プチ自給自足生活始めたら 何故か異世界の町に繋がった?

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精霊の祝福

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俺が新たに創建した国王陛下用の神殿で
今からシロミズチ様、小天狗様をはじめ、
国王陛下、神殿長、聖女様方、
討伐隊、近衛兵士達も合わせて
200人近い人達に振る舞う
食事の準備に大わらわになっていた。

いや、猫の手も借りたい状況だけど、
食材が足りてない気がする。
せめて、管理棟の貯蔵庫の食料品類を
持って来ていればなぁと
今更ながら悔やんだ。

と言っても管理棟には貴船さん母娘が
お留守番をしてもらっているから、
全部って訳にもいかないけど、
備蓄分のカップ麺とかあればなぁと
思ってしまった。

 (ピロン
  ドローのスキルを獲得しました。)

お、このタイミングってことは
今使えるスキルかな?
ステータス画面で確認すると、
離れた場所にあるものを
引き寄せることが出来るそうだ。

管理棟の貯蔵庫のお米とか、
カップ麺とか、保冷庫の冷凍食品とかも
持って来れるのかな?
亜空間収納に入るといいんだけど。

置いてあった場所をイメージして、
 ドロー
と念じてみた。

亜空間収納の中を確認すると、
しっかり思ったものが入っていた。
よし!これで勝てる!
・・・あっ、電子レンジがない。。
冷凍食品を解凍調理できると
いいんだけどなぁ。

 『カケル、
  それなら食材加工のスキルで
  対応できるわよ。

  食後のデザートに
  蜂蜜がかかったビスケットを
  希望するわ。
  出来たら、声をかけてね。』

おおっ、さすが俺の女神様だ。
いつもいいスキルをありがとうございます。

早速亜空間収納から食材を出しまくって、
冷凍食品はスキルで解凍加熱してみた。
ホカホカのチャーハンが大皿から溢れるほど
出来上がった。
うん、兵士の皆さん用だな。

お米と長期保存のきく牛乳、カップ麺、
さつきさんが買い置きしてくれていた卵も
出してみた。

・・・あれ?見かけなかった小柄な女の子が
5人ほど手伝ってくれているみたいだ。
?どこから来たのかな?と思いつつ、
見つめていると、目線に気付いた一人が
会釈をしてくれた。

 「私達はこの神殿の維持管理を
  お手伝いするよう女神様から命じられた、
  妖精のシルキーです。
  よろしくお願いします、使徒様。」
 
 「「よろしくお願いします、使徒様。」」

他の女の子達も声を合わせて挨拶してくれた。

 「こちらこそよろしくお願いします。
  えっと、食材の加工とか調理とかも
  お願いできるんでしょうか?」

 「「お任せください!」」

可愛い声がハモって返ってきた。
早速、ザラさん達にも食材を渡して
お米を炊いてもらったり、
シチューのレトルトをベースに
野菜類を追加してもらったりと
手助けしてもらうことになった。


もっと鍋とか欲しいけど、
食材が足りてないな。
うーん、買いに行く時間もないし、
ドローで取りよせられる分は取り寄せたし、
どうしたものだろうか。
とても半分の100人分もないよな、
これだと。困った。。

 (ピロン
  コピーのスキルを獲得しました。)

め、女神様!!
まさに神です、神対応ありがとうございます。

よし、コピースキルよ、本気を見せてくれ!
 コピー
と念じると、厨房にところ狭しと
チャーハンやカップ麺、レトルト食品、
いろいろな食材が山積みになった。
チャーハンは大皿に入った状態で
立ち登る湯気までもコピーされている感じだ。
熱々を維持するために、全部亜空間収納に
取り込んでおいた。

横で見ていたシルキーの女の子達も聖女様方も
固まっている気がした。

何でもないですよ、気にしないでください。
さ、調理の方お願いしますと
サラッと流そうとしたけど、
シルキーの皆さんに囲まれてしまった。
どうも、今のコピーのスキルが欲しいらしい。
けど、今になって共有獲得できないし、
ごめんねと思っていたら、

 『カケル、
  妖精のシルキー達となら、
  彼女達が持つグループ共有のスキルで
  分け与えられるのよ。
  彼女達にそう言ってみてね。』

そうなんだ、さすが俺の女神様。
群がるシルキーの女の子達に
今の女神様のお言葉を伝えると、
ぱあっと光るような笑顔を咲かせた。

俺は彼女達のグループに
参加させて貰えることになった。

 (ピロン
  グループ共有の申請が来ています。
  シルキーのグループに参加しますか?)

おおっ!こういう風に申請が来るのか。
参加させて貰うと、ステータス画面に
共有化するスキルリストが出てきた。

グループリストの画面が追加されていて、
俺はシルキーのグループに所属出来ていて、
共有化されているスキルの一覧があった。

すでに洗浄と治療、調理の心得は
一覧の中にあったので、使えそうな
食材加工とコピーを共有化した。
周りのシルキーの女の子達が大喜びしている。
口々に感謝の言葉を掛けられて
ちょっと嬉しかった。

ザラさん達もいいなぁと言っていたら、
シルキー達が気を利かせてくれて、
うちのメイドさん達もグループに
招待してくれてみたいだ。
ザラさん達はスキルを共有化できて、
ものすごく喜んでいた。

食材加工を頑張ろうと思っていたら、
聖水を溜めた水瓶の周りに光の玉がふよふよと
浮いていた。

どうしたのかな?と思いつつ、近寄っていくと
声が響いてきた。

 『この聖水は使徒様が
  お造りになられたのですか?
  ものすごく純度が高くて美味しいです。』

それはよかった、でも、これは料理に使おうと
思ってるんだけど、いいかな?

そう念じるように話しかけてみると、
少し悲しげな声が返ってきた。

 『噴水の聖水も純度が高いと
  僕達の力も強くなるんです。
  できれば、少し分けて欲しいです。』

あ、それなら噴水の水を入れ替える感じで
やってみようか?
と提案すると、俺の周りをすごい速さで
光の玉が回り始めた。

 『ほんと!?いいのですか!?
  ぜひ!ぜひお願いします!!』

嬉しそうな波動が俺の体の中に伝わってくる。
お腹の中から温まる感じで、
すごく気持ちいいい。
厨房はコピースキルを得たシルキー達が
お任せくださいと言ってくれたので、
俺は噴水の方に出ていくことにした。

神殿長と聖女様方が慌ててついて来られた。

噴水の前に立つと、光の帯を放っていた精霊達が
玉になって俺の周りを漂い始めた。

亜空間収納に噴水の水を収納して、
聖水創造のスキルで噴水を満たしてみた。

光の玉になっていた精霊達が聖水の中に飛び込んで
大喜びしている。
とても楽しそうだなとみていたら、
透明な羽根を背にした性別が分からない天使のような
子供の顔立ちをした存在が俺の前に膝をついていた。

 「使徒様、
  女神様の聖水のお力をお分け頂き
  ありがとうございます。

  お陰様で僕は実体を持つことが出来ました。
  これからはこの神殿をこの実体で
  守り続ける事ができます。
  ありがとうございます。

  ささやかながら、僕からの祝福を
  お受け取りください。」

その言葉を聞いて、なんとなく、
失礼かなと思いながらも、横に立っていた
エレノア神殿長とエレン聖女リーダーの手を取った。

 (ピロン
  精霊の祝福を共有獲得しました。
  新たなジョブを共有獲得しました。
  精霊魔法士のジョブを選択しますか?)

即座にはいと念じた。
  
 (ピロン
  ジョブに精霊魔法士のジョブが追加されました。
  精霊の幻想のスキルが付与されました。)

おおっ、なんだか凄いジョブとスキルが手に入った。
エレノア神殿長とエレンリーダーが
俺の手を両手で包み込むように抱えて
両膝をついていた。

何やらものすごく感謝されている。
えっと、感謝ならこちらの精霊様にお願いしますね?

綺麗な女性二人に両手を握られて、
ものすごくドキドキしたのは内緒。
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