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世界を吟味するもの
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ここは天界と呼ばれる白い靄の中。
天界には国という概念のものはないが、
様々な神の存在が集う集団があり、
その集団の一つに運命神ノルンの3姉妹がいる。
普段からあまり喋らないベルザンディが
珍しくため息と共に独り言ちた。
「厄介なものが来たようだわ。
面倒だからほんとやめて欲しいのだわ。
はぁ。」
「ダメよ、ベルザンディ。
女神が溜息なんてつくものではなくてよ。」
「・・・ウルズ姉様。
また、あの吟味するものが来たのですわ。
この世界には来て欲しくなかったのに。
また因果律から消されそうですわ。
一から作るの面倒なのに。
ほんとやめて欲しい。」
「あらあら本当ね。
でも、そうなったらそうなったで
仕方のないことなのだわ。
あの子達の頑張りを見届けてあげるのよ。
彼もいるからなんとかしてしまいそうだわ。」
そう言うと、二人の女神は白い靄の中から
彼方にある一つの世界を見つめるのであった。
その数刻前のこと。
別の天界から下界を見下ろす天使がいた。
かなり興奮しているのか、目が血走っている。
『なんだあれは!
文明度が進んでいるのか退化しているのか
この私にもよく分からないとは何事だ。
この者の記憶を見てもよく分からんとは。
あの地上に降りてじっくりと吟味してやろう。』
口を開かずにそんな声を周りに漏らすように発したその天使は、
見下ろしていた世界に向けて降りていった。
『なんだこの草原しかないような未開に近い世界は!
魔獣や魔物の気配が溢れ、先進的なものの
かけらもないではないか!
この世界、存在に値せん。
滅ぼす時が来たようだ。
この私の手にかかって滅びることを光栄に思うがいい。』
そんな声が周りに漏れた時、その天使のはるか頭上を
凄まじい速度で飛んでいくものがあった。
うっすらとした白い飛行機雲をまっすぐ描いていた。
『・・・なんだあれは?
戦闘機か?
このような未開の世界になぜあんなものが?
何処に行くのだ?
うむ、機械兵士と獣人の気配があるな。
どれ、あやつらの行先を吟味した上で
滅ぼすとしよう。』
自らの体をふわりと浮かせると、
背中の羽など飾りでしかないかのように
動かす気配も見せず、無反動で音速域の移動を始めたのだった。
「あー、ファーラさん。
大丈夫ですか?
一応風のシールドと気圧調整もしてますけど、
寒くないですか?」
「だ、大丈夫なのだ!
セブン殿と一緒だから安心なのだ。
あれが街なのだろうか?」
「そうですね、もう少しで着きます。
体が動かせなくてキツイでしょうが
もうしばらく我慢してください。」
スカイブルーの大きな翼型のフライングユニットに
電脳兵のセブンとネコ獣人族のファーラがタンデムで
飛んでいる。
巨大大陸の北部に新たな街が出来上がり、
そこの祝宴に参加した帰りだった。
いつものようにサラと飛んで帰ろうとしたのだが、
魔族の国から来ていたカミュール女王から
サラとカイに同行を求められ、二人は魔族の国専用リニアで
パティシエの街に戻ることとなった。
以前から機会があれば乗って飛んでみたいと思っていた
ファーラが思い切ってセブンにお願いし、
夢が叶ったというところだ。
高度はあまり上げずにスラスターを増設して
中高度を移動していたのだった。
途中でワイバーンの群れの上を飛び越えた時に、
ファーラはかなり興奮してしまい、その所為で
ちょっと気分を悪くしていたのだ。
大変な事になる前になんとかパティシエの街まで
辿り着いた二人は、街の中心地にあるファーラの家の
前の上空まで移動した。
滞空するフライングユニットから先にパージされたセブンが
続いてパージされて落ちてくるファーラを受け止めると、
ゆっくりと足を地面につけるようにおろしていた。
「ご気分如何ですか?
あ、やっぱキツかった感じですか?
すみません、操縦が荒くて。」
セブンに抱きかかえられたことでファーラは顔を
真っ赤に染めていたのを見事に勘違いされていた。
「だ、大丈夫なのだ。
あ、ありがとうなのだ。
ま、また、嫌でなければ一緒に乗せて欲しいのだ。
私ではダメだろうか?」
ファーラは赤い顔のままでセブンを見つめながら
そう言った。
「あ、こちらこそですよ。
また南の港の街に行く時でも
一緒に行きましょうか。
ほんと大丈夫ですか?
気圧の調整しくじったかな。
今度はもっと上手く調整しますんで
また声をかけてください。」
「あ、ありがとうなのだ。
是非お願いするのだ。
今日はとても嬉しかったのだ。」
「では、これで拠点に戻りますね。」
セブンはそう言うと上空のフライングユニットとリンクして
脚部につけたホバーユニットで移動でして行くのだった。
神殿の前まで来た時に内部から見知らぬ気配が
感じられた。
「また知らない神気だな。
どこかの神様がきてるのかな。
先にクロにお土産あげないとな。」
見知らぬ神気に少し気を取られたが、
お留守番をしているケットシーのクロのもとへ
急ごうと思い直した。
『待て!そこの機械の兵士よ!
この街の文明レベルに似合わぬその機械、
どこか別の世界から渡ってきたものか?』
どう言う原理かわからないが、上空にあるフライングユニットも
急制動をかけられその場から動けなくなった。
声の響いてきた先を見上げると、以前見た覚えのある天使の姿が
あった。
「えーっと、どちら様か存じませんが、
俺は確かにこことは異なる世界から召喚された機械兵士です。」
『ふむ、やはりそうか。
となると、この世界は進歩らしい進歩はなく、
存在する価値はなさそうだな。』
妙な神気の濃度を感じたセブンは、
直感的にかなり強い神なのではないかと判断していた。
「いえそうでも無いと思いますけど。
各地を繋ぐリニアメトロで産業が
かなり発展していると思いますよ。」
『何を言うか。
文明とは産業のみにあらず、例えば食事だ。
食事の旨さは文明の高さの指標になるのだ。
あの通りにあるような屋台など、
旧史の時代から変わらぬものだ。
進歩なき世界に未来などないのだ。』
「あ、やっぱりセブン戻ってたんだ。
今新作のパンケーキ出来てるから
食べて行くといいっしょ。
あれ?天翼族の戦士の人?
よければ一緒に食べませんか?
今ちょっと鬼子母神様もいらっしゃってるけど。」
『何!鬼子母神?
うむ、この世界にいるものであったか?』
うーんと考え込む天使であったが、
パイロとセブンに続いて
そのまま唸りながら神殿の中に
入っていった。
「!
貴方は!貴方様はもしや!?」
『いや、気にするな。ここで名乗る名はない。
この世界を吟味するものとだけ名乗らせて貰おうか』
その天使を見て、正しくはその天使のまとった神気を見て
シヴァと鬼子母神は目を見開いたが、天使の方は片手を上げて
制して彼女たちと同じテーブルに腰掛けた。
世界を吟味するものと名乗られてシヴァは冷や汗を流し始めた。
『パイロよ、この方は神の世界の真理に触れる偉いお方だ。
粗相のないようにな。』
『わかったよシヴァ様。』
パイロはシヴァからの念話の内容を
電脳からショートメッセージをセブンに飛ばした。
(世界の真理って、あの方達と同格なのかな?
存在する価値ないとか言ってたな。
マジでやばそうだ。
あ、貰った神酒も飲んでもらおうかな。)
パイロが可愛い小皿に取り分けた新作のパンケーキを
3柱の神々の前に出すと、シヴァがどうぞと勧めていた。
『!!美味い!!
これは美味すぎる!
これを彼女が?』
「はい、私と分け身のような存在である
パイロと申しますのじゃ。
彼女の作る甘味は絶品でございましょう?
異なる世界から来訪される神々からも
好評を得ておりますのじゃ。」
『然もありなん だな。
・・・よし、しばらくこの街に
逗留し見極めさせてもらうとしよう。』
「あ、お話中失礼を。
先ほど北の町から貰ってきた神酒になります。
一口如何でしょうか?」
『酒か、酒は進歩ではなく伝統の味わいがあるものだ。
嫌いではない。一口頂こう。
・・・何種類もあるのか?
どれがお勧めのものだ?』
「変わったものですと、
このビールになりますね。
この星ではない他の星の伝統を受け継いだ
独特の味わいがございます。」
『むむっ、異なる世界どころか、
異なる星だと!?
んんっ、私には知らぬ世界などない。
吟味してやるとしよう。』
よく冷えてクリーミーな泡の浮かんだやや透き通った
ビールをクイッとあおって一気に飲み干した。
『んーーーっ、美味い!!
これは並列発酵の極みのビールだな。
いい味が出ている。
しかし、何故異星の酒がここにあるのだ?』
その街ができる前の異界からの侵攻から
説明し、巨人族のことも説明したあたりから
吟味の神の落ち着きがなくなっていた。
『よーく分かった。
これはじっくり吟味する必要がありそうだな。
よし、この街とその北の街は
この私が吟味に値するとみた。
私を失望させることがないようであれば
存在に値すると断言しよう。』
とりあえず、この世界がすぐに滅ぼされることにならないようで
一安心したセブン達であった。
(酒があるのか。ちょっと飲みに行きたいな。
シヴァに頼んで連れていってもらうか。)
やはりどこの世界の神も酒や美味いものには
目がないようです。
(いやいや、これで終わりとかないだろ!
俺の体返して!偉い神様早く帰って!
あんたただ単に美味いもの飲み食いしたいだけだろ!)
当面天使の体は吟味の神に酷使(?)され、
体型も顔も丸くなったあたりで解放されたそうです。
「飛べなくなってるんですけどっ!!
完全にメタボなんですけどっ!
来週天使の健康診断なんですけどっ!」
その天使は健康診断の時にメタボを指摘されると
俺のせいじゃないとか意味不明のことを口走っていたそうです。
診断後にキツイ鬼軍曹のダイエットキャンプで連日死にそうな
ハードメニューをこなす姿があったそうです。
天界には国という概念のものはないが、
様々な神の存在が集う集団があり、
その集団の一つに運命神ノルンの3姉妹がいる。
普段からあまり喋らないベルザンディが
珍しくため息と共に独り言ちた。
「厄介なものが来たようだわ。
面倒だからほんとやめて欲しいのだわ。
はぁ。」
「ダメよ、ベルザンディ。
女神が溜息なんてつくものではなくてよ。」
「・・・ウルズ姉様。
また、あの吟味するものが来たのですわ。
この世界には来て欲しくなかったのに。
また因果律から消されそうですわ。
一から作るの面倒なのに。
ほんとやめて欲しい。」
「あらあら本当ね。
でも、そうなったらそうなったで
仕方のないことなのだわ。
あの子達の頑張りを見届けてあげるのよ。
彼もいるからなんとかしてしまいそうだわ。」
そう言うと、二人の女神は白い靄の中から
彼方にある一つの世界を見つめるのであった。
その数刻前のこと。
別の天界から下界を見下ろす天使がいた。
かなり興奮しているのか、目が血走っている。
『なんだあれは!
文明度が進んでいるのか退化しているのか
この私にもよく分からないとは何事だ。
この者の記憶を見てもよく分からんとは。
あの地上に降りてじっくりと吟味してやろう。』
口を開かずにそんな声を周りに漏らすように発したその天使は、
見下ろしていた世界に向けて降りていった。
『なんだこの草原しかないような未開に近い世界は!
魔獣や魔物の気配が溢れ、先進的なものの
かけらもないではないか!
この世界、存在に値せん。
滅ぼす時が来たようだ。
この私の手にかかって滅びることを光栄に思うがいい。』
そんな声が周りに漏れた時、その天使のはるか頭上を
凄まじい速度で飛んでいくものがあった。
うっすらとした白い飛行機雲をまっすぐ描いていた。
『・・・なんだあれは?
戦闘機か?
このような未開の世界になぜあんなものが?
何処に行くのだ?
うむ、機械兵士と獣人の気配があるな。
どれ、あやつらの行先を吟味した上で
滅ぼすとしよう。』
自らの体をふわりと浮かせると、
背中の羽など飾りでしかないかのように
動かす気配も見せず、無反動で音速域の移動を始めたのだった。
「あー、ファーラさん。
大丈夫ですか?
一応風のシールドと気圧調整もしてますけど、
寒くないですか?」
「だ、大丈夫なのだ!
セブン殿と一緒だから安心なのだ。
あれが街なのだろうか?」
「そうですね、もう少しで着きます。
体が動かせなくてキツイでしょうが
もうしばらく我慢してください。」
スカイブルーの大きな翼型のフライングユニットに
電脳兵のセブンとネコ獣人族のファーラがタンデムで
飛んでいる。
巨大大陸の北部に新たな街が出来上がり、
そこの祝宴に参加した帰りだった。
いつものようにサラと飛んで帰ろうとしたのだが、
魔族の国から来ていたカミュール女王から
サラとカイに同行を求められ、二人は魔族の国専用リニアで
パティシエの街に戻ることとなった。
以前から機会があれば乗って飛んでみたいと思っていた
ファーラが思い切ってセブンにお願いし、
夢が叶ったというところだ。
高度はあまり上げずにスラスターを増設して
中高度を移動していたのだった。
途中でワイバーンの群れの上を飛び越えた時に、
ファーラはかなり興奮してしまい、その所為で
ちょっと気分を悪くしていたのだ。
大変な事になる前になんとかパティシエの街まで
辿り着いた二人は、街の中心地にあるファーラの家の
前の上空まで移動した。
滞空するフライングユニットから先にパージされたセブンが
続いてパージされて落ちてくるファーラを受け止めると、
ゆっくりと足を地面につけるようにおろしていた。
「ご気分如何ですか?
あ、やっぱキツかった感じですか?
すみません、操縦が荒くて。」
セブンに抱きかかえられたことでファーラは顔を
真っ赤に染めていたのを見事に勘違いされていた。
「だ、大丈夫なのだ。
あ、ありがとうなのだ。
ま、また、嫌でなければ一緒に乗せて欲しいのだ。
私ではダメだろうか?」
ファーラは赤い顔のままでセブンを見つめながら
そう言った。
「あ、こちらこそですよ。
また南の港の街に行く時でも
一緒に行きましょうか。
ほんと大丈夫ですか?
気圧の調整しくじったかな。
今度はもっと上手く調整しますんで
また声をかけてください。」
「あ、ありがとうなのだ。
是非お願いするのだ。
今日はとても嬉しかったのだ。」
「では、これで拠点に戻りますね。」
セブンはそう言うと上空のフライングユニットとリンクして
脚部につけたホバーユニットで移動でして行くのだった。
神殿の前まで来た時に内部から見知らぬ気配が
感じられた。
「また知らない神気だな。
どこかの神様がきてるのかな。
先にクロにお土産あげないとな。」
見知らぬ神気に少し気を取られたが、
お留守番をしているケットシーのクロのもとへ
急ごうと思い直した。
『待て!そこの機械の兵士よ!
この街の文明レベルに似合わぬその機械、
どこか別の世界から渡ってきたものか?』
どう言う原理かわからないが、上空にあるフライングユニットも
急制動をかけられその場から動けなくなった。
声の響いてきた先を見上げると、以前見た覚えのある天使の姿が
あった。
「えーっと、どちら様か存じませんが、
俺は確かにこことは異なる世界から召喚された機械兵士です。」
『ふむ、やはりそうか。
となると、この世界は進歩らしい進歩はなく、
存在する価値はなさそうだな。』
妙な神気の濃度を感じたセブンは、
直感的にかなり強い神なのではないかと判断していた。
「いえそうでも無いと思いますけど。
各地を繋ぐリニアメトロで産業が
かなり発展していると思いますよ。」
『何を言うか。
文明とは産業のみにあらず、例えば食事だ。
食事の旨さは文明の高さの指標になるのだ。
あの通りにあるような屋台など、
旧史の時代から変わらぬものだ。
進歩なき世界に未来などないのだ。』
「あ、やっぱりセブン戻ってたんだ。
今新作のパンケーキ出来てるから
食べて行くといいっしょ。
あれ?天翼族の戦士の人?
よければ一緒に食べませんか?
今ちょっと鬼子母神様もいらっしゃってるけど。」
『何!鬼子母神?
うむ、この世界にいるものであったか?』
うーんと考え込む天使であったが、
パイロとセブンに続いて
そのまま唸りながら神殿の中に
入っていった。
「!
貴方は!貴方様はもしや!?」
『いや、気にするな。ここで名乗る名はない。
この世界を吟味するものとだけ名乗らせて貰おうか』
その天使を見て、正しくはその天使のまとった神気を見て
シヴァと鬼子母神は目を見開いたが、天使の方は片手を上げて
制して彼女たちと同じテーブルに腰掛けた。
世界を吟味するものと名乗られてシヴァは冷や汗を流し始めた。
『パイロよ、この方は神の世界の真理に触れる偉いお方だ。
粗相のないようにな。』
『わかったよシヴァ様。』
パイロはシヴァからの念話の内容を
電脳からショートメッセージをセブンに飛ばした。
(世界の真理って、あの方達と同格なのかな?
存在する価値ないとか言ってたな。
マジでやばそうだ。
あ、貰った神酒も飲んでもらおうかな。)
パイロが可愛い小皿に取り分けた新作のパンケーキを
3柱の神々の前に出すと、シヴァがどうぞと勧めていた。
『!!美味い!!
これは美味すぎる!
これを彼女が?』
「はい、私と分け身のような存在である
パイロと申しますのじゃ。
彼女の作る甘味は絶品でございましょう?
異なる世界から来訪される神々からも
好評を得ておりますのじゃ。」
『然もありなん だな。
・・・よし、しばらくこの街に
逗留し見極めさせてもらうとしよう。』
「あ、お話中失礼を。
先ほど北の町から貰ってきた神酒になります。
一口如何でしょうか?」
『酒か、酒は進歩ではなく伝統の味わいがあるものだ。
嫌いではない。一口頂こう。
・・・何種類もあるのか?
どれがお勧めのものだ?』
「変わったものですと、
このビールになりますね。
この星ではない他の星の伝統を受け継いだ
独特の味わいがございます。」
『むむっ、異なる世界どころか、
異なる星だと!?
んんっ、私には知らぬ世界などない。
吟味してやるとしよう。』
よく冷えてクリーミーな泡の浮かんだやや透き通った
ビールをクイッとあおって一気に飲み干した。
『んーーーっ、美味い!!
これは並列発酵の極みのビールだな。
いい味が出ている。
しかし、何故異星の酒がここにあるのだ?』
その街ができる前の異界からの侵攻から
説明し、巨人族のことも説明したあたりから
吟味の神の落ち着きがなくなっていた。
『よーく分かった。
これはじっくり吟味する必要がありそうだな。
よし、この街とその北の街は
この私が吟味に値するとみた。
私を失望させることがないようであれば
存在に値すると断言しよう。』
とりあえず、この世界がすぐに滅ぼされることにならないようで
一安心したセブン達であった。
(酒があるのか。ちょっと飲みに行きたいな。
シヴァに頼んで連れていってもらうか。)
やはりどこの世界の神も酒や美味いものには
目がないようです。
(いやいや、これで終わりとかないだろ!
俺の体返して!偉い神様早く帰って!
あんたただ単に美味いもの飲み食いしたいだけだろ!)
当面天使の体は吟味の神に酷使(?)され、
体型も顔も丸くなったあたりで解放されたそうです。
「飛べなくなってるんですけどっ!!
完全にメタボなんですけどっ!
来週天使の健康診断なんですけどっ!」
その天使は健康診断の時にメタボを指摘されると
俺のせいじゃないとか意味不明のことを口走っていたそうです。
診断後にキツイ鬼軍曹のダイエットキャンプで連日死にそうな
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