52 / 115
第二章 男装王子の秘密の結婚 〜王子として育てられた娘と護衛騎士の、恋の行方〜
052●フロー編●45.理由
しおりを挟む
「つ、か、れ、たぁぁあ……」
フローリアンは王座の上で、ガクンと首をうなだれさせた。
継承問題を解決できないまま数日が流れ、日々の仕事に追われている。
仕事を終わらせてぐったりしていると、シャインが端正な眉を垂れ下げ、ラルスは無遠慮にフローリアンの顔を覗き込んできた。
「大丈夫ですか? 王」
「いつかみたいに、ゆっくり温泉にでも浸かりたいよ」
「いいですね、温泉! 俺も入りたいです!」
ラルスが楽しそうに言うので、その口調だけで心がいくらか元気を取り戻す。
「ラルスは温泉に入ったことはあるのかい?」
「子供の頃、親と旅行で行ったくらいですよ。あとは、陛下が入っていた温泉ですね。夜中に一人で入ったんですが、月を見ながらの温泉は格別でした」
「この三人でお忍びで出かけたのも、楽しかったよね。またどこかに行きたいなぁ」
「行ってこられてはいかがです?」
すっと入ってきたシャインの澄んだ声に、フローリアンとラルスは目を広げた。
「え? でも仕事が……」
「陛下がいなくてはならない仕事はあらかた片付きましたし、明日一日くらいなら私一人でもなんとかなるでしょう。息抜きをするのも大切な仕事です。ラルス、陛下を頼みましたよ」
「はい! まっかせてください!」
フローリアンがなにかを言う前に、勝手に決められてしまった。
「で、でも、ツェツィーを置いてはいけないし……」
「陛下、これは陛下の休息であると同時にラルスにとっても息抜きなのです。男同士の方が、気を揉まずに済むものですよ」
シャインにぱちっとウインクをされ、フローリアンはむむむと口をつぐんだ。男同士でないことを知っているくせに、意地悪だ。
「一日だと、あんまり遠くに行けないですね。温泉地は遠いし、どうします? フローリアン様」
「そうだなぁ。人出のないところでのんびりできるなら、どこでもいいよ」
ラルスに任せる発言をすると、「どこがいいかなぁ」とどこか楽しそうに宙を見ながら考えている。
「陛下、明後日の午前十時までにはお戻りくださいね。大事な会食の予定が入っておりますので」
「うん、わかった」
フローリアンが頷いて見せると、シャインは顔を綻ばせていた。
***
「晴天で良かったですね、フローリアン様!」
抜けるような青空を仰いで、ラルスは嬉しそうに声を上げた。
「いや、確かに天気良くて嬉しいけどさ?! なんで山登りなんだよ??」
フローリアンは今、ラルスとともに山を登っていた。
人出のない方がいいと言ったのはフローリアンだが、まさか休息日に山を歩かされるとは思ってもいなかった。
「王は運動量が少なすぎです! 休息日にこそ体を動かさないと、体力はどんどん落ちていきますよ!」
「ひー、ひー、ちょっと、ま……休憩、させて……」
「もうですか? 登り始めたばかりなのに」
「僕の、体力と、護衛、騎士の、体力……一緒にしないでよ!」
ぜーはーと息を激しく往復させながら、とうとう足が止まってしまった。
基本的に王城から出ない生活をしているし、出かける時は馬車だから、こんなにきつい坂道を登ることはまずない。
「あんまりのんびりしてると、予定時刻までに頂上にたどり着けませんよ」
「っく……人はどうして山に登るんだ……!」
「王も登ればわかりますって」
「うっそだぁ」
「本当ですよ」
「絶対?」
「絶対です!」
逆光でもキラキラと輝くラルスの笑顔が眩しい。
人はどうして山に登るのかの答えは、頂上に着けばわかるようになる、らしい。本当だろうか。
こんなにしんどく大変な思いをして山に登る意味が、まだ麓を出発したばかりのフローリアンには理解できない。
「じゃあ、頑張って登ってみるよ……」
「それでこそ王です!」
休憩時間もそこそこに、フローリアンは頂上を目指して歩き始める。
その後も、結局は何度も何度も休憩してしまっていたが。
生い茂る木々、遊歩道と呼ぶには粗末すぎる道。それでも風が吹くとさわさわと葉っぱの囁く声が耳に心地よくて、思わず微笑んでしまう。
「……苦しくてしんどいけど、なんだか気持ちいいね」
「そうなんですよ! 心が洗われるっていうんですか? 俺、川も湖も好きですけど、山はまた違った良さがあっていいんですよね」
「川、湖……泳ぐの?」
「もちろん! 夏は水場に限ります!」
「僕、泳いだことないや」
「じゃあ、いつか一緒に泳ぎに行きましょう。泳ぎ方、教えますよ!」
楽しそうに笑うラルスに、フローリアンもほんの少しだけ笑顔で返す。女だとバレる可能性のあるところに行くことは、ないのだろうなと思いながら。
そんなこんなを話しながら、少しずつ山頂に近づいていく。休み休みでも上りしかないというのはかなり体力を削られて、息をする喉すら痛くなってきた。
「もう少しですよ!」
「無理、もう、歩け、ない……っ」
「ほら、もう目の前ですから!」
目の前に、ラルスの手が差し出された。ぜーぜーと息を吐きながらその手を掴むと、ぐいっと力強く引っ張られる。
「もうちょっと、もうちょっと!」
「はぁ、はぁ、はぁ!」
もうちょっとと言われながら歩かされ、そしてぴたりとラルスが足を止めた。
自分の足元しか見ていなかったフローリアンは、ごくっと息をのみながらラルスを見上げる。
「ラル、ス……?」
「着きましたよ、フローリアン様。見てください」
ラルスの視線はフローリアンの頭上を通り過ぎて遠くを見ていた。
フローリアンもラルスの視線を追うように、後ろに体を向ける。
「……わぁ……!」
鬱蒼としていた木々が開けて、眼下に世界が広がっていた。
王城の最上階ですら見渡せない、広大な土地、山、街並みが一望できる。
太陽が山に差し掛かっていて、ほんのり赤く色づいているのがきれいだ。
「あそこが王都です。その向こうに見えるのが、隣の町」
「そうか……王都は広いと思っていたけど、こうして見ると案外小さいもんだね……」
「そうですね。こうしていると、自然の偉大さっていうのを感じます。俺たち人間は、なんて小さなことで悩んだり苦しんだりしているんだろうって思うんですよ」
「へぇ……ラルスがそんな風に思うなんて、意外」
「そうですか?」
「だって、ラルスは悩みなんてなさそうだから」
「俺だって、色々と思うことはあるんですよ」
いつもの冗談には突っ込まれることなく、真剣で返された。
フローリアンは「そっか」と呟き、夕日に変わろうとしている太陽を見る。
「うん……少し、わかったよ」
「なにがですか?」
「人が、山を登る理由!」
後ろを振り向きながら言うと、ラルスは目を細めて優しく笑ってくれていた。
フローリアンは王座の上で、ガクンと首をうなだれさせた。
継承問題を解決できないまま数日が流れ、日々の仕事に追われている。
仕事を終わらせてぐったりしていると、シャインが端正な眉を垂れ下げ、ラルスは無遠慮にフローリアンの顔を覗き込んできた。
「大丈夫ですか? 王」
「いつかみたいに、ゆっくり温泉にでも浸かりたいよ」
「いいですね、温泉! 俺も入りたいです!」
ラルスが楽しそうに言うので、その口調だけで心がいくらか元気を取り戻す。
「ラルスは温泉に入ったことはあるのかい?」
「子供の頃、親と旅行で行ったくらいですよ。あとは、陛下が入っていた温泉ですね。夜中に一人で入ったんですが、月を見ながらの温泉は格別でした」
「この三人でお忍びで出かけたのも、楽しかったよね。またどこかに行きたいなぁ」
「行ってこられてはいかがです?」
すっと入ってきたシャインの澄んだ声に、フローリアンとラルスは目を広げた。
「え? でも仕事が……」
「陛下がいなくてはならない仕事はあらかた片付きましたし、明日一日くらいなら私一人でもなんとかなるでしょう。息抜きをするのも大切な仕事です。ラルス、陛下を頼みましたよ」
「はい! まっかせてください!」
フローリアンがなにかを言う前に、勝手に決められてしまった。
「で、でも、ツェツィーを置いてはいけないし……」
「陛下、これは陛下の休息であると同時にラルスにとっても息抜きなのです。男同士の方が、気を揉まずに済むものですよ」
シャインにぱちっとウインクをされ、フローリアンはむむむと口をつぐんだ。男同士でないことを知っているくせに、意地悪だ。
「一日だと、あんまり遠くに行けないですね。温泉地は遠いし、どうします? フローリアン様」
「そうだなぁ。人出のないところでのんびりできるなら、どこでもいいよ」
ラルスに任せる発言をすると、「どこがいいかなぁ」とどこか楽しそうに宙を見ながら考えている。
「陛下、明後日の午前十時までにはお戻りくださいね。大事な会食の予定が入っておりますので」
「うん、わかった」
フローリアンが頷いて見せると、シャインは顔を綻ばせていた。
***
「晴天で良かったですね、フローリアン様!」
抜けるような青空を仰いで、ラルスは嬉しそうに声を上げた。
「いや、確かに天気良くて嬉しいけどさ?! なんで山登りなんだよ??」
フローリアンは今、ラルスとともに山を登っていた。
人出のない方がいいと言ったのはフローリアンだが、まさか休息日に山を歩かされるとは思ってもいなかった。
「王は運動量が少なすぎです! 休息日にこそ体を動かさないと、体力はどんどん落ちていきますよ!」
「ひー、ひー、ちょっと、ま……休憩、させて……」
「もうですか? 登り始めたばかりなのに」
「僕の、体力と、護衛、騎士の、体力……一緒にしないでよ!」
ぜーはーと息を激しく往復させながら、とうとう足が止まってしまった。
基本的に王城から出ない生活をしているし、出かける時は馬車だから、こんなにきつい坂道を登ることはまずない。
「あんまりのんびりしてると、予定時刻までに頂上にたどり着けませんよ」
「っく……人はどうして山に登るんだ……!」
「王も登ればわかりますって」
「うっそだぁ」
「本当ですよ」
「絶対?」
「絶対です!」
逆光でもキラキラと輝くラルスの笑顔が眩しい。
人はどうして山に登るのかの答えは、頂上に着けばわかるようになる、らしい。本当だろうか。
こんなにしんどく大変な思いをして山に登る意味が、まだ麓を出発したばかりのフローリアンには理解できない。
「じゃあ、頑張って登ってみるよ……」
「それでこそ王です!」
休憩時間もそこそこに、フローリアンは頂上を目指して歩き始める。
その後も、結局は何度も何度も休憩してしまっていたが。
生い茂る木々、遊歩道と呼ぶには粗末すぎる道。それでも風が吹くとさわさわと葉っぱの囁く声が耳に心地よくて、思わず微笑んでしまう。
「……苦しくてしんどいけど、なんだか気持ちいいね」
「そうなんですよ! 心が洗われるっていうんですか? 俺、川も湖も好きですけど、山はまた違った良さがあっていいんですよね」
「川、湖……泳ぐの?」
「もちろん! 夏は水場に限ります!」
「僕、泳いだことないや」
「じゃあ、いつか一緒に泳ぎに行きましょう。泳ぎ方、教えますよ!」
楽しそうに笑うラルスに、フローリアンもほんの少しだけ笑顔で返す。女だとバレる可能性のあるところに行くことは、ないのだろうなと思いながら。
そんなこんなを話しながら、少しずつ山頂に近づいていく。休み休みでも上りしかないというのはかなり体力を削られて、息をする喉すら痛くなってきた。
「もう少しですよ!」
「無理、もう、歩け、ない……っ」
「ほら、もう目の前ですから!」
目の前に、ラルスの手が差し出された。ぜーぜーと息を吐きながらその手を掴むと、ぐいっと力強く引っ張られる。
「もうちょっと、もうちょっと!」
「はぁ、はぁ、はぁ!」
もうちょっとと言われながら歩かされ、そしてぴたりとラルスが足を止めた。
自分の足元しか見ていなかったフローリアンは、ごくっと息をのみながらラルスを見上げる。
「ラル、ス……?」
「着きましたよ、フローリアン様。見てください」
ラルスの視線はフローリアンの頭上を通り過ぎて遠くを見ていた。
フローリアンもラルスの視線を追うように、後ろに体を向ける。
「……わぁ……!」
鬱蒼としていた木々が開けて、眼下に世界が広がっていた。
王城の最上階ですら見渡せない、広大な土地、山、街並みが一望できる。
太陽が山に差し掛かっていて、ほんのり赤く色づいているのがきれいだ。
「あそこが王都です。その向こうに見えるのが、隣の町」
「そうか……王都は広いと思っていたけど、こうして見ると案外小さいもんだね……」
「そうですね。こうしていると、自然の偉大さっていうのを感じます。俺たち人間は、なんて小さなことで悩んだり苦しんだりしているんだろうって思うんですよ」
「へぇ……ラルスがそんな風に思うなんて、意外」
「そうですか?」
「だって、ラルスは悩みなんてなさそうだから」
「俺だって、色々と思うことはあるんですよ」
いつもの冗談には突っ込まれることなく、真剣で返された。
フローリアンは「そっか」と呟き、夕日に変わろうとしている太陽を見る。
「うん……少し、わかったよ」
「なにがですか?」
「人が、山を登る理由!」
後ろを振り向きながら言うと、ラルスは目を細めて優しく笑ってくれていた。
0
あなたにおすすめの小説
「地味で無能」と捨てられた令嬢は、冷酷な【年上イケオジ公爵】に嫁ぎました〜今更私の価値に気づいた元王太子が後悔で顔面蒼白になっても今更遅い
腐ったバナナ
恋愛
伯爵令嬢クラウディアは、婚約者のアルバート王太子と妹リリアンに「地味で無能」と断罪され、公衆の面前で婚約破棄される。
お飾りの厄介払いとして押し付けられた嫁ぎ先は、「氷壁公爵」と恐れられる年上の冷酷な辺境伯アレクシス・グレイヴナー公爵だった。
当初は冷徹だった公爵は、クラウディアの才能と、過去の傷を癒やす温もりに触れ、その愛を「二度と失わない」と固く誓う。
彼の愛は、包容力と同時に、狂気的な独占欲を伴った「大人の愛」へと昇華していく。
ワザとダサくしてたら婚約破棄されたので隣国に行きます!
satomi
恋愛
ワザと瓶底メガネで三つ編みで、生活をしていたら、「自分の隣に相応しくない」という理由でこのフッラクション王国の王太子であられます、ダミアン殿下であらせられます、ダミアン殿下に婚約破棄をされました。
私はホウショウ公爵家の次女でコリーナと申します。
私の容姿で婚約破棄をされたことに対して私付きの侍女のルナは大激怒。
お父様は「結婚前に王太子が人を見てくれだけで判断していることが分かって良かった」と。
眼鏡をやめただけで、学園内での手の平返しが酷かったので、私は父の妹、叔母様を頼りに隣国のリーク帝国に留学することとしました!
そのご寵愛、理由が分かりません
秋月真鳥
恋愛
貧乏子爵家の長女、レイシーは刺繍で家計を支える庶民派令嬢。
幼いころから前世の夢を見ていて、その技術を活かして地道に慎ましく生きていくつもりだったのに——
「君との婚約はなかったことに」
卒業パーティーで、婚約者が突然の裏切り!
え? 政略結婚しなくていいの? ラッキー!
領地に帰ってスローライフしよう!
そう思っていたのに、皇帝陛下が現れて——
「婚約破棄されたのなら、わたしが求婚してもいいよね?」
……は???
お金持ちどころか、国ごと背負ってる人が、なんでわたくしに!?
刺繍を褒められ、皇宮に連れて行かれ、気づけば妃教育まで始まり——
気高く冷静な陛下が、なぜかわたくしにだけ甘い。
でもその瞳、どこか昔、夢で見た“あの少年”に似ていて……?
夢と現実が交差する、とんでもスピード婚約ラブストーリー!
理由は分からないけど——わたくし、寵愛されてます。
※毎朝6時、夕方18時更新!
※他のサイトにも掲載しています。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
【完結】転生したら悪役継母でした
入魚ひえん@発売中◆巻き戻り冤罪令嬢◆
恋愛
聖女を優先する夫に避けられていたアルージュ。
その夜、夫が初めて寝室にやってきて命じたのは「聖女の隠し子を匿え」という理不尽なものだった。
しかも隠し子は、夫と同じ髪の色。
絶望するアルージュはよろめいて鏡にぶつかり、前世に読んだウェブ小説の悪妻に転生していることを思い出す。
記憶を取り戻すと、七年間も苦しんだ夫への愛は綺麗さっぱり消えた。
夫に奪われていたもの、不正の事実を着々と精算していく。
◆愛されない悪妻が前世を思い出して転身したら、可愛い継子や最強の旦那様ができて、転生前の知識でスイーツやグルメ、家電を再現していく、異世界転生ファンタジー!◆
*旧題:転生したら悪妻でした
王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!
gacchi(がっち)
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ?
王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。
国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから!
12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。
実は家事万能な伯爵令嬢、婚約破棄されても全く問題ありません ~追放された先で洗濯した男は、伝説の天使様でした~
空色蜻蛉
恋愛
「令嬢であるお前は、身の周りのことは従者なしに何もできまい」
氷薔薇姫の異名で知られるネーヴェは、王子に婚約破棄され、辺境の地モンタルチーノに追放された。
「私が何も出来ない箱入り娘だと、勘違いしているのね。私から見れば、聖女様の方がよっぽど箱入りだけど」
ネーヴェは自分で屋敷を掃除したり美味しい料理を作ったり、自由な生活を満喫する。
成り行きで、葡萄畑作りで泥だらけになっている男と仲良くなるが、実は彼の正体は伝説の・・であった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる