135 / 171
十章 青い蓮
1、白い行列と青い蓮
しおりを挟む
ここのところ長雨が続いている。水晶花樹の白い花が咲き誇る時期であるのに。愛らしい小花はどれも雨に打たれて、腐ったように見える。
今日も雨は、音もなく未央宮の屋根を濡らしている。
呂充儀が流産したとの噂を、翠鈴は耳にした。
未央宮で侍女として勤めることとなった南蕾が、呂充儀を見舞った。かつての主の体調が戻るまで、半月以上かかった。
「充儀さまは、たいそう気落ちなされて。薬湯すらも、ろくにお飲みになれない状態なんです」
見舞いから戻った南蕾は、つらそうに唇を噛む。
元いた宮に長居すらできなかっただろうに。南蕾の髪にも服にも、線香のにおいがまとわりついている。
ただ、青に染まっていた手の肌の色は戻っていた。
文彗宮に勤めていた頃に、何か染め物でもしていたのだろうか。
衣は司衣の管轄だが。緞帯や手帕を染める程度ならば、侍女に任せているのかもしれない。
翠鈴も南蕾も、丁子は流産の危険があるから飲んではならぬと進言した。
飲まない方がいい、という提言ではない。もっと強い禁止だ。
そのせいで南蕾は呂充儀の不興を買い、解雇された。あのまま文彗宮に留まれば、充儀や他の侍女から虐められていただろう。
だが、さすがに生まれる前に子を亡くした充儀や侍女は、訪れた南蕾を咎めることはなかった。
「充儀さまには、わたしたちの言葉は届かなかった。救えるはずの命だったのに」
翠鈴は奥歯を噛みしめる。どんなに「こうした方がいい」「あなたのためになる」と伝えても。むしろそのせいで恨まれることがある。
「お父上に顔向けができぬと、充儀さまは嘆いておいででした。侍女頭の晩溪さまが、ずっと慰めていらっしゃるようです」
「気落ちなさっているでしょうね」
翠鈴の問いに、南蕾はうなずいた。
「ご実家のお父さまから、早馬で手紙が届いたそうです。過ぎたことはしょうがない、次があるだろう、と」
南蕾の言葉に、翠鈴はため息をついた。
それは、また子を孕めばいいという意味だろうか。男児が生まれるまで、その子が帝位につくまで。何度でも。
だとすると、父親の慰めはあまりにも悲しくて重い。呂充儀にとっても、生まれることのなかった子にも。
◇◇◇
数日後、珍しく雨が止んだ。
朝食を終えて食堂から出た翠鈴は、後宮の通りで立ちどまった。由由は休日なので、まだ眠っている。翠鈴ひとりだ。
司燈は朝の仕事が済んでいるが。宮女、宦官はこれからが仕事のはずだ。なのに、辺りは人だかりができている。
ざわめきが波紋のように広がった。切れ切れに聞こえてくるのは「なに、あれ」「うわぁ」という怪訝な声と感嘆の声。両極端だ。
集まっているのが宮女だけなら、身長の高い翠鈴は視界が確保できるのだが。宦官が多いので、前方がよく見えない。
「やぁ。おはよう」
人垣の中に光柳と雲嵐が立っていた。普段なら、光柳がいれば注目が集まるのに。今日は誰も彼を見ていない。こんなことは初めてだ。
「何なんですか、これは」
「青蓮娘娘の行列だな」
光柳は、あごに手をあてて眉をひそめた。
「いくら君の背が高くとも、宦官の頭で見えにくいだろう」
ぐいっと翠鈴の体が持ちあげられた。つま先しか、地面についていない状態になる。
(え? え? 何ごと?)
理解が追いつかない。ふわっと香のいいにおいが間近で漂う。見れば、光柳の横顔が近い。
翠鈴の胴の部分に光柳が腕をまわして、体を引きあげられているのだとようやく分かった。
「時々いますよね。人だかりで、子を持ちあげている親とか、肩に乗せている親とか」
雲嵐が呆れた声を出す。
「呆れてないで、助けてください。雲嵐さま」
「助けろだと? 心外な。君にもよく見えるように、支えているというのに」
「背伸びなら自分でできます」
困っている翠鈴を眺めるのが面白いのか。雲嵐は、ただ眺めるだけだ。ちょっと意地が悪い。
「いいから、見なさい」
光柳に勧められて翠鈴は前方に目を向けた。
花が舞っていた。
青い花弁がはらはらと、湿った風に吹かれて踊りながら落ちていく。
灰色の雲の隙間から見える空の色は、天上の蒼。そこに花びらの深い青が重なる。どこかに連れて行かれそうな感覚だ。
落ちてくる青い花を翠鈴は手に取った。覚えのある匂いが鼻をかすめた。
「青い蓮だわ」
蓮は夏の花。咲くには時季が違う。しかも青い蓮など存在しない。睡蓮ならば青があるが、蓮は白と桃色だ。
てのひらに載せて見れば、かさりと音がした。それは紙で作った花弁だった。
「青い蓮の花は、青蓮娘娘の象徴。永遠に枯れない、恒久の命だ」
光柳の声は苦々しい。
人垣の向こうを翠鈴は見遣る。白い上衣と裙をまとった女性が十数人、籠に入った青い蓮を撒きながら歩いている。彼女たちは、頭にも白い布をかぶっている。
真っ白な集団と、降りしきる青。
たゆたうように聞こえてくるのは、歌のようでもあり読経のようでもあった。
「生まれることのなかった呂充儀の子を悼む行列だ。そうだろ? 雲嵐」
「はい。あれは天堂教の巫女です。青い蓮のなかから生まれた女神が青蓮娘娘。祝いごとにも弔いにも、青い蓮が用いられます。辺境などの地方に信者が多いようで、認知度は低いですね」
「かつては弱者を救う女神と言われていたな。ただ、この十数年で、教団の性質が変わってしまった」
光柳が説明を加える。
白い行列は進んでいく。
よく知る匂いが立つ。てのひらに載せた紙の花弁からだ。微かに甘くて刺激と、クセのある匂いが紙に染みている。
「これは丁子だわ」
嫌な予感がした。丁子を飲むなと訴えても、聞いてはくれなかった呂充儀。そして充儀が信仰する女神の匂いが同じだったから。
今日も雨は、音もなく未央宮の屋根を濡らしている。
呂充儀が流産したとの噂を、翠鈴は耳にした。
未央宮で侍女として勤めることとなった南蕾が、呂充儀を見舞った。かつての主の体調が戻るまで、半月以上かかった。
「充儀さまは、たいそう気落ちなされて。薬湯すらも、ろくにお飲みになれない状態なんです」
見舞いから戻った南蕾は、つらそうに唇を噛む。
元いた宮に長居すらできなかっただろうに。南蕾の髪にも服にも、線香のにおいがまとわりついている。
ただ、青に染まっていた手の肌の色は戻っていた。
文彗宮に勤めていた頃に、何か染め物でもしていたのだろうか。
衣は司衣の管轄だが。緞帯や手帕を染める程度ならば、侍女に任せているのかもしれない。
翠鈴も南蕾も、丁子は流産の危険があるから飲んではならぬと進言した。
飲まない方がいい、という提言ではない。もっと強い禁止だ。
そのせいで南蕾は呂充儀の不興を買い、解雇された。あのまま文彗宮に留まれば、充儀や他の侍女から虐められていただろう。
だが、さすがに生まれる前に子を亡くした充儀や侍女は、訪れた南蕾を咎めることはなかった。
「充儀さまには、わたしたちの言葉は届かなかった。救えるはずの命だったのに」
翠鈴は奥歯を噛みしめる。どんなに「こうした方がいい」「あなたのためになる」と伝えても。むしろそのせいで恨まれることがある。
「お父上に顔向けができぬと、充儀さまは嘆いておいででした。侍女頭の晩溪さまが、ずっと慰めていらっしゃるようです」
「気落ちなさっているでしょうね」
翠鈴の問いに、南蕾はうなずいた。
「ご実家のお父さまから、早馬で手紙が届いたそうです。過ぎたことはしょうがない、次があるだろう、と」
南蕾の言葉に、翠鈴はため息をついた。
それは、また子を孕めばいいという意味だろうか。男児が生まれるまで、その子が帝位につくまで。何度でも。
だとすると、父親の慰めはあまりにも悲しくて重い。呂充儀にとっても、生まれることのなかった子にも。
◇◇◇
数日後、珍しく雨が止んだ。
朝食を終えて食堂から出た翠鈴は、後宮の通りで立ちどまった。由由は休日なので、まだ眠っている。翠鈴ひとりだ。
司燈は朝の仕事が済んでいるが。宮女、宦官はこれからが仕事のはずだ。なのに、辺りは人だかりができている。
ざわめきが波紋のように広がった。切れ切れに聞こえてくるのは「なに、あれ」「うわぁ」という怪訝な声と感嘆の声。両極端だ。
集まっているのが宮女だけなら、身長の高い翠鈴は視界が確保できるのだが。宦官が多いので、前方がよく見えない。
「やぁ。おはよう」
人垣の中に光柳と雲嵐が立っていた。普段なら、光柳がいれば注目が集まるのに。今日は誰も彼を見ていない。こんなことは初めてだ。
「何なんですか、これは」
「青蓮娘娘の行列だな」
光柳は、あごに手をあてて眉をひそめた。
「いくら君の背が高くとも、宦官の頭で見えにくいだろう」
ぐいっと翠鈴の体が持ちあげられた。つま先しか、地面についていない状態になる。
(え? え? 何ごと?)
理解が追いつかない。ふわっと香のいいにおいが間近で漂う。見れば、光柳の横顔が近い。
翠鈴の胴の部分に光柳が腕をまわして、体を引きあげられているのだとようやく分かった。
「時々いますよね。人だかりで、子を持ちあげている親とか、肩に乗せている親とか」
雲嵐が呆れた声を出す。
「呆れてないで、助けてください。雲嵐さま」
「助けろだと? 心外な。君にもよく見えるように、支えているというのに」
「背伸びなら自分でできます」
困っている翠鈴を眺めるのが面白いのか。雲嵐は、ただ眺めるだけだ。ちょっと意地が悪い。
「いいから、見なさい」
光柳に勧められて翠鈴は前方に目を向けた。
花が舞っていた。
青い花弁がはらはらと、湿った風に吹かれて踊りながら落ちていく。
灰色の雲の隙間から見える空の色は、天上の蒼。そこに花びらの深い青が重なる。どこかに連れて行かれそうな感覚だ。
落ちてくる青い花を翠鈴は手に取った。覚えのある匂いが鼻をかすめた。
「青い蓮だわ」
蓮は夏の花。咲くには時季が違う。しかも青い蓮など存在しない。睡蓮ならば青があるが、蓮は白と桃色だ。
てのひらに載せて見れば、かさりと音がした。それは紙で作った花弁だった。
「青い蓮の花は、青蓮娘娘の象徴。永遠に枯れない、恒久の命だ」
光柳の声は苦々しい。
人垣の向こうを翠鈴は見遣る。白い上衣と裙をまとった女性が十数人、籠に入った青い蓮を撒きながら歩いている。彼女たちは、頭にも白い布をかぶっている。
真っ白な集団と、降りしきる青。
たゆたうように聞こえてくるのは、歌のようでもあり読経のようでもあった。
「生まれることのなかった呂充儀の子を悼む行列だ。そうだろ? 雲嵐」
「はい。あれは天堂教の巫女です。青い蓮のなかから生まれた女神が青蓮娘娘。祝いごとにも弔いにも、青い蓮が用いられます。辺境などの地方に信者が多いようで、認知度は低いですね」
「かつては弱者を救う女神と言われていたな。ただ、この十数年で、教団の性質が変わってしまった」
光柳が説明を加える。
白い行列は進んでいく。
よく知る匂いが立つ。てのひらに載せた紙の花弁からだ。微かに甘くて刺激と、クセのある匂いが紙に染みている。
「これは丁子だわ」
嫌な予感がした。丁子を飲むなと訴えても、聞いてはくれなかった呂充儀。そして充儀が信仰する女神の匂いが同じだったから。
148
あなたにおすすめの小説
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結保証】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
結婚初夜、「何故彼女が死んでお前が生きているんだ」と夫に言われました
ましゅぺちーの
恋愛
侯爵令嬢のアリサは婚約者だった王太子テオドールと結婚した。
ちょうどその半年前、アリサの腹違いの妹のシアは不慮の事故で帰らぬ人となっていた。
王太子が婚約者の妹のシアを愛していたのは周知の事実だった。
そんな彼は、結婚初夜、アリサに冷たく言い放った。
「何故彼女が死んでお前が生きているんだ」と。
「君は地味な裏方だ」と愛人を優遇するサイコパス気質の夫。〜私が去った後、商会の技術が全て私の手によるものだと気づいても、もう手遅れです〜
水上
恋愛
「君は地味だから裏方に徹しろ」
効率主義のサイコパス気質な夫は、妻であるクララの磨いた硝子を愛人の手柄にし、クララを工房に幽閉した。
彼女は感情を捨て、機械のように振る舞う。
だが、クララの成果を奪い取り、夫が愛人を壇上に上げた夜、クララの心は完全に凍りついた。
彼に残した書き置きは一通のみ。
クララが去った後、商会の製品はただの石ころに戻り、夫の計算は音を立てて狂い始める。
これは、深い絶望と、遅すぎた後悔の物語。
「君は完璧だから、放っておいても大丈夫」と笑った夫。~王宮から私が去ったあと「愛していた」と泣きついても、もう手遅れです~
水上
恋愛
「君は完璧だから、放っておいても大丈夫だ」
夫である王太子はそう笑い、泣き真似が得意な見習い令嬢ばかりを優先した。
王太子妃セシリアは、怒り狂うこともなく、静かに心を閉ざす。
「左様でございますか」
彼女は夫への期待というノイズを遮断し、離縁の準備を始めた。
【完結】冷酷伯爵ディートリヒは、去った妻を取り戻せない
くろねこ
恋愛
名門伯爵家に政略結婚で嫁いだ、正妻エレノア・リーヴェルト。夫である伯爵ディートリヒ・フォン・アイゼンヴァルトは、
軍務と義務を最優先し、彼女に関心を向けることはなかった。
言葉も、視線も、愛情も与えられない日々。それでも伯爵夫人として尽くし続けたエレノアは、ある一言をきっかけに、静かに伯爵家を去る決意をする。
――そして初めて、夫は気づく。
自分がどれほど多くのものを、彼女から与えられていたのかを。
一方、エレノアは新たな地でその才覚と人柄を評価され、
「必要とされる存在」として歩き始めていた。
去った妻を想い、今さら後悔する冷酷伯爵。前を向いて生きる正妻令嬢。
これは、失ってから愛に気づいた男と、
二度と戻らないかもしれない夫婦の物語。
――今さら、遅いのです。
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。