。王都の人はやはり洗練されているわ……
「あら、ワルツだわ。わたし、ワルツだけはちゃんと踊れるのに」
独り言を呟いて、お父様は踊ってくれないかしらと父を探せば視界に入ってくる男性がいた。
「ロレッタ嬢?」
目の前に銀髪の王子様がいた。
周りの令嬢たちから小さな悲鳴があがった。
「デヴィッド・ロックフィールドです。
お嬢さん、僕とワルツを踊っていただけますか?」
ロレッタは「はい」と頷くと、デヴィッドに手を取られフロアの真ん中へ向かった。
「娘の我儘を叶えていただき申し訳ありません。ご子息にお会いできるのを、あれは心待ちにしておりました。良い記念になります」
「オルコック殿にこんなに美しいお嬢さんがおられるとは知らなかったな。これは縁談が山ほど来るだろう」
オルコック代官はロレッタが王都の貴公子に憧れていることを知っていたので、それこそ代官の特権を使って公爵に願い出た。公爵には娘がいなかったので微笑ましく思いながら、息子に指示してダンスの申し込みをさせたのだが。
麗しの貴公子、次期エインズワース領主となるデヴィッド自らがダンスの誘いをしてくれた事で、ロレッタは有頂天だった。
「あのデヴィッド様?」
「なんだい?ロレッタ嬢」
「わたくし、ずっとお待ちしております。デヴィッド様がエインズワースにお越しになる日まで」
「それはありがとう。良き領主になれるよう励むとしよう」
デヴィッドからしてみれば、女の子から言い寄られることはよくある事だったので、差し障りなく返事をして、一曲のみで手を離したが、その業務用の笑顔はロレッタを勘違いさせるには充分だった。
それから2年。ロレッタはデヴィッドが領主としてやってくる日を待ち続けた。
デヴィッドから結婚を申し込まれると信じて疑わなかった。
友人たちは、それならまず婚約を打診されるでしょう?と言って嗜めたが、いきなりプロポーズするおつもりなのよ、なんてロマンティックなの、とロレッタは夢見てうっとりした。
お手紙が届いたりするの?と問われれば、デヴィッド様は悪女に騙されて手紙も書けない状況に違いないわ、と泣いてみたりもした。
夢見る少女ロレッタは、王都から取り寄せた恋愛小説を読み耽っては、自分に当てはめて一喜一憂していた。
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