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18.キーとは
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その日の夜、私は早速体育館に練習を見に行く事に決めた。
あんな醜態を晒しちゃったし、早く皆に謝らないとね。
差し入れは……どんなのが良いんだろ。アイスとか? でもすぐに食べなきゃ溶けちゃうだろうし。
スポーツドリンクなんかは自分で用意してるんだろうな。ゼリー状のエナジードリンクみたいなので良いかなぁ。
家の前のコンビニで買い物をして、市立の体育館へと急ぐ。もう練習は始まっていて、中から賑やかな声が聞こえてきた。入っても、良いのかぁ?
そっと中を覗くと、半分はソフトバレーで、もう半分が普通のバレーだった。中央は、緑のネットで仕切られてる。
よく見ると、普通のバレーの方の人数が結構いた。オカシな国は、七人だけのはずなのに、どういう事?
「あ、ミキさーーん!!」
私に気付いて、晴臣くんが手を振ってくれた。ホッとして晴臣くんに近づく。
「晴臣くん」
「来てくれて、嬉しいっす!」
「誘ってくれてありがとう。ねぇ、オカシな国だけの練習じゃなかったの?」
キョロキョロと見回しながら聞く。他にも硬式バレーの方に、何人も人がいた。
近くにいた拓真くんも加わって説明してくれる。
「俺らは人数がギリギリで、練習もろくに出来ないから、いつも『おじさま~ず』と一緒にさせてもらってるんだ」
おじさま~ずは、昨日オカシな国と準優勝争いしてたトコだよね。おじさま~ずの人数は、十人くらいいるみたい。
「どうしよう。差し入れ、七人分しか用意してこなかったんだけど、あっちのチームの人の分も用意した方が良いの?」
「え! ミキさん差し入れ持ってきてくれたんすか!?」
「ああ、別にあっちはあっちだから、そこまでは良いよ。で、ミキの差し入れって何?」
私が拓真くんの問いに答えようと思ったら、他の皆が二人の後ろから押し寄せてきた。
「園田さんって、ミキって名前なんだ?! じゃあ俺はミキちゃんって呼ぼう~」
緑川さん……。まぁ、良いんだけど。
「うおおお、ミキさん! 良い名前! お姉さま!!」
「ミキさん、昨日は大丈夫でしたか?」
「仕事に行けたの? ミキちゃん」
ヒロヤくん、一ノ瀬くん、それに平さんももうミキって呼んでくれてる……距離感が一気に狭まった感じ。ちょっと嬉しいな。
本当は、ミキじゃないんだけど。
「くっそー、俺だけがミキさんって呼びたかったのにー!」
晴臣くんは何故か悔しがってるし。
「私もミキさんって呼んでいいですか?」
唯一、結衣ちゃんだけが呼んでも良いかの確認を取ってくれる。
「うん、もちろん! 私も結衣ちゃんって呼ばせてもらってるしね」
「わぁ、嬉しいです!」
昨日は結衣ちゃん、色々とバラしてくれちゃってたけど……多分、悪気はないんだろうな。
ちょっと警戒は必要かなって思うけど、付き合いたくないと思うほどのレベルじゃない。普段はホント、良い子なんだと思うし。
あれ、そういえば、一人メンバーが足りない?
「今日は、三島さんはお休み?」
「あー三島さんは今日仕事で遅くなるから、あとから来るって」
「そうなんだ」
三島さんにはまだ気付かれてないけど、いつバレるか分からないし……なるべく接触は避けたいから、ちょうど良かった。
私がホッと息を吐くと、結衣ちゃんがコソッと「気になります?」と話しかけてくる。
「えっと、あのね結衣ちゃん。勘違いしてるみたいだけど、そうじゃなくって……」
「え、なになに!? ミキちゃんの好きな人って、雄大さんなの!?」
緑川さんが強引に私達の間に入ってくる。もうこの人やだー、苦手ー!!
私が嫌がってるのを分かってくれたのか、更に晴臣くんが割って入ってくれた。
「鉄平さん、その事はもう触れないようにしようって話したじゃないっすか!」
「えー、だって気になんじゃん! 大好きって叫ぶくらいなら、相当なんだろ??」
「あ! あの、それは……」
「ミキさん、嫌なら話さなくてもいっすから」
「ありがとう、晴臣くん……でも違うのっ」
ああ、もう顔がすごく熱くなってる……恥ずかしいけど、釈明させてぇ!
「違うって、何がっすか?」
「あ、あのね……皆、攻撃決まった時に『ナイスキー』って言うでしょ?」
「え? まぁ言うっすね」
「それを私、『大好き』だと勘違いしちゃって……! 応援するために、大好きって言っちゃったの!」
きゃー、言っちゃった!
だって、このままずっと勘違いされるのはきついんだもん!
そっと見てみると、私の告白を聞いた皆はポカンとしてて。
「ナイスキーを……」
「……大好き?」
晴臣くんと緑川さんの言葉の直後、皆はプーーーッっと吹き出した。
「ぶっはははははは!! 普通間違えるかぁああ!?」
「ぷくくくくっ! 笑っちゃダメっすよ、鉄平さん!!」
「あはははははっ! ミキって面白れぇー!!」
「クックックッ! ミキちゃんって、天然? ハハハッ」
「だはははははっ! お姉さまやってくれるーー!」
「きゃはっ、やだもうミキさんってば、最高ー!」
や、やっぱり笑われちゃった……! もう恥ずかしくて死んじゃいそうだよーっ!
「ナイスキーっていうのは、nice killの事ですよ。要は、アタックがバシッと決まった時に使う言葉です」
唯一笑わなかった、長身の一ノ瀬くんが教えてくれた。けど、まさかのkill!?
どう聞いても、キルって言ってないよね!? ナイスキルより、大好きの方が発音は近いよね!?
皆はまだ、ヒーヒーゲラゲラと笑ってる。ちょっと笑い過ぎ!! 酷いよー!
「だ、だって、バレーの事何にも知らなくて、どうやって応援するかも知らなかったんだもんっ」
ちょっとムッとして言い返しちゃった。だって、そんなに笑わなくても良くない!?
皆は昔からバレーしてるみたいだから、当然知ってる事なんだろうけど……。
私は中学のバレーの授業ですら、逃げ回ってたんだからね!!
「ごめんごめん、ミキちゃん!」
「すんません。つい……」
緑川さんは悪びれる事なく、晴臣くんは申し訳なさそうに謝ってくれる。
拓真くんは……
「あはは! ミキの耳、真っ赤!」
その指が、私の耳たぶをムニッと押した。
ひゃ、ひゃぁぁぁあ!? そんな事されたら、余計に顔が赤くなっちゃうんだけど!
拓真くんは楽しそうに無邪気な顔してるし!
「も、もう拓真くん!!」
「ははははっ!」
ま、まだ笑ってる……!
もう、そんな顔見ちゃったら、怒りもどっかに行っちゃったよ。
「あ、あんまり人には言わないでね!」
「分かった分かった。ぷははっ!」
拓真くんってば笑い上戸? まだ一人で笑ってる。
「おい、オカシチームサボんなー! アタック練習いくぞー!」
おじさま~ずに呼ばれて、皆は「ういーっす」と言いながらコートに戻っていった。
はー、来たばっかなのに、なんでかすごく体力消耗しちゃったよ。もう疲れたー。
あんな醜態を晒しちゃったし、早く皆に謝らないとね。
差し入れは……どんなのが良いんだろ。アイスとか? でもすぐに食べなきゃ溶けちゃうだろうし。
スポーツドリンクなんかは自分で用意してるんだろうな。ゼリー状のエナジードリンクみたいなので良いかなぁ。
家の前のコンビニで買い物をして、市立の体育館へと急ぐ。もう練習は始まっていて、中から賑やかな声が聞こえてきた。入っても、良いのかぁ?
そっと中を覗くと、半分はソフトバレーで、もう半分が普通のバレーだった。中央は、緑のネットで仕切られてる。
よく見ると、普通のバレーの方の人数が結構いた。オカシな国は、七人だけのはずなのに、どういう事?
「あ、ミキさーーん!!」
私に気付いて、晴臣くんが手を振ってくれた。ホッとして晴臣くんに近づく。
「晴臣くん」
「来てくれて、嬉しいっす!」
「誘ってくれてありがとう。ねぇ、オカシな国だけの練習じゃなかったの?」
キョロキョロと見回しながら聞く。他にも硬式バレーの方に、何人も人がいた。
近くにいた拓真くんも加わって説明してくれる。
「俺らは人数がギリギリで、練習もろくに出来ないから、いつも『おじさま~ず』と一緒にさせてもらってるんだ」
おじさま~ずは、昨日オカシな国と準優勝争いしてたトコだよね。おじさま~ずの人数は、十人くらいいるみたい。
「どうしよう。差し入れ、七人分しか用意してこなかったんだけど、あっちのチームの人の分も用意した方が良いの?」
「え! ミキさん差し入れ持ってきてくれたんすか!?」
「ああ、別にあっちはあっちだから、そこまでは良いよ。で、ミキの差し入れって何?」
私が拓真くんの問いに答えようと思ったら、他の皆が二人の後ろから押し寄せてきた。
「園田さんって、ミキって名前なんだ?! じゃあ俺はミキちゃんって呼ぼう~」
緑川さん……。まぁ、良いんだけど。
「うおおお、ミキさん! 良い名前! お姉さま!!」
「ミキさん、昨日は大丈夫でしたか?」
「仕事に行けたの? ミキちゃん」
ヒロヤくん、一ノ瀬くん、それに平さんももうミキって呼んでくれてる……距離感が一気に狭まった感じ。ちょっと嬉しいな。
本当は、ミキじゃないんだけど。
「くっそー、俺だけがミキさんって呼びたかったのにー!」
晴臣くんは何故か悔しがってるし。
「私もミキさんって呼んでいいですか?」
唯一、結衣ちゃんだけが呼んでも良いかの確認を取ってくれる。
「うん、もちろん! 私も結衣ちゃんって呼ばせてもらってるしね」
「わぁ、嬉しいです!」
昨日は結衣ちゃん、色々とバラしてくれちゃってたけど……多分、悪気はないんだろうな。
ちょっと警戒は必要かなって思うけど、付き合いたくないと思うほどのレベルじゃない。普段はホント、良い子なんだと思うし。
あれ、そういえば、一人メンバーが足りない?
「今日は、三島さんはお休み?」
「あー三島さんは今日仕事で遅くなるから、あとから来るって」
「そうなんだ」
三島さんにはまだ気付かれてないけど、いつバレるか分からないし……なるべく接触は避けたいから、ちょうど良かった。
私がホッと息を吐くと、結衣ちゃんがコソッと「気になります?」と話しかけてくる。
「えっと、あのね結衣ちゃん。勘違いしてるみたいだけど、そうじゃなくって……」
「え、なになに!? ミキちゃんの好きな人って、雄大さんなの!?」
緑川さんが強引に私達の間に入ってくる。もうこの人やだー、苦手ー!!
私が嫌がってるのを分かってくれたのか、更に晴臣くんが割って入ってくれた。
「鉄平さん、その事はもう触れないようにしようって話したじゃないっすか!」
「えー、だって気になんじゃん! 大好きって叫ぶくらいなら、相当なんだろ??」
「あ! あの、それは……」
「ミキさん、嫌なら話さなくてもいっすから」
「ありがとう、晴臣くん……でも違うのっ」
ああ、もう顔がすごく熱くなってる……恥ずかしいけど、釈明させてぇ!
「違うって、何がっすか?」
「あ、あのね……皆、攻撃決まった時に『ナイスキー』って言うでしょ?」
「え? まぁ言うっすね」
「それを私、『大好き』だと勘違いしちゃって……! 応援するために、大好きって言っちゃったの!」
きゃー、言っちゃった!
だって、このままずっと勘違いされるのはきついんだもん!
そっと見てみると、私の告白を聞いた皆はポカンとしてて。
「ナイスキーを……」
「……大好き?」
晴臣くんと緑川さんの言葉の直後、皆はプーーーッっと吹き出した。
「ぶっはははははは!! 普通間違えるかぁああ!?」
「ぷくくくくっ! 笑っちゃダメっすよ、鉄平さん!!」
「あはははははっ! ミキって面白れぇー!!」
「クックックッ! ミキちゃんって、天然? ハハハッ」
「だはははははっ! お姉さまやってくれるーー!」
「きゃはっ、やだもうミキさんってば、最高ー!」
や、やっぱり笑われちゃった……! もう恥ずかしくて死んじゃいそうだよーっ!
「ナイスキーっていうのは、nice killの事ですよ。要は、アタックがバシッと決まった時に使う言葉です」
唯一笑わなかった、長身の一ノ瀬くんが教えてくれた。けど、まさかのkill!?
どう聞いても、キルって言ってないよね!? ナイスキルより、大好きの方が発音は近いよね!?
皆はまだ、ヒーヒーゲラゲラと笑ってる。ちょっと笑い過ぎ!! 酷いよー!
「だ、だって、バレーの事何にも知らなくて、どうやって応援するかも知らなかったんだもんっ」
ちょっとムッとして言い返しちゃった。だって、そんなに笑わなくても良くない!?
皆は昔からバレーしてるみたいだから、当然知ってる事なんだろうけど……。
私は中学のバレーの授業ですら、逃げ回ってたんだからね!!
「ごめんごめん、ミキちゃん!」
「すんません。つい……」
緑川さんは悪びれる事なく、晴臣くんは申し訳なさそうに謝ってくれる。
拓真くんは……
「あはは! ミキの耳、真っ赤!」
その指が、私の耳たぶをムニッと押した。
ひゃ、ひゃぁぁぁあ!? そんな事されたら、余計に顔が赤くなっちゃうんだけど!
拓真くんは楽しそうに無邪気な顔してるし!
「も、もう拓真くん!!」
「ははははっ!」
ま、まだ笑ってる……!
もう、そんな顔見ちゃったら、怒りもどっかに行っちゃったよ。
「あ、あんまり人には言わないでね!」
「分かった分かった。ぷははっ!」
拓真くんってば笑い上戸? まだ一人で笑ってる。
「おい、オカシチームサボんなー! アタック練習いくぞー!」
おじさま~ずに呼ばれて、皆は「ういーっす」と言いながらコートに戻っていった。
はー、来たばっかなのに、なんでかすごく体力消耗しちゃったよ。もう疲れたー。
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