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犬宮探偵事務所と本領
『やっと、俺様の出番か』
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『…………』
「おっ、凍らせるのはやめておいた方がいいぞ」
黒田の言葉をすぐ理解出来なかった氷柱女房だったが、隣を見てすぐに氷を溶かす。
『――――学習したみたいね』
「当たり前だろう? 俺みたいな頭のいい怪異は、同じことを繰り返さねぇんだよ」
黒田から放たれている糸は氷柱女房を拘束しているだけでなく、隣に立っている巴の首にまで繋がっていた。
巴は首に違和感を感じ触れると、糸が巻かれていることに気づく。
「なっ! このっ──」
解こうと力任せに引っ張ると、逆に手のひらが切れてしまい痛みが走る。
「いっ!」
手のひらが深く切れてしまい、ズキズキと痛む。
見ると血がとめどなく流れ、地面に落ち赤く染めていた。
「くくくっ、その驚きの顔、面白れぇなぁ~」
喉を鳴らし面白おかしく黒田は笑う。
「一応、一つ言っといてやるよ。その糸は石なども簡単に切り裂くことが出来るほど切れ味抜群なんだ。今は俺が調整してっから、余計なことをしなけりゃ問題はねぇ。お前が余計な事をすれば、人間や怪異の首なんて簡単に――ふふっ」
「こんの!! やっぱり、あんたは最低だ。この、快楽殺人鬼が!!」
巴の怒声を受けとめ、黒田は口に手を当て笑う。
「快楽殺人鬼ねぇ。数百年ぶりに聞いた罵倒だなぁ~。いやぁ、懐かしい。最近は聞かなくなったなぁ~」
「何を言っているのよ。貴方は十年前、私の両親を殺したくせに!!」
額に青筋を立て、喚き散らす。
後ろで見ていた心優も黒田の反応に驚愕。「やっぱり、殺していたの?」と心臓がどくどくと音を鳴らす。
この場で一人笑っていた黒田は、最後の言葉に笑みを消し眉を顰めた。
「――――あぁ? 十年前?」
「そうよ。貴方は十年前、私の両親を殺した。何もしていないはずなのに、何も悪い事なんてしていないのに!! なのに、貴方は私の両親をただ楽しいからという理由だけで殺した!」
息を荒くし、肩を上下に動かし怒りのままに黒田を睨む。
睨まれている彼は「んー?」と、首を傾げ顎に手を当てた。
「十年前……。俺、陰陽師に追われてたから人を殺す余裕はなかったはずなんだが……」
「……………………え」
黒田から放たれた言葉にこの場にいる全員口をあんぐり。
誰も言葉を発せない中、黒田は腕を組み記憶をかき集めた。
「んー、やっぱり……。頑張って思い出してみたが……」
眉間に深い皺を寄せ思い出すが、人を殺した記憶はない。
下げていた顔を上げ、巴を見た。
「十年前は俺、狗神を保護して生活していたから人間を殺していない。そもそも、現代になってからは無意味に人を殺してないぞ。誰と間違えてんだ?」
声質や口調は一定で、嘘を吐いているようには感じない。
「え、で、でも! 御子柴様が、私の両親は首無しという怪異に殺されたって……」
「それ、確かな情報なのか?」
「え、確かなって……」
予想外の黒田の反応に巴はたじたじ。
言葉を繋げたくとも思考が回らず、目線を泳がせる。
「そうだ。首無しという怪異がやったという確証はあるのか?」
「そ、それは、部屋が密室で……。首と胴体が切り離されて……」
「そんなもん、怪異が絡んでなくても簡単に小細工可能だろう」
「そ、それでも!!」
巴が言い返そうとしたが、黒田がかぶせるように言葉を繋げた。
「それに、首無しという怪異はこの世に生まれ出て少ししてからもう一つの自我を持ち、今はその自我により封じ込まれている。つまり、今の俺が首無しという怪異を抑え込めているし、十年前は狗神を保護して餓鬼の面倒を見ていた時期だから人を殺すのは不可能だ。余裕がない」
腰に手を当て言い切った黒田に、巴は数回瞬きをしポカンと口を開ける。
「でも、でも……」と、同じ言葉を戯言のように何度も繰り返した。
「それにな、首無しが仮にお前の両親を殺していたとしても、今のお前の説明にはおかしな点がある」
「な、何……?」
「首無しに知力はあまりないんだ。言われたことを理解するのには時間がかかるし、自分の欲に溺れ、約束を破り暴走も幾度となくしてきた。マジで餓鬼なんだよ、我慢の効かないただの餓鬼」
淡々と、黒田は首無しについて分かりやすく巴に教えた。
「だから、やりたいことがあればあいつは力技でどうにかする。それが通じる程に首無しは強い。だから、密室にする必要はない。誰が来たところで首無しは勝てるし、証拠を残し人間に追われても、特に動じない」
「ここまで言えば納得してくれるか?」と、犯人だと一方的に決めつけられ頬を膨らませふてくされている黒田は言葉を切った。
何か言い返したいが、黒田本人がそう言い切っている為、巴はこれ以上何も言い返せない。
視線を地面に落とし、意気消沈。
信じていた御子柴からの言葉は嘘だったのかと絶望した。
「まさか、御子柴様が間違えるなんて、そんな事、あるわけがない……」
「でも、間違えているじゃねぇか。俺は――というか、首無しはやってねぇし。密室にする理由もない。────だが、人間なら密室にする動機はあるよな?」
「……………………え、動機?」
「そう。例えば、俺のような怪異に罪を擦り付けるため――――とかな」
――――え? 黒田さんに、罪を擦り付ける……?
それって、怪異について詳しく、利用しようと考えられる程、度胸のある人が犯行を起こしたってこと? でも、何のために?
心優と巴が驚愕の表情を浮かべ何も言えなくなっていると、背後にいた氷柱女房の様子が変わり始めた。
「――――え、氷柱女房?」
冷気が漂い始め、辺りを凍らせ始めた。
巴が疑問の声を上げるのと同時に、黒田が糸を引っ張り体を刻もうとした。
だが、それより先に凍らされてしまう。
繋がっていた巴の糸も凍り、彼女の首にも届き氷が張る。
体が冷え、両腕で自身の体を摩った。
「な、なに? やめて、氷柱女房」
主であるはずの巴の言葉を聞かず、氷柱女房は辺りを凍らせ始めた。
このままでは、一番近くにいる巴が一番最初に凍り付けにされてしまう。
そう思い、黒田は傷をつけないように巴に糸を巻き付け、自身へと引き寄せた。
「きゃっ――――」
――――ポスッ
黒田が優しく受け止めた事により、巴は地面に倒れ込むことなく、怪我もしなかった。
「あーあ、やっちまったなぁ。これじゃ、内側からゆっくりと倒していくことができねぇ」
冷気を出し続ける氷柱女房を見て、黒田は肩を落としため息を吐いた。
「はぁぁぁぁあああ、仕方がない。プランBに移行するかぁ……トホホ」
ウィッグを取り、黒田はげんなりと後ろにいる心優を呼ぶ。
「心優ちゃん、プランBの準備」
「え、は、はい!!」
すぐに心優は飛び出し、巴を預かった。
「え、心優ちゃん?」
「大丈夫だよ、巴ちゃん」
何が起きたのかわからない巴は、されるがままに心優の腕の中にすっぽりと入る。
そんな二人を守るように、黒田は前に一歩出た。
『主の命令により、この場にいる全ての者を凍らせます』
「主の命令……。あぁ、なるほどな。おめぇはこいつの式神じゃないんだな。何となく察してはいたけど。──おい、後ろの人間」
黒田が巴を呼ぶと、肩を大きく震わせ彼の大きな背中を見た。
「見ておけよ。これが本物の首無し様だ」
黒田が言うと、凍り始めていた足元に瘴気が漂い始めた。
同時に首に巻かれていた包帯を取り、ぶちぶちと自身で縫い合わせていた糸をちぎり始める。
「はぁ」と口から瘴気を吐き出す。
雰囲気ががらりと変わった黒田を見て、二人は冷や汗が滲み出る。
「は、始まるよ。本物の、首無しという怪異の戦いが」
黒田が瘴気に包まれ、次に姿を現した時には巫女装束ではなく、いつもの柄物のTシャツにズボンの姿となっていた。
首は胴体から切り離され、空中へと上がった。
『――――ケケケッ。やっと、俺様の出番か。待ちくたびれたぜ、朔』
白い八重歯を見せ、赤い瞳を光らせながら、首無しが黒田の身体に現れた。
『相手は雪女――――いや、氷柱女房か。これはやりがいがあるぜ。なぁ、俺様を退屈させるなよぉ?』
『たわけもの。私が、首無しと言った下品な怪異に負ける訳がありません。主の命令は絶対です』
二人が睨み合い、牽制し合う。
心優は巻き込まれないように後ろに下がり、巻き込まれないように、黒田の邪魔をしないように気を付けながら戦闘を見届けた。
「おっ、凍らせるのはやめておいた方がいいぞ」
黒田の言葉をすぐ理解出来なかった氷柱女房だったが、隣を見てすぐに氷を溶かす。
『――――学習したみたいね』
「当たり前だろう? 俺みたいな頭のいい怪異は、同じことを繰り返さねぇんだよ」
黒田から放たれている糸は氷柱女房を拘束しているだけでなく、隣に立っている巴の首にまで繋がっていた。
巴は首に違和感を感じ触れると、糸が巻かれていることに気づく。
「なっ! このっ──」
解こうと力任せに引っ張ると、逆に手のひらが切れてしまい痛みが走る。
「いっ!」
手のひらが深く切れてしまい、ズキズキと痛む。
見ると血がとめどなく流れ、地面に落ち赤く染めていた。
「くくくっ、その驚きの顔、面白れぇなぁ~」
喉を鳴らし面白おかしく黒田は笑う。
「一応、一つ言っといてやるよ。その糸は石なども簡単に切り裂くことが出来るほど切れ味抜群なんだ。今は俺が調整してっから、余計なことをしなけりゃ問題はねぇ。お前が余計な事をすれば、人間や怪異の首なんて簡単に――ふふっ」
「こんの!! やっぱり、あんたは最低だ。この、快楽殺人鬼が!!」
巴の怒声を受けとめ、黒田は口に手を当て笑う。
「快楽殺人鬼ねぇ。数百年ぶりに聞いた罵倒だなぁ~。いやぁ、懐かしい。最近は聞かなくなったなぁ~」
「何を言っているのよ。貴方は十年前、私の両親を殺したくせに!!」
額に青筋を立て、喚き散らす。
後ろで見ていた心優も黒田の反応に驚愕。「やっぱり、殺していたの?」と心臓がどくどくと音を鳴らす。
この場で一人笑っていた黒田は、最後の言葉に笑みを消し眉を顰めた。
「――――あぁ? 十年前?」
「そうよ。貴方は十年前、私の両親を殺した。何もしていないはずなのに、何も悪い事なんてしていないのに!! なのに、貴方は私の両親をただ楽しいからという理由だけで殺した!」
息を荒くし、肩を上下に動かし怒りのままに黒田を睨む。
睨まれている彼は「んー?」と、首を傾げ顎に手を当てた。
「十年前……。俺、陰陽師に追われてたから人を殺す余裕はなかったはずなんだが……」
「……………………え」
黒田から放たれた言葉にこの場にいる全員口をあんぐり。
誰も言葉を発せない中、黒田は腕を組み記憶をかき集めた。
「んー、やっぱり……。頑張って思い出してみたが……」
眉間に深い皺を寄せ思い出すが、人を殺した記憶はない。
下げていた顔を上げ、巴を見た。
「十年前は俺、狗神を保護して生活していたから人間を殺していない。そもそも、現代になってからは無意味に人を殺してないぞ。誰と間違えてんだ?」
声質や口調は一定で、嘘を吐いているようには感じない。
「え、で、でも! 御子柴様が、私の両親は首無しという怪異に殺されたって……」
「それ、確かな情報なのか?」
「え、確かなって……」
予想外の黒田の反応に巴はたじたじ。
言葉を繋げたくとも思考が回らず、目線を泳がせる。
「そうだ。首無しという怪異がやったという確証はあるのか?」
「そ、それは、部屋が密室で……。首と胴体が切り離されて……」
「そんなもん、怪異が絡んでなくても簡単に小細工可能だろう」
「そ、それでも!!」
巴が言い返そうとしたが、黒田がかぶせるように言葉を繋げた。
「それに、首無しという怪異はこの世に生まれ出て少ししてからもう一つの自我を持ち、今はその自我により封じ込まれている。つまり、今の俺が首無しという怪異を抑え込めているし、十年前は狗神を保護して餓鬼の面倒を見ていた時期だから人を殺すのは不可能だ。余裕がない」
腰に手を当て言い切った黒田に、巴は数回瞬きをしポカンと口を開ける。
「でも、でも……」と、同じ言葉を戯言のように何度も繰り返した。
「それにな、首無しが仮にお前の両親を殺していたとしても、今のお前の説明にはおかしな点がある」
「な、何……?」
「首無しに知力はあまりないんだ。言われたことを理解するのには時間がかかるし、自分の欲に溺れ、約束を破り暴走も幾度となくしてきた。マジで餓鬼なんだよ、我慢の効かないただの餓鬼」
淡々と、黒田は首無しについて分かりやすく巴に教えた。
「だから、やりたいことがあればあいつは力技でどうにかする。それが通じる程に首無しは強い。だから、密室にする必要はない。誰が来たところで首無しは勝てるし、証拠を残し人間に追われても、特に動じない」
「ここまで言えば納得してくれるか?」と、犯人だと一方的に決めつけられ頬を膨らませふてくされている黒田は言葉を切った。
何か言い返したいが、黒田本人がそう言い切っている為、巴はこれ以上何も言い返せない。
視線を地面に落とし、意気消沈。
信じていた御子柴からの言葉は嘘だったのかと絶望した。
「まさか、御子柴様が間違えるなんて、そんな事、あるわけがない……」
「でも、間違えているじゃねぇか。俺は――というか、首無しはやってねぇし。密室にする理由もない。────だが、人間なら密室にする動機はあるよな?」
「……………………え、動機?」
「そう。例えば、俺のような怪異に罪を擦り付けるため――――とかな」
――――え? 黒田さんに、罪を擦り付ける……?
それって、怪異について詳しく、利用しようと考えられる程、度胸のある人が犯行を起こしたってこと? でも、何のために?
心優と巴が驚愕の表情を浮かべ何も言えなくなっていると、背後にいた氷柱女房の様子が変わり始めた。
「――――え、氷柱女房?」
冷気が漂い始め、辺りを凍らせ始めた。
巴が疑問の声を上げるのと同時に、黒田が糸を引っ張り体を刻もうとした。
だが、それより先に凍らされてしまう。
繋がっていた巴の糸も凍り、彼女の首にも届き氷が張る。
体が冷え、両腕で自身の体を摩った。
「な、なに? やめて、氷柱女房」
主であるはずの巴の言葉を聞かず、氷柱女房は辺りを凍らせ始めた。
このままでは、一番近くにいる巴が一番最初に凍り付けにされてしまう。
そう思い、黒田は傷をつけないように巴に糸を巻き付け、自身へと引き寄せた。
「きゃっ――――」
――――ポスッ
黒田が優しく受け止めた事により、巴は地面に倒れ込むことなく、怪我もしなかった。
「あーあ、やっちまったなぁ。これじゃ、内側からゆっくりと倒していくことができねぇ」
冷気を出し続ける氷柱女房を見て、黒田は肩を落としため息を吐いた。
「はぁぁぁぁあああ、仕方がない。プランBに移行するかぁ……トホホ」
ウィッグを取り、黒田はげんなりと後ろにいる心優を呼ぶ。
「心優ちゃん、プランBの準備」
「え、は、はい!!」
すぐに心優は飛び出し、巴を預かった。
「え、心優ちゃん?」
「大丈夫だよ、巴ちゃん」
何が起きたのかわからない巴は、されるがままに心優の腕の中にすっぽりと入る。
そんな二人を守るように、黒田は前に一歩出た。
『主の命令により、この場にいる全ての者を凍らせます』
「主の命令……。あぁ、なるほどな。おめぇはこいつの式神じゃないんだな。何となく察してはいたけど。──おい、後ろの人間」
黒田が巴を呼ぶと、肩を大きく震わせ彼の大きな背中を見た。
「見ておけよ。これが本物の首無し様だ」
黒田が言うと、凍り始めていた足元に瘴気が漂い始めた。
同時に首に巻かれていた包帯を取り、ぶちぶちと自身で縫い合わせていた糸をちぎり始める。
「はぁ」と口から瘴気を吐き出す。
雰囲気ががらりと変わった黒田を見て、二人は冷や汗が滲み出る。
「は、始まるよ。本物の、首無しという怪異の戦いが」
黒田が瘴気に包まれ、次に姿を現した時には巫女装束ではなく、いつもの柄物のTシャツにズボンの姿となっていた。
首は胴体から切り離され、空中へと上がった。
『――――ケケケッ。やっと、俺様の出番か。待ちくたびれたぜ、朔』
白い八重歯を見せ、赤い瞳を光らせながら、首無しが黒田の身体に現れた。
『相手は雪女――――いや、氷柱女房か。これはやりがいがあるぜ。なぁ、俺様を退屈させるなよぉ?』
『たわけもの。私が、首無しと言った下品な怪異に負ける訳がありません。主の命令は絶対です』
二人が睨み合い、牽制し合う。
心優は巻き込まれないように後ろに下がり、巻き込まれないように、黒田の邪魔をしないように気を付けながら戦闘を見届けた。
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