110 / 115
第三章 若い頃に婚約破棄されたけど、不惑の年になってようやく幸せになれそうです。
110◉ユリア編◉ 06.雲行き
エルベスの町のコトリ亭には、毎日多くの町人が昼食を食べに訪れる。
以前はちんまりとしたイメージが抜けなかった宿が増築、改装され、『コトリ亭』と呼ぶには似つかわしくない外観となった。
それでも宿のそばに生えているケヤキには小鳥たちが飛び交っていて、今までと変わらぬ町民たちの憩いの場だ。
おかみのケーテはエスカーとカトレアという二人を新たに雇い、短時間労働の従業員も増やして、宿は今まで以上に賑わっている。
ユリアーナはお昼の忙しい時間帯だけリシェルをメルミにお願いし、無理のない範囲で仕事に復帰していた。
「じゃあ、今日もよろしくお願いしますね、メルミ」
ユリアーナは自分から離れようとしないリシェルを引き剥がすと、メルミに託す。
「はい、いってらっしゃいませユリアさん。リシェルちゃんは任せてください」
「まっま、まっまぁ!」
メルミに抱かれたリシェルが、ユリアーナを求めるように手をパタパタさせている。
無事に一歳の誕生日を迎えたばかりのリシェルは、全てを捧げられるほど愛おしくかわいらしい。特にディートフリートの溺愛っぷりは、見ていて嫉妬するほどだ。
「いってくるわね、リシェル。メルミと仲良くね」
「ま、まあ! んまぁ!」
その愛らしい声に後ろ髪を引かれながらも、ユリアーナはメルミの家を後にした。
ディートフリートに対してもリシェルはこんな感じなので、毎朝仕事に送り出すのが一苦労である。『であー』と娘に呼ばれるたびにディートフリートは戻ってきて、頭を撫でているのだ。その何十回も繰り返される出掛けの儀式に十分は使うものだから、遅刻してしまうのではないかとこちらは気が気でない。
遅れそうなときは走っていくから大丈夫とディートフリートは笑っているが、そこまでして娘を構いたいものだろうかと思うと少し呆れながらも笑った。
ディーは、いい夫ね……
ディートフリートは宿で働きながら、エルベスの町の活性化と生活の向上のために日々奔走している。
彼がエルベスに来てからわずか二年で、この町は見違えるほど豊かになった。
賢王とまで呼ばれていた彼が、この町でだけしかその手腕を発揮できないのが、本当に心苦しい。本来なら、ここにいるべき人ではないのだから。
(でも、私と結婚してしまったのだから、もう王に戻ることは許されないわ……。私は……犯罪者にされてしまったお父様の、娘だから……)
父ホルストの嫌疑を晴らせなかったのは悔しいが、ディートフリートには十分やってもらった。だから、文句をいうつもりなど毛頭ない。
天に逝ったホルストだって、今の幸せなユリアーナを見れば、それでいいと喜んでくれるはずだ。
ディートフリートの後に王となったフローリアンだって、ディートフリートには一歩及ばないかもしれないが、本当によくやっている。きっともっと経験を積めば、ディートフリートと同様に賢王と呼ばれる日がやってくるだろう。
「こんなに幸せなのに、お父様のことで不満に思ってしまうなんて……だめね」
どうしても消えないしこりから目を逸らして、ユリアーナはコトリ亭の厨房へと入った。
「ディー。仕込みは終わりました? 今日のメインメニューは?」
「あ、ユリア」
いつもニコニコと笑って答えくれるディートフリートが、はっと驚いたように顔を上げている。
「どうしたの、ディー……なにかありました?」
「あ、いや……ちょっとフローの政策が気にかかってね」
「フローリアン様の?」
ディートフリートはコトリ亭にくると、まずざっと新聞に目を通している。きっとその新聞になにかが書かれていたのだろうと思ったユリアーナは、食堂に置いてある新聞を急いで広げた。
しかし、どれがディートフリートのいう気になる政策なのかがわからない。
「これですよ、ディート殿が言っているのは」
共に働いているエスカーが、新聞記事の一部を指差して教えてくれた。
そこには、女性の地位の向上の政策が進められていることが書かれてある。
確かディートフリートは以前、『フローが三十を迎える頃には政策もスムーズに進むようになるだろう』と言っていた。フローリアンは現在、まだ二十四歳だ。
「ディー……」
新聞を掴んで再び厨房を覗くと、ディートフリートが眉間に皺を寄せながら仕事をしている。
「フローリアン様のこの政策を、お止めしたいのですか?」
ユリアーナが問いかけると、ディートフリートはさらに皺を深く刻んだ。
「止めるつもりはないよ。でもこの国も、そして周辺諸国もまだまだ男性優位だ。性急に事を進めるより、地道に国民の意識改革をしていった方がいい」
「それを陛下に進言申し上げては……」
「いや、フローにはシャインが付いているし、きっと大丈夫だ。少し心配しすぎていたかな」
ハハ、とディートフリートがようやく笑顔を見せてくれて、ユリアーナもほっと息を吐く。と同時に、きっとディートフリートにはもどかしい気持ちがあるのだろうということがわかって、複雑になった。
しかし『王に戻りたいんですか?』と聞いたところで、絶対に応とは言わないだろう……いや、言えないのだ。ディートフリートの本心を聞いてあげることさえできない。
(ディーを王に戻すために、私ができることは……)
それを考えてゾッとし、一人首を振る。
きっとフローリアンはうまく王を務め上げてくれる。今が幸せなのだからこれでいいのだと、離婚という文字を吹き飛ばした……その時。
「ディート!!」
剣を携えた赤髪の元護衛騎士が、準備中の食堂に滑り込んでくる。
「どうした、ルーゼン!」
そのただならぬ様子の声に、厨房からディートフリートが飛び出してきた。
「シャインからの連絡です! 王都で暴動が起こってる。クーデターだ!」
ルーゼンの言葉に厳しい顔をするディートフリート。ユリアーナも頭を殴られたかのような衝撃が走った。
「ここには信用のおける町の警備騎士を配置します! ディートたちは無闇に外を出歩かないでください!」
「お前は、ルーゼン!」
「俺はこのまま王都に行き、シャインと合流予定! メルミには心配するなと伝えておいてください!」
「無茶はするな!」
「大丈夫です、俺は元護衛騎士ですよ! シャインもいるし、ディートの家族は全員守ってみせます!」
笑うように叫ぶと、ルーゼンは嵐のように飛び出していった。
後には数名の警備騎士たちが入ってくる。
王族は離脱しているが、もしもの時のためだろう。
「……ディート……」
王都にはディートフリートの家族がいる。その家族が、命の危機に晒されているのだ。気が気ではないに違いない。
しかしディートフリートは目を強く瞑って、今までけわしくしていた顔を押さえ込んだ。
「今僕たちにできることはない。情報を集めながら、普段通りの生活をしよう。大丈夫だとは思うが、リシェルが心配だ。これからはコトリ亭の一室で面倒を見てもらうことにする」
ユリアーナは、ディートフリートの提案に頷くことしかできなかった。
突然のクーデター勃発。
今までが幸せ過ぎたのだろうか。これからどうなってしまうのかと思うと、体が震えをみせる。
「大丈夫。君とリシェルは、僕が守ってみせる」
「ディー……」
底知れない不安を掻き消すように、ディートフリートはユリアーナを抱きしめてくれていた。
以前はちんまりとしたイメージが抜けなかった宿が増築、改装され、『コトリ亭』と呼ぶには似つかわしくない外観となった。
それでも宿のそばに生えているケヤキには小鳥たちが飛び交っていて、今までと変わらぬ町民たちの憩いの場だ。
おかみのケーテはエスカーとカトレアという二人を新たに雇い、短時間労働の従業員も増やして、宿は今まで以上に賑わっている。
ユリアーナはお昼の忙しい時間帯だけリシェルをメルミにお願いし、無理のない範囲で仕事に復帰していた。
「じゃあ、今日もよろしくお願いしますね、メルミ」
ユリアーナは自分から離れようとしないリシェルを引き剥がすと、メルミに託す。
「はい、いってらっしゃいませユリアさん。リシェルちゃんは任せてください」
「まっま、まっまぁ!」
メルミに抱かれたリシェルが、ユリアーナを求めるように手をパタパタさせている。
無事に一歳の誕生日を迎えたばかりのリシェルは、全てを捧げられるほど愛おしくかわいらしい。特にディートフリートの溺愛っぷりは、見ていて嫉妬するほどだ。
「いってくるわね、リシェル。メルミと仲良くね」
「ま、まあ! んまぁ!」
その愛らしい声に後ろ髪を引かれながらも、ユリアーナはメルミの家を後にした。
ディートフリートに対してもリシェルはこんな感じなので、毎朝仕事に送り出すのが一苦労である。『であー』と娘に呼ばれるたびにディートフリートは戻ってきて、頭を撫でているのだ。その何十回も繰り返される出掛けの儀式に十分は使うものだから、遅刻してしまうのではないかとこちらは気が気でない。
遅れそうなときは走っていくから大丈夫とディートフリートは笑っているが、そこまでして娘を構いたいものだろうかと思うと少し呆れながらも笑った。
ディーは、いい夫ね……
ディートフリートは宿で働きながら、エルベスの町の活性化と生活の向上のために日々奔走している。
彼がエルベスに来てからわずか二年で、この町は見違えるほど豊かになった。
賢王とまで呼ばれていた彼が、この町でだけしかその手腕を発揮できないのが、本当に心苦しい。本来なら、ここにいるべき人ではないのだから。
(でも、私と結婚してしまったのだから、もう王に戻ることは許されないわ……。私は……犯罪者にされてしまったお父様の、娘だから……)
父ホルストの嫌疑を晴らせなかったのは悔しいが、ディートフリートには十分やってもらった。だから、文句をいうつもりなど毛頭ない。
天に逝ったホルストだって、今の幸せなユリアーナを見れば、それでいいと喜んでくれるはずだ。
ディートフリートの後に王となったフローリアンだって、ディートフリートには一歩及ばないかもしれないが、本当によくやっている。きっともっと経験を積めば、ディートフリートと同様に賢王と呼ばれる日がやってくるだろう。
「こんなに幸せなのに、お父様のことで不満に思ってしまうなんて……だめね」
どうしても消えないしこりから目を逸らして、ユリアーナはコトリ亭の厨房へと入った。
「ディー。仕込みは終わりました? 今日のメインメニューは?」
「あ、ユリア」
いつもニコニコと笑って答えくれるディートフリートが、はっと驚いたように顔を上げている。
「どうしたの、ディー……なにかありました?」
「あ、いや……ちょっとフローの政策が気にかかってね」
「フローリアン様の?」
ディートフリートはコトリ亭にくると、まずざっと新聞に目を通している。きっとその新聞になにかが書かれていたのだろうと思ったユリアーナは、食堂に置いてある新聞を急いで広げた。
しかし、どれがディートフリートのいう気になる政策なのかがわからない。
「これですよ、ディート殿が言っているのは」
共に働いているエスカーが、新聞記事の一部を指差して教えてくれた。
そこには、女性の地位の向上の政策が進められていることが書かれてある。
確かディートフリートは以前、『フローが三十を迎える頃には政策もスムーズに進むようになるだろう』と言っていた。フローリアンは現在、まだ二十四歳だ。
「ディー……」
新聞を掴んで再び厨房を覗くと、ディートフリートが眉間に皺を寄せながら仕事をしている。
「フローリアン様のこの政策を、お止めしたいのですか?」
ユリアーナが問いかけると、ディートフリートはさらに皺を深く刻んだ。
「止めるつもりはないよ。でもこの国も、そして周辺諸国もまだまだ男性優位だ。性急に事を進めるより、地道に国民の意識改革をしていった方がいい」
「それを陛下に進言申し上げては……」
「いや、フローにはシャインが付いているし、きっと大丈夫だ。少し心配しすぎていたかな」
ハハ、とディートフリートがようやく笑顔を見せてくれて、ユリアーナもほっと息を吐く。と同時に、きっとディートフリートにはもどかしい気持ちがあるのだろうということがわかって、複雑になった。
しかし『王に戻りたいんですか?』と聞いたところで、絶対に応とは言わないだろう……いや、言えないのだ。ディートフリートの本心を聞いてあげることさえできない。
(ディーを王に戻すために、私ができることは……)
それを考えてゾッとし、一人首を振る。
きっとフローリアンはうまく王を務め上げてくれる。今が幸せなのだからこれでいいのだと、離婚という文字を吹き飛ばした……その時。
「ディート!!」
剣を携えた赤髪の元護衛騎士が、準備中の食堂に滑り込んでくる。
「どうした、ルーゼン!」
そのただならぬ様子の声に、厨房からディートフリートが飛び出してきた。
「シャインからの連絡です! 王都で暴動が起こってる。クーデターだ!」
ルーゼンの言葉に厳しい顔をするディートフリート。ユリアーナも頭を殴られたかのような衝撃が走った。
「ここには信用のおける町の警備騎士を配置します! ディートたちは無闇に外を出歩かないでください!」
「お前は、ルーゼン!」
「俺はこのまま王都に行き、シャインと合流予定! メルミには心配するなと伝えておいてください!」
「無茶はするな!」
「大丈夫です、俺は元護衛騎士ですよ! シャインもいるし、ディートの家族は全員守ってみせます!」
笑うように叫ぶと、ルーゼンは嵐のように飛び出していった。
後には数名の警備騎士たちが入ってくる。
王族は離脱しているが、もしもの時のためだろう。
「……ディート……」
王都にはディートフリートの家族がいる。その家族が、命の危機に晒されているのだ。気が気ではないに違いない。
しかしディートフリートは目を強く瞑って、今までけわしくしていた顔を押さえ込んだ。
「今僕たちにできることはない。情報を集めながら、普段通りの生活をしよう。大丈夫だとは思うが、リシェルが心配だ。これからはコトリ亭の一室で面倒を見てもらうことにする」
ユリアーナは、ディートフリートの提案に頷くことしかできなかった。
突然のクーデター勃発。
今までが幸せ過ぎたのだろうか。これからどうなってしまうのかと思うと、体が震えをみせる。
「大丈夫。君とリシェルは、僕が守ってみせる」
「ディー……」
底知れない不安を掻き消すように、ディートフリートはユリアーナを抱きしめてくれていた。
あなたにおすすめの小説
誰にも口外できない方法で父の借金を返済した令嬢にも諦めた幸せは訪れる
しゃーりん
恋愛
伯爵令嬢ジュゼットは、兄から父が背負った借金の金額を聞いて絶望した。
しかも返済期日が迫っており、家族全員が危険な仕事や売られることを覚悟しなければならない。
そんな時、借金を払う代わりに仕事を依頼したいと声をかけられた。
ジュゼットは自分と家族の将来のためにその依頼を受けたが、当然口外できないようなことだった。
その仕事を終えて実家に帰るジュゼットは、もう幸せな結婚は望めないために一人で生きていく決心をしていたけれど求婚してくれる人がいたというお話です。
人質姫と忘れんぼ王子
雪野 結莉
恋愛
何故か、同じ親から生まれた姉妹のはずなのに、第二王女の私は冷遇され、第一王女のお姉様ばかりが可愛がられる。
やりたいことすらやらせてもらえず、諦めた人生を送っていたが、戦争に負けてお金の為に私は売られることとなった。
お姉様は悠々と今まで通りの生活を送るのに…。
初めて投稿します。
書きたいシーンがあり、そのために書き始めました。
初めての投稿のため、何度も改稿するかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。
小説家になろう様にも掲載しております。
読んでくださった方が、表紙を作ってくださいました。
新○文庫風に作ったそうです。
気に入っています(╹◡╹)
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
二人の妻に愛されていたはずだった
ぽんちゃん
恋愛
傾いていた伯爵家を復興すべく尽力するジェフリーには、第一夫人のアナスタシアと第二夫人のクララ。そして、クララとの愛の結晶であるジェイクと共に幸せな日々を過ごしていた。
二人の妻に愛され、クララに似た可愛い跡継ぎに囲まれて、幸せの絶頂にいたジェフリー。
アナスタシアとの結婚記念日に会いにいくのだが、離縁が成立した書類が残されていた。
アナスタシアのことは愛しているし、もちろん彼女も自分を愛していたはずだ。
何かの間違いだと調べるうちに、真実に辿り着く。
全二十八話。
十六話あたりまで苦しい内容ですが、堪えて頂けたら幸いです(><)
行動あるのみです!
棗
恋愛
※一部タイトル修正しました。
シェリ・オーンジュ公爵令嬢は、長年の婚約者レーヴが想いを寄せる名高い【聖女】と結ばれる為に身を引く決意をする。
自身の我儘のせいで好きでもない相手と婚約させられていたレーヴの為と思った行動。
これが実は勘違いだと、シェリは知らない。
行き遅れのお節介令嬢、氷の公爵様と結婚したら三人娘の母になりました
鳥柄ささみ
恋愛
お節介焼きで困っている人を放っておけないシアは、数多のご令嬢達から人気の令嬢だ。毎日ファンレターが届き、社交界に出れば令嬢に取り囲まれるほどである。
けれど、それに反比例するように男性からの人気はなく、二十七だというのに嫁の貰い手もないため、毎日母から小言をもらっていた。
そんなある日のこと、突然公爵家から縁談の話が。
シアは公爵家がなぜ自分に縁談など持ち掛けるのかと訝しく思いつつ話を受けると、なんと公爵の後妻として三人の娘の母代わりになれと言われる。
困惑するも、自分へ縁談を持ちかけた理由を聞いて、お節介なシアは嫁ぐこと決めたのだった。
夫になるレオナルドはイケメンなのに無表情で高圧的。三人の娘も二女のアンナを除いて長女のセレナも三女のフィオナもとても反抗的。
そんな中でもお節介パワーを発揮して、前向きに奮闘するシアの物語。
※他投稿サイトにも掲載中
とある虐げられた侯爵令嬢の華麗なる後ろ楯~拾い人したら溺愛された件
紅位碧子 kurenaiaoko
恋愛
侯爵令嬢リリアーヌは、10歳で母が他界し、その後義母と義妹に虐げられ、
屋敷ではメイド仕事をして過ごす日々。
そんな中で、このままでは一生虐げられたままだと思い、一念発起。
母の遺言を受け、自分で自分を幸せにするために行動を起こすことに。
そんな中、偶然訳ありの男性を拾ってしまう。
しかし、その男性がリリアーヌの未来を作る救世主でーーーー。
メイド仕事の傍らで隠れて淑女教育を完璧に終了させ、語学、経営、経済を学び、
財産を築くために屋敷のメイド姿で見聞きした貴族社会のことを小説に書いて出版し、それが大ヒット御礼!
学んだことを生かし、商会を設立。
孤児院から人材を引き取り育成もスタート。
出版部門、観劇部門、版権部門、商品部門など次々と商いを展開。
そこに隣国の王子も参戦してきて?!
本作品は虐げられた環境の中でも懸命に前を向いて頑張る
とある侯爵令嬢が幸せを掴むまでの溺愛×サクセスストーリーです♡
*誤字脱字多数あるかと思います。
*初心者につき表現稚拙ですので温かく見守ってくださいませ
*ゆるふわ設定です